まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

仕事の仲間は有難い

2015年10月25日 | 早期退職

今月の初めに、街のホームセンターで、今も再雇用で働いている先輩とばったり会い、懐かしく、立ち話。

「〇〇さんが、あんたが退職したのなら、是非昔の仲間で一席設けたいといっているんだけど、もう、辞めて1年経ってしまったね。ほんとうに、申し訳ない。この間も催促されたんだけど、今月中にはなんとか設定するから参加してほしい」
そんな話がありました。

みなさんがお元気なら、そんな気を使わないで下さい、と言って別れたのですが、金曜日に数名の先輩が集まってくれ、楽しい時間を過ごしました。

あたしが採用の時の職場の先輩たちで、もう、70代になる人もぼちぼち出ているグループです。仕事を教えてくれた、原点の職場でした。

会えば、若い頃にすぐに戻ってしまい、年取ってからの同窓会(同窓会は面倒なので、出たことはないですが)って、こんな感じなのかな、というノリで騒いでしまいました。

早期退職をして、一人になったとき、俺、友達っていないや。会社へ戻って働くつもりはないし、これからは、ほんとうに一人だ、と改めて確認しました。
60年近くも生きてきて、何をやっていたんだろう、と思い知った時期でもありました。

1年と少し経った今、分かったことは、友達はいませんが、たくさんの時間を共有した、職場の仲間たちは結構いて、さらっとした関係ですが、気を配ってくれる人がいたり、こちらも手助けできることはしたり、人の関係は、案外ある自分に気付きました。

30年近く前の上司や先輩が、いまだに心にかけてくれていたり、後輩たちが、1年以上経った今も時々連絡をくれたり、あたしからは、何もしてあげられないのだけれど、ほんとうに有難いです。

仕事、会社組織というルールの中では、人づきあいが苦手なあたしも、それなりに生きてきたということなのかもしれません。

今は、ルールはない。
人づきあいが苦手、嫌いという理由で、引き籠りのような生活もしようと思えばできる。

でも、人づきあいが苦手、嫌いだからこそ、引き籠りような方向へ進んでいってはいかんなぁと感じました。

もう一つ、あたしの場合は、早期退職後に、以前の会社に執着して仕事を求めずに良かった。
今は、前職とはまったく関係ない、趣味の延長のようなアルバイトで時間をおくっていますが、おかげでたくさんの気づきがありました。

先輩たちは、みなさん、元気でいられれば何とかなる、と言っていました。
年金が主の生活だとは思うのですが、ほとんどの人が、牛乳の集金だけやってる、シルバーで適当に働いている、そんな声が聞こえました。
会社を辞めた時は、もう、精一杯働いたので楽をしたい、そんな表情でしたが、今は、生活のためではなく、働くことが楽しみのようです。

いろいろ、感じた先輩たちとの懇親会でした。

人づきあいは苦手、面倒。この気持ちは変わりません。

でも、短気を起こさず、じっくりあるがままを受け止めて、許容範囲のものは取り込んでいく程度の人づきあい、関わり方の努力はしていこうと思っています。

 


 

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