名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

天皇賞 秋 2010

2010年10月31日 | G1(Jpn1)
馬場がどれくらい回復するのか、しないのか、不明ではあるが個人的に「当日の馬場や馬のデキを予想に反映させる事の下手さ」に関しては、自信があるので現時点で決め打っちゃう。だいたい「稍重~重」くらいの想定での予想と思ってお読みいただきたい。

◆馬場改修後の2003年以降の7年分の傾向
・武豊【2-0-3-2】28.6% 28.6% 71.4% 80-170
→○:アクシオン
・6歳以上【1-0-1-39】馬券になったのはカンパニーの6,8歳時。
→×:ショウワモダン、ジャガーメイル、トウショウシロッコ、シンゲン、アクシオン、ネヴァブション、スーパーホーネット
・1番人気【4-1-1-1】57.1% 71.4% 85.7% 167-114
→○:ブエナビスタ(たぶん)
・牝馬【2.2.3.4】18.2% 36.4% 63.6% 713-389
→○:ブエナビスタ、オウケンサクラ
・半年以内の休み明け【3-3-2-18】11.5% 23.1% 30.8% 313-140。馬券になるのは前走G1なら掲示板、G2以下なら1着が条件。
→○:ブエナビスタ、アーネストリー、スーパーホーネット×:ジャガーメイル、アクシオン、ヤマニンキングリー
・前走1秒以上負けている馬は【0.0.0.16】
→×:ヤマニンキングリー、コスモファントム
・前走G3以下の馬は連対なし。
→×:ショウワモダン、キャプテントゥーレ、コスモファントム

ショウワモダン
言わずと知れた道悪巧者。毎日王冠から中1週で富士S、連闘で天秋と、相当タイトなローテーションだが、使いづめでも大丈夫なタイプだけに心配はないだろう。本来なら年齢と前走G3でバッサリといきたいのだが、道悪残れば怖いのでヒモの一角に。

ブエナビスタ
宝塚記念以来の休み明けだが、過去に休み明けでも好走しているし、このローテーションでの好走馬も過去にはあるから問題は無い。ただ大きく崩れていないとはいえ、2000を超える距離では若干だらしなくなる。道悪になって、よりスタミナが要る馬場である事を考えると、一着になる前提で入るのは極めて割に合わないチョイスだと思うのだが。

ジャガーメイル
休み明けで来る条件を満たしていない上に、年齢面からも疑問符が付く。本質的にステイヤータイプで、2000のレースへの対応は難しいとみているので消し(JCではしこたま買いたいが)。

エイシンアポロン
前走毎日王冠は1-3着が内枠かつ直線で内を通った馬ということで馬場に助けられた面がある事は否めない。ただその1-3着で今回も内枠引けたのはこのエイシンアポロンだけであり、他2頭よりはアドバンテージがあると言えなくもない。毎日王冠時にも本命の根拠にしたように道悪は得意だし、それでも人気が無いというなら再度高評価してもOK。

オウケンサクラ
この秋は体重が増え続けており「馬肥ゆる秋」を体現しているような状態だが、さすがに中1週で関東への輸送を挟めば多少は絞れてくるだろう。ヘヴンリーロマンスやダンスインザムードなど「えっ!」と思うような大穴は近年牝馬が開けている事を考えると、牝馬という事を理由に買っても良いだろう。内枠引けたのも「実力的に劣る馬がけたぐるには内枠でロスなく乗る必要がある」と考えれば良い。1番人気馬も内枠引いちゃってるけど。

スマイルジャック
前走は抜群の手応えで4角を回りながら最後追って案外という、いかにも「距離が長かった…」的な負け方。昨年も毎日王冠→天皇賞秋でパフォーマンスを落としているし、素直に見送りで良いんじゃないでしょうか。

ペルーサ
とにかく出遅れるかどうかが問題。ただこの馬の前走が典型だが「最後の脚を見たら出遅れなければ勝っていた」という手あかのついたタラレバは、「スタート普通に出て好意追走していたらあれだけの脚をラストに使えたかはわからないよね」という風に考えると決して買い材料とはならない。それよりは「今回もやらかすんじゃないの」と警戒心を持って接するのが正しいと思う。特にこの馬みたいに慢性的に人気する馬とかは。

