かづさふるさと紀行

ふるさと「加津佐」の今をあなたに。

下馬松ー殿様のお休み処

2010年05月30日 | 日記
 今日は5月30日の日曜日。 快晴の春日和。 午前11時。
かって、洋館づくりの病院として親しまれていた厚生病院の上から下馬松
を眺めています。その昔、領主有馬公が、天辺にある菩提寺、円通寺参拝
の折り、ここで、下馬され、お休みされたところから、この名前がつけら
れたそうです。
 今は、廃線になってしまった島原鉄道のレール跡が見えます。ローカル
線の終着駅であった加津佐駅。レールはもちろん、鉄道施設すべてが取り
払われ、私たちの記憶の中でしか、当時の面影を偲ぶことはできません。 
 鉄橋を渡ったり、レールに耳をつけ、近づいてくる車輪の音を聞いてい
たのも、遠い昔のことになりました。下の海岸では、磁石で砂鉄を拾い、
その砂鉄を紙の上にのせ、紙の下から磁石を当て、砂鉄が描く様々な模様
を楽しんでいました。
 今では、下馬松を横に見ながら、口加高校生が徒歩や、自転車で通学し
ています。
 松が少なくなった松林には、かって、松の枝にのって遊んでいた小学生
の姿は見ることが出来ません。懐かしい想い出の地になってしまいました。
 鉄橋近くの河口でドンポ釣りー懐かしい言葉の響きを、今も忘れることが
できません。


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