RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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イメージの力 -国立民族学博物館コレクションにさぐる

2014-05-11 21:30:00 | 美術
見てきました

国立新美術館

会期は2014年2月19日から2014年6月9日。

"イメージの力"
人類の歴史は、イメージの歴史でした。
イメージは文字に先行し、さらには言葉の源になったと考えられています。
イメージの創造とその享受のあり方に、人類共通の普遍性はあるのか。
この壮大な問いをテーマに掲げたこの展覧会は、世界のさまざまな地域で生み出された造形物が展示されています。
展示されるのは、世界各地の資料を擁する国立民族学博物館の膨大なコレクションから選りすぐられたものたち。
今回は国立新美術館と国立民族学博物館の共同企画です。

さて。
今回メモも取らずにさらっと見てきました。
ので、文章も簡潔になってしまいます。
展示は以下の区分で成り立っていました。
《プロローグ ―視線のありか》
《第1章:みえないもののイメージ》
《第2章:イメージの力学》
《第3章:イメージとたわむれる》
《第4章:イメージの翻訳》
《エピローグ ―見出されたイメージ》
イメージを地域や時代ごとに分類するのではなく、共通した造形性や効果、機能に着目しています。

そこまで期待していなかったのですが、とても楽しい展示でした。
壁一面を覆う仮面とか、木彫りの像とかがぎっしり。
獅子舞も地域によって違ったり、なまはげもいました。
神や精霊を視覚化した像の展示は壮観で、うきうきしました。
また呪術に使ったという人形の展示も。
釘がびっしり打ち込まれていました……。
日本では丑の刻参りとかでわら人形に釘、とか聞きますが、人形に釘を打つことは呪うときの世界共通のルールなんでしょうか。。
高さ8mという国立新美術館の天井。
それを活かして、見上げるほどに高い葬送用の柱とかがあったのも見ごたえありました。
あと、ルーマニアのイースターエッグもかわいかったなぁ。
ロシアのイースターエッグみたいに飾り付けたものではなく、ペイントだけのもの。
展示全体の色彩がとても豊かでとてもパワーに溢れていました。
展示もただ並べてあるのではなく、インスタレーション作品のように展示され、見やすく面白くなっていました。
これは展示方法が上手いとしか。
現代アートが好きな方は絶対楽しめる展示です。
あと、仮面とか好きな方も。
展示数は約600点。
ボリュームもパワーもたっぷり。おすすめです。



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