名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

海外競馬ニュース&主要レース結果 2014.10

2014年09月27日 | 海外競馬
北米
カナダ年度代表馬Uncaptured引退(Bloodhorse)
2012年2歳時にカナダ年度代表馬となったUncapturedが引退。

Cross Traffic引退(Racing Post)
昨年のホイットニーハンデ勝ち馬Cross Trafficが引退。Spendthrift Farmで種牡馬入り。

Flashbackがい引退(Bloodhorese)
Tapit産駒でケンタッキーダービー戦線の有力馬となったものの故障により本番への出走がかなわなかったFlashbackが引退、Hill 'n' Dale Farmsで2015年より種牡馬入り。

Game On Dude引退(BloodHorse)
サンタアニタハンデ3勝などG1を8勝したGame On Dudeが引退。主戦のサザーランド騎手がこの馬を降ろされたことで引退したこと(後に復帰)などサイドストーリーにも事欠かなかった馬で、長くアメリカのダート中長距離路線ではトップを走ってきたが最近は年齢的な衰えからか全盛期のような走りができておらず、最後のレースとなったパシフィッククラシックでは3歳のShared Beliefに敗れ世代交代の感が強かった。

Will Take Charge引退(BloodHorse)
昨年の3歳チャンピオン、Will Take Chargeが引退。Three Chimneys Farmでの種牡馬入りが決まった。3冠では良いところがなかったものの昨年後半から力をつけトラヴァースS、ペンシルヴェニアダービーと連勝して臨んだBCクラシックがMucho Macho Manの僅差の2着だった。今年に入ってからも勝ち星こそ1つのみだったが堅実に走っていたが軽い故障により引退となった。

Princess of Sylmar引退(BloodHorse)
昨年のケンタッキーオークス勝ち馬でG1・4勝のPrincess of Sylmarが引退することに。昨年秋、当時牝馬最強であった女王Royal Deltaを馬格で劣るこの馬が外からねじ伏せた競馬(Beldame Invitational Stakes)が非常に印象的であった。

Palace Maliceが引退撤回、現役続行を発表(Blood Horese)
軽度の故障により一度は引退種牡馬入りが発表された昨年のベルモントS勝ち馬Palace Maliceだったが、Three Chimneys Farmが権利の半分を購入、来年の現役続行を表明した。管理するのは引き続きTodd Pletcher調教師で勝負服も変更ない模様。

My Miss Aurelia, Dreaming of Julia引退(Blood Horse)
総決算のBCを前に大物の引退が相次いでいるが2011年の2歳牝馬チャンピオンMy Miss Aurelia、昨年のケンタッキーオークス1番人気でフリゼットS勝ち馬のDreaming of Juliaが引退。ともに生まれ故郷に帰って繁殖入り。

Princess of SylmarBelieve You CanそしてBeholderがファシグティプトン11月セールに上場。(BloodHorse/RacingPost)
毎年良質の牝馬が上場されるファシグティプトンの11月セールに昨年のケンタッキーオークス馬Princess of Sylmar、一昨年のケンタッキーオークス馬Believe You Can、そして昨年一昨年とBCを2年連続優勝し今年3年連続を目前にしているBeholderが上場されることに。


◆主要レース結果
・3歳
9/20 Pennsylvania Derby(ペンシルヴェニア・ダービー)(G2) パークスレーシングD9f
Bayern (J:M.Garcia / T:B.Baffert)
G2ながら2冠馬California ChromeがベルモントS以来の出走とあって注目された一戦。スタートして3番手のインコースにポジションを取ったCalifornia Chromeだったが勝負どころですでについていくのが精一杯という感じで直線に向いては春の強さの片鱗もだせず6着惨敗。鞍上はレース後「叩き台であったこと」「マークが厳しかったこと」を挙げた。勝ったのはスタートから先手を取ったBayern。レース序盤はスローペースに落としこむと半マイルから3/4マイル地点でペースアップ、後続をふるいに掛けるようにして直線に向かうと独壇場で2着に5馬身3/4をつける快勝。前走トラヴァースS大敗から一変の競馬だった。

9/20 Cotillion Stakes(コティリオンS)(G1) パークスレーシングD8.5f 牝馬
Untapable (J:R.Napravnik / T:S.Asmussen)
3歳牝馬のG1、Jojo Warriorが早めのペースを刻む中、3番手で進んだKYオークス馬Untapable。3コーナー辺りから前との差を詰めるようにして進出し、直線入り口で先頭に並びかけると内で粘るJojo Warrior、外から追い込んできた2番人気のSweet Reasonを抑えて優勝。前走ハスケル招待では果敢に牡馬に挑戦するもBayernの前に5着と敗れていた。同世代の牝馬相手にきっちり勝って本番は年上のお姉さん方相手に挑戦する形。

・3歳以上
9/14 Northern Dancer Turf Stakes(ノーザンダンサーターフS)(G1) ウッドバイン芝12f
Sheikhzayedroad (J:M.Lane / T:D.Simcock)
道中後方に位置していたSheikhzayedroadが向こう正面中頃からインからするするとポジションを上げ、直線は逃げるReporting Starを内側から埒沿いを通って交わし先頭に。さらにその2頭の外からこれも後方にいたDynamic Skyが追い込み、最後はReporting Starを挟むような形で3頭がゴール。わずかに内Sheikhzayedroadがほか2頭を抑えて1着。勝ち馬はイギリスからの遠征馬で前走Yorkで10fのG2を勝ってここに臨んでいた。

9/14 Woodbine Mile Stakes(ウッドバインマイル)(G1) ウッドバイン芝8f
Trade Storm (J:J.Spencer / T:D.Simcock)
残り1fまで逃げて先頭を走っていたBobby's Kittenだったが道中後方のインから追い込んできたTrade Stormが鮮やかな差し切りを見せて1着。2着も後方待機組のKaigunが入った。勝ったTrade StormはノーザンダンサーターフSのSheikhzayedroadと同じくSimcock師の管理する英国からの遠征馬でG1ダブルを達成。


欧州
Frankie、Treveを降ろされる(Racing Post)
今季2戦して勝ち星のなかったTreve、管理するHead調教師の強い要望で凱旋門賞、そしてその前哨戦ヴェルメイユ賞の鞍上をFrankieから無敗コンビのThierry Jarnet騎手にスイッチされることに。Joaan殿下の主戦騎手であるFrankieの降板というニュースは衝撃的であったが物語的にはArcプレップデイの良い伏線になった感も…。

