最低限＆収穫

◆オクターブユニゾン　3/30(土)　阪神1R　3歳未勝利　4着(松山)

初ダートで「からっきしだったらつらいなー」と思っていただけにスタートで押しても押しても前に行けないのを見た時は絶望に近いものを感じたが、中団につけてからはなかなかの手応えで馬の後ろに入って砂を浴びて怯むところもなく良い感じ。ただここ数戦がそういう手応えでも追い出してから案外というかバタバタになっちゃっていたので心配したが今日は最後までちゃんと走れて4着。スタートでもう少し前のポジションとれていれば3,4コーナーの捌きもスムースに行っていた可能性があり、悔いが残らないわけではないが次走への出走権も確保できたし、ダートも問題ないことがわかったのでとりあえず収穫のあったレース。
また中1週でもプラス体重で出てこられたのも好材料で、少なくともここ数戦の悪い状態からは変わるきっかけになるのではないかなという印象。

Dubai World Cup Day 2013 その2

今週末、UAEのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデイの簡単な展望、後半戦。
※オッズは3/28現在のWilliam Hillのものに準拠。

公式サイトの出馬表


6R　Dubai Golden Shaheen(ドバイゴールデンシャヒーン)　G1　 AW1200m

1番人気はゴドルフィンのMental。オーストラリアからの移籍馬で移籍初戦となった前走メイダンのG3アルシンダースプリントを勝ってここに臨む。2番人気は昨年フランスのフォレ賞でG1勝ちを収めたGolden Lord Byron。前走アイルランドのダンダーク競馬場のAWを勝ってここに臨む。3番人気はアメリカからの遠征馬、昨年のBCスプリントの勝ち馬Trinniberg。

◎Krypton Factor　○Mental　▲Golden Lord Byron　△Trinniberg
昨年の勝ち馬Krypton Factorを本命に。今年は休み明け後3着2着と勝ちはないものの安定して走れているし、昨年このレースを勝ったあともシンガポールのクリスフライヤー国際、ロイヤルアスコットのダイアモンドジュビリーSと芝のスプリント路線の中でも比較的濃いところとやってきたもので、5着、6着でも悪くない。ここは必要以上に人気が落ちている感がありオッズ的な妙味がある。


7R　Dubai Duty Free(ドバイデューティーフリー)　G1　 芝1800m

1番人気はイギリスからの遠征馬Trade Storm。前走はメイダンのG2ザビールマイル1着。2番人気はニュージーランドからの遠征馬Ocean Park。前走は地元ニュージーランドでG1を勝ってここに臨む。3番人気は3頭横並びでアメリカからの遠征馬で、昨年アーリントンミリオン、BCターフを勝っているLittle Mike、今年ドバイでケープヴァーディ、バランシーン、ジュベルハタと重賞3連勝中のSajjhaa、フランスから遠征してきた牝馬のGiofra。

◎Sajjhaa　○Giofra　▲Little Mike　△Igugu
本命は3連勝中と勢いのあるSajjhaa。べらぼーにメイダンの水があうのだろうか。対抗は安定感のあるGiofra。単穴には芝に戻るLittle Mikeの巻き返しに期待したい。昨年のはじめからずっと1走おきに1着を取っていて今回1着の番…というわけではないが前走はタペタが合わなかっただけと考えれば。ここ2戦精彩を欠いているIguguも気になる。長期休養明けで一度崩れた牝馬を戻すのは難しいかもしれないが魔術師De Kock師の手腕とIguguの地力に期待して。


8R　Dubai Sheema Classic(ドバイシーマクラシック)　G1　 芝2410m

ご存知ジェンティルドンナが1番人気。凱旋門賞を狙うというのであればここはあっさりとクリアしてほしい。昨年JCでオルフェーヴルに競り勝って以来の競馬。2番人気はSt Nicholas Abbey。コロネーションカップ2勝にBCターフとG1勝ちは全て2400mでのもの。前走は昨年BCターフでLittle Mikeの3着。3番人気はフランスから遠征の牝馬Shareta。一昨年の凱旋門賞Danedreamの2着や昨年もヨークシャーオークスやヴェルメイユ賞を勝ち、こちらも2400mが得意。

