名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

日曜の予想

2006年10月22日 | 競馬
土曜日は回収率50%ちょい、ということで土曜としてはまずまず健全な方。


福島1R ◎コスモフトゥーロ ○イエローファイト
◎は土曜福島の短距離で活躍目だったダンジグ系&関東2歳の定石・岡田軍団。

福島6R ◎アサクサスコット ○モンテトースト
◎は2走前に同コース2着。○は初出走だがスターリーヘヴンの下で緒戦から狙う。

福島7R ◎エイシンラビアン ○カレンナルージュ
福島勝ちがあり牡馬相手でも好走していた◎と春にお世話になった○カレンさん。

福島9R ◎タイニーウイナー ○ナイスヴァレー
◎は福島1200(0.2.1.2)と安定。間隔を取って立て直した○。

福島11R ◎フサイチホクトセイ ○レイズアンドコール
◎は昇級だが力量的にはオープンで通用するし、第一福島千二のOP特別2着あり。
○は前走が苦手の内枠&休み明けでノーカウント。福島千二勝ち+アイビスSD3着のスピードを買う。

東京1R ◎コスモピロリ ○タケデンシルヴァン
共に中山→東京替りが吉と出ないか。

東京4R ◎メイショウイグアス ○グローリージョン
◎は関西馬で東京で前走3着。○は休む前に東京で2着あるのに全くの人気薄。

東京5R ◎サクラアリア ○ステラフィランテ
◎の母はサクラプレジデントの姉で緒戦から走る血統。

東京10R ◎アポロノサトリ ○グレートバルサー
東京芝千四の外枠と言うコジーンの庭中の庭条件の◎を信頼。

京都4R ◎コンティネント ○カネトシリベルテ
◎は男兄弟が全て緒戦で連対する緒戦血統。○は新馬のSW。

京都5R ◎フォルテピアノ ○カントリースタイル
牝馬限定のこのコース、この距離なら◎で大丈夫だろう。

京都9R ◎エイシンテンリュー ○ジェネビアン
共に京都芝千八勝ちがある。◎は2戦2勝のユタカ替りで。

京都10R ◎ガブリン ○フェイトトリックス
外枠苦手のホッコーの評価を下げて買うところがツボ。

京都11R ◎メイショウサムソン ○ドリームパスポート ▲ネヴァブション
見解は前に述べたとおり。馬券は「◎-○▲-印どころ」の3連複フォーメーションなど。




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柔らかい予想

2006年10月21日 | 競馬
堅い話が続いたので柔らかい話。

たとえて言うならやわらか戦車(無関係)。

ま、と言っても予想なんだが。


福島11R ◎トーセンレーサー ○ダイワブレスイング

とりあえず福島のレースは福島実績重視で。


東京2R ◎ヤエノアカハチ

母ミオツクシはD1200で3勝しており姉に現役ダート短距離でおなじみの
ハシルジョウオーとくれば今回の距離短縮&ダート替りは狙い目。


東京11R ◎エアシェイディ ○カンファーベスト ▲テレグノシス

エアシェイディはマイル替りがプラスに出そう。
ミニにタコ、じゃなかった耳にタコができるくらい言い続けているが
今の短距離界はレベルが低く中距離など他路線からちょっと気の利いた馬が転戦してくると
ころっと降参してしまうところがある。
そういう意味で中距離でじれったい競馬が続くエアシェイディにとって
マイル替りというのはプラスに働かないか。東京も得意だし。

対抗のカンファーベストはマイルCSでどかーんと大きく狙おうと思っていた馬。
なのにここで好走しちゃったらマイルCSで中心視される存在になってしまう。
マイルCSでの人気考えるとここは飛んで欲しいが、この代わり栄えのしない面子なら
夏の勢いそのままに押し切る可能性は高い。ただ東京は未勝利なので2着までか。

単穴テレグノシスは前走より相手が楽になる今回が本当にラストチャンス。
中1週のローテは過去(2.0.0.0)と得意なので問題はないだろう。


京都3R ◎ユキノマーガレット ○ゴールデンシャイン

どちらも初ダートで、ダート替わりが向きそう。ちなみに「ゴールデン社員」は想像すると面白いぞ。
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続・ディープ

2006年10月20日 | 競馬
一夜明け、スポーツ新聞各社は一面でこの問題を取り上げた。

朝の情報番組ではの
「なにも知らないのに知ったかのような口調で他人を根拠無き批判で
こき下ろすことにより、主婦層からカルト宗教教祖並みの支持を受けている」
某ひらがな5文字キャスターがいつもどおり何も分かってないのに批判を口にしていたらしい。

本当なら石橋さんの三冠挑戦に向けて書きたいことなど色々あるが
一競馬ファンとして強い憤りを感じるので昨日に続いてこれについて書いておく。

徐々に事実が判明して行っている段階であれこれ部外者が書くことは軽率であることは十分承知の上で
それでも競馬全体に対する名誉のために書いておくことをご了承いただきたい。


・ドーピング
一部では今回のことを「ドーピング」と表現しているが「ドーピング」は
「スポーツ選手が競技出場前に運動能力を増進させるための刺激剤・興奮剤などを服用すること。不正行為として禁止されている。(大辞泉参照)」とあり
今回のケースは若干意味合いが異なるのではないだろうか。
今回使用されたのは気管支の収縮を抑える薬剤であったようで
勝つための運動能力増進を目的とした刺激剤・興奮剤などを服用したわけではない。
そして競馬界で禁止薬物が問題になるのはその薬物の影響下においてレースに出走した場合であり
今回のような「治療薬の一種」はレース出走前以外であれば、治療に使用することは
ありえるし日常的に行われていることである。

そもそもレースで勝つためにドーピングをするなどということはまともな神経の持ち主なら考えづらい。
近代競馬においてレース後の検査は当然であり、常識だから、ばれないはずが無いと考えてしないのが普通である。