Noble Missionが繰り上がりでG1馬に(Racing Post)
怪物Frankelの全弟Noble Missionが、今年春2着となったサンクルー大賞の勝ち馬Spiritjimから薬物の陽性反応が出たことにより失格となったため繰り上がりでG1タイトルを手にした。ちなみにSpiritjimから検出されたのは呼吸器系の薬物でその薬物の影響下においてレースに出ることは禁止されているが、レース以外の時に使用されるぶんには問題ないもので「調教時に使用したものが残留してしまった」模様。

凱旋門賞1番人気Sea the Moon引退(Racing Post)
凱旋門賞戦線で1番人気に支持されていたドイツダービー勝ち馬Sea the Moon、バーデン大賞2着後に故障が発覚して引退。

Street Cryが死亡(Bloodhorse)
ZenyattaやStreet Senseを輩出したStreet Cryが神経系統の合併症により安楽死となった。

◆主要レース結果
・2歳
9/13 Juvenile Turf Stakes(ジュヴェナイルターフステークス)(G3)
John F Kennedy (J:J.O'Brien / T:A.O'Brien)
昨年Australiaが勝利したこのレース、今年も勝利したのは同じくCoolmore&O'Brien親子のチーム。毎年恒例世界の偉人シリーズ、John F Kennedyの名を付けられた同馬、ヨークシャーオークスでTaghroodaに初黒星をつけたTapestryの全弟で、現段階来年の英国ダービーの前売り一番人気に。

9/14 Moyglare Stud Stakes(モイグレアスタッドS)(G1) カラ芝7f 牝
Cursory Glance (J:A.Atzeni / T:R.Varian)
ここまで3戦2勝の1番人気Cursory Glanceが中団につけ、残り1fで先頭に立つと後続の追撃を振りきって1着。お父さんはDistorted Humor。騎手、調教師は前日の英国セントレジャーと同じコンビ。

9/14 Vincent O'Brien National Stakes(ヴィンセント・オブライエン・ナショナルステークス)(G1) カラ芝7f
Gleneagles (J:J.O'Brien / T:A.O'Brien)
道中最後方を進んでいたGleneaglesが残り2fあたりから仕掛けられると一気に加速。素晴らしい切れ味を見せて先頭に立つ完勝で圧倒的人気に応えた。デビュー戦こそ4着だったものの2戦目の初勝利からG3,G2,G1と着実にステップアップして4連勝達成。今年の愛1000ギニー勝ち馬Marvellousの全弟。

・3歳
9/13 St Leger Stakes(英セントレジャー)(G1) ドンカスター芝14.5f
Kingston Hill (J:A.Atzeni / T:R.Varian)
中団やや後方に位置した今年の英ダービー2着馬Kingston Hill。直線に入ると馬群が馬場いっぱいに広がったこともありコースの大外に持ち出すことになったが、追い出されてからは着実に前との差を詰め、最後内側に切れ込みながらも差しきり。

9/14 Prix Niel(ニエユ賞)(G2) ロンシャン芝12f
Ectot (J:G.Benoist / T:E.Lellouche)
ここまで6戦5勝、春以来の出走となったEctot。Al Shaqab Racingに権利を購入されて初めての出走となった今回、ここまでマイルまでの距離経験までしかなかったが、最後方待機から直線大外に持ち出すと一気にの末脚で先頭に立つと最後は脚が鈍り差を詰められるものの先頭を保って優勝。父Hurricane Run、母父Linamixという血統からは距離に不安がなさそうだし本番に向けて面白い一頭が出てきた印象。

・3歳以上
9/7 Grosser Preis Von Baden(バーデン大賞)(G1) バーデンバーデン芝12f
Ivanhowe (J:F.Minarik / T:J.Carvalho)
圧倒的人気の3歳馬Sea the Moon。レース前から陣営は人気になっている凱旋門賞後、来年も現役を続行してロイヤルアスコットを目指す、と早々に表明。レースはダービー時の鞍上Soumillonがフランスでの優先騎乗があったため乗れずに代打のC.Demuro。レースは序盤からSea the Moonが軽快に逃げる展開、最後の直線外埒を頼って馬を外に出そうとするも外埒に張り付く前に埒とSea the Moonの間に馬体を滑り込ませて伸びてきたのがIvanhowe。一気に交わして優勝、嬉しいG1制覇。ちなみにIvanhowe昨年3歳時のドイツダービーではC.Demuroが騎乗して8着だったという経歴があり、なんとも因縁めいた結末となった。

9/13 Enterprise Stakes(エンタープライズS)(G3) レパーズタウン芝10f
Free Eagle (J:P.Smullen / T:D.Weld)
昨年2歳時、今年のダービー最有力候補に挙げられながらAustraliaに敗れてそのまま休養していたFree Eagleが復帰初戦。4角で馬なりのまま先頭に取り付き、追い出されると後続をぶっちぎり。相手が強くなかったとはいえ楽しみな馬の復帰となった。

9/13 Matron Stakes(メイトロンS)(G1) レパーズタウン芝8f 牝
Fiesolana (J:B.Lee / T:W.McCreery)
春コロネーションSなどG1を2勝している3歳のRizzenaが1番人気。直線外から末脚伸ばし先頭に立つも内から5歳のFiesolanaが並びかける。最後はFiesolanaが半馬身先着してG1初制覇。

9/13 Irish Champion Stakes(愛チャンピオンS)(G1) レパーズタウン芝10f
The Grey Gatsby (J:R.Moore / T:K.Ryan)
人気は英国ダービー馬Australia。前走陣営が「ベスト距離」としていた10fのインターナショナルSを快勝し、同じ10fに使ってきたとあってここもまず負けないという空気だった。直線堂々抜け出し「これは勝った」と思ったが道中最後方に控えていた今年のフランスダービー馬The Grey Gatsbyが一歩ずつ差を詰めると最後は今年の英仏ダービー馬による叩き合いの末、The Grey Gatsbyがクビ差先着してゴール。前走インターナショナルSでは完敗していたものの、今回は鞍上が仏ダービーを勝った時のMoore騎手に戻っており「Moore恐るべし」の一言。

