新種牡馬の傾向って最低でも1年見ないとわからないと思うし、最近は特に非SS系種牡馬の場合、2世代目にガラっと産駒の傾向変わったりすることがよく見られる。今年もローエングリンが2世代目となる10年産の中から朝日杯の1,3着馬を輩出した。
というわけでファーストクロップのJRAでの成績73戦未勝利という成績に終わったメイショウサムソンであるが、まだまだ巻き返す余地はあると思っている。
先のことは言っても仕方ないし、なるようにしかならんのでこれくらいにして、ファーストクロップの2歳の成績から馬券なりPOGなり一口なりで参考になるかもしれない情報をまとめてみる。これを読んで少しでもメイショウサムソン産駒に興味を持っていただけると幸いである。
◆馬券的狙い目
メイショウサムソン産駒の傾向として顕著なのが「新馬戦がめっぽう苦手」という点。ファーストクロップの異2歳新馬戦の成績は
デビュー戦 【0-1-0-29】0.0% 3.3% 3.3% 0-4
と大変なことになっている。これだけ見ると全然馬券的に狙えたものではないが、これに対してレースを経験した2戦目以降の成績を見てみると
2戦目 【0-3-0-18】0.0% 14.3% 14.3% 0-190
3戦目 【0-1-3-8】0.0% 8.3% 33.3% 0-390
4戦目 【0-2-1-2】0.0% 40.0% 60.0% 0-196
5戦目 【0-0-1-2】0.0% 0.0% 33.3% 0-73
6戦目 【0 0-1-1】0.0% 0.0% 50.0% 0-115
勝てていないのは変わらないが2,3戦目で急に馬券圏内に突っ込んでくるケースが多く見られた(そのため複勝回収値が高くなっている)。メイショウサムソン産駒の出走レースはほぼすべて見て気づくのは「初戦におけるスタートの出の遅さ」と「2戦目以降では道中の行きっぷりが良くなる」の2点。初戦における出遅れも気性の悪さに起因するようなものというより、むしろ落ち着きすぎてゆっくり出ちゃった、という感が強く、レースも「フワフワと走っている」というふうに見える場合が多いのだが、これが2戦目以降だと馬が自ら行こうとして騎手がしっかり手綱を抑える、という風に走りが変わってくる。きっちり統計を取れるようなものではなくあくまで見た目の印象ではあるのだが、一度レースを経験することでスイッチがオンになる馬が多い、という事なのかもしれない。
ちなみに地方所属の馬もデビュー勝ちを飾った馬がいないのだが上記成績に地方での成績を足すと
デビュー戦 【0-2-1-32】0.0% 5.7% 8.6%
2戦目 【2-3-1-19】8.0% 20.0% 24.0%
3戦目 【0-1-4-10】0.0% 6.7% 33.3%
4戦目 【0-2-2-4】0.0% 25.0% 50.0%
5戦目 【1-0-1-2】25.0% 25.0% 50.0%
6戦目 【0 0-1-2】0.0% 0.0% 33.3%
※回収値は計算が面倒なので割愛
となる。地方の場合もほとんどがデビュー戦→2戦目で良化してくるパターンが多い。
あと前走距離でみると
同距離【0-3-4-10】0.0% 17.6% 41.2% 0-228
今回延長【0-3-2-12】0.0% 17.6% 29.4% 0-365
今回短縮【0-0-0-9】0.0% 0.0% 0.0% 0-0
と短縮で嫌って同距離or延長で買いましょう、という傾向がある。
◆POG、一口的狙い目
要するに血統的にどういう馬が走っているか、ということ。
で、これまで馬券になったメイショウサムソン産駒の母父を見るとかなり顕著で
母父SS系 【0-5-1-22】 13頭デビュー5頭馬券圏内
母父キングマンボ系 【0-2-4-9】 4頭デビュー2頭馬券圏内
の2系統が好成績を収めている。
この他の母父系統で馬券になっているのはJRAでは母父WildAgain(ニアークティック系)のメイショウブシンのみで、残る他系統12頭は1頭も馬券に絡んでいない。
ちなみに地方でデビューした5頭のうち1戦着外1戦で唯一馬券に絡んだことのないマルカンサムソンが母父ジェイドロバリー(ミスプロ系)で、咲いたの3勝を挙げているアイビスティが母父アグネスタキオン(SS系)、サムソン産駒初勝利馬のブエラが母父エルコンドルパサー(キングマンボ系)、メイショウアヅチが母父フォーティナイナー(フォーティナイナー系)、レイヌルージュが母父トニービン(ゼダーン系)となっており上記2系統はともに勝ち上がっている。
結論としては日本の芝に今最もフィットしているSS系かサドラー系と相性が良いキングマンボ系が母父だと安心感ありますよ、ということになる。