・「禁止薬物がなぜ使用されたのか?」
これに関して「真相や闇」とか調査もまだの段階で記述する無責任なマスコミもあったが
これについては「フランスギャロ陰謀論派」「ディープ不正論派」両方がそれぞれ
根拠にしている節があるので面白いんだが
「フランスで禁止されている薬物を、フランス人獣医が知らないはずが無く
フランス人獣医が禁止薬物を処方するはずが無い」というのがディープ不正派で
「フランスで禁止されている薬物を、フランス人獣医が知らないはずが無く
フランス人獣医しか診療できなかったことを考えると、フランス人がディープ失格を狙って投与した物だ」というのがフランスギャロ陰謀派である。

どちらも話としては面白いが、リアリティに欠けている。
前述したとおり、今回発見された薬物は「治療薬」として使用される物であり、
レース時に影響下に無ければ使用はまったく問題が無い薬品である。
だからフランス人獣医が、禁止されていることを知った上で、
ディープインパクトにこの薬を与えることはごく自然なことである。
そもそも陰謀なら誰が投与したか分からんようにして
わざわざ獣医が名乗り出ることは無かろうに。


・国内へのレース出走
ディープインパクトの名誉回復のためにもぜひさせるべきである。
もちろんディープ陣営が「ドーピングとしての薬物使用」をしたなら
調教師の免許剥奪や出走停止ということも考えるべきだが
今のところそのような状況証拠は上がって来ていないし、現状もっとも
確率的にありえるのは現地の治療時における投薬の量やタイミングのミスによって
残留した物が検出されたという所であろう。
もし現地の獣医によるミスであるならむしろディープ陣営は被害者である。
もちろん前エントリに書いたとおり、監督不行き届きであったという責任はあるが
意図的なドーピングの場合とでは大きな差があるのは明らかだ。

もしこのまま引退して「疑惑の名馬」として現役を終えるのは競馬界にとって
筆舌尽くしがたい損失である。

ある意味JRAの「恣意的なひいき演出」がなされないであろう今後の出走で
これまでどおりの強いディープを見せて欲しい、というのが私の競馬ファンとしての願いである。

そこでディープ本命かどうかは別として。
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禁止薬物

2006年10月19日 | 競馬
・ディープ
ディープインパクトから禁止薬物が検出されたというニュースには驚いた。

とりあえず来週発売の一般ゴシップ週刊誌なんかは

「ディープ不正発覚!」とか
「ドーピングでも勝てなかった」とか

書きたいこと書くんだろうが、良識をお持ちの方々は
このような風説に惑わされないようご注意いただきたい。
まあ競馬をよく知っている方ならそういうことになる心配はないが。

私が探した限りラジオNIKKEIの情報が最も詳しく伝えていたので
これを元に整理すると

・関係者への聞き取り調査の結果、同馬のフランス滞在中に、上記薬物を用いた治療が行われていたことが判明した
・イプラトロピウムは日本では禁止薬物とはされていない。日本では動物用のこの薬は流通していない。日本での理化学検査では検出されたことはない。

これに池江調教師の「驚いている」というコメントを加えて考えると
この治療を行ったのはフランスの獣医ということになりそうである。
全くの想像であるが、日本で流通していない薬をディープ陣営がオーダーすることは考えにくく
向こうの獣医に勧められて、禁止薬物と知らずに使用したか
何らかの意思疎通の不行き届きによって使用されてしまったかと言うところであろう。

どちらにしてもディープ陣営が禁止薬物とわかっていて、故意に使用した事は考えづらい。
もちろん監督不行き届きと言う責任はあるんだろうが。

・サムソン
菊花賞の枠順が6枠12番に決定。ちょっと外な気もするが
スタートが悪いわけでもないし、内でゴチャつくよりは良い、と
いいほうに解釈しておこう。


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追記

まあ無いと思うが、ものすごいオチとして
「フランスギャロの勘違い」
っていうのはないもんか。
凱旋門賞の勝ちタイムを5秒近く計測し間違える方々なので
絶対無いと言い切れんところが怖い。

[o}++++++++++++++++++++++++++++++++〈{

追々記

須田氏が来年のJRAがらみの仕事を全て失ってもかまわん、と思っているかどうかはわからないが
それくらいの勢いで高橋発言に激怒しておられる

JRAの幹部クラスと、現場の方々(馬場造園課等)を分けて考え、幹部クラスに対して抱く感想は
須田氏と同じ。軽薄なマスコミが手のひら返すのはわかるが
今まで一番ディープインパクト人気を煽って来た張本人が手のひら返してどうする。
しかも「獣医は免許の関係で診療活動ができなかった。」
って、じゃあ何しにいったんだ、という話である(これは現地に行った獣医さんに対する批判ではなく、「これは現場サイドの問題でJRAに責任はない、特に我々幹部クラスには全く関係のない話だ」と言い訳をしている幹部クラスの小役人様たちへの批判である)

せめてJRA生え抜きの理事長が誕生せんかぎりこの体質は変わらんのだろうなぁ。
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菊の季節に

2006年10月17日 | 競馬
今週は三冠最終関門の菊花賞。
昨年のディープに続いてメイショウサムソンが三冠に挑戦するわけだが、その趣はだいぶ違う。
昨年は圧倒的な能力差で春二冠を楽勝してきたディープが三冠はほぼ確実というムードだった。
それに対して今年のサムソンは昨年のディープ以上という評価ではなく
「他に京都3000に向きそうな馬がいないから」
という消極的に押し出された感が多少なりとも感じられる。