9/14 Irish St Leger(愛セントレジャー)(G1) カラ芝14f
Brown Panther (J:R.Kingscote / T:T.Dascombe)
Aidan O'Brien陣営のラビットEye of the Stormが大きく逃げるなか、唯一その直後につけて早めの競馬をしてBrown Pantherが直線で先頭に立つと後続を全く寄せ付けない大差を保っての優勝。2,3着に英セントレジャー勝ち馬2頭を従えての勝利。これまでG1でも期待されながら結果が出せなかった元サッカースター選手のマイケル・オーウェン氏の所有馬、嬉しいG1初制覇となった。

9/14 Prix Vermeille(ヴェルメイユ賞)(G1) ロンシャン芝12f 牝
Baltic Baroness (J:M.Guyon / T:A.Fabre)
注目はこのレース昨年の勝ち馬で凱旋門賞勝ち馬のTreve。今年は昨年ほどの勢いがなく鞍上もFrankieから無敗のコンビJarnet騎手とのコンビニ調教師が戻すことを熱望し、試行錯誤を行ったもののペースと展開がマッチしなかったにしても同じような一から競馬をしたDolniyaを一旦交わしたものの交わされる競馬で昨年の輝きはほとんど残っていなかった。勝ったのは逃げたPomologyが逃げこみを図るところ、内ラチぎりぎりから伸びてきたBaltic Baronesss。ドイツ産馬でフランスFabre調教師の管理馬。ここまでG1の勝ち星はなく、ここがうれしいG1初勝利。ちなみに母母は牝馬ながらドイツダービーなど男馬相手にG1を勝ち、ジャパンカップで来日もしたボルジアという日本のファンにも馴染みのある馬。

9/14 Prix Foy(フォワ賞)(G2) ロンシャン芝12f
Ruler of the World (J:F.Dettori / T:A.O'Brien)
スタートから先手を取った昨年の英国ダービー馬Ruler of the World。道中自分のペースで運べたこともあるが、勝負どころで出走馬中最初に手が動き出し早めに後続を離しにかかる強気の競馬をしたFrankieとそれに応えたRuler of the World。直前でTreveの鞍上を降板させられたFrankieにとっては特に嬉しい一勝となった。個人的には長年Darleyの主戦を務め、ライバル関係にあったCoolmoreのメインステーブルAidan O'Brien厩舎の有力馬に乗っての勝利(半分Al Shaqab持ちとはいえ)というのは感慨深いものがあった。

9/14 Prix du Moulin de Longchamp(ムーラン・ド・ロンシャン賞)(G1) ロンシャン芝8f
Charm Spirit (J:T.Jarnet / T:F.Head)
R.Hannon調教師が送り込んだ3歳4歳のマイルチャンピオンToronado、Night Of Thunderを抑えて勝ったのは地元フランスの3歳馬Charm Spirit。今年の英国2000ギニーではNight of Thenderの5着に敗れていたが、その後2連勝してここに臨んでいた。前走ジャンプラ賞に続くG1連勝となった。

オセアニア
Black Caviarに初仔誕生(Racing Post)
無敗の最強スプリンター・Black Caviarに待望の初仔が誕生。父Exceed And Excelの牝馬。仔馬誕生自体がニュースなのだが写真や映像を見るとBlack Caviarがとても優しそうな母親をやっていて、現役時代の完全無欠ぶりからの落差がなかなか感慨深い。

Keeneland September Yearling 2014 Book2-Book6

2014年09月24日 | 海外競馬
◆日本人によるとみられる購買
・Session5
0766 Hard Spun × Lady's Laughter 牝 5万ドル
 K.K.Eishindoが落札。

0889 Street Sense × Script 牡 15万ドル
 K.K.Eishindoが落札。

0981 Speightstown × Winendynme 牡 21万ドル
 Big Red Farmが落札。

・Session6
1230 Kitten's Joy × Mountain Mambo 牡 18万ドル
 Tetsuya Ichimura氏が落札。

1307 Sidney's Candy × Sealedwithapproval 牡 13万ドル
 Teruo Ono氏が落札。

1384 Arch × Walker's Gal 牝 6万ドル
 Big Rde Farmが落札。近親にG1・3勝のBosra Sham

1523 Congrats × Forestier 牝 8万ドル
 Hideyuki Mori氏が落札。

・Session7
1639 Trappe Shot × Ms Louisett 牡 9万5000ドル
 Hideyuki Mori氏が落札。

1836 Colonel John × Bible Belt 牡 7万2000ドル
 Murayama Bloodstock,Inc.が落札。

・Session11
3273 Twirling Candy × Promises Promises 牡 2万5000ドル
 Tsujimoto/Dimitri氏が落札。
・Session12
3736 Old Fashioned × Yesshesarocket 牡 2万ドル
 Tsujimoto氏が落札。

4161 Henrythenavigator × Hidden Value 牡 1万ドル
 Tsujimoto氏が落札。

また一歩前進もお行儀悪し

2014年09月20日 | 一口馬主
◆ブルーガーディアン 9/20(土) 阪神1R 2歳未勝利 D1800 藤岡佑介 4着
デビュー前からダート向きと言われていただけに期待していた初ダートの一戦。
レースは序盤から前の方につけて3番手を追走。4コーナー手前で逃げ馬に並びかけていこうとするも外から被せられ、さらに直線に入ってからは鞍上が懸命に立てなおそうとするもどんどん内(右)にササッてしまい追えない状態で4コーナーでは大きく差をつけていた馬にもかわされ4着。
前2走でも若干内に持たれているような感じはあったがここまで顕在化したのは初めてで、中間カリカリしてきていたことも影響したのかもしれない。
次回は一旦おやすみして精神的にリフレッシュを図るか、矯正具つけてくるか、はたまた距離短縮か。力出しきれないのが歯がゆいのでこれがデフォルト化しないように願いたい。着順自体は6着→5着→4着と一歩ずつ良くはなっているのであと3戦のうちに勝ち上がりたいですね、といったところ。