と、ダラダラ書いてみたがとりあえずJRAで勝って、来年以降もコンスタントに産駒が活躍すればいいなーと願うばかりで、それが叶うのならここで書いた傾向が全部覆されて、私がいろんな意味で失敗したとしてもそれはそれで嬉しいし、本望である。
というわけでファーストクロップのJRAでの成績73戦未勝利という成績に終わったメイショウサムソンであるが、まだまだ巻き返す余地はあると思っている。
先のことは言っても仕方ないし、なるようにしかならんのでこれくらいにして、ファーストクロップの2歳の成績から馬券なりPOGなり一口なりで参考になるかもしれない情報をまとめてみる。これを読んで少しでもメイショウサムソン産駒に興味を持っていただけると幸いである。
◆馬券的狙い目
メイショウサムソン産駒の傾向として顕著なのが「新馬戦がめっぽう苦手」という点。ファーストクロップの異2歳新馬戦の成績は
デビュー戦 【0-1-0-29】0.0% 3.3% 3.3% 0-4
と大変なことになっている。これだけ見ると全然馬券的に狙えたものではないが、これに対してレースを経験した2戦目以降の成績を見てみると
2戦目 【0-3-0-18】0.0% 14.3% 14.3% 0-190
3戦目 【0-1-3-8】0.0% 8.3% 33.3% 0-390
4戦目 【0-2-1-2】0.0% 40.0% 60.0% 0-196
5戦目 【0-0-1-2】0.0% 0.0% 33.3% 0-73
6戦目 【0 0-1-1】0.0% 0.0% 50.0% 0-115
勝てていないのは変わらないが2,3戦目で急に馬券圏内に突っ込んでくるケースが多く見られた(そのため複勝回収値が高くなっている)。メイショウサムソン産駒の出走レースはほぼすべて見て気づくのは「初戦におけるスタートの出の遅さ」と「2戦目以降では道中の行きっぷりが良くなる」の2点。初戦における出遅れも気性の悪さに起因するようなものというより、むしろ落ち着きすぎてゆっくり出ちゃった、という感が強く、レースも「フワフワと走っている」というふうに見える場合が多いのだが、これが2戦目以降だと馬が自ら行こうとして騎手がしっかり手綱を抑える、という風に走りが変わってくる。きっちり統計を取れるようなものではなくあくまで見た目の印象ではあるのだが、一度レースを経験することでスイッチがオンになる馬が多い、という事なのかもしれない。
ちなみに地方所属の馬もデビュー勝ちを飾った馬がいないのだが上記成績に地方での成績を足すと
デビュー戦 【0-2-1-32】0.0% 5.7% 8.6%
2戦目 【2-3-1-19】8.0% 20.0% 24.0%
3戦目 【0-1-4-10】0.0% 6.7% 33.3%
4戦目 【0-2-2-4】0.0% 25.0% 50.0%
5戦目 【1-0-1-2】25.0% 25.0% 50.0%
6戦目 【0 0-1-2】0.0% 0.0% 33.3%
※回収値は計算が面倒なので割愛
となる。地方の場合もほとんどがデビュー戦→2戦目で良化してくるパターンが多い。
あと前走距離でみると
同距離【0-3-4-10】0.0% 17.6% 41.2% 0-228
今回延長【0-3-2-12】0.0% 17.6% 29.4% 0-365
今回短縮【0-0-0-9】0.0% 0.0% 0.0% 0-0
と短縮で嫌って同距離or延長で買いましょう、という傾向がある。
◆POG、一口的狙い目
要するに血統的にどういう馬が走っているか、ということ。
で、これまで馬券になったメイショウサムソン産駒の母父を見るとかなり顕著で
母父SS系 【0-5-1-22】 13頭デビュー5頭馬券圏内
母父キングマンボ系 【0-2-4-9】 4頭デビュー2頭馬券圏内
の2系統が好成績を収めている。
この他の母父系統で馬券になっているのはJRAでは母父WildAgain(ニアークティック系)のメイショウブシンのみで、残る他系統12頭は1頭も馬券に絡んでいない。
ちなみに地方でデビューした5頭のうち1戦着外1戦で唯一馬券に絡んだことのないマルカンサムソンが母父ジェイドロバリー(ミスプロ系)で、咲いたの3勝を挙げているアイビスティが母父アグネスタキオン(SS系)、サムソン産駒初勝利馬のブエラが母父エルコンドルパサー(キングマンボ系)、メイショウアヅチが母父フォーティナイナー(フォーティナイナー系)、レイヌルージュが母父トニービン(ゼダーン系)となっており上記2系統はともに勝ち上がっている。
結論としては日本の芝に今最もフィットしているSS系かサドラー系と相性が良いキングマンボ系が母父だと安心感ありますよ、ということになる。
と、ダラダラ書いてみたがとりあえずJRAで勝って、来年以降もコンスタントに産駒が活躍すればいいなーと願うばかりで、それが叶うのならここで書いた傾向が全部覆されて、私がいろんな意味で失敗したとしてもそれはそれで嬉しいし、本望である。