シルポート
ハナ行ってナンボ馬なのでこれがハナを切るだろう。ベストが1800っぽいから2000への距離延長がどうかだが、道悪が残れば残るほどこの馬にはプラスだと思う。

トウショウシロッコ
前売りで全然人気していないが、ここまで人気薄になるような馬ではないと思う。東京>中山だし、根幹距離>非根幹距離な馬なので条件が中山芝2200から東京芝2000に替わるのは間違いなくプラスだし、好調期のアドマイヤベガ産駒はクラスの壁も関係なくトントンと連チャンしちゃうイメージなのでこれだけ人気が無いなら積極的に狙っていきたい。年齢とかのマイナス材料はこれだけ人気無いなら目をつぶりまくる。

シンゲン
シンゲンと言うと左回り巧者の代名詞的に使われる事もあるが、よくよく見るとあえて東京コースを集中的に使っているものの、右回りコースが全然だめな感じは無くて、むしろ複勝率ベースではわずかながら右回りの方が数字はよい。そう考えると前走オールカマーも「右回りで勝った=苦手条件で勝ったのだから今が充実期」というロジックは成り立たないことになる。ホワイトマズル産駒に広く見られる傾向ではあるが(シルポートしかり)非根幹距離に強いだけの馬なんじゃないの疑惑もあり。

アクシオン
内枠引いたら一発あるかなー(内枠成績【5-0-0-1】)と思っていたがこの成績だと×。休み明けの条件やら年齢の条件やらマイナスが多く武豊でも買いづらい。

アーネストリー
2000と言う距離はベストっぽいが、直線の長い東京コースはマイナスと見る。直線の短いコースを早め早めに粘り込む競馬がベストで、メリハリの利いた競馬ってたぶん苦手な部類。人気ほどには信頼できんのではないかなーというのが素直な所。

ヤマニンキングリー
諸々の条件が過去傾向的にアウトなのと、この馬も内枠引きたかったクチで、この枠はマイナス。

ネヴァブション
この馬の場合ラチを頼って走れるかどうかが好走のカギとなる馬なのでこの枠は絶対にマイナス。過去傾向からも年齢面のマイナスがあり買いづらい。

スーパーホーネット
1800は良いけど2000はダメなタイプなんじゃないかなー、と思う。マイルでそれなりの成績残しているから非根幹距離じゃないとだめな馬ではないとは思うので、単純に2000は距離が長いという事なんじゃなかろうか。

キャプテントゥーレ
前走G3なのと、これだけ外引くとスタートから多少がんばらないと好位を取れないだろう点が厳しい。かと言って控える競馬で味があるタイプでもない。

コスモファントム
これまで馬券圏内を外したのがダービーのみという安定感。外枠引いたし厳しいとは思うが、「これだけ安定して走っているのにこの人気は美味しかったね、終わってみたら」というオチが無きにしも非ず、いやたぶんないと思うけど一応ヒモ。

アリゼオ
前走は枠とコース取りが上手くいきました感たっぷりだったので、このお外枠をどう料理するか。切れ味勝負では分が悪いと思われるのでコーナーで余計に距離は知らされるこの枠は特にスタート直後、自動的に位置取りを後ろにさせられるため有利には働かない。


◎エイシンアポロン
○トウショウシロッコ
▲ブエナビスタ
△シンゲン
注オウケンサクラ
☆アーネストリー
×ペルーサ/ショウワモダン、シルポート、コスモファントム、アリゼオ

×は一杯いるが、馬券上本命のエイシンアポロンから馬連の相手で買ったり、3連複でヒモに入れたりするのはペルーサだけで“/”より後ろの馬はエイシンアポロンからワイドを抑えるのみの存在、というつもり。

MPOG10-11 10/30.31

2010年10月28日 | POG
先週と先々週の結果

10月16日(土)
東3 未勝利 芝1600 ギンザアキレス 牡2 武豊 社長 5着 50p
東3 未勝利 芝1600 マイネルトゥモロー 牡2 松岡 経理 2着 200p
東11 アイルラ 芝2000 トゥザグローリー 牡3 武豊 kynthia 2着 920p
京2 未勝利 芝1200 レッドマーベル 牝2 後藤 firstroad 1着 500p
京11 デイリーG2 芝1600 レーヴディソール 牝2 福永 事務 1着 3800p