久々の芝

2014年09月18日 | 一口馬主
◆レックスパレード 9/14(日) 阪神10R 西宮S(3歳上1600万下) 芝1800 菱田裕二 8着
京都大賞典に格上げ挑戦して以来の芝。少頭数で阪神の芝外廻りコースだったこともあり、前半はゆったりとマイペースで進めることができたが勝負どころからペースが上がってくると追走がしんどくなり、結果は最下位の8着。ただもともと適距離よりは短かったし、久しぶりの芝ということを考えると致し方ない結果だったと思われる。今後は長い距離を使っていく方針のようなので、個人的な希望である障害競走も検討していただけるのではないかと、少し期待している。

Keeneland September Yearling Sale 2014 Book1

2014年09月13日 | 海外競馬
◆ミリオン
・Session1
0029 Curlin × Leslie's Lady 牝 110万ドル
 BC-DistaffなどG1を5勝のBeholder、CashCall Futurity(G1)勝ちInto Mischiefの半妹。

0105 Bernardini × Mushka 牝 120万ドル
 母はエンパイアメーカー産駒のSpinster Stakes(G1)勝ち馬。

・Session2
0228 War Front × Score 牡 130万ドル
 母母Educated RiskがG1・2勝馬。落札したのはWar Front大好きCoolmore。

0307 Tapit × Super Espresso 牝 100万ドル
 近親にヤマニンパラダイスメイショウカドマツ、種牡馬トワイニングがいる日本にも馴染みのある血統。

0345 Unbridled's Song × Tizamazing 牡 160万ドル
 母がTiznowの全妹で半兄に昨年のPreakness S(G1)勝ち馬Oxbowがいる。

・Session3
0508 Dubawi × Casual Look 牝 145万ドル
 母は2003年英国オークス勝ち馬。

0549 Tiznow × Countess Lemonade 牝 110万ドル
 母の兄弟にDuke of MarmaladeRuler of the Worldがいる血統。

・Session4
0589 Medaglia d'Oro × Dowry 牝 150万ドル
 姉にAmerican Oaks(G1)勝ち馬Nereidがいる。

0593 Tapit × Dream Rush 牡 120万ドル
 母はTest SなどG1を2勝しており、姉もG1勝ち馬のDreaming of Julia

0595 Tiznow × Dream Supreme 牡 135万ドル
 母母Spinning Round、母Dream SupremeはBallerina S(G1)を2代にわたって勝利しており、兄のMajestic WarriorもHopeful S(G1)勝ち馬。

0652 Tapit × Foxy Danseur 牡 110万ドル

0680 War Front × Gold Vault 牡 220万ドル
 姉にAcorn S(G1)、Test S(G1)の勝ち馬Contestedがおり近親にPomeroyがいる良血。「War Front大好き」Coolmoreが落札。

0749 Tapit × Justwhistledixie 牡 220万ドル
 兄に昨年のBC Juvenile勝ち馬New Year's Day


◆日本人によるとみられる購買
・Session1
0010 Malibu Moon × Lady Tak 牝 33万5000ドル
 J.S.Companyが落札。

0014 Galileo × Latin Love 牡 35万ドル
 Mitsu Nakauchida氏(Agent)が落札(ファハド殿下の代理人の中内田師かな?)。

0021 Smart Strike × Leaning Tower 牡 15万ドル
 North Hillsが落札。

0079 Tapit × Miss Mambo 牡 42万5000ドル
 J.S.Companyが落札。

0141 Bernardini × Parisian Affair 牡 27万ドル
 Katsumi Yoshizawa氏が落札。

0186 Gio Ponti × Rap and Dance 牡 9万ドル
 Katsumi Yoshizawa氏が落札。

・Session2
0200 Smart Strike × River's Player 牡 23万ドル
 Katsumi Yoshizawa氏が落札。母はG1勝ち馬で半兄にエーシンキサナドゥ

0201 Drosselmeyer × R Lady Joy 牝 22万5000ドル
 K.K.Eishindoが落札。

0309 Congrats × Superior Storm 牝 32万ドル
 Teruo Ono氏が落札。

・Session3
0413 Bernardini × Yellow Heat 牡 92万5000ドル
 この日のセール3番目の高値。姉にG1・SpinawayStakes勝ち馬R Heat Lightningがいる。Teruo Ono氏が落札。

0421 Kitten's Joy × A Bit of Pressure 牡 20万ドル
 J.S.Companyが落札。

0436 Speightstown × Alpha Centauri 牡 12万ドル
 North Hillsが落札。

0463 Kitten's Joy × Bala 牝 50万ドル
 K.K.Eishindoが落札。

0490 Distorted Humor × Bon Jovi Girl 牝 40万ドル
 母の兄にGio Ponti。North Hillsが落札。

0526 Lonhro × Christine Daae 牡 12万ドル
 K.K.Eishindoが落札。

・Session4
0609 Proud Citizen × El Fasto 牡 20万ドル
 全姉にKentucky Oaks(G1)勝ち馬のBelieve You Can。K.K.Eishindoが落札。

0709 Roderic O'Connor × High Finance 牡 18万5000ドル
 K.K.Eishindoが落札。

◆個人的注目馬
・Session1
0031 Medaglia d'Oro × Life At Ten 牡 14万ドル
 母はG1・2勝馬。

0035 Arch × Light Blow 牡 40万ドル
 近親に日本産馬として英Champion S(G1)2着などの活躍を見せたShiva

0060 War Front × Magnificent Honour 牡 30万ドル
 母母Better Than Honourということで、近親にRags to Richesカジノドライヴ

0154 Tapit × Ponche de Leona 牝 77万5000ドル
 半兄に昨年のBC Classic勝ち馬Mucho Macho Man

・Session2
0249 Tapit × Silver Colors 牝 70万ドル
 母母がKentucky DerbyなどG1を3勝したWinning Colors、近親に日本で走ったゴールデンカラーズがいる。