そんな菊花賞の全頭チェック。
ただしアエローザ、シルクウィザード、シルククルセイダー、タガノマーシャル、マンノレーシングは抽選で3頭が出走。

○:中心 △ヒモ ×:消し

アエローザ(×)
前走京都外回りの2400を勝っている点は評価できるもののフレンチデピュティ×SSは菊花賞で買いたい血統ではない。

アクシオン(×)
レベルが高いと言われる札幌組だが母父DixielandBandだと中距離馬だろう。
「デルタブルースは母父DixielanBandじゃないか」
と言われるかもしれないが父ダンスの場合母父がスピードタイプで無いと
牡馬はどうしようもない馬になる、というのは私がここで何度も言ってきたことであり
父がサンデーだと母父DixielandBandは菊花賞では「軽すぎる」のだ。

アドマイヤメイン(△)
同じ父SS×母父ミスプロ系&同馬主のアドマイヤキッスが秋華賞でいい所なしだったところを見ても
やっぱりG1で全幅の信頼を置ける血統ではないのだ。特にクラシックレースに限れば
2着はあっても過去1着になった馬はいない。
さらに菊花賞で母父ミスプロで来るのは父ダンスとかカーネーギーなど
「母父にミスプロくらい入って無いとスピードたりねーだろ」
くらいの馬であって、父サンデーだと上記アクシオン同様「軽すぎる」と思う。
まあ展開利が見込めるのと鞍上が鞍上であるのでヒモには抑えるが積極的に買っていく気には全くならない。

アペリティフ(△)
エルコンドルパサーもサンデー同様に今年がラストクロップ。
もう少し長く種牡馬をやっていたら菊花賞好走馬を何頭か出してもおかしく無いと思うので、ちょっと勿体無い気がする馬である。
それは今年、登録段階で除外対象含めると5頭もエルコン産駒がいることを含めてそう思うのである。
で、この馬などもネオユニヴァースの三冠をクラッシュしたアンカツ、京都新聞杯2着
といった要素で結構穴党は狙いそうだし、私自身もヒモ評価なのだが
母がエアジハードの妹という点が引っかかる。
500万クラスなら2500こなせてもG1で長距離となると甘さが出そうな気がしないでもない。

インテレット (×)
母父リアルシャダイでスタミナがありそうだが、牝系を見ると
母の全姉がトウカイポイント、パープルエビスなどの母マッチポイントだからたぶん中距離ベスト。
父アドマイヤベガも菊花賞で距離に泣いたクチだし、おそらく三冠ではベスト条件だった
皐月賞で8着だったことから、それよりいい着順を菊花賞で残すのは難しいと見る。

シルクウィザード(×)
父リンドシェーバーだから芝で走る可能性がないわけではないが
万が一芝が大丈夫だとしても距離の壁は相当に厚い。ましてG1では。

シルククルセイダー(×)
父キャプテンスティーヴで母父がマークオブディスティンクションで、母母父がダンジグでは
菊花賞の「き」の字も血統構成から感じられない。

ソングオブウインド(△)
エルコン産駒の中で一番買えるのはこの馬だろう。これまで9戦して馬券圏内を外したことはなく
前走神戸新聞杯でもしぶとく先行して3着は立派。
また春に京都芝千八の500万で2着してエルコン鬼門の京都外回りで
そこそこ走っているのも心強い(ちなみにその時の1着はソリッドプラチナム)。
ただ牝系がファンシミンなのでG1で突如崩れても全く不思議でないという面もある。

タガノマーシャル(△)
前走TVh賞でアクシオンをハナ差抑えて1着。ただ実はそこはあまり評価していなくて
それよりも3戦目の野路菊Sでメイショウサムソンの2着になっていたり
その次のD1800で大出遅れをかましながら向こう上面で一気にマクって
最後は2・1/2馬身差をつけたりといったあたりに素質を感じている。
好調和田を鞍上に迎えて強気の先行策に出れば天春のビッグゴールドみたいなことがあるかもしれん。

トウショウシロッコ(×)
まあ中距離馬だろう。父アドマイヤベガからも母父ニッポーテイオーからも
中距離適正の高さしか感じられない。そもそも前走のセントライト記念が
相当レベルの低い1戦だったとおもっているのでそこで勝つならまだしも2着では
とても信用できないし、
舞台設定としても中山2200の方が京都3000より数段向いている。

ドリームパスポート(○)
この馬も10戦して馬券圏内を外したことがない。しかもクラシック路線のど真ん中を
走ってきてこの安定感なんだから相当評価されていいはずである。
ただフジキセキ×トニービンという血統構成から菊花賞では
少なくともこの界隈では結構軽く見られると踏んでいた。
個人的に応援しているため多少なりとも人気しないのはいいことだと思っていたら
ミレニアムウイング回避で鞍上に京都芝長距離の神・ノリ様を迎えたことで
かなり広範囲から支持を集めそうな気配になったのはちょっと計算違い。
まあ同時に1着より2着の可能性が格段に高くなったわけでもあるのだが。

トーセンシャナオー(×)
たぶんサンデーウェル(95年セントライト記念7番人気1着→菊花賞17着だった森厩舎のSS産駒)。
というわけでここではいらない。

トーホウアラン(△)
どうやら休み明けで出走してくるようである。父ダンスといえば近年の菊花賞では欠かすことが出来ない存在であり
かつ春に京都芝2200の京都新聞杯を勝っている点も心強い。
ただ過去10年、春以来の休み明けで3着以内に入った馬はいないし、何より秋華賞でもニシノフジムスメと言ういかにもな馬で
穴党の興味をそそりつつ全く馬券に絡まないという
「G1レースのブービートラップ製造コンビ」の藤田-藤原コンビである。
ちなみに過去の菊花賞でこのコンビはマッキーマックスというブービートラップを送り込んだ前科がある。
というわけで抑えるけど中心視は出来ない。