◎ジェンティルドンナ　○St Nicholas Abbey　▲Very Nice Name　△Shareta
ジェンティルドンナにとって決して楽な相手ではないが凱旋門賞を目指すには通過点としてもらいたい、というようなメンバー。大穴でカタールからの遠征馬Very Nice Nameをピックアップ。馬どうこうよりもこの手のわけわからん馬にペリエが鞍上というのは昨年の凱旋門賞を思い出すと非常に不気味に思えてくるのである。


9R　Dubai World Cup(ドバイワールドカップ)　G1　 AW2000m
1番人気はアメリカからの遠征馬牝馬のRoyal Delta。昨年BCレディースクラシックを勝ち、今年所詮のサビンSも快勝してここへ。2番人気はゴドルフィンのHunter's Light。昨年ローマ賞でG1初制覇、今年に入ってメイダンでも勢いそのままにアル・マクトゥームチャレンジラウンド2,3を連勝してここへ。3番人気はアメリカからの遠征Animal Kingdom。ご存知2年前のケンタッキーダービー勝ち馬で、芝でもダートでもオールウェザーでも勝ち鞍があるオールラウンドプレイヤー。

◎Kassiano　○Hunter's Light　▲Animal Kingdom　△Capponi
前走アル・マクトゥームチャレンジラウンド3では直線前が詰まり体勢を立てなおして追い出すシーンがあったKassiano。それでも2着にしかも初めての重賞であれだけの競馬ができたのは評価できる。その前走を含めてメイダンのタペタで【3-2-0-0】と抜群の馬場適性を見せており逆転を期待。Capponiは昨年のドバイWC2着以来1年ぶりの競馬になるのは不安だが馬場適性はある。

Dubai World Cup Day 2013 その1

今週末、UAEのメイダン競馬場で行われるドバイワールドカップデイの簡単な展望など。
※オッズは3/28現在のWilliam Hillのものに準拠。

公式サイトの出馬表


1R　Dubai Kahayla Classic(ドバイカハイラクラシック)　G1　 AW2000m

Racing PostでもDaily Racing Formでも「無いこと」扱いになってるアラブのレース。私も馴染みないので詳しくは語れないが、直前に同コースで行われたG1を勝っているNieshan、そこで2着だったVersac Pyあたりが人気になるんだろうか。


2R　Godolphin Mile(ゴドルフィンマイル)　G2　AW1600m

重要プレップのバージナハールを勝ったAfrican StoryがメインのドバイWCに回ったため、1番人気は南アフリカのMike De Kock(マイク・デ・コック)調教師が管理する南半球生まれの4歳馬Soft Falling Rain。ここまで5戦5勝で、今年に入ってからメイダンのUAE2000ギニートライアル、UAE2000ギニーを連勝。UAEダービーではなくこちらに回ってきたのは距離を考慮してのものか。2番人気はPenitentこれまで芝マイルのG2を2勝しており、前走は昨年末のロンシャンで行われた7FのG1フォレ賞で2着という成績がある。英国調教馬だがオールウェザーでも4戦して1勝2着2回という実績がある。3番人気もMike De Kock師が管理するMaster of Hounds。今年はメイダンの芝で2戦して2着、5着。昨年はメイダンの芝1900mのG1、ジュベルハタを制し、秋にはトルコの芝マイル重賞を勝っている。2年前のUae Derbyで2着している実績があるがAWでの勝利は6戦して0。前走同じコースでのハンデ戦を勝ってきた2年前のこのレースの2着馬MufarrhやSurfer、Rerouted、Moonwalk In Paris等が近いオッズでひしめき合っている。

◎Surfer ○Moonwalk In Paris ▲Soft Falling Rain △Zazou
Soft Falling Rainは初めて対戦する他世代との力関係が鍵。アッサリでも不思議ではないが、馬券妙味を考えると人気で買うほどの価値があるかは疑問で単穴まで。Surferはここ二戦が2,4着だが、1900,2000のもので昨年末は1400,1600で連勝しており距離短縮に期待。Moonwalk In Patisは直前のプレップ3着だがその前はG3勝ちがありコース適性はありそう。昨年ドバイWC5着で前走シャンティのAW3着で、これも距離短縮のZazouまで。