10月17日(日)
京2 未勝利 芝1800 ヴィジャイ 牡2 安藤勝 ビッグイヤー 2着 200p
京10 清水SH1600 芝1600 ゴールスキー 牡3 福永 事務 1着 1780p

10月23日(土)
東4 新馬 芝1800 エアジョイント 牡2 後藤 T氏 5着 70p

10月24日(日)
東11 ブラジルH ダ2100 トーセンアレス 牡3 田中勝 kynthia 8着 0p
京5 新馬 芝 1800 フェアープライド 牡2 内田 経理 7着 0p
京11 菊花賞G1 芝3000 レーヴドリアン 牡3 福永 事務 4着 1700p


今週の予定

10月30日(土)
福10 きんもく500 芝1700 ヴィクトリースター 牡2 中舘 ビッグイヤー
東5 新馬 ダ1400 ホークウォリアー 牡2 内田 kynthia
京2 未勝利 ダ1800 ギンザアキレス 牡2 武豊 社長
京6 新馬 芝2000 モータウンサウンド 牡2 武豊 事務

10月31日(日)
東10 紅葉S1600 芝1600 タイガーファング 牡5 安藤勝 kynthia
東11 天皇賞秋G1 芝2000 ブエナビスタ 牝4 スミヨン バース
東11 天皇賞秋G1 芝2000 ペルーサ 牡3 安藤勝 バース
京3 未勝利 芝1800 ザルグーン 牡2 和田 T氏
京5 新馬 芝1600 フィエラメンテ 牝2 川田 社長
京11 カシオペ 芝1800 トゥザグローリー 牡3 池添 kynthia


先週更新したつもりになって行進できていなかったので2周分の結果をまとめて。
しかし事務オーナーの快進撃がとまらない。
今週天皇賞に有力馬2頭出しのバースオーナーどれだけ巻き返せるか。

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菊花賞 2010

2010年10月24日 | G1(Jpn1)
今週は週中のエーデルワイス賞の更新もできず、なおかつ菊花賞の更新もこんなタイミングに。
今年は春の2冠を勝った馬が回避という状況で、人気の中心はその2冠でそれぞれ2着になった2頭と、非常に分かりやすい夏の上がり馬1頭という構図。しかし個人的には現段階で示されている(そして最終的にもこうなるであろう)オッズほどに各馬の勝つ確率というものは離れていないと観ている。人気馬はいずれも直前のレースを勝ったり、春にG1で好走したりといった「分かりやすいレースでの好走実績」を買われてのものである。しかし菊花賞という舞台は特に近年そういった「分かりやすいレースでの好走実績」通りに決まらないケースが多々見られる。全馬初距離となる3000、淀の坂越え+くだりを2回こなさないといけないコース形態など、これまで各馬が経験してきたコース条件とは大きく異なるため、はっきり言ってこれまでの実績が通用しない条件である事に原因があると思われる。
というわけで「分かりやすいレースでの好走実績」よりも「より菊花賞という舞台で問われるのと近い適性が必要な条件のレースでの好走実績」を持つ馬を選別してゆきたい。

具体的にあげるならば
・京都芝外回りコース
・長距離戦(2500m以上)
・過去の菊花賞傾向から内枠
といったあたり。

ヒルノダムール
とりあえず内枠を引いたのは好材料。一応デビューから2戦は直線の長いコースでの好走であるため、直線が短いコース向きというわけでもないだろう。果たして3番人気で帰る馬なのかどうかと言われれば若干疑問不は付くものの、大きな減点材料も見当たらないというのが正直なところである。

レーヴドリアン
内枠と、京都外回り重賞に2度出走して2,3着という成績。スタートが良くなくて、展開が向く必要があるが、良い脚を長く使えるかの戦いになれば最後の最後に突っ込んでくる競馬はあると思う。

クォークスター
脚質は真逆であるが、SS系×ヘクターといえばアドマイヤメインと同配合。だからと言って菊で買いな配合かと言えばそういうわけではないので強烈にプッシュというわけにはいかない。ただ内枠引いたのと、各馬が早めに動く消耗戦になれば、自分の競馬に徹するしかないこの馬やレーヴドリアンが馬券圏内の一角に突っ込んでくる事は考えておく必要がある。