ネヴァブション(○)
春からずーっと煮え切らない競馬を続けてきたわけだが、休み明けの福島の500万を買った後、
函館のHTB杯は4着以内を4角4番手以内の馬で占める中、4角10番手から差して5着、セントライト記念は落馬でノーカウントとして
九十九里特別は長くいい脚を使って差しきりと、春よりはかなり走れている。
母系を見ても母父ミルリーフは菊向きだし、さらに遡るとハイペリオン、ハイペリオン、ネアルコ 、ハイペリオンと
「権藤、権藤、雨、権藤」ばりにハイペリオンが重ねられており、距離は伸びるほど良いだろう。
水上学が本命に推すわけである。
九十九里特別と言えばデルタブルースが菊前に勝ってきたレースでもあるし
人気面からも狙い目だろう。

パッシングマーク(×)
春の競馬振りから中距離馬だろうし、力も不足。
母系を遡ると菊花賞で注意のニジンスキーの名も見つかるがその後フォーティナイナー、
デインヒルと重ねられていたら台無し。

フサイチジャンク(×)
アドマイヤメイン同様父SS×母父ミスプロ系という点から頭の可能性はかなり低い。
またぜんそうセントライト記念がいくら前有利のレースだとはいえ、前を捕まえられなかった上
4角でかなりロスのある競馬をしたテンシノゴールドやキストゥヘヴンにすら
差されているというのは情けなすぎる。
ダービー等の走りや兄タイガーカフェということからも二千がベストだろう。

マルカシェンク(×)
これもアドマイヤ、フサイチと同じく母父ミスプロのサンデーである。
二千くらいの距離でならメイショウサムソンとやって切れ勝ちする可能性は大いにあるが
三千ではその可能性はかなり小さいと見る。
また母父がザフォニックという点から成長力にも疑問符が付く。

マンノレーシング(△)
2走前に後のダービーGP勝ち馬のマンオブパーサーを負かしているし
前走準オープンでも3着と好走。父マヤノトップガンはまだ菊花賞で3着内馬は出していないが
自身が菊花賞馬と言う点はダンスと共通しており好走馬を出す余地はある。
またダート馬と思っていたら芝も走れました、という馬はプリスサイスマシーンの前例があるな
と思って結構上位に評価しようと思った矢先、鞍上中舘の発表を見て、
去年もダート路線から菊花賞に出走して全然ダメだったヤマトスプリンターがいたな
と思い出してヒモ評価まで。

ミストラルクルーズ(×)
一応セントライト記念組ということで消しの評価にしているが、抽選馬を何頭か
ヒモ評価にしているので、それらが除外の場合はヒモに繰り上げると思う。
母父サンデーの前はニジンスキーだし、2走前のように先行すれば前走よりパフォーマンスを上げる余地有り。

メイショウサムソン(○)
私の皐月賞前の見解で「三冠で一番勝つ可能性があるのは皐月賞で、その後
ダービー、菊花賞の順に勝つ可能性は下がる」と見ていた。
それはきさらぎ賞の時のように広いコースでバラける展開になった時
直線でこの馬の最大の武器・勝負根性が発揮できない可能性が高くなるからだ。
またがっちりした馬体などからも純粋なステイヤーというイメージを受けなかった
ということもある。
というわけで世間で言われているほど私は「距離が伸びる菊花賞では安心」
とは思っていない。
ただ世代トップクラスの力の持ち主であることは確かだし、この馬以上に菊花賞適正がありそうな馬が
ほとんどいない点などを加味すればやはりこの馬が一番信頼できるという結論にはなる。
あと前走で見せたかかるそぶりは休み明けに起因するもので、たたいた今回はかなりマシになるとみている。

結論
◎メイショウサムソン
○ドリームパスポート
▲ネヴァブション
△タガノマーシャル
×ソングオブウインド
注アドマイヤメイン


今回はやたらと母系に関する話がよく出てきたが、
「スタミナは母系から補完される物で長距離戦こそ母父以下を重視」
という見方をする人間なので必然的にこうなってしまった。
ちなみにメイショウサムソンの三冠の可能性は贔屓目を加えても50/50と見ている。
やはり京都外回りと言う舞台設定上、勝負根性を発揮できず何かに差されて2着
という可能性が捨てきれないのだ。
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競馬哀愁講座

2006年10月15日 | 競馬
このブログの何割かはわからないが、一定割合競馬に詳しくない人もいるはずで
そんなひとは競馬をギャンブル、よくがんばってスポーツとまでしか見ていないはずだ。
もちろんその2つも競馬の側面ではあるが、競馬を長く深くやっていると
また別の競馬の顔が見えてくる。それは「人生における哀愁や悲哀」といったものを
体感させてくれる、擬似人生経験とでもいうべき側面である。

今日はそんな競馬の一面を垣間見せてくれるシーンを
名馬電機社長さんの馬券を例にご覧頂きたい。

京都7R 3連複 7.8-9.10.13

このレースで社長さんは7番ジュエリークイーン、8番ナリタジューンの2頭軸3連複
という馬券を買いました。
3連複は1~3着に入る3頭の馬を順番関係なく当てる馬券でこの場合
7と8が3着以内に入り、かつ9.10.13のどれかも3着以内に入れば当たるという買い方です。

レースでは8番ナリタジューンが逃げて、2番手が9番ペップチドジャスミンでした。
最後のコーナーを回ってこの2頭が後ろの馬を突き放し、この2頭の1着2着はほぼ決まりとなりました。
そして3番手争いを見ると社長さんのもう1頭の軸、7番ジュエリークイーンが外から上がってきています。

このまま行けば3連複7-8-9で88倍の好配当です。

しかし7番ジュエリークイーンのさらに外から5番ヘイローフジも上がってきています。5番が来たら社長さんの馬券はハズレです。

熾烈な3番手争い、5番と7番は完全に並んでゴールしました。
スローモーションを見てもどちらが3着かよくわかりません。

写真判定となり、数分後電光掲示板の3着欄に表示されたのは「5番」でした。
わずか数センチの差で社長さんは8800円を取り逃してしまったのです。
掲示板の3着欄に「5番」が表示された瞬間の脱力具合といったら言いようがありません。