0259 Oasis Dream × Society Selection 牡 18万5000ドル
 母はG1・3勝馬。

0275 Kitten's Joy × Spent Gold 牝 15万ドル
 全兄Big Blue KittenはSword Dancer招待などG1を2勝。

0306 Tiznow × Supercharger 牡 牡 52万5000ドル
 半兄にKentucky Derby(G1)勝ち馬Super Saverがいる血統。

0310 Empire Maker × Supreme Goddess 牡 40万ドル
 北米では貴重なエンパイアメーカー産駒で母母ヴェイルオブアヴァロン、母母母ウインドインハーヘアということで近親にディープインパクトリルダヴァルなど。

0331 Medaglia d'Oro × Tap Your Heels 牝 40万ドル
 半兄にTapit

0367 Medaglia d'Oro × Unrivaled Belle 牝 32万ドル
 母はBC Ladies' Classic勝ち馬。

・Session3 
0393 Sky Mesa × Wickedology 牡 10万ドル
 近親にエーシントップ

0408 Kitten's Joy × Wonder Again 牡 12万ドル
 半兄にレッドレイヴン、近親にグラスワンダー

0458 Harlan's Holiday × Athena's Gift 牡 24万
 半兄にBreeders Futurity(G1)勝ち馬のWe Miss Artie

0462 Giant's Causeway × Baghdaria 牡 20万ドル
 近親にPreakness S(G1)などG1・3勝のShackkeford、Alabama S(G1)勝ち馬のLady Joanneがいる。

0464 Street Boss × Balboa Betty 牝 6万ドル
 近親にTiznow

0535 Candy Ride × Cloudburs 牡 45万ドル
 近親にボストンハーバー

0565 Bernardini × Dark Sky 牝 10万ドル
 近親にPrix de DianeなどフランスでG1・2勝のNebraska Tornado

・Session4
0616 Pulpit × Enchanted Rock 牡 20万ドル
 半兄にHaskell招待、Wood MemorialのG1・2勝馬Verrazanoがいる血統。

0627 Giant's Causeway × Executricker 牡 20万ドル
 日本に輸入され産駒がキャロットで一口30万円で募集されているヒルダズパッションが半姉にいる血統。

0693 Bernardini × Grosse Pointe Anne 牡 15万ドル
 近親に全米2歳チャンピオンのUncle Mo

0731 Harlan's Holiday × ntensify 牡 46万ドル
 全兄にRisen Star S(G2)勝ち馬のIntense Holiday。父兄ともにすでにこの世にはおらず、落札したのは父兄のオーナーだったStarlight Racing。このセリに関する記事がここに。「Harland's Holiday産駒はプレミアが付いてしまってそう多くは買えない」と奥さんに言っていたオーナーが全弟を前にしてその仔を手に入れる誘惑に抗する事ができなかった、というくだりが好き。

0739 Tapit × Jera 牝 60万ドル
 半兄にEddie Read HなどG1・2勝のJeranimo


Team Mayba 月間成績 2014年8月

2014年09月09日 | 一口馬主
月間成績
◆着度数
【0-0-1-1-1-5】 勝率:0.0% 掲示板率:37.5%


◆成績
プリュム 8/2(土) 札幌7R 3歳上500万下 D1700 福永祐一 4着
エンジェルピース 8/9(土) 札幌2R 3歳未勝利 D2400 丸山元気 3着
ブルーガーディアン 8/10(日) 小倉5R 2歳新馬 芝1800 藤岡佑介 6着
プリュム 8/17(日) 札幌6R 3歳上500万下(牝) D1700 福永祐一 6着
ブルーガーディアン 8/30(土) 小倉2R 2歳未勝利 芝1800 藤岡佑介 5着
サンデークロウズ 8/30(土) 小倉4R 3歳未勝利(牝) D1700 藤懸貴志 16着
レックスパレード 8/30(土) 小倉11R 釜山S(3歳上1600万下) D1700 義英真 12着
エンジェルピース 8/31(日) 札幌4R 3歳未勝利 D2400 丸山元気 6着


◆9/9現在の入厩状況
栗東
ハンマークラビア
ビットレート
ブルーガーディアン
レックスパレード

美浦
エンジェルピース


年間成績
◆着度数
【1-2-6-2-2-19】 勝率:3.1% 掲示板率:40.6%


今月は8走と出走が多く楽しめる月だった。
勝てるんじゃないかと思っていたレースもあって
それが案外だったので結果に満足という行きではなかったが。

命名馬第一号のサンデークロウズがなんとかデビューにこぎつけるも一走で引退。
レース内容から大きな変わり身も厳しかったし、そもそもデビューできるかどうか
危うかった馬で、何とか走れるところまで持って行ってくださった関係者に感謝。
一方でそのサンデークロウズより早くデビューしてしまった(しまったってことはないが)
2歳の命名馬ブルーガーディアンが小倉でデビュー。
「ダート向きかな」という雰囲気の中芝のデビュー、2戦目とも上々の内容で
次は満を持してダートということで期待が膨らむ。
逆にレッパレは目先を変えて芝を予定。
エンジェルピースはスーパー未勝利でラストチャンスにかける9月となる。

海外競馬ニュース 2014.9

2014年09月07日 | 海外競馬
北米
Verrazanoが引退(Coolmore)
Todd Pletcher厩舎所属として3歳アメリカでデビューしウッドメモリアルS、ハスケル招待とG1を勝ち、一旦引退発表したものの電撃的な欧州への移籍で今シーズンはAidan O'Brien厩舎の所属馬として芝のレースにチャレンジしたVerrazanoが引退、来年Ashford Studで種牡馬入りすることとなった。

Flower Alleyが来年は南アフリカで種牡馬生活を送ることに(RacingPost)
2011年のケンタッキーダービー馬I'll Have Anotherの父で日本ではトーセンラーの兄としてもお馴染みのFlower Alleyが来年南アフリカで種牡馬生活を送る。

キーンランド競馬場のメイントラック改修完了(Bloodhorse)
ポリトラックコースをメイントラックの路盤としてきたキーンランド競馬場がBC開催を見据えてメイントラックをダートに戻した。そしてその新コースの排水機能の説明などを映像で紹介。

Palace Malice引退(Bloodhorse)
昨年のベルモントS勝ち馬Palace Maliceが左後肢の骨折で引退。今年に入ってG1を含む重賞4連勝と勢いがあったものの前走ホイットニーHでは6着と敗れていた。「ベルモントSだけ強かったベルモントS勝ち馬」が近年多い中、古馬になってからきっちりと結果を出していただけに残念な引退。