ネオヴァンドーム
京都芝外回りではきさらぎ賞勝ちを含む【2-1-0-0】。内回りを含めても京都コースは100%の連対を誇るし、平坦コースに替わるのはプラスのはず。

シルクアーネスト
京都芝外回りで実績を残せていない点と、血統的にグラスワンダー産駒は長距離になってどんとこいというタイプでは基本ないと思う(そう思って昨年セイウンワンダーの評価を下げて3着に来られたわけだが)。

ビッグウィーク
あまり明確な過去傾向が出なかった菊花賞であるが、唯一と言っていいのが「前走逃げた馬の不振」である。菊花賞の逃げ切りと言えばセイウンスカイが挙げられるが、あのときですら何十年ぶりかの事だったし、有利な脚質とは言いづらい。

ミキノバンジョー
小倉で500万→1000万と連勝しており、長い直線がどうなのか。その他の点で特に強調材料も見られないため低評価。

トレイルブレイザー
京都芝外回りは春にムーニーバレーRC賞で7着と敗れているが、前走重馬場の中山芝2500で古馬相手に1000万条件を勝ってきた点を高評価。心肺機能に優れたステイヤータイプの馬という陣営のジャッジも心強い。和田騎手なら早めに動く強気の競馬でこの馬のステイヤーとしての資質を十分に引き出してくれるだろう。

シルクオールディー
菊花賞を制した父と同じ札幌芝2600の阿寒湖特別を勝っていて、父と同じくプレップでは惨敗。この「1000万勝ち→トライアル使って負け→本番で巻き返し」というのは近年よくある菊花賞の穴パターンであるし、春のかきつばた賞は後方からの競馬になりながら最後の脚は見どころのあるものであったし、前走はペース以外にも太め残りという明確な敗因があった。巻き返す余地は十分ある。

ローズキングダム
本質的にスタミナ勝負の消耗戦が向くタイプではないと思う。溜めての瞬発力勝負に持ち込めるかどうかがカギだが、今回はそうしたくない馬も多々見られ、人気ほど勝つ確率が高いとは思えない。

リリエンタール
稍重、不良の馬場でそれぞれ1勝、そして洋芝の札幌で1勝と、とりあえず速い時計勝負になったらダメなタイプ。そういう意味できつい流れ(になる前提)と道悪というのはこの馬にとっては歓迎材料と言えよう。

ビートブラック
ミスキャストがステイヤーというタイプではなかったと思うので、3000の消耗戦が合うかどうかは微妙。ただこの馬自身のここまでの実績はそういったスタミナがありそうな成績を残しているため、ヒモ程度には抑えておいて損はないだろう(人気無いし)。

ゲシュタルト
京都芝外回りは京都新聞杯1着を含む【1-1-0-0】。前走1番人気だったセントライト記念大敗で今回は9番人気。母父はエンドスウィープだがそのさらに前はサドラーズウェルズでスタミナは補充されているはず。

コスモラピュタ
これまで一度も他の馬に花を譲った事が無いという馬で今回もおそらく行く気を見せればハナを切るだろう。ただビッグウィークの所でも述べたが、やはり菊花賞において逃げ馬、前走逃げ馬は不利であるので、ほどほどに、という感じ。

トウカイメロディ
夏の北海道で芝2600のオープンを古馬相手に2連勝。春の時点からスタミナを問われそうな条件を使っており、実際豊富なスタミナの持ち主なのだろう。おそらく陣営もそのあたりを心得ているはずなので下手に溜める競馬はしないだろうし早めに動く競馬ならチャンスはある。

カミダノミ
芝外回りは前走で1800を1着。ただ菊花賞でこの枠順はいかにも不利だし、春に京都新聞杯で惨敗していることからも距離に不安が残る。

アロマカフェ
母父ハートレイクで中距離タイプの予感。長い直線がプラスに出るタイプとは思わないし、外枠を引いたのも(距離に不安がある分)しんどそう。

サンディエゴシチー
完全に早熟タイプだった感のある成績。ここに向けての買い材料は皆無。


◎トレイルブレイザー
○シルクオールディー
▲レーヴドリアン
△ゲシュタルト
注ローズキングダム
☆ヒルノダムール
×クォークスター、ネオヴァンドーム、ビートブラック、トウカイメロディ