この時社長さんは人生の哀愁や悲哀といったものを肌で感じます。

京都7R 結果
1着 8 ナリタジューン
2着 9 ペップチドジャスミン
3着 5 ヘイローフジ
4着 7 ジュエリークイーン


京都8R 3連複フォーメーション3.10.11-3.10.11-1.2.3.4.10.11.12.14

続く8Rも社長さんは3連複を買いました。今度はフォーメーションという買い方です。
ややこしいようですが上記のような買い方をした場合
3.10.11のうち2頭が3着以内に入り、かつ1.2.3.4.10.11.12.14のどれかも3着以内に入れば当たるという買い方です。

レースは12番ヒーローアンセムが逃げてそのまま1着
2着には11番タガノシャンハイが2番手から粘りこむという7Rと似たものになりました。

問題は3着争いです。社長さんが当たるには
3着に3番テンシノコンコルドか10番バトルハートオーが入ることが必要です。
実はこの2頭とも最後の直線で見せ場を作っていました。
特に3番テンシノコンコルドは後ろからグイグイ伸びてきて、ゴールしました。

しかし3番の前には4番マルブツリードが馬のクビくらいの差で先に3着でゴールしてしまったのです。
社長さんは4番も買っていますが買い方的に3着には3番が入らなければならなかったのです。
もし3着が3番なら社長さんは3連複3-11-12の120倍という万馬券を的中させていたのです。
それが日本が誇る天才騎手武豊ががんばりすぎてマルブツリードを3着にしたおかげで
社長さんは万馬券を取り逃すという惨事に見舞われたのです。

この時社長さんは人生の哀愁や悲哀といったものを肌で感じます。

京都8R 結果
1着 12 ヒーローアンセム
2着 11 タガノシャンハイ
3着  4 マルブツリード
4着  3 テンシノコンコルド

※競馬ファン向けの余談ですがこのレースで社長さんがタガノシャンハイをなぜ軸で買えたのか
疑問に感じる方もおられるでしょうが、実はこの日は「母父バンブーアトラス祭り」が開催されており
この日に出走していた母父バンブーアトラスの馬が芝ダートを問わず3戦3連対だったのです。
そこで社長さんと同行していた事務さんは母父バンブーアトラスのタガノシャンハイを購入していたのでした。
ちなみにこれを「母父リボー祭りだ」と拡大解釈した社長さんは秋華賞で
母父リボー系のシークレットコードの単複をふんぱつしてしまったのですがどうなったかは周知の通りです。


東京9R 3連複フォーメーション1.5.14-1.5.14-1.5.8.9.10.12.14.15

ここからはJRAが無料で提供しているレース映像を見ながら実際に哀愁を体感してもらいましょう。
今回も3連複のフォーメーションです。競馬に詳しくない方はレース全体を見るのに
慣れていないでしょうからとりあえず
ゼッケン14番、騎手がオレンジの帽子で赤い袖、ピンクと白の勝負服(合田さん風に)ミヤビキララという馬に注目してください。

それではどうなったのか、こちらが確認のVTRです(八嶋智人風に)。

確認のVTR(「競走成績」→「4回東京4日」→「9R」→画面右手の「レース映像」の「HIGH」か「LOW」を順に選択して下さい。)

はい、14番ミヤビキララはかなりがんばっていましたが4着でした。
馬の頭分の差だった3.4着がもし逆だったら社長さんは
3連複1-12-14の158倍という、これまた万馬券を的中させていたのです。

この時社長さんは人生の哀愁や悲哀といったものを肌で感じます。

東京9R 結果
1着 12 ドラゴンウェルズ
2着  1 アサクサゼットき
3着  9 ソリッドスライダー
4着 14 ミヤビキララ

※またまた競馬ファン向けの余談ですがミヤビキララは東京で行われた中山金杯で
ビッグゴールドの2着に入り、万馬券を演出したタフグレイスの妹で東京コースが
得意なはずです。ただし内枠が苦手なので東京で外枠に入った場合は今後も注意しましょう。


京都9R 3連単2頭軸マルチ9.8>2.5.7.10

さて最後の教材は3連単です。3連単は1~3着に入る3頭の馬を当てる馬券というところは3連複とおなじですが
その順番も当てなければならないというより当たりにくいかわり高配当が望める馬券です。
ただしこの「マルチ」という買い方の場合、軸にした2頭(この場合8番と9番)が3着以内に入り、
かつ相手に予想した馬(この場合2.5.7.10番の4頭)が3着以内に入った場合の
すべての順番の買い目を買う、というやり方で
「どういう結果なら当たるか」という点においては3連複で8.9から2.5.7.10へ
流した時と同じです。ただし全ての順番の組み合わせを買うので買い目は
3連複が4点で済むのに対して3連単2頭軸マルチだと6倍の24点買う必要があります。

競馬に詳しくない方はレース全体を見るのに慣れていないでしょうから
とりあえずゼッケン8番、騎手が緑の帽子で黄色の勝負服(合田さん風に)マンテンハットという馬に注目してください。
スタートから前の方へ行って先頭で2頭並んで走るうちの外側の馬です。

それではどうなったのか、こちらが確認のVTRです(八嶋智人風に)。

確認のVTR(「競走成績」→「5回京都4日」→「9R」→画面右手の「レース映像」の「HIGH」か「LOW」を順に選択して下さい。)

