名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

Royal Ascot Day 5 2013.6.22

2013年06月22日 | 海外競馬
最終日の重賞競走は2つ。

2R Hardwicke Stakes(G2) 芝12f 4歳以上 日本時間23:05発走

特に人気なのは2頭。Hanagan騎手騎乗のEktihaam/エクティハームとSpencer騎手騎乗のMount Athos/マウントアトス。前者は重賞勝ちはありませんがG2,G3で2,3着の実績が有り、前走今回と同じアスコット12fのリステッドを勝ってここに出走して来ました。後者は昨年秋JCにも出走してご記憶の方もいらっしゃることでしょう。前走今期初戦のG3・Ormonde Stakesを勝ってここに臨みます。その他Gold Cup、King Edward VII Stakesと重賞を2日連続で勝利して勢いに乗るStoute-Mooreコンビの Sir John Hawkwood/サージョンホークウッド、重賞2連勝中のUniversal/ユニヴァーサルといったあたりが人気をしております。あまり人気はありませんがFrankelの全弟Noble Mission/ノーブルミッションも出走しています。

◎Sir John Hawkwood
○Dandino
▲Ektihaam
△Mount Athos

Stoute-Mooreコンビの勢いに期待してSir John Hawkwoodを本命。Noble Missionは人気も手頃で買いたいところですが戦績を見ると湿った馬場のほうが良さそうで今の馬場は不向きと見ました。
エア馬券は◎から○▲△への馬単ウラオモで。


3R Diamond Jubilee Stakes(G1) 芝6f 3歳以上 日本時間23:45発走
昨年はBlack Caviarの参戦でたいへん盛り上がったこのレース。その昨年のレースで5着だったSociety Rock/ソサエティロックが人気を集めております。一昨年のこのレースの勝ち馬でもありますし、今年初戦となったDuke of York Stakes・G2を勝ってここに臨みます。オーストラリアからの遠征馬Sea Siren/シーサイレンも人気の1頭です。オーストラリアではG1勝ちの実績もあります。昨年のForet賞勝ち馬Gordon Lord Byron/ゴードンロードバイロンも人気の1頭。Foret賞の後は香港に遠征してHong Kong Mileが4着。今年に入りDundalkで一般戦を勝ったあとドバイに遠征しましてDubai Golden Shaheenが7着、前走Duke of York StakesがSociety Rockの3着でした。

◎Sea Siren
○Society Rock
▲Mince
△Haverock

スプリント路線は非欧州組を一枚上手と見たいのでオーストラリアからの遠征馬Sea Sirenを本命に。Minceは過去アスコットの6fで2戦2勝という実績を評価。今の時計のでる芝はアメリカ馬にも有利に働くだろうとHverockも相手に。
エア馬券は◎から馬単相手3頭にウラオモ。
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Royal Ascot Day 4 2013.6.21

2013年06月21日 | 海外競馬
1R Albany Stakes(G3) 芝6f 2歳牝馬 日本時間22:30発走
2歳牝馬による6fのG3。注目は1戦1勝のJoyeuse/ジョイユース。Abdullah殿下の所有馬で、Lady Cecil調教師、Queally騎乗のFrankelの半妹です。Lingfieldのデビュー戦を快勝してここに臨みます。O'Brienチームが送り込むのはこちらも1戦1