3R　Dubai Gold Cup(ドバイゴールドカップ)　G3　芝3200m

1番人気はAidan O'Brien(エイダン・オブライエン)厩舎、Galileo産駒の4歳馬、Imperial Monarch。昨年ロンシャンのパリ大賞典(G1)が主な勝ち鞍。昨年10月カナダのウッドバインで行われたカナディアン国際で6着に敗れて以来のレース。2番人気は天皇賞にも登録のあるゴドルフィンのベテランCavalryman。前走メイダンのドバイシティオブゴールドが3着。昨年はシーマクラシックに出走して7着だったが、今年は得意の長丁場でタイトルを狙う。
3番人気はアイルランドからの遠征馬Saddler's Rock。前走メイダンのナドアルシバトロフィーが5着だった。3200,3600でのG2勝ち実績がある。

◎Ahzeemah ○Cavalryman ▲Imperial Monarch
正直低調なメンバーでマカニビスティーは阪神大賞典ではなく、こっちの方が良かったんじゃない？という気も。本命はナドアルシバトロフィーを勝って初重賞となったAzeemah。ここまで13戦して4着が二回ある他は全て3着以内という堅実派。後は人気でも自力ある2頭で。


4R　UAE Derby(UAEダービー)　G2　AW1900m

1番人気はここまで二戦二勝、前走メイダンのアルバスタキアを快勝したゴドルフィンのSecret Number。2番人気もゴドルフィンのNow Spun。前走メイダンの芝で行われたメイダンクラシックを勝っての参戦。3番人気は昨年末イタリア、サンシーロで行われたグランクリテリウムを勝ったLaw Enforcement、これまたゴドルフィンのUAEオークス勝ち馬Shuruqが並ぶ形。

◎Dice Flavor ○Secret Number ▲Now Spun △Zahee
UAEダービーといえば第1回から第12回まで「勝ち馬の調教師が全部De KockかSuroorでお馴染みだったが、昨年ついにその牙城が破られた。だからと言うわけではないが本命はその2厩舎ではないところから。アメリカからの遠征馬Dice Flavorをチョイス。前走ゴールデンゲートフィールズ競馬場で行われたAWのG3エルカミーノレアルダービーを勝ってきているのだが、この競馬場のAWはアメリカでもドのつくマイナー素材であるタペタ、つまりメイダンと同じ素材を使っており「コース実績はないが馬場実績はある」という馬。ゴドルフィンのファーストカラー、セカンドカラーの2頭を抑えつつDe Kock厩舎からも1頭をチョイス。


5R　Al Quoz Sprint(アルクォーツスプリント)　G1　芝1000m

1番人気に支持されているのは前哨戦のメイダンスプリントを楽勝してきたDe Kock厩舎のShea Shea。2番人気は香港からの遠征馬Eagle Regiment、昨年このレースを跛行でスクラッチしたあと休養に入り、前走1月にシャティンで行われた直線1000mほ香港G1を休み明けで勝ってここに出走。ただ到着後脚の怪我をケアしつつ調整が行われているらしいのが心配。3番人気はイギリスからの遠征馬で昨年このレースOrtensiaの2着だったSole Power。前走メイダンスプリントがShea Sheaの2着。

◎Shea Shea　○Eagle Regiment　▲Mr Big　△Sole Power
ここは前哨戦の強さをそのまま信じてShea Sheaから。穴はシンガポールからの遠征馬Mr Big。通算【10-6-3-0】という成績で昨年クランジ競馬場で行われたクリスフライヤー国際では2着という実績もある。大どんでん返しの可能性を秘めた未知の魅力にかけたい。