はい、一度は失速しかけてもう一度直線で盛り返してきたマンテンハットが3着に
粘るかというところ、外から赤い帽子のスリーキュートが猛烈に追い込んで
どちらが3着かわかりませんでしたが数センチ差でスリーキュートが3着でした。
もうお分かりですね。もしこの数センチ差の3.4着が逆だったら
社長さんは3連単9>7>8の55倍の好配当を的中していたのに
最後の最後にわけのわからない大激走をされたスリーキュートのがんばりによって
5500円になっていた馬券を、ただ文字が印刷された一枚の感熱紙にされたわけです。

この時社長さんは人生の哀愁や悲哀といったものを肌で感じます。

京都9R 結果
1着 9 シルクトゥルーパー
2着 7 ミスターケビン
3着 3 スリーキュート
4着 8 マンテンハット


さて、どうやったら競馬で馬券を買うことで人生の哀愁や悲哀を感じることができるのか
少しはお分かりいただけたでしょうか。
別に競馬ファンはわざと哀愁や悲哀を感じるためにハズレ馬券を買っているわけではありません。
それではただの自虐主義であり、そもそもそこに悲哀や哀愁は発生しません。

だれもが「当たる」「大儲けだ」「自分は予想の天才だ」
と思って馬券を買っているのです。そしてゴール前、「自分の馬券が当たる!」
と思い、えもいわれぬ幸せと喜びを受け入れる体勢に入った瞬間に
ほんのちょっとの差でわずか数センチと言う悪魔のような非情な差が
準備万端受け入れ体勢が整っていた幸せや喜びを本当に目前で奪い去っていくのです。

こんな経験、人生においてだってなかなか体験できない貴重なものなのに
競馬ファンなら下手をすると毎週のように体験できる。
だから競馬は止められない。


「競馬を人生に喩える人がいるが、そうではない。人生こそが、競馬の縮図にすぎないのだ…」by寺山修二
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今日は淀

2006年10月15日 | 競馬
じっくり予想してたらもうこんな時間。

土曜日は東京2Rで関東2歳新馬未勝利の岡田軍団がワイドではまったのと
後藤がもうちょっと頑張ればかなりいい配当になっていたはずだが
4着でかなり安めになってしまった東京メインの3連複などでチョイ負け。

・秋華賞
前のエントリ参照。
変更点としては
一馬のコメントでシェルズレイ陣営が「逃げたい」と言っていたのと
京都芝が引き続きノーザンダンサー祭りなのでシェルズレイの評価をちょっと上げる。

・府中牝馬S

◎ヤマニンメルヴェイユ ○マドモアゼルドパリ ▲スプリングドリュー

別にヤケクソになったわけではない。
ヤマニンメルヴェイユは牡馬相手だし、外差し馬場を好位から競馬をしたもの。
その前に牡馬相手に準オープンを勝っているし
3走前の三春駒特別は牝馬限定戦ながらレベルの高かった一戦で
2着がニシノナースコールという一戦。
3歳時は未勝利勝ち直後にローズSに出走して4着と好走した実績もあり
牝馬限定のG3なら十分勝つだけの力は持っているはず。
ちなみに最内の勝浦というのもエルムS、スプリンターズSと穴を供給しているし
テレグノシスのマイルカップも白い帽子だったように狙えるファクター。

対抗のマドモアゼルドパリの前走はスローで恵まれたものだったが
今回は展開的に意外と前がゆるくなりそうで大西の人気薄残しがないか。

スプリングドリューは前残り馬場だった前走牡馬相手の準オープンを勝って来た。
この馬自身の東京成績はイマイチだが本格化した今ならこなせると見る。


・その他のレースの主な狙い馬

東京3R グレッグスリズム
休み明けだが、まず母スピードアイリスという点から初ダートがプラスに働きそう。
そして休む前の新馬戦はジャリスコライト、マイネルスケルツィの3着と能力上位。

京都1R エーデルビコー
新馬緒戦から走る母系なので前走対抗にしたのだが、惨敗。
ただこの母系はダートが得意でもあるので
ダート替わりのここでもう一度狙ってみる。前走にしてもテンからのスピードはあった。

京都4R ケンチャメワン
シルクフェイマスの妹。

京都5R ダノンオーガスタ
タタソールズブリーズアップセールで62万5000ギニーで競り落とされた
アレグザンダースリーディーの牡馬がついにデビュー。
ひょっとしたら超大物の可能性もあり、明日現地で見られるのは非常に楽しみ。
ちなみにローズが来ないと踏んでいるので、ローズに被ってもらってこれの単系で。

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土曜の馬の日

2006年10月14日 | 競馬
予想してたらなんだかんだで結構な数のレースに買い目を入れてしまってた。
全レース買い手もろくなことないから数レースピックアップして。

東京4R
◎テンジンニチオー ○サンワードブル
共に新馬戦得意な厩舎で、◎は母系が緒戦から走れる血統。

東京9R
◎テレジェニック ○マイネルオーパー
共に東京が得意。コウエイトライは飛越が低く危なっかしい。

東京10R
◎プレミアノアール
ダーレージャパンが中央へ初めて送り込む刺客。怒りの殿下に一票。

東京11R
◎オフィサー ○セトノシェーバー ▲トシザヘネシー
オフィサーは千二より千四。
セトノシェーバーは左回りが得意。
トシザヘネシーは千四(2.1.4.0)。

京都3R
◎セフティーベスト ○サンキストゴールド
◎は前走前残りコースの札幌1500で差して3着。

京都5R
◎フレジュール ○メイショウポジリポ
◎は新馬得意のスキパラ産駒でかつ父タキオン。
○はモエレジーニアスの下でかつ父タキオン。

京都10R
◎ツルマルファイター ○タイキエニグマ ▲ジョイフルハート
ジョイフルハートが強いのはわかっているが
58キロで1400で圧倒的人気、さらに
強力な同型が多数出走しており、ぶっ飛びの所まで考えておきたい。
先週の京都ダートの中で唯一逃げ1着がなく、唯一差し馬が1着まで届いたのが1400
だったことを考えても、ここは後方組を中心に据えたい。
で、本命はツルマルファイター。
京都D1400は(3.1.1.1)とこの舞台はベスト
もまれると良くないので外枠でかつ縦長になりそうな展開が向き
最後に勝利を挙げた05年すばるS以来の55キロ。