長距離適性のありそうな上がり馬で人気していない2頭を本命対抗に。
馬券は◎○から馬連を総流しで買ってみたい。

秋華賞2010

2010年10月17日 | G1(Jpn1)
過去10年の傾向
・2番人気【6-1-0-3】60.0% 70.0% 70.0% 203-94
・勝ち馬は前走4番人気以内。
・前走上がり4位以下の馬で3着以内に入った馬はマイル以上の重賞連対実績あり。
・昇級戦で馬券になったのは前走古馬相手の1000万で1着だったニシノナースコールとティコティコタック。
・阪神JF出走組で馬券になったのは3歳になってからG1で4着以内に入った馬のみ(例外はG1不出走だったヤマカツスズラン)。
・前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ。

とりあえず今回、牝馬三冠がかかるアパパネが注目を集めるのは間違いない所。まぁなんだかんだ言ってこの世代で上位の力を持っているのは明らかなわけで、あっさりと勝ち切ってもおかしくない。
だがしかしである。
・京都内回り芝2000はまぎれが起きやすい。
・前走の負けが、春先言われていた「母系の早熟性」によるものかもしれない。
など、人気するアパパネから積極的に買うのはギャンブルとして美味しくはない。というわけで今回はアパパネが負けるかもしれないという前提で予想を組み立てようと思うのだが、たぶんアパパネが負けるとしたらタイトなペースの持久力勝負だと思う。今回は勝ちにいく競馬を強いられるだろうし、これまでほどアパパネが溜めることができない=ゴール前でこれまでのような脚は使えない、という可能性が高くなると思うからである。なので負かす可能性がある馬=買う馬はこういった持久力勝負に強そうなプロフィールや血統の馬を狙おうと思う。


レディアルバローザ
前走上り4位以下で、マイルでの重賞連対がないので消し。前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ、という条件もクリアしていない。

ベストクルーズ
阪神JF出走組で馬券になったのは3歳になってからG1で4着以内に入った馬のみ、に引っかかるので消し。距離も伸びて良いタイプではないと思う。

ショウリュウムーン
前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみの条件に引っ掛かるのと、デビューから馬券になった4戦が2ケタ馬番で、馬券圏外になったここ3戦がいずれも1ケタ馬番(しかも内より)というわけでこの枠順もマイナス(不器用な馬で不利を受けやすく、先行したら味が無い)。

アプリコットフィズ
前走古馬相手にクイーンS勝ちが評価されているが、そもそも札幌開幕週に行われるクイーンSと言えば「とりあえず前に行ったもん勝ち」な傾向が強いレースであり、そこで注文通りの先行抜け出しで(かつ軽い斤量で)勝った所で評価を上げることはないという気がする。この馬自身は小回りで勝ったわけだし当てはまらないかもしれないがジャングルポケット産駒は母父がサンデーだと「広くて長い直線のコース向き」に出るパターンが多いというのも気になる材料。

サンテミリオン
鞍上のせいで相当人気が落ちている印象があるが、その1点で消すにはこれまでの戦績が良すぎるし、そもそも藤岡兄も世間で言われるほどのマイナス材料ではないと個人的に思うのでこの人気落ちは、ある意味逆にピンポン。またスパスパの上り勝負よりは持久力勝負の方が良いタイプだろうと思う。

コスモネモシン
中山で【2-1-1-1】という成績から小回りコースへの適性が高く、上りのかかるレースへの適性もある。母父Singspielからスタミナはあると考えられる。前走も4角で進路が狭くなった所、立て直して差してきて3着。瞬時に加速できるタイプではないと思うので勝負どころでのロスは大きかったはず。それでも3着に差してきた力を評価したい。

レインボーダリア
今年1月にデビューして以来休みなく11戦使われて、デビュー戦のダートとスイートピーSの4着を除いてすべて馬券に絡む堅実ぶり。そろそろ使いこんで来た疲れが…とも思うがBT×NTという配合で、北海道で勝ち上がってきた馬と言えば98年秋華賞で14番人気2着したナリタルナパークとプロフィールがぴったんこかんかん。買わざるを得ない。

