貧者の一灯 助光

今からおよそ１００年前、新島襄はアメリカ東海岸に留学した。
留学中、キリスト教に深く感銘を受けた新島襄はある教会で演説をした。
「私は日本に帰ってキリスト教を基本にした学校を作ります」
その場でたちまち募金が始まった。最後に募金した農夫は２ドル出したのだが、彼はそこから汽車で二時間以上もかかる所から来ていて、２ドルは帰りの汽車賃だった。そこを歩いて帰る事にして募金をしたのだ。まさに「貧者の一灯」だ。新島襄は帰国して同志社大学を創立した。
アメリカ人は個人だとこんなにいい人なのに、集団になると恐ろしい事をする。イラクの罪のない人々を一万人以上も殺して「これは正しかった」と平然としている。恐ろしい国だ。