対抗タイキエニグマは休み明け(1.0.1.1)だが着外1回は芝。
遠征経験が少ないのは気になるがダ千四(2.1.0.1)と得意で
脚質的にも展開は向きそう。

京都11R
◎キングスデライト ○オースミダイドウ
まず例年以上に力の要る馬場だった函館で好走してきたローレルゲレイロは消し。
このレースでアドバンテージとなる距離経験、速い上がりの
どちらのファクターも持っていない点、人気のキングヘイローとなれば
積極的に買いたくはない。

で本命はキングスデライト。距離経験もあるしドスローとはいえ前走で上がり34.3。
鞍上が小池ということでどう間違っても騎手人気をしなさそうなのも○。

相手を見渡して対抗以下には評価を落としづらいオースミダイドウ。
まあ鞍上の方がディープ引退でどれだけ「体から力が抜けて」いるかを見極める。

京都12R
◎アドマイヤメガミ ○パラダイスバード
エルコン×サンデーのダート得意コースは京都1400。
というわけでエルコン×サンデーの2頭で。

写真は里芋とズッキーニのクリームパスタ。
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小休止

2006年10月13日 | 日常
ここのところこれまでにないくらい一所懸命に
更新してきたが、やっぱり競馬が盛り上がるシーズンになってくると
自然と書くことも増えてくるもんである。

社会人になってからいかに平坦な、坂があっても福島競馬場の直線くらいの
「ほとんど平坦やんけ!」的な
起伏しかないような日常を送っているから、
正直競馬がないとわざわざブログに書くようなこともない日常なんである。

ただわたしの福島競馬場直線人生と対照的と言うか
社会一般としては激動の時と言うか、ターニングポイントに来た感じで
ニュースなんかを見ていると規模の大小を問わずいろいろな事件が起こっており
なかなか目が離せない状況である、って北朝鮮のことなんて
下手したら生活が180度ひっくり返っちゃうようなことだから笑って見てられないんだが。


写真は我が家にやってきたメイショウサムソンのぬいぐるみの大きいやつ(1万円弱)。
奥は以前からいたスペシャルウィーク。
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秋華賞全頭チェック

2006年10月12日 | 競馬
・ディープインパクト年内引退

うーんまあこれほどの馬だし、もし来年以降海外に挑戦しないなら
国内で走る意味もほとんどないし、年内引退というのは一つの判断として正しいとは思う。
来年以降走らせて負うリスクと得られるリターンを天秤に掛けたら
得るものが小さすぎるし大きいものを得よう(つまり海外再挑戦)とすれば
さらに大きなリスクを背負う必要があるわけで。

確かにこれほどの馬だからファンの期待も大きいのもわかるが
あくまで馬の所有者は馬主であり、決して「ファンのもの」ではないので
そのあたりは一競馬ファンとしてわきまえたいと思う。

しっかし「ガイアの夜明け」放送翌日の電撃引退とは裏で何があったのか非常にキニナル。
池江調教師のコメントからも金子オーナーの独断で決まったが感あり(こういうとオーナーが悪いみたいだがそうではないので要注意)
「ダーレーが買わない」と踏んだのか、はたまた
ダーレーに買わすまいとする勢力が暗躍したのか。ま、想像だがね。

・秋華賞

昨日の「サンデーフィルター」を踏まえつつ全頭チェック。

印は ○:中心視 △:ヒモ ×:消し
(※タッチザピークとサンヴィクトワールは抽選で1頭が出走)

アサヒライジング(×)
昨日のSSフィルターでどちらのふるいに掛けてもふるい落とされてしまう。
また過去秋華賞で3着内に入った関東馬のうち、関西遠征経験がある馬は
いずれもそこで3着以内の成績を収めており、G1好走しているものの5.4着止まり
の同馬は条件を満たしていない。
Aオークス2着が評価されるかもしれないが、今年のAオークスは欧州からの遠征馬もおらず「アサヒライジングはアメリカンオークスで2着する力がある」と見るより
「アサヒライジングでも2着に来れるアメリカンオークスだった」
と見た方が正解である様な気がする。


アドマイヤキッス(△)
SSフィルターを両方ともクリアしているうちの1頭。
ただ母父ジェイドということで、休み明けのプレップは勝てても本番を
勝ちきるまでは難しいのでは、という評価。
鞍上の精神的ダメージも含めて中心視はできない。

カワカミプリンセス (△)
血統や厩舎、騎手のイメージから勝手にテイエムオーシャンとダブらせがちだが
テイエムが桜花賞を勝ってオークスを負けている
カワカミはそのオークスを勝っている、という違いはこと秋華賞においては
大きいのではないかというのが私の見解。つまり桜花賞とオークスでは
求められる適性が秋華賞に近いのは過去の傾向から桜花賞の方であり
オークスを勝っちゃってることが実は秋華賞に臨む上ではマイナスになる、と言う見方。
ただ力が上位に位置するのは間違いないだろうし、何しろスイートピーの悪夢を
ものともせずオークス勝っちゃうくらいだから過去の傾向なんぞ関係ない可能性も高い。
ただ休み明けで人気してかつ軸で信頼できるほどの馬ではないと思う。

キストゥヘヴン(○)
SSフィルターを2つともクリアするもう1頭。秋華賞とリンクの強い桜花賞を勝っているし
輸送を考慮して牡馬相手のセントライト記念を選び、明らかにプレップ用の緩い仕上げで臨んで
落馬の影響も受けつつ前残りの展開を差して5着なら上々の結果。
輸送にも万全を期しており、中心視できる存在。

