おんなだって、やればできる

やってやれないことはない

馬上少年過ぐ

2008-10-23 23:32:46 | Weblog
「わしなあ、雨の音が好きなんじょ」 と
6年生の孫が、年っしょりみたいなことを、言う。

背丈は私を追い越しているのに、わたしの横で寝ている。
寝顔がかわいいて、つい頭を撫でてやる。

ほなけんど、ときどき、少年特有の、においがする。

馬上少年過ぐ
世平らかにして白髪多し
残躯<ざんく>天の赦すところ
楽しまざるをこれ如何<いかん>せん

高名な伊達政宗の詩である。

幼名は「梵天丸」とよばれ、乳母の喜多の薫陶を受けた。
「若様、朝のひをのみなされ。できたてのひはおいしゅうございますでな」

というふうにである。

孫の未来は、これからだ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« <女郎蜘蛛> | トップ | 夢のなぎさ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事