オウケンサクラ
これまで上り3Fで34秒前半より速い脚を使った事が無い馬で、分かり易く持久力勝負が向く馬。母父りあるしゃだいという事を考えればそうそう早めに仕掛けてもバテないスタミナはありそうだ(父バゴだし)。ティコティコタックやレインダンスなど母父ロベルト系というのは秋華賞で波乱を演出しやすいというのも不気味。

アグネスワルツ
こちらも瞬発力勝負よりは持久力勝負に強いタイプ。また近年のオークスはペースに関わらず「差し・追込み馬天国」になり、この馬のオークス3着は、逃げ先行脚質でオークスで馬券になったという意味ではアサヒライジング以来の出来事。前走はパドックでもテンションが高かったし馬体重は2ケタ増だった。今回はコース的にも持久力を活かしやすくなり○。

アニメイトバイオ
今回私が掲げる持久力勝負、というカテゴリを得意としなさそうなのがこの馬。溜めての瞬発力を活かす競馬が真骨頂だと思うので、長くいい脚を求めると案外、という結果に終わりそう。もちろん私の展開読みと逆になればこの馬有力候補になるわけだが。

エーシンリターンズ
この馬に関しては持久力勝負が良いのか瞬発力勝負が良いのか掴みかねているというのが正直なところ。それだけクセがないというかオールマイティーなのかも知れんが、逆にそういうタイプの馬という事は「スイートスポットにハマった好走レンジの狭い馬」に勝つにはより高い総合力が求められるわけで、春の競馬&ローズSの結果から3着までなんじゃないのかなぁ、と思ったり。

アンティフリーズ
近親にブラックホーク、とかいうとこれまでの戦歴とあわせて「2000は長いんじゃないの?」と思ってしまうが血統の字面だけ見たらタップダンスシチー×Singspielという「ジャパンカップ配合」で2400でもこなせちゃいそう。前走を見るとスパッと切れる脚はないが騎手のゴーサインへの反応が遅いわけではなく、じりじりと伸びて競り合いにも強そうな印象。一発の大穴ならこれか。

ディアアレトゥーサ
馬券買う上で独自の法律を数多く乱立させている私であるが、その中の代表的な一つが「母系にリボーが入っている馬の初G1はとりあえず買っておかないといけない」というものがある。リボーが入っているとG1で強い相手と当たった時に格負けせず、これまで以上のパフォーマンスを発揮するケースが散見されるのである。しかもこの馬の場合兄が先日凱旋門賞で2着したナカヤマフェスタという事もあり期待せざるを得ない。また、このレースはスタミナ型のダンスインザダーク産駒が穴をあける(ムードインディゴ、レインダンス)ケースがああるが、この馬の父トーセンダンスはダンスインザダークの全弟。血統に秘められたポテンシャルが母父リボーの血と相まってこの舞台で開花する可能性は十分あると思います。

タガノエリザベート
前走本命にはしたが良いところはなく、また今回は前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ、前走上がり4位以下の馬で3着以内に入った馬はマイル以上の重賞連対実績あり、という2条件をクリアしておらず消し。

アパパネ
冒頭に書いたとおり、今回はアパパネが負ける、苦戦するような展開を前提として予想をしているのでどうしても辛めの評価にせざるを得ない。個人的に阪神競馬場改修後、牝馬3冠の内秋華賞が最もスタミナを問われる舞台だと思っている。直線が長いコースだとどうしても(特に牝馬は)折り合い重視→溜めての瞬発力勝負、となりがちで桜花賞とオークス、ついでに言うと阪神JFも言ってしまえば「同じ型の競馬」でこなせてしまう。しかし秋華賞だけは、もちろん年によるのだろうが、ロングスパートの持久力勝負になり易く、これまでとは全く違った競馬を要求される。果たしてそれをも克服するくらいにこの馬が能力的に抜けている馬なのか。抜けている馬だったらごめんなさい、ということで。

