RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

新春浮世絵展

2013-01-22 21:30:00 | 美術
見てきました

太田記念美術館

会期は2013年1月3日から2013年1月27日。

2013年も始まって早3週間。
まだまだ休み足りない。。
今回は江戸時代のお正月!!!
年末は買い物をし、新年には初詣、初日の出、、、
今も昔もさほど変わらないようです。
今回は押し迫る年の瀬とおめでたい新年の江戸の町が描かれた作品の展示です。

葛飾北斎「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
有名すぎる作品ですが。
江戸時代、信仰の対象としても親しまれた富士山。
「一富士二鷹三茄子」という言葉がありますが、
当時も富士山を初夢で見ることはおめでたいこととされました。

歌川広重「江戸名所 洲崎はつ日の出」
洲崎は、初日の出の名所として人気を集めたそうです。
海から登る初日の出を見れたら、その1年さわやかに過ごせそう。

歌川広重「東都名所 浅草金龍山年ノ市」
浅草寺の歳の市のようすです。
老人や子供は歩けないほど賑わったそう。
傘、傘、傘、だらけです。
雪で屋根は真っ白。
浅草寺の赤い建物との色合いも素敵です。
昔はこんなにも雪が降ったのでしょうか。

一番、おめでたい感じがするのはこちら。
歌川国芳・歌川国貞・溪斎英泉「宝船」
七福神を乗せた宝船が描かれています。
空には鶴が、水中には亀が。
水平線からは朝日が昇り、富士山も。
いや~、めでたい。
このような宝船の絵は、江戸時代の正月には欠かせないものだったそう。
二日の夜、宝船の絵を枕の下に敷いて眠れば吉夢を見て新年の運があけると信じられていたとか。
……来年やろう!!(笑)
正月には、宝船の絵を売る"宝船売り"が江戸の町を行き交ったそうです。
しかも、これ。
国芳、国貞、英泉という当時のトップ浮世絵師三人の合作。
豪華すぎる。
ご利益もきっと存分に……

新年を迎えたおめでたい空気が伝わってくる展示です。



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