RuN RiOt -marukoのお菓子な美術室-

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休日に全力で生きるOLの日記(笑)

コビケンは生きている。-高橋コレクションより-

2011-12-13 21:30:00 | 美術
見てきました

TABLOID GALLERY

会期は2011年12月3日から2011年12月28日。

はてさて。
「コビケンは生きている。」
コビケンって誰よ?

って人ではないんですね。
「コビケン」とは「古美術研究旅行」のこと。
東京藝術大学美術学部のカリキュラム。
日本の優れた古美術を見るために関西で合宿・見学・研究する研究旅行。
さすが藝術大学って感じの旅行です。
2週間、古美術漬け。
専攻によってプログラムは違うそうですが、仏像見まくったり、障壁画見まくったり。
この特別な体験で、美術を学ぶこと、美術を仕事にしていくこと、を再認識するそうです。

これが「コビケン」

「コビケン」は2011年11月1日号のBRUTUSでも特集されたテーマだそうで、今回はBRUTUS編集部の協力もあり、資料展示もあります。

現在活躍している現代アーティストさんにも「コビケン」に行った人は多く。
彼らの古美術に関する知識や思い入れの芯のところにはコビケンがあるんだそうです。
だから、「コビケンは生きている。」

タイトルだけで行ったら、
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コビケンって呼ばれるアーティストさんがいて。
その方は亡くなってしまったけど、彼の精神、美術感は、
現代も活躍するアーティストに受け継がれ脈々と生きている。
そんなコビケンを敬愛しているアーティストによる追悼展示。
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みたいな想像をしてしまう(笑)

今回は「コビケン」をテーマに高橋コレクションの中からゆかりのアーティストの作品に焦点を当てた展示。

鴻池朋子さんが参加しているのです
出品作家は他に、会田誠さん、小谷元彦さん、山口晃さん。
現代アートでお馴染みの人ばかり。

今回、会田さんと、山口さんは誌面でコビケンについて語り。
鴻池さんと小谷さんは実際、旅をしたそうです。
雑誌、欲しい~!!
「コビケン」で何を見てきたか、誌面に語られています。
では、何を作り出したのか。
それが今回の展示。

小谷元彦「SP4 the specter-Arabesque woman with a heart-」
森美術館での展示を見たときは、うわ~、苦手だ。って思っていたのですが。
今回の作品はそんなこともなく。
仏像のような像。
新時代の仏像ってかんじです。
古風な感じ漂うけど古くない。
他にも「胸いっぱいの愛を」も好きです

鴻池朋子「無題」
「ZIPANGU展」で見た襖です。
やっぱり素敵です。

会田誠「無題(通称:下手)」
こうゆうの大好き
真面目な作品がある一方でこうゆう作品があるから引き込まれるのでしょう。

TABLOID GALLERXで見てるときっていつも1人で、他のお客さんに会ったことがなかったんだけど、今回5人ぐらいいました。
時間帯なのか、雑誌の効果なのか……
展示品は文句なしにすばらしいです

「コビケン」っていいなぁ~。
東京藝術大学に入れるような芸術的知識も技術もないけど。
(そもそもそこへ行く発想がなかった 笑)
個人的に「コビケン」は真似できる!!
日本美術を巡る旅。
私も自分なりの「コビケン」してみたい



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