クラックシード
祖母が第1回秋華賞勝ち馬のファビラスラフインという点から買ってしまいそうだし、特に嫌う材料も無いんだがあまりにも買いたい馬が多すぎるので馬券上は「外枠の差し馬ってつらいよね、たぶん」という理由で消しとさせていただいた。

ワイルドラズベリー
平坦替わりはこれまでの戦績、父ファルブラヴという点からプラスに働くんだろうが、ちょっと人気し過ぎている感があるのと、クラックシード同様「外枠の差し馬って…」という点と前に馬をおいて競馬をしたい折り合い難のある馬、という点も外枠的マイナス材料。

プリンセスメモリー
前走4着以下から巻き返した馬はG1勝ち馬か1800以上の重賞連対馬のみ、の条件を満たしていないのと「外枠の差…」で消し。


◎ディアアレトゥーサ
○オウケンサクラ
▲コスモネモシン
△アグネスワルツ
注アパパネ
☆サンテミリオン
×レインボーダリア、アンティフリーズ


正直上位4頭は私の中で差のない評価。ディアアレトゥーサ本命にしたのはやはり「母父リボー」大好き人間&今年の3歳が初年度のトーセンダンスを世代イチオシ種牡馬に推奨した身としては本命を打たねばならないという義務感からである(笑)。

馬券は
馬連フォーメーション ◎~△-◎~×(22点)
ワイドBOX ◎~△(6点)
単勝◎~△(4点)


MPOG10-11 10/16.17

2010年10月15日 | POG
先週の結果

10月09日(土)
東4 新馬 ダ1600 ガムラン 牡2 蛯名 経理 1着 700p
京5 新馬 芝1800 ザルグーン 牡2 和田 T氏 6着 0p
10月10日(日)
東5 新馬 芝1800 ヴィクトリアピーク 牝2 後藤 経理 10着 0p
東11 毎日王冠G2 芝1800 ペルーサ 牡3 安藤勝 バース 5着 650p
京3 未勝利 芝2000 リフトザウイングス 牡2 武豊 firstroad 1着 500p
京11 京都大賞G2 芝2400 フォゲッタブル 牡4 武豊 ビッグイヤー 6着 0p


今週の予定
10月16日(土)
東3 未勝利 芝1600 ギンザアキレス 牡2 武豊 社長
東3 未勝利 芝1600 マイネルトゥモロー 牡2 松岡 経理
東11 アイルラ 芝2000 トゥザグローリー 牡3 武豊 kynthia
京2 未勝利 芝1200 レッドマーベル 牝2 後藤 firstroad
京11 デイリーG2 芝1600 レーヴディソール 牝2 福永 事務

10月17日(日)
京2 未勝利 芝1800 ヴィジャイ 牡2 安藤勝 ビッグイヤー
京10 清水SH1600 芝1600 ゴールスキー 牡3 福永 事務



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淀と園田

2010年10月14日 | 写真
「やっぱりオーロのマイスターだったのか!」
「いくら高知競馬好きとはいえグランシュヴァリエは買えない!」
とか言いながら、南部杯当日は園田にいました。
で、前日の日曜は淀。
淀では大学時代の友人と4人で指定席取って
「合議制3連単を1日中買い続ける企画」を実行。
ポツポツ当って結果一人頭8000円負けくらいでした。

そんな淀と園田で撮った写真をアップ。

2010年10月10日京都競馬場

2010年10月11日園田競馬場

南部杯マイルチャンピオンシップ2010

2010年10月11日 | 地方競馬
G1ではあるが正直馬券的なテンションは上がらないかんじ。
まあここ数戦エスポワールシチーが出てくるレースは常にそういう状態なのではあるが。

◎オーロマイスター
○エスポワールシチー
△メイショウバトラー
注テスタマッタ
☆セレスハント
×バーティバーディ

などと言いつつ、エスポワールシチーには抵抗してみる。
エスポワールシチーは次走BCクラシックが大目標であり、完全に仕上げているとは考えづらい。
だったら他馬にも逆転の可能性はあるんじゃないかと対抗にしてみた。
で打倒エスポワールシチーの1番手に推したのはオーロマイスター。左回りのダートは【1-0-2-0】で、外枠も【4-0-2-2】と得意。
半分冗談で書くが
「盛岡競馬場の!愛称は!なんですか!!」
という話である。オーロパークですよ、オーロパーク。「オーロのマイスター」が勝たないわけないじゃないですか、はっはっは。
などと3時間しか寝てない勢いで書いてみた。バーディバーディとかセレスハントが早めにエスポワールシチーにプレッシャーをかける展開になってその直後から…という流れを期待。

