村上原基、滋賀県安曇川の山中20年⇒麓の町の田中に一人暮らし人生

山中で20年一人暮し後71歳から麓の田舎町で暮している、断捨離し自然な生き様と山暮らし体験に基づく人生論及び写真を紹介

126.逆転の発想をもっと重視する生き方へ(貴方自身が逆転している)

2007-12-10 13:17:28 | 人生
よく「逆転の発想」「逆も真なり」と言います。
普段自分がやっていることと逆のことをやってみると、案外すごくうまくいく場合があるということです。

例えば身近な例ですと、ご家庭でだんな様やお子様やお子様の悪口ばかり言っている貴方、この際、思い切って相手の良いところを認めて褒めてあげたらいかがですか?相手が気持ち良いことは,結果的に自分の気分も良くなってくるはずですよ。会うとすぐに他人の批判をする悪い癖の人がいますが、コンクリートのように硬い頭は良いことではありません、形には見えないけれど、損のほうが大きいですが、こういう人に逆転の発想は有効です。
経営コンサルタントとして会社様にお伺いしてアドバイスする場合も、私はことごとく現状を否定し「逆にしたら」どうなるかを考えていくのです。
上下・右左・前後・大小・有る無し・・・・いろいろ逆にしてみるのです
私の場合、身の回りの暮らしや仕事において、逆転の発想によってどれだけ良い結果をもたらしたことか、それはすごく大きいものです。そのために「逆転の発想」をもっと強く意識的にやってみることです。
大胆に言ってみれば、「改善とは=現状を逆転すること」なんですよ。

ところが多くの人は、現状のやりかたが正しいと信じきっているか、全く現状に疑問を持たないかどちらかなのです。
逆転すべきことが、自分の身の回りにすごく沢山あるのに何もしない人を、私から見るととんでもなく「滑稽」「もったいない」「馬鹿げている」のです。
自分の考えや、やっていることは、例外なく70%くらい間違っているからです。すなわち元々間違った逆のことをやっているのです。だからこそ逆転してみると、すごく物事が良くなるというわけです。だから「逆転の発想」でなく本来は「正転の発想」(=元の正しい状態に戻す)であるというわけですね。自分自身が現状、逆転してしまっているんです。その逆転した自分を更に逆転して正常な姿の戻すだけのことなんですね。

「現状=正しい」「現状=変えてはならない」「現状を変えてもしょうもねー」
という公式が、そういう人の頭の中に、強くたたき込まれているかのようです。

劇的ビフォー・アフターという番組があります。偉い建築家がリフォームした後に、依頼主は驚嘆し涙さえ流すのです「自分の家でないみたい」なんちゃって。
私は建築家のやったリフォームの素晴らしさより、そういう依頼主の愚かな姿を見て「なんでそんなにひどくなるまで放っておいたのか」「なんと情けない人々か」「なんとズボラな人々か」と思うのです。建築家は、設計や建築の技術・経験を持っており、正にその駄目依頼主の逆転をやって見せただけのことなのです。
世の中こういう愚かしいことは沢山あるのです。
駄目な人の多くは、何でも現状を肯定しますから、大雑把に見て70%は無駄・有害なことを日々やっているのです。

現状を肯定できるなんて企業は、天下のトヨタさんや一部の優良会社くらいのもので、あとの会社は「全面否定するくらいの気持ち」が社長や社員全員にみなぎっていないといけないのです。

ところがこれまた逆でして、トヨタさんなどが、更に日々現状否定し、逆転の発想によって徹底した無駄とりをしておられる。
一方その他の多くの駄目会社は、現状肯定して、「そんなの、できっこねー」などと偉そうにふんぞり返っているのです。

まあ、一事が万事で、駄目な自分自身・駄目な自分の暮らし方・駄目な自分の生き方を肯定してふんぞり返っている人や会社が大半です。日々、現状否定し、徹底して改善を積み上げ、きちんとしている人間なんてのは1000人にせいぜい1~2人くらいのものです。
そういう駄目な雰囲気は、会社様やご家庭に一歩入ればすぐにわかります。社長さんやご亭主や奥様は、自らそういう雰囲気が感じられなくては失格ですね。
政治家や役人は、過去の間違いを反省せず、未だに現状を肯定したまま、発想の逆転など全くしない典型です。(そういう愚かしい政治家や役人と貴方も似たり寄ったりなんですよ。)ですから「日本は、改革する気がない」ということで、日本はもとより外国からも見放されているのです。景気が良いのに株価は最低のままです。日本を駄目にしている原因は、逆転の発想ができない政治家や役人の誠意のなさ・無能さ・勇気のなさが原因です。しかし人間なんて、皆そんなものなんでしょうね。
日本の政治・役所も我々経営コンサルタントに劇的ビフォーアフターをさせて欲しいですね。見違えるようにしてみせますがね。でも彼らの場合は、違う涙を流すことになりますがね。

劇的ビフォーアフターのように、専門家やお金に頼らず、自分自身でまず家財を全部運び出し、壁や天井や床をぶち壊し、新たな発想で改築してみなさい。そうすると依頼主のように涙流して、『自分じゃないみたい』ということになるはずですよ。簡単に言えば、多くの人は、ふしだら・怠惰・怠慢・愚か・傲慢・臆病者・自信過剰・無精者・・・なんです。

特に一番大事なことは、
・自分自身の逆転
・自分の暮らし方の逆転
・自分の人生の逆転
・人との付き合い方の逆転
なんかですよ。

こういうものを駄目な状況で現状肯定していると、沢山の貧乏神が住みつき、最悪の家のように暮らし難いばかりでなく、家が倒壊したり、病気や怪我の原因にさえなってしまうのです。

例えば質問します。
貴方は、会社や自分の家や自分の部屋を、ここ2~3年間、大きく配置替えしたことがありますか?

「ない」と偉そうに言う貴方、もう最悪です。
貴方は最悪の人生を送っているし、今後も送っていくはずです。

地球温暖化が難しいのなんのと立派なことをグダグダと言っている方々は、是非私を見習って下さい。簡単ですよ、戦後高度経済成長期に、物の有り難味を忘れて使い放題・使い捨てをしてきたことと決別し、昔(戦争直後:昭和25~35年)の暮らしに戻せば良いことですよ。そういうことを政治家や社長や先生が率先垂範すれば、すぐにでも良くなるはずですよ。
まあでも、政治家・役人・先生は、でも、でも「そんなの関係ねー、オパッピー」ですよね。
村上和隆の人生
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