RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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飛騨の円空-千光寺とその周辺の足跡-

2013-01-30 21:30:00 | 美術
見てきました

東京国立博物館

会期は2013年1月12日から2013年4月7日。

円空(1632-1695)
各地の霊山を巡り、生涯で12万体の仏像を彫ったといわれています。
円空は訪れた土地の山林の木を素材にし、仏像をつくりました。
表面には何も塗らず、あまり手間をかけずに作られた仏像は、素朴で優しく親しみやすい。
今回は岐阜県千光寺所蔵の円空仏61体を中心に岐阜県高山市所蔵の100体を展示。
ゆる~い作風で多くのファンがいる円空。
この展示もたくさんの人がいました。
会場が狭いのが残念。。

入るとすぐに2メートル近くはあろうかという大きな仏像がお出迎え。
思わず声が出そうになります。
足元はほとんど手を加えていません。
とにかく圧倒される。
そしてこの展示空間にも引き込まれます。

「三十三観音立像」
いろいろ印象に残った作品。
まず、顔。
目は一直線。
口も一直線。
手を抜いているわけではない!!
ゆる~い感じがいいよね。
そんな観音像でも31体並んでいたら壮観。
……31体??
こちらの観音様、近所で病気の人がいたら貸し出したりしていたそう。
2体少ないのは貸したまま戻ってこないから、、とか(笑)
ゆるいのは作品だけではないようです。

「歓喜天立像」
たくさんの円空仏を所有する千光寺ですが、そこで7年に1度しか公開されない秘仏です。
いつもは厨子に入ったままの展示ですが、今回は初めて厨子から出しての公開です。
すごい!!
この機会に見ずにいつ見るのさ、とじっくりたっぷり見てきました。

「如意輪観音菩薩坐像」
右手をほっぺにあてて優しく微笑む菩薩。
いいなぁ~。
見ていて暖かい気持ちになります。

寺社に置かれた大きな仏像も立派ですが、身近で親しみやすい信仰として。
とっても癒される展示です。



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