◆主要レース結果
・2歳
Del Mar Futurity(デル・マー・フューチュリティー) (G1) デルマーAW7f
American Pharoah(J:V.Espinoza/T:B.Baffert)
スタートから先手を取ったAmerican Pahroahが直線に向くと二番手以下をさらに引き離して圧勝。デビュー戦5着のあとここに出走してきて未勝利のままG1勝利。Zayat Stablesの自家生産馬でお父さんがPioneerof the Nileで父にとってはこれが産駒G1初制覇。管理するのはBob Baffert厩舎。

Del Mar Debutante S(デル・マー・デビュータントS)(G1) デルマーAW7f 牝馬
Sunset Glow(J:V.Espinoza/T:W.Ward)
4角先頭で回ってきたHer Emmynencyを内から交わしたSunset GlowがHer Emmynencyとの叩き合いを制して1着。Sunset Glow、6月のアスコット遠征で2着のあと帰国初戦のSorrento Stakes(G2)に続いて連勝でG1初勝利。

Spinaway S(スピナウェイS)(G1) サラトガD7f 牝馬
Condo Commando(J:J.Bravo/T:R.Rodriguez)
スタートからハナを切ったCondo Commandoが先頭で4角を回ると後続を寄せ付けない走りでそのままゴール。デビュー2戦目でのG1制覇となった。ちなみにこのレースリンク先の映像でもクローズアップされているがニューヨーク地区の競馬場で実況を担当してきたTom Derkin氏の最後の実況となったレース。名前を知らなくても数々の名勝負が彼の実況をBGMに繰り広げられてきたのを、彼の声を聞けば思い出される。

Hopeful Stakes(ホープフルS) (G1) サラトガD7f
Competitive Edge(J:J.Velazquez/T:T.Pletcher)
先頭から差のない3番手で道中レースを進めたCompetitive Edgeが3コーナーから先頭に並びかけ、直線ゴーサインが出されると後続をどんどん突き放して最後は5・3/4馬身差の完勝。今年のFasigtipton Floridaで75万ドルと3番目の高値で取引されていた馬。Todd Pletcher調教師はこれでステークス勝利が999勝目。2着のI Spent Itともどもお父さんは今年が初年度のSuper Saver。


・3歳
Secretariat Stakes(セクレタリアトS)(G1) アーリントン芝10f
Adelaide(J:R.Moore/T:A.O'Brien)
逃げるTouristに道中3番手から直線で並びかけたAidan O'Brienが送り込んだ遠征馬Adelaideが馬場の真ん中を伸びて押し切り。2着に逃げたTouristが残った。Adelaide、Galileo産駒の男馬でCoolmore所有、前走ベルモントで行われたベルモントダービーが2着。アメリカ遠征2回めで嬉しいG1勝ち。

Alabama Stakes(アラバマS)(G1) サラトガD10f 牝馬
Stopchargingmaria(J:J.Velazquez/T:T.Pletcher)
道中2番手から直線先頭に立ち、後続の追撃を振りきったのは1番人気のStopchargingmaria。Todd Pletcher調教師が管理するTale of the Cat産駒。前走CCAオークスに続くG1連勝でBCディスタフの有力候補。

Del Mar Oaks(デルマーオークス)(G1) デルマー芝9f 牝馬
Personal Diary(J:C.Nakatani/T:V.Oliver)
直線、道中は馬群の最後方を進んでいたPersonal Diaryが馬群の真ん中を割って先頭に立つと最後は2着に2と3/4馬身をつける完勝。Personal Diaryはデビュー戦で勝利を上げて以来久々の勝利が重賞&G1初制覇。

King's Bishop Stakes(キングス・ビショップS) (G1) サラトガD7f
The Big Beast(J:J.Castellano/T:A.Dutrow)
スタートから先頭を走っていたFast Annaが逃げこみを図るところ、道中3番手から直線追い上げてきたThe Big Beastが並びかけるとゴール前で差しきって一着。The Big Beast、デビューしたのが今年の3月で初勝利は6月。そこから2連勝で初の重賞挑戦となったここで初G1制覇。

Travers Stakes(トラヴァースS) (G1) サラトガD10f
V.E.Day(J:J.Castellano/T:J.Jerkens)
スタート直後から人気の3頭、Bayern、Tonalist、Wicked Strongが先行集団を占める展開。4コーナーで横一線になるとまず逃げていたBayernが脱落しTonalistも伸びあぐねる中Wicked Strongが力強く先頭に立ち「このまま押し切るか?」と思われたところ後方から馬群の中を割って伸びてきたのは人気薄のV.E.Day。ゴール前わずかに交わして番狂わせ。ちなみに勝ち馬と2着馬は同じJames Jerkens調教師の管理馬であり、「2頭出しの人気薄」となった。V.E.Dayのお父さんEnglish Channelにとっては産駒初のG1勝ち。


・3歳以上
Beverly D.Stakes(ビヴァリー・ディーS)(G1) アーリントン芝9.5f 牝馬
Euro Charline(J:R.Moore/T:M.Botti)
道中中団につけていた欧州からの遠征馬Euro Charlineが4コーナーで綺麗に外に出すと馬場の真ん中から脚を伸ばして差しきり勝ち。2着はFrankieが騎乗しこちらも後ろから差してきたStephanie's Kitten。勝ったEuro Charlineは3歳馬で今年の春は英国1000ギニー5着、コロネーションS3着という実績があった馬。これがG1初制覇。

Arlington Million(アーリントン・ミリオン)(G1) アーリントン芝10f
Hardest Core(J:E.Vaz/T:E.Graham)
欧州からの遠征馬Side Glanceが逃げて同じく遠征馬Magicianが2番手という展開。4コーナー手前でMagicianがSide Glanceに並びかけ交わしにかかるも内のSide Glanceもしぶとく抵抗。なんとかMagicianが先頭になったもののをれを馬場の真ん中から一気に差しきったのは道中3番手のインから直線外に持ち出していた地元アメリカのHardest Core。ここが初の重賞出走だったが見事な差し脚がハマってG1制覇達成。

Sword Dancer Invitational(スウォードダンサー招待)(G1) サラトガ芝12f
Main Sequence(J:R.Maragh/T:G.Motion)
7頭立ての芝の長距離戦、前半こそそこそこのペースで行ったもののさすがに中盤はペースが落ち着き3コーナー手前から徐々にペースアップ。その中馬群の外外を回って後方2番手から進出していったMain Sequence。直線はImaginingが逃げこみを図るところ、大外から徐々に差を詰めたMain Sequenceが頭差差しきったところがゴール。ヨーロッパからの移籍馬で3歳時にはパリ大賞典4着という実績もある馬。前走米国移籍初戦のユナイテッドネイションSに続くG1連勝。

