まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

はて?(その2:高齢者70歳...)

2024年05月27日 | 日記

65歳以上を(前期高齢者)、75歳以上を後期高齢者という呼び方が定着(「高齢者の医療の確保に関する法律」(昭和57年))して久しい。

今後、この歳を5歳引き上げて、70歳以上を高齢者としようとしているらしい。(23日に政府が開いた経済財政諮問会議)

お上は、この席上、「誰もが活躍できるウェルビーイング(身も心も満たされた状態)の高い社会を実現していかなければならない」と強調したというニュースが流れた。

はて?

そもそも、高齢者って、お上が決めるものなの?

自分が高齢者だと思ったときが高齢者なのでは?

自分で高齢者だと認識するぶんには抵抗ないけれど、人から「あなたは高齢者です」「後期高齢者です」とくくられるのはとても不愉快である。

高齢者という言葉は私的には好きになれない。

お上が席上強調したという話と高齢者年齢の引き上げを合わせて考えると、この話、途端に「うさんくさい」感じがしてくる。

「身も心も満たされた状態の高い社会」って、いったい誰にとってなの?

ようやく経過措置が終わり、公的年金は65歳支給となったところなのに、もう、「70歳まで働きなさい。年金は、70歳からですよ」という動きに見える。

医療保険上の後期高齢の優遇も、80歳からになるってこと?

70歳代は、高い国民健康保険税を払い続けることになれば、少ない年金は国保に吸い上げられて、ますます生活苦!という図式!

今の社会をみれば、財源がないのはわかる。

でも、一方で、お上は政治資金を公的資金で補填されながら、さらに裏金を作り、その使徒も一向に明らかにしないまま、政治改革法案など作って矛先を変えようとしている。

うやむや路線は、前のお上のときからずっとそうだ。

はて?

はて?

の連続である。

財源がないから皆で痛み分けをして欲しいとはっきり言われれば、納得もできるし、その努力もしようという気になるのだけれど。

人は、60歳前後から体力面などで個人差が大きくなる。

70歳代では、まだ駆け足で作業している元気な人、杖をついて立っているのがやっとという人がある。

80歳代になると、ほぼほぼ動きは悪くなり、たしかに高齢者という感じ。
実際いろいろな事情はあって、80歳代でも働いている方が少なからずいることに驚く。

これがシルバーバイトをしながら感じるところ。

公的年金だけでは、なかなか「身も心も満たされた状態の高い社会」にはならないけれど、せめて年金の65歳満額スタートは守ってほしいなぁ。

気持ちが充実して働けるのは60〜65歳がいいところだよ。
あとは、少し働くことも含め、ちょっとはゆっくりしながら過ごしたい。

企業献金、裏金がおいしくてやめられないというのなら、政治資金の公的資金部分をやめて、政治家は自力で政治資金集めをすればいいじゃないか。お金を集められる器量がない人間は、政治家失格!(笑)

その公的資金部分は年金財源にして、事情があって働けない人に使ってもらった方がよほど良い社会になりそう。

お上にこれくらいの覚悟がなくちゃ、とられる方は納得できません!(笑)

高齢者という言葉は、区分けとしては、道路交通法では70歳以上、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では55歳以上、雇用保険では60歳以上など見つけられた。

例えば、道路交通法のように70歳で一律的に区切り、それ以降の更新をより厳格にし、安全を確保するということは、事務上、年齢で分ける必要は確かにある。

でも、齢を重ねたってだけで、「高齢者」「後期高齢者」呼ばわりされる社会は、差別されているようで、良い響きの言葉ではない。

「後期高齢者」になっても、土木現場などでは元気に働いている方もたくさんいる。

よい呼び方はないのだろうか?


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