5歳春の別れ

◆ラヴァーズキッス　引退

先週の競馬をもってラヴァーズキッスが引退することに。
社台牝馬ルールの6歳3月まで1年を残しての引退。
気性やら体質やらに難しいところがあり、1勝してからがなかなかうまく行かなかったのは事実。ただ、もうちょっと厩舎の馬房に余裕がある厩舎でじっくり調整されていたらまた違ったんじゃないかな、引退する前に一度環境を変えられなかったのかな、とタラレバも出てしまうのも事実。まあ言い出したらきりないのでこれくらいに。

ラヴァーズキッスが次のステージで今まで以上に活躍できることを願う。

ありがとう、お疲れ様でした。

ギリギリ権利

◆ミラクルルージュ　3/24(日)　中山3R　3歳未勝利　5着(張田)

◆ラヴァーズキッス　3/24(日)　中京7R　4歳以上500万下　11着(中井)

ミラクルルージュは出遅れて道中は最後方。向こう正面から荒れて他馬が避ける内を通って進出し、直線では外に進路を取り置いあげて5着。4コーナーの手応えでは「勝てるんじゃないか」と感じるほどであったが、追い出してからフォームが定まらず鞍上の張田騎手も追いづらそうであった。それでも5着まで追い上げて権利をとるあたりなかなかの素質を感じる。次走は続戦予定だが直線急坂のないコースのほうが良さそうなので新潟がベストなんだろうけど、それだと間隔が空きすぎるので東京開催で妥協する感じか。

ラヴァーズキッスは道中ずっと外に馬がいる状態でリラックスして走れず。それでも最後までやめなかった分進展は見られた。厩舎の馬房都合で放牧だろうが、こちらも広々走れる新潟がいいなーと個人的な希望。

今シーズン初馬券圏内

◆プリュム　3/16（土）　中京12R　矢作川特別　3着（上村）

◆オクターブユニゾン　3/17（日）　阪神5R　3歳未勝利　7着（藤岡佑）

◆レックスパレード　3/17（日）　中山10R　下総S　14着（石橋）


土曜のプリュムが3着でTeam Maybaの2013年初馬券圏内。
レースは馬群のうちでレースを進めるも直線なかなか前が開かず3着で消化不良な内容であった。ただ揉まれる競馬をクリアできたのは今後にむけて明るい材料といえる。

オクターブユニゾンは今回から着用のチークピーシーズが効果を発揮すれば、と思っていたが7着。どうも走りにメリハリが効いておらず、次走はダートを試すとのことで、妥当かなと。余談であるが公式のコメントを見ていると高野厩舎、各馬の現状把握及び課題とそれに対する対処についてしっかりわかりやすく伝えてくださっており大変好感が持てる。

レックスパレードは逃げられず揉まれる形になって戦意喪失。まあ休み明けで叩き台的なレースだったのでショックも少ない。もうちょっとレースしやすいであろう阪神D2000の梅田Sでの巻き返しに期待したい。

Team Mayba 月間成績 2013年2月

月間成績
◆着度数
【0-0-0-0-0-1】　勝率：0.0%　掲示板率：0.0%

◆成績
2/9　3歳未勝利　小倉　芝1800　オクターブユニゾン　13着

◆3/5現在の入厩状況
ラヴァーズキッス
レックスパレード
プリュム
ミラクルルージュ
オクターブユニゾン


年間成績
◆着度数
【0-0-0-0-0-3】　勝率：0.0%　掲示板率：0.0%


2月はオクターブユニゾンの1走のみ。結果も
「3コーナーの手応えでは好勝負を確信していたのに追い出したら全くイイ所なし」
という残念なものだったので2月は一口的に良いところが無い結果に。
まあその分シーユーサンデー2011の命名が採用されたのでトータルでは
バランス取れたんかなという気がしないでもない。
ただ入厩状況見ればわかるように3月から4月にかけては出走ラッシュになりそう。
現段階で決まっているのは3/16中京の矢作川特別（D1400）に上村騎手で出走予定。
オクターブユニゾンも中京開催でのレースを予定している。
またまだ入厩していないがジンジャーミストも今週末か来週には帰ってくる予定で
春競馬の足音とともにTeam Maybaの春もやってきてほしいなと思う今日このごろ。