見てきました
資生堂ギャラリー
会期は2014年9月5日から2014年10月12日。
資生堂、言わずと知れた企業ですが、その始まりは1872年。
日本で初めての洋風調剤薬局として創業しました。
社名の"資生"は中国の『易経』の一節「至哉坤元 万物資生」から。
"すべてのものは大地の恵みから生まれる"という意味があります。
資生堂といったら出てくるシンボルマークの"花椿"や、主要なデザインモチーフである"唐草文様"」は、この「万物資生」の意味を視覚化し、季節が巡るごとに新しい命を芽吹く植物の生命力を表現するアイコンでもあるのだそう。
今回の展示はこの"万物資生"の世界観を表現する試み。
企業ギャラリーでは企業の理念をテーマにした展覧会が開催されることがありますが、資生堂としてもそういった展示をできないか、という考えをきっかけにこの展示の企画が始まったのだそう。
とても素敵な展示となっていました。
キュレーターは繊細な木彫りの彫刻で知られる須田悦弘氏。
出展作家は草木染の人間国宝志村ふくみ氏と洋子氏の母娘、銀閣寺慈照寺の花方珠寶氏、現代アートの世界から宮島達男氏、クリスティアーネ・レーア氏。
ここはいつも仕掛けがありますから。
階段を下りるところから要注意。
上を見上げるとクリスティアーネ・レーア氏の作品が。
受付には須田悦弘氏の椿の花が2輪出迎えてくれます。
映像作品が一つ。
銀閣慈照寺研修道場の花方教授の珠寶氏が花を活ける様子を捉えたもの。
静かな様子と凛とした佇まいが美しく、息をひそめて見入ってしまいます。
花を生けるという行為がこんなにも美しいとは。
そしてクリスティアーネ・レーア氏の作品は乾燥させた植物を素材にした小さな彫刻。
綿毛などを使って積み上げられた小さな作品は影まで美しいという繊細な作品です。
植物の命の結晶といった感じです。
私が一番好きだったのは志村ふくみ氏・洋子氏親子のインスタレーション。
染められた糸を織り上げた着物に仕立てているのではなく、糸そのものを展示しています。
大きな織り機のような枠にかけられ、淡いグラデーションが暗い背景にも映え、幻想的。
1人まったく違った作品だったのが、宮島達男氏。
LEDを用いたデジタルカウンター作品。
10から1へとカウントダウンし、0になると数字が消えていきます。
"すべてのものは大地の恵みから生まれる"という意味より、すべてのものはやがて消えゆく、といった感じでしょうか。
須田悦弘氏の作品、4点出展されているのですが、私は受付にある2点以外を見つけられませんでした。
1点は隣のザ・ギンザにあるそうなのですが、このヒントがあっても見つけられませんでした。。。。
ザ・ギンザの店内をうろうろまわったのに~。(不審者。。)
誰か、誰か教えてください………
また休日に行ってこようと思います。。。
ブログランキングよかったらお願いします
資生堂ギャラリー
会期は2014年9月5日から2014年10月12日。
資生堂、言わずと知れた企業ですが、その始まりは1872年。
日本で初めての洋風調剤薬局として創業しました。
社名の"資生"は中国の『易経』の一節「至哉坤元 万物資生」から。
"すべてのものは大地の恵みから生まれる"という意味があります。
資生堂といったら出てくるシンボルマークの"花椿"や、主要なデザインモチーフである"唐草文様"」は、この「万物資生」の意味を視覚化し、季節が巡るごとに新しい命を芽吹く植物の生命力を表現するアイコンでもあるのだそう。
今回の展示はこの"万物資生"の世界観を表現する試み。
企業ギャラリーでは企業の理念をテーマにした展覧会が開催されることがありますが、資生堂としてもそういった展示をできないか、という考えをきっかけにこの展示の企画が始まったのだそう。
とても素敵な展示となっていました。
キュレーターは繊細な木彫りの彫刻で知られる須田悦弘氏。
出展作家は草木染の人間国宝志村ふくみ氏と洋子氏の母娘、銀閣寺慈照寺の花方珠寶氏、現代アートの世界から宮島達男氏、クリスティアーネ・レーア氏。
ここはいつも仕掛けがありますから。
階段を下りるところから要注意。
上を見上げるとクリスティアーネ・レーア氏の作品が。
受付には須田悦弘氏の椿の花が2輪出迎えてくれます。
映像作品が一つ。
銀閣慈照寺研修道場の花方教授の珠寶氏が花を活ける様子を捉えたもの。
静かな様子と凛とした佇まいが美しく、息をひそめて見入ってしまいます。
花を生けるという行為がこんなにも美しいとは。
そしてクリスティアーネ・レーア氏の作品は乾燥させた植物を素材にした小さな彫刻。
綿毛などを使って積み上げられた小さな作品は影まで美しいという繊細な作品です。
植物の命の結晶といった感じです。
私が一番好きだったのは志村ふくみ氏・洋子氏親子のインスタレーション。
染められた糸を織り上げた着物に仕立てているのではなく、糸そのものを展示しています。
大きな織り機のような枠にかけられ、淡いグラデーションが暗い背景にも映え、幻想的。
1人まったく違った作品だったのが、宮島達男氏。
LEDを用いたデジタルカウンター作品。
10から1へとカウントダウンし、0になると数字が消えていきます。
"すべてのものは大地の恵みから生まれる"という意味より、すべてのものはやがて消えゆく、といった感じでしょうか。
須田悦弘氏の作品、4点出展されているのですが、私は受付にある2点以外を見つけられませんでした。
1点は隣のザ・ギンザにあるそうなのですが、このヒントがあっても見つけられませんでした。。。。
ザ・ギンザの店内をうろうろまわったのに~。(不審者。。)
誰か、誰か教えてください………
また休日に行ってこようと思います。。。
ブログランキングよかったらお願いします