MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

ハビエル・アギーレ監督

2014-06-30 18:56:17 | El mundo de futbol

ハビエル・アギーレは13-14のシーズン、スペインのリーガでエスパニョールを指揮し、エスパニョールは昨季同様13位だった。別に彼のサッカーを批判するつもりはないけど、今の日本代表にふさわしいかどうかは疑問だ。

ピクってきたのは、日本代表監督歴最高年俸を提示して招聘しているってところだ。詳細はよくわからないけど、4年で10億円は下らない。協会は監督だけで費用も含めると20億くらいは使う気でいる。この金満気質は選手にもきっと伝わる。そして、これまでの選手たちの恵まれていた待遇も当然のこととして引き継がれるのだろう。別にお金があるなら使えばいいんだけど、何か重要なポイントで根本的な変更を加えないと選手たちもダラダラと今まで通りを続けることになってしまうと危惧するのはぼくだけなのか。

ヨーロッパやアメリカで選手たちはよく「飢え」という言葉を使う。勝ちたいという気持ちを「勝利への飢えがある」と表現する。スペインは、今回、「飢えがなかった」と批判されまくった。日本では飢えということばがもはや時代遅れのように思われているようだけど、今回のW杯を見ても、クラブからの給料以外に収入がないと思われる選手たちの粘り強いプレイが勝利に結びついている場合が多い。チリ、メキシコ、ウルグアイ、コスタリカ、ギリシャ・・・。日本の選手は、個人的な意見だけど、長友以外は何か自分を勘違いしているように思えた。とくにヨーロッパのクラブに所属する選手が直前まで「ぼくたちは優勝できる」って口にしてたのには、「ヨーロッパで何を見てるんだ」って思わざるを得なかった。

監督に話しはもどるけど、とりあえず日本人の若手に任せて、クラブ立て直しに成功した実績のあるアメリカやヨーロッパの監督をセレクションにかけて、1年くらい時間をかけて選んでほしい。協会は有名監督を採用することで自分たちを想定できる失敗から守ろうとしているみたいだ。協会が誰も責任をとらない組織になっているのはヤバイ。原博美さんが時間をかけて独断で選んで、ダメな時は監督もろとも自分も責任をとればいい。SDってそういうものなんじゃないかな。それに、選考基準に「これまでの日本のサッカーを継承してくれる人」といった項目があるらしいけど、彼らが今回のW杯で日本以外の試合をしっかり見ているのかどうか疑ってしまう。

SBの内田が代表引退をほのめかしたけど、たぶんクラブの試合に専念したいというより、今の日本代表の試合の為に1万キロを往復する価値があるのかどうか疑問に思っているってことなのだろう。口先ばかりの選手がリーダーとなっていて、そういった選手を重宝がっているスポンサーがいる今の日本代表には魅力を感じないってことなのだと思う。彼は自分の成長を優先したいってことなんだろうけど、自分の成長に謙虚に取り組まない選手は代表に要らない。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