キープユアスマイル(△)
母父面のSSフィルターは母父リアルシャダイでクリア。
800万ながら前走紫苑S2着で出走権を得た馬で、どうせ人気しないだろうし
関西遠征歴がない関東馬なので一応買える。
混戦だし紫苑S1着馬を中心視する以上、この馬も少なくともヒモで拾っておかないと辻褄が合わない。


コイウタ(×)
鞍上の吉田隼人は名前等いろんな面で応援しており
買ってあげたいのだがSSフィルター的には買えない。
オークスの本命だからいきなり無印と言うのは怖いんだが
これを拾ってしまうと買い目がさらに多くなってしまうので泣く泣く消し。

サンヴィクトワール(×)
エルフィンS勝ちは秋華賞との相性は悪くないんだが
全く適性外のフィリーズRを無理に使ったツケがまだ抜けきってないと見る。
鞍上も関西で乗りなれていない柴山ということで買う要素とはならない。

サンドリオン(○)
過去秋華賞に出走したリファール系は(2.2.0.2)と抜群の成績を誇っている。
そのうち母父がナスルーラ系だった馬は(1.2.0.0)と連対率100%。
まあサンプルが少ないから信頼度は低いんだが、メンバーが手薄とはいえ初芝の前走のレースが
圧巻だったし、その前のダート戦では先行しているように脚質にも幅がある。
秋華賞と相性があまりよくない紫苑S組だが、スイートピーS勝ち馬がオークスを勝つ年なんだから、それもアリ?

シェルズレイ(△)
この馬が好走できるかどうかは鞍上の判断一つだろう。
前走のように早め先頭から押し切る競馬ならここでも十分好走可能なだけの力はあるが
桜花賞のように溜めて切れ味を活かす様な競馬をすればたちまち圏外だろう。
そういう意味でヒモっていう評価が一番妥当だと思う。

シークレットコード(○)
秋華賞好走馬がその他に好走している例が多い「太陽レース」の一つが阪神JF。
そこの2着馬であるし、G1で連対した経験のあるミスプロ系の馬は
過去の秋華賞で(1.2.1.0)とみな3着以内。まあこれもサンプルが少ないし
某所POGで指名しているというひいき目も入っていることは一応断っておく。

ソリッドプラチナム(×)
おそらく多くの穴党が期待し、そして鞍上を見て落胆したことだろう。
まあ確かにこの手の行くだけ行くか、控えるだけ控えるみたいな
極端な脚質の馬のほうが合う鞍上ではあるが、どうだろう、とてもではないが
危なっかしくて軸評価はできないというのが私の結論だ。
一応×だが外枠に入ればヒモに昇格する可能性は一応持たせておく。

タッチザピーク(×)
一応母父フィルターはクリアしているものの3戦目以降の競馬があまりにもだらしない。
この実績ではヒモでも買いづらい馬である。

トシザサンサン(×)
夏に古馬相手1000万を勝ってきている馬だが、さすがに距離が長い。
牝系を見ても短距離に良績が集中している馬ばかりだし、
前述のシークレットコードの逆で「G1連対歴のないミスプロ系」は
秋華賞で(0.0.0.19)である。

ニシノフジムスメ(○)
秋華賞で好相性のリファール系。
前走のように変に控えず、積極的な競馬なら好勝負は必至なのだが
G1でいかにもな馬なのに結果がほとんど伴わない藤田-藤原コンビ
というのは若干気になるものの、それ以外についてはマイナス要素はほとんど見当たらない。

フサイチパンドラ(×)
人気どころで切るならこれだろう。
この馬を見ていて非常にイメージが被るのはトゥザヴィクトリーである。
同じSS×ヌレイエフの配合で、桜花賞出走権を得るため
相手関係の楽な所に出走するも格下相手に取りこぼし、桜花賞は出走するも勝てず。
しかしオークスでは2着と巻き返し、休み明けローズSはいかにもプレップというような負け方。
これで上積みが見込めるぞ、と思われた本番で人気でド惨敗を喫したのがトゥザヴィクトリーであり
ここまでの軌跡が似ている同馬も秋華賞は取りこぼすと見た。

ブルーメンブラット(△)
本当はSSフィルターを両方ともクリアしていないから買ってはいけないんだが
牝馬限定戦で単騎逃げ(かもしれない)川島といえばオースミハルカっぽいし
札幌で古馬混合1000万のティコティコタックが勝ったことで有名な
大倉山特別をレコード勝ちと来ているから切る勇気はない。
ただ今年の大倉山は1800から1500に距離が短縮されたし
1800時代の大倉山を買って秋華賞に出走して惨敗した馬も2頭いるという点も忘れてはならない。

ブロンコーネ(×)
秋華賞と相性のいいロベルト系ではあるが休み明けで走れるタイプではなさそうだし
フローラSは良いとしてもオークスやラジオNIKKEI賞の成績が悪すぎる。

ホウショウルビー(×)
血統、これまでの実績からも短い所向きで2000のG1で来る馬ではないと思う。
まあ一発をかまされたらかまされたでなんとなく納得してしまいそうな気はするが
激走を事前に予見できるタイプでもないと思う。

ヤマトマリオン(×)
ブゼンキャンドルが勝った年の秋華賞なら突っ込んで来そうだが
開幕2週目に移行した今の秋華賞では若干スピード不足の感。
フローラでお世話にはなったが、次にお世話になるのはローカルのハンデ重賞か?


結論
◎キストゥヘヴン
○サンドリオン
▲シークレットコード
△ニシノフジムスメ
×アドマイヤキッス、カワカミプリンセス、キープユアスマイル、シェルズレイ、
ブルーメンブラッド、(ソリッドプラチナム)

馬券的には上位4頭の馬連ボックスと
◎○▲の3頭軸3連複か。枠順を見て◎~△内での微調整の可能性も残るが。
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