メイショウバトラーはこちらの方こそ「オーロのマイスター」というかんじで非常にこのコースを得意としている。

テスタマッタは能力はあると思うのだがいかんせん勝ちきれないのが気がかり。

セレスハントはマイルの距離が微妙なのと、バーディバーディは3歳馬がこのレースで苦戦傾向であることを踏まえてこの印に。

馬券は
馬連 11-1,2,3,4,7(ただし3-11は厚め)
馬単 11>3
3連単 3,11>3,11>1,2,4,7/3,11>1,2,4,7>3,11

今年の中央競馬も残り12週

2010年10月09日 | 中央競馬予想
東京11R 毎日王冠
◎エイシンアポロン ○ネヴァブション ▲シルポート

過去10年、東京で行われた9回の傾向
・半年内の短休明け【7-6-5-39】12.3% 22.8% 31.6% 124-112。
・休み明け2戦目【0-0-1-20】0.0% 0.0% 4.8% 0-56
・前走G1【6-5-2-26】15.4% 28.2% 33.3% 167-92

当初、「コーナー2つのコースを得意とするシルポート」が前走のコーナー4つのコースからコーナー2つのコースに替わるので「狙い」としていたのだが、レース傾向を探っていて休み明け2戦目の馬の成績がすこぶる悪いという事実を発見。界隈、世間ともに人気しちゃっているので単穴評価にとどめた。
そこで本命に抜擢したのがエイシンアポロン。休み明けで前走G1、という馬は今回数がいるのであまり買い材料とはならんのだが、Giant's Causeway産駒が休み明けや道悪をそこそこ得意としているので(この馬自身も得意っぽい)人気も無いことだしここから。ネヴァブションは道悪を上手く味方につけることができれば内枠を利して…と期待。


京都11R 京都大賞典
◎プロヴィナージュ ○オウケンブルースリ ▲ベンチャーナイン

過去10年の傾向
・ノーザンファーム生産馬【4-2-4-9】21.1% 31.6% 52.6% 143-118
・セレクトセール出身馬【2-2-1-4】22.2% 44.4% 55.6% 257-162
・前走3着以下から連対する馬は前走G1かG2。
・前走2ケタ着順【0.0.0.20】

今年は前走で凡走している馬が多く、3番目の条件を適用すると上記3頭しか残らないという非常事態。さすがにベンチャーナインはないと思うのでメインは◎○。あとは条件満たさない組からはベストメンバーをチョイスして◎○△の馬単BOX(意外とつく)と▲から3頭へのワイドを買ってみる。

MPOG10-11 10/9.10

2010年10月07日 | POG
先週の結果

10月2日(土)
札11 札幌2歳G3 芝1800 アドマイヤセプター 牝2 四位 firstroad 3着 800p
札11 札幌2歳G3 芝1800 アヴェンチュラ 牝2 池添 バース 2着 1300p
中5 新馬 芝1600 サトノオーランド 牡2 後藤 kynthia 3着 180p
阪4 新馬 芝1800 リベルタス 牡2 福永 事務 1着 700p


今週の予定

10月09日(土)
東4 新馬 ダ1600 ガムラン 牡2 蛯名 経理
京5 新馬 芝1800 ザルグーン 牡2 和田 T氏
10月10日(日)
東5 新馬 芝1800 ヴィクトリアピーク 牝2後藤経理
東11 毎日王冠G2 芝1800 ペルーサ 牡3 安藤勝 バース
京3 未勝利 芝2000 リフトザウイングス 牡2 武豊 firstroad
京11 京都大賞G2 芝2400 フォゲッタブル 牡4 武豊 ビッグイヤー

先週はリベルタスが新馬勝ちをし、事務オーナーの所有馬が3頭デビューして3頭ともデビュー勝ちの快進撃。オーナーポイントもトップで10000p超えを達成。
今週はT氏オーナーの所有馬が初出走です。


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