9月5日 経済フロントライン
東京 新橋。
オフィス街の真ん中でバーベキューを楽しむことができる店がオープンした。
売りはオーストラリア産の赤身の牛肉。
オーストラリア政府と生産者団体が一体となって日本市場に売り込みを図っている。
(豪州食肉家畜生産者事業団 アンドリュー・コックス駐日代表)
「オーストラリアにとって日本はとても大事な市場です。
厚切りステーキをバーベキューで家族や友だちと食べてもらいたいです。」
東京 高円寺のオーストラリア産やアメリカ産の赤身の肉を低価格で提供する立ち食いのステーキ店。
2年足らずで全国に57店舗を展開。
急成長を続けている。
好きな肉を食べたい分だけグラム単位で注文できる。
特に赤身は脂身が少なくヘルシーだとして女性や中高年にも人気である。
(「いきなりステーキ」運営会社 一瀬邦夫社長)
「赤身の肉というのは肉質が現代人に合っている。
それと値段。
日本の肉はおいしいが値段が高い。
来年の春には100店舗になる。
もっと大勢のお客さんに食べてもらいたい。」
さらに外国産の赤身の肉を提供する高級店も登場。
東京 六本木にオープンしたのはニューヨークが本店のステーキ店。
看板メニューはアメリカ産赤身の熟成肉。
値段は2人分で1万5千円から。
(客)
「噛めば噛むほど肉汁が出てきて
塩コショウで食べるのが一番おいしい。」
「赤身の熟成肉は決して柔らかくなくてかみごたえがあって香りも強くて
新鮮です。」
熟成肉は一定期間置いて旨みや香りを高めた肉である。
この店では温度を約2℃
湿度80%程度に常時保ち
風を当てながら30日余りかけて熟成させている。
アメリカでは富裕層にも人気が高く
その味を求める多くの客が訪れているという。
(ウルフ・ギャング・ステーキハウス 高橋功店長)
「熟成肉は噛んだ瞬間にパツンと切れる感じ。
一度体験してもらいたい。
食べてみて初めてこういうものなんだと知ってほしい。」