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ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

LUXMAN AS-10

2021-01-28 | スピーカー

LUXMAN AS-10
仕様 定インピーダンス方式のアッテネーター。使用周波数範囲 100Hz~30kHz 減衰量 0~20dB、1dBステップ 取扱容量 100W以内 適合スピーカーユニット 4Ω、8Ω、16Ω

外見は目立つ傷はありません。

切り替えるのには少し力が必要ですがそれだけしっかりとしています。

後ろ側 レンジ切り替えSWやインピーダンスの切り替えがあります。

カバーを外したところ。

切り替えSWはしっかりとしたものが使われていてばね圧も強いので回すのに少し力がいります。密閉構造なのでSWの汚れもありません。

レンジ切り替えSWもしっかりとしたものが使われています。

トランスによる切り替えなので音質の劣化が少ないです。このAS-10はJBL-375,2482,ALTEC 291-16A,YL 5500などのドライバでも使用できるのでONKYO TW-3300Aではオーバースペックすぎてもったいない気もします。

 


ONKYO TW-3300A

2021-01-27 | スピーカー

ONKYO TW-3300A
知人から昔使っていたツイータを又使いたいのでチェックしてほしいと依頼がありましたので預かりました。このツイータの他にATTとネットワークも預かりました。
ONKYO TW-3300A 仕様 ホーン型スーパーツイータ 8Ω 周波数帯域 5,000Hz-40,000Hz 出力音圧 98db カットオフ 3,300Hz 推奨クロスオーバー 5,000Hz  最大入力 20W YAMAHA 0506に近いでしょうか。

バッフル取り付け用のアタッチメントが付いています。30年以上使用していないようです。

外見は汚れがありますのできれいにします。これヤニ汚れかな?

表からはエアーダスターで埃を飛ばしておきます。

発振器からサインウェーブで5,000Hzをアンプに入れコンデンサーを通してスピーカーに繋げてチェック中(ツイータはテスターで導通チェックしてはいけません、最悪断線させてしまいます。)チェックの結果ツイータは大丈夫でした。

 


DIATONE DS-1000HR

2020-12-10 | スピーカー

DIATONE DS-1000HR
今日は知人の家にお邪魔してDIATONE DS-1000HRを聴かせていただきました。
DCD-1500SE+AGI Model511+DENON POA-1001+DIATONE DS-1000HRで試聴
このスピーカーの特徴といえばボロン(B4C 炭化ホウ素)振動版を使用している点でしょう。ダイヤモンドの次に硬い素材でモース硬度は9.497にもなります。試聴した感じは実に自然な感じの音でウーハーとのつながりもスムーズで私が以前使用していたNS-1000Mよりかなり優れている気がします。NS-1000Mの個人的な感想はベリリウム振動版がうるさくウーハーが重い音で中高音との繋がりが悪い気がします。

DIATONE DS-1000HR ポリアミド・ハニカム・カーヴドコーン(27cm)+5.0cmドーム型ミッドレンジ+2.3cmドーム型ツィーター

ボロン振動版の5.0cmドーム型ミッドレンジ この振動版は硬いのですが壊れやすく現存するスピーカーも少なくなっているようです。もうこういうスピーカーは二度と出てこないでしょうね。

 


SANSUI SP-LE8Tその2

2020-04-22 | スピーカー

SANSUI SP-LE8Tその2

使用するスピーカー端子。

今まで使用していた端子を外して取り付けようとしましたが小さくて無理。

コードも古いので交換します。

アクリル板を買ってきてそれに端子を取り付けました。振動でネジが緩まないようにネジロックをします。

ボックスに取り付けます。

ボックスは湿気を取るため干しておきます。外装はワックスをかけておきます。

エッジの修理が終わって業者から送ってきました。

専門業者なのできれいに仕上がっています。センターキャップはアルミのように見えますが・・?(山水ではジュラルミンとなっているがJBL社ではアルミとなっている)コーンの白いダンプ材は変色もしませんが何の材料なんでしょう?

ボックスに入れます。この時代にはALTEC 755E,403A,Electro-Voice SP8C Googmans Twin Axion-8 などがあり国産では アイデン AF 80X CORL FLAT-8,BETA-8,8F-60 Technics ESA-20PW56 ONKYO FRX-20 PIONEER PE-20 FOXTEX UP-203 FP-203,FE-203などの20cmスピーカーが色々でていてよい時代でした。

視聴中 いま改めて聞いてみると昔聞いた音とは印象が違うような気がします。高音も低音もほどほどに出ていてフルレンジとしてはごく普通の音です。エッジのエージングが進むとまた違った音になるかもしれません。このスピーカーはネットワークが入っていないフルレンジスピーカーなのでパワーアンプのDCバランスはチェックしてからつないだ方が良いでしょう。

 


SANSUI SP-LE8Tその1

2020-03-16 | スピーカー

SANSUI SP-LE8Tその1
今更説明の必要もないほど有名なJBL LE8T 20cmフルレンジユニットを山水のボックスに入れた製品で木工技術を結集した組格子グリルのデザインが日本の家屋にマッチしたのかずいぶん人気になりました。LE8Tはプロ用のJBL 2115Aの民生バージョンですがLE8Tは白色コーン紙にジュラルミンのセンターキャップを使用していてユニットのデザインも良かったです。今回は知人よりメンテナンスの依頼を受けたのでチェックしてみます。

この組格子グリルがいいですね。

後ろ側

吸音材はバスレフなので少なめです。

スピーカー端子は劣化していてぐらぐらします。

グリルを外します。

ウレタンエッジが劣化してボロボロです。エッジの張替えは不器用な私ではできないので業者に依頼することにします。

ユニットを外します。このスピーカーはアルニコマグネットを使用しています(LE8T-Hはフェライトマグネットを使用している)。みなさんご存じのようにアルニコは残留磁束密度が大きくキュリー温度も高い点で優れているのですが抗磁力が小さいので永く使っていると減磁するので再着磁しなければなりません。(古いアルニコスピーカーを買うときは気をつけましょう)フェライトはキュリー温度がアルニコ磁石に比べて低く、温度が上昇すると磁化が減少しやすい欠点がありますが音に関係するのはスピーカーのギャップに発生する磁場の強さですのでどちらの磁石を使ってもよく設計されたスピーカーでは音に変わりはないと思います。コイルをエッジワイズにしたり銅キャップを装着した方が効果があるような気がします。

この山水製SP-LE8Tスピーカーはスピーカー端子の赤がこのユニットの赤につながっていて正相になっていました。一時期JBLはスピーカーユニットの黒をプラス赤をマイナスとなっているスピーカーがありました。JBLスピーカーの総販売代理店であった山水が4ウェイスピーカーを分解すると正相のスピーカーと逆相のスピーカーが組み合わさっていて混乱したという話もありましたっけ。