まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

早期退職6ヶ月、すっかり家庭人になりました(6ヶ月目の雑感)

2015年03月29日 | 早期退職

退職した会社の2つ上の先輩で、拠点の責任者をしていた人が、この春で早期退職することになったので、と挨拶に来てくれました。
この先輩は、数年前から勧奨退職に応募したいといっていたのですが、「定年まであとほんの数年、頑張った方が得ですよ」と私が激励してきた人でした。
私も在籍していれば、間違いなくこの春は、新しい職場へ移り、朝から晩まで、どうでも良い仕事に汲々としていたはずですが、「あっ、人事の季節でしたね」と言うくらい、会社はすっかり遠くなりました。

退職した直後は、ものすごく長い労働時間から解放された、というかその時間を埋めるものがなくなった喪失感、経済面でも先が見えない不安などでおどおどしていましたが、半年の時間は、私をすっかりOutijinにしてくれました。
今は、アルバイトをしながら、無職という自由業を少しずつ楽しめるようになって来ています。
縛るものは、自分の意志だけなので、自堕落な日もありますが、無理な事は諦める!背伸びすればできそうなことは億劫がらずにはやってみる!そんな毎日を送っています。
知らぬ間に衰えていて、できなくなってしまっていたことにも気が付きましたが、まだまだできることもたくさんあることにも気づきました。

以下、今の雑感です。

【主体性をもって時間と向き合う】

勧奨退職に応募して退職した最初の3ヶ月(10月~12月)は、退職前からある程度は考えていたとはいえ、勤務していた時間が空白になり、関わってきたたくさんの人からも距離ができたことから、思っていた以上に、疎外感というか、孤独感がありました。

この3ヶ月間の試行錯誤で、1月から自分精算会社なるものをイメージし、少し気が早いですが、自分の終焉に向けた生き方を中心に、カミさんや子どもたち(成人)と関わっていくこととし、いろいろ考えて動いてきました。
客観的な状況というのは変わってはいないのですが、立ちすくんでなくなったものに気を取られて過ごすか、他人からみたらとるにたらないことでも、毎日に主体性を持ってやろうとするかで、時間の流れが変わってきたように感じます。
今は、やること、やりたいことが多く、時間を持て余すどころか、時間が足らないくらいになりました。

【素の自分と向き合う】

当たり前のことですが、会社を退職すると、単なる一個人です。
会社名や役職などまったく関係ない自由人です。

私は、まだ数年ありますが、還暦は、生まれた時の自分に還って、新たに人生を始める節目だそうです。

今迄のこだわり、わだかまりを、捨てることはできません(過去は消せない!)が、いったんストック(自分なりに精算)し、楽しめるステージなのかもしれません。

友達いない!趣味・娯楽系なし!
投資等で自営業的に生きていく知識も能力も根気もない私ですが、幼児の頃(昭和30年代後半)の自分が、素の自分だと思うようになりました。
そこに私の老後の原風景はある!そんな思いです。

当時は、貧乏な兼業農家で、親たちは生活苦だったのでしょうが、私は野山を駆け回り、自分で道具を作り、日が暮れるまで遊んでいました。
そういう素地があるからか、今また、趣味の野菜の時間に目覚め、草木をながめているのが結構楽しい。
野菜や植物をいじっていると、落ち葉集めや道具の修理、手入れなどの作業が出てきます。
鎌を研いだり、柄を付け替えたり、刈払い機の部品をWebで注文して自己修理してみたり・・・。
今迄壊れたら買い替えればいいやと思っていたことを自分でやってみると、時間はかかり、できばえはよくありませんが、子供の頃、野山の竹で遊び道具を作って楽しんだ時のような感覚が戻ってきました。

【体力は確実に落ちている】

会社員であった頃から、不定期ですが駅ハイなどのウォークには参加していました。
バイクも売ってしまい、出歩く機会というか、動機がなくなってしまったので、1月からJR線路沿いを歩いて房総をぐるっと回ってみる遊びを始めました。その中で、毎回30Km前後を歩いていますが、意外に頑張れる自分を発見です。ウォーキングのようなゆっくりの運動はまだ十分頑張れます。

公園清掃のアルバイトは体を動かす仕事ですが、この職場の若い人達と一緒に作業をしてみて、体の柔軟性は確実になくなり、心肺機能も若い頃のようにはいかないと痛感しています。自分では、これほど落ちて来ているとは思っていませんでした。

できないこと、おちてきていることをしっかり自覚して行動しないと、思いがけない怪我などをし、結果として周りにも迷惑をかけてしまいます。

【半年の金銭収支】

退職前の毎月支出は、約20万円でしたので、そのベースで退職後蓄えを切り崩す大まかな計画を立てていました。
もちろん、退職直後に無駄遣いの見直しはしましたが、公的年金を満額貰える年で、蓄えは底が見え始めるイメージでした。

この半年は、雇用保険給付、バイクなどの処分金、ストック資金の数パーセントを固めの投資信託に回した分が多少増えたこと、生活基盤部分の支払い程度のバイトが早期に見つかったこともあり、収支は30万円余りプラスになりました。
このプラス分は、住民税の支払いで消える予定。年収100万いかない人から、30万も税金を取るのは理不尽だ!との思いはありますが、お上には逆らえませんね。払わなければ、延滞税、差し押さえ・・・(涙)

今後は、雇用保険の定着手当(5月)を申請するくらいしかあてはないので、その先はじり貧になって行きますが、年払いの生命保険、火災保険の支払がない月は、家の生活基盤費+小遣いで10万円程度あればよさそうです。

アルバイトの方は1年契約更新できたので、当面は思っていたほど蓄えを切り崩さなくてもなんとかなりそう。将来の話になりますが、蓄えは車を更新したり、家の手入れをしたり、そんな纏まった支出で消えて行くのかもしれません。

 

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