Personal Ensign Stakes(パーソナル・エンスンS) (G1) サラトガD9f 牝馬
Close Hatches(J:J.Rosario/T:W.Mott)
どろんこ馬場の中で行われたレースは、スタートからハナを切ったClose Hatchesが走りにくそうな後続を突き放して堂々の逃げ切り。2着以下は馬場の事があり一概に評価を下げられないが、今年に入って4戦4勝、G1を3連勝としたClose Hatchesの強さは本物。G1勝ちはこれで通算5勝目となった。

Ballerina Stakes(バレリーナS)(G1) サラトガD7f 牝馬
Artemis Agrotera(J:R.Maragh/T:M.Hushion)
道中2番手でレースを進めたArtemis Agroteraが直線に入ると後続を突き放す強い競馬で6馬身半差の圧勝、2着に人気のMy Miss Aureliaが入った。勝ったArtemis Agroteraは3歳馬で昨年2歳時にFrizette Stakes(G1)の勝ち鞍があった馬。その後BCJFが5着で今期初戦となったAcorn Stakes8着のあと一般戦を勝ってここに出走していた。

Pacific Classic Stakes(パシフィック・クラシック)(G1) デルマーAW10f
Shared Belief(J:M.Smith/T:J.Hollendorfer)
人気の1頭Game On Dudeが半マイル45.75秒で飛ばすハイラップ、道中5番手から進出したShared Beliefが同じ3歳馬のToast of New Yorkと一緒にまくり気味に進出すると直線では先頭に立ち後は独壇場。2着もToast of New Yorkが守って3歳馬のワンツーフィニッシュ。

Bernard Baruch H(バーナード・バルークH) (G2) サラトガ芝8.5f
Wise Dan(J:J.Velazquez/T:C.Lopresti)
注目はなんといっても、疝痛の手術明けの復帰戦となる2年連続年度代表馬Wise Dan。道中4番手につけると直線で前行く馬を交わしきり、後ろから迫ってきたOptimizerの追撃をわずかに抑えて勝利。

Forego S(フォアゴーS)(G1) サラトガD7f
Palace(J:C.Velasquez/T:L.Rice)
道中3番手のインに構えていたPalaceが直線に向いたところで1頭分開いた埒沿いのスペースに一気に切れ込むとそのまま先頭に立って完勝。前走に続くG1連勝となった。

Woodward S(ウッドウォードS)(G1) サラトガD9f
Itsmyluckyday(J:P.Lopez/T:E.Plesa)
人気を分けあった2頭、MorenoとItsmyluckydayがスタートから先頭2番手。直線までその隊列は変わらず直線に入ったところからは2頭のSIDE BY SIDEの一騎打ち。残り1fでItsmyluckydayが先頭に立つとそのまま押し切り。



欧州
Soft Falling Rainが引退、南アフリカで種牡馬入り(RacingPost)
昨年のゴドルフィンマイル勝ち馬のSoft Falling Rainが引退し南アフリカで種牡馬入りすることに。引き続きSheikh Hamdan殿下が引き続き所有権を持ち、何頭かの所有牝馬に種付けする予定。

Dunaden引退(RacingPost)
メルボルンカップを含むG1・3勝を挙げたDunadenが引退、Overbury Studで種牡馬入り。

J.スペンサー騎手が引退(RacingPost)
欧州を代表する騎手の1人であるJamie Spencerが今季限りで騎手を引退し、現在主戦騎手を務めているQatar Racingのマネージメントチームに加わると発表。まだまだ34歳と若く唐突だっただけに非常に衝撃的なニュース。

J.スペンサーの後釜はA.アッゼニ騎手(Racing Post)
で、Qatar Racingの来季のファーストジョッキーはAndrea Atzeni騎手。手際が良い。

Shea Shea 引退(RacingPost)
世界中のスプリント路線をここ数年間賑わしてくれたShea Sheaが引退。

Talent引退(RacingPost)
昨年の英国オークス馬Talentが引退。オークス制覇後秋には男馬に混じってセントレジャー2着という成績もあったが、勝利を挙げることはできていなかった。

BBAG Yearling SaleでNovellistのオーナーがセール最高価格馬を落札(RacingPost)
NovellistのオーナーだったDr Christoph BerglarがNovellistと同じ父Monsunの男馬をセール最高価格の45万ユーロで落札。

◆主要レース結果
・2歳
Prix Morny(モルニ賞) (G1) ドーヴィル芝6f
The Wow Signal(J:F.Dettori/T:J.Quinn)
馬場の真ん中から伸びてきたThe Wow Signalがアメリカからの遠征馬Hootenannyを半馬身抑えて1着。前走ロイヤルアスコットのCoventry Stakes1着に続く重賞連勝、3戦3勝。


・3歳
Prix de la Nonette(ノネット賞) (G2) ドーヴィル芝10f 牝馬
Avenir Certain (J:G.Benoist/T:J.Rouget)
仏牝馬二冠馬5戦5勝のAvenir Certainが完勝。道中馬群の中でレースをすすめ、直線に向いて馬群がバラけると馬なりのまま先頭に立ち、鞍上が軽くしかける程度でほぼ流したまま一着。


・3歳以上
Prix Maurice de Gheest(モーリス・ド・ゲスト賞) (G1) ドーヴィル芝6.5f
Garswood(J:G.Mosse/T:R.Fahey)
道中は真ん中辺りに付けていたGarswoodが残り3fあたりから追い出されると、スタンドから一番遠い馬場の真ん中あたりを伸びてきて1着。英国からの遠征馬だが昨年のフォレ賞に遠征して3着という実績があった馬。


Grosser Preis von Berlin(ベルリン大賞)(G1) ホッペガルテン芝12f
Sirius(J:S.Hellyn/T:A.Lowe)
道中中団やや後方でレースを進めていた3歳馬のSiriusが直線外から力強く伸びて1着。ドイツの3歳世代の層の厚さを象徴するような勝利。

