超心理マニアのためのブログ

マット・イシカワによる超能力研究の文献ガイド

念力とされる効果への気分の影響

2016-08-15 | 論文ガイド2
<PA2014(2)>

●ブラック&カーペンター
「念力とされる効果への気分の影響」
(ライン研究センター)

肯定的な気分の状態が、PK(念力)実験の得点上昇に貢献すると、
かねてより考えられてきた。しかし自発的に起きるPKは、必ずしも
肯定的な気分状態だけではない(例:ポルターガイスト)。

そこで、ビンの中の回転翼を動かすPKと、その日の気分(PANAS
で評定)との関係を、研究者自身で長期間にわたり調べた。

最初の4か月は何も変化はなかったが、その後じょじょに回転する
ようになってきた。その間、肯定的気分状態では効果は高く、否定的
気分状態では効果は低い傾向があった。だが、否定的気分状態でも
いったん回転しだすと、その気分がPKの妨げになることはない
ようであった。

※ポルターガイスト
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/7-4.htm