サッカーには何が起こるか分からない。それが魅力だ。
W杯2試合過ぎて、もしぼくがイタリア人記者だったとして、点数をつけるとしたら6点以上あげられる選手は長友だけかもしれない。彼は確実にイタリアで成長している。受け方、体の入れ方、スピード、1対1で相手を抜く気持ちの強さ、状況判断・・・。試合が進展していくうちに相手をよく研究していた。
大久保もパルマで学んだことが生きて来ている感じで、単に裏に出るプレーだけでなく、ミドルを打ったことや、センターで相手を引きつける動きが光った。岡崎はもう一人密集で強い仲間がいてくれたらきっとゴールを挙げていたと思う。途中出場の香川は先発して岡崎、長友ともっとからんでほしかった。右の内田の積極性も高く評価できると思った。最後の精度がイマイチだけど、きっと次回はそれを修正してくると期待したい。
DFは相手が引いていたから評価するのは難しい。川島がいいセーブをしていたように見えたけど、たいして難しいシュートが来ていたわけではないのであれで評価したら彼が可哀想だ。課題はセンターバックだと思う。ギリシャ戦は大きなミスはなかったけどもっと高くて走れて粘り強い選手がほしい。そして、日本は両サイドにいい選手がいるわけだから、もっとサイドからの攻撃がほしかったし、空中戦が通用しないと分かったらもっと素早く戦術を切り替えて、グラウンダーで切り返ししつこく切り裂いていく攻撃があってもよかったのでは。
まあ、首の皮一枚つながったことはよかったけど、次も同じフォーメーションで同じシステムで試合に臨んだら得点は無理だと思う。コロンビアはもう勝ち抜けを決めたので、たぶん主力を温存してくると思うから、何とかして先制点をあげ、守りきってほしい。フリーキックだけで目立つ選手はベンチスタートしてほしい。
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