Prix Jacques le Marois(ジャック・ル・マロワ賞) (G1) ドーヴィル芝8f
Kingman(J:J.Doyle/T:J.Gosden)
注目は3歳最強マイラーのKingman対古馬マイラーの代表格Olympic Gloryの対決。これまで時計の速い馬場で高いパフォーマンスを発揮してきたKingmanだけにこの日のSoftという馬場状態も鍵と思われていたが、諸々の心配は杞憂に終わった。周囲が早々に手が動き出す中残り300あたりまでじっくり構えたDoyleが仕掛けると一気に加速して2と1/2馬身差をつける完勝。

International Stakes(インターナショナルS) (G1) ヨーク芝10f
Australia(J:J.O'Brien/T:A.O'Brien)
注目はなんといっても今年の英国ダービー馬Australia。斤量の関係で主戦のJosephが本来なら乗れないところだったが、この馬にどうしても乗りたいJosephは通常ならやらないレベルまで減量をして騎乗。当日の様子は顔面蒼白で傍目にもふらふらなのが感じられるような状態。レースはAustraliaが最後方に構える展開で直線へ。古馬の代表MukhadramとTelescopeが叩き合うところ大外からAustraliaが伸びてきて1着。2着には道中後ろから2頭目を進んでいたフランスダービー馬The Grey Gatsbyが入って3歳馬、今年の英仏ダービー馬のワンツーフィニッシュ。

Yorkshire Oaks(ヨークシャーオークス) (G1) ヨーク芝12f 牝馬
Tapestry(J:R.Moore/T:A.O'Brien)
人気の中心は無敗のオークス馬にしてキングジョージ勝ち馬の3歳牝馬Taghrooda。レースでは中団につけ、直線に向いても馬なりのまま、徐々にポジションを上げていくと持ったままで先頭に立ち満を持して追い出され、さあここからどれだけちぎるんだと思われたところ、前半後方に構え、一旦はTaghroodaに離されていたTapestryがいつの間にかTaghroodaの直後まで迫ってきており、直線半ばからは2頭の一騎打ち。壮絶な叩き合いの末先頭でゴールを駆け抜けたのはTapestry。Taghroodaはまさかの連勝ストップとなってしまったが3着以下は大きく離しており、陣営も素直にTapestryの勝利を賞賛するしか無かった。勝ったTapestryも同じ3歳牝馬で、Aidan O'Brien厩舎のGalileo×Danehill黄金配合で、来年のダービー有力馬に挙げられている2歳のJohn F Kennedyの全姉にあたる。前走アイリッシュオークスがBraceletの2着だった。

Nunthorpe Stakes(ナンソープS) (G1) ヨーク芝5f
Sole Power(J:R.Hughes/T:E.Lynam)
人気のSole Powerは後方からの競馬で、道中何度となく狙った進路が狭くなりそのたびにスイッチングを行うロスの多い競馬ぶり。しかし最後は1頭分のスペースがあるかないかの隙間に一瞬の瞬発力で滑りこむと馬と馬の間を割って綺麗に抜けきった。

Prix Jean Romanet(ジャン・ロマネ賞) (G1) ドーヴィル芝10f 牝馬
Ribbons(J:F.Dettori/T:J.Fanshawe)
道中後方から4コーナーでは大外に持ち出したRibbonsが鋭く伸びて豪快な差しきり勝ち。Manduro産駒の4歳牝馬でここまで7戦5勝も重賞はここが初めての出走。しかし難なく勝利で通算8戦6勝。

4頭出し

2014年09月03日 | 一口馬主
◆ブルーガーディアン 8/30(土) 小倉2R 2歳未勝利 芝1800 藤岡佑介 5着
デビュー2戦目の今回はスタートほぼ五分で、そこから少し促すとすっとポジション取って逃げ馬直後の2番手。終始楽な手応えで4コーナーでは早めに先頭に立つような形で一瞬「これは!」と思ったものの、直線では後続の差し脚に屈して5着。それでもデビュー戦からはずいぶんと進歩したし、それでいて折り合いや操作性の良さは保っており上々のレースだった。切れる馬ではないという特徴を掴んだ上での藤岡騎手の競馬ぶりは満点かそれ以上の乗り方だったと思うし、次はデビュー前から向くと言われていたダートになることを考えると今回のような早めの競馬ができてそこそこ頑張れたというのは大いに次につながったと思われる。


◆サンデークロウズ 8/30(土) 小倉4R 3歳未勝利(牝) D1700 藤懸貴志 16着
一口人生初の命名馬デビュー戦。まさかここまで伸びに伸びて、一つ下の命名馬よりあとのデビューになるとは思ってもみなかった。牧場での育生段階から十分な調教も積めず、入厩してからも一度は最終追いきりまでしたあとで蹄を痛めて出走延期。なんとかスーパー未勝利直前のここに間に合いました、という感じで多くは望めない状態だったが結果はかなり厳しい物に。
途中からはデビューさえできれば御の字という心づもりだったのでショックという類の感情はないものの思い入れが強いだけにモヤッとするのもは残るがこれも競馬である。
タイムオーバー食らったので出走できるとしたらスーパー未勝利最終週、願わくば一度現地で応援を。


◆レックスパレード 8/30(土) 小倉11R 釜山S(3歳上1600万下) D1700 義英真 12着
森田厩舎への転厩初戦。もともと適性より短い1700の距離であったし、最近の成績からあまり大きな期待を持って見てはいなかったが、後方追走から勝負どころで上がっていこうとするも、周囲を気にしてか思うように進まず最期にバテた馬を交わす程度。
今回のレースを踏まえた上で色々な条件を試すようなので、単騎で行けそうな芝の長距離や馬群がバラけやすい障害戦などいろいろとチャレンジしていただきたい。


◆エンジェルピース 8/31(日) 札幌4R 3歳未勝利 D2400 丸山元気 6着
前回初ダートでそこそこやれたし、引き続いて同じ条件だったのでかなり期待してみていたのだが、今回は前走のような余裕が追走に無く、最後もいっぱいいっぱいで掲示板にすら載れなかった。出走回数でスーパー未勝利への出走権利はあるので、そこでの勝ち上がりに期待したい。前回にしても今回にしても最期に脚が止まっているように見えたので1800のダートならマクって行ってラストまで脚が残ってるんじゃないかな、という前向きに考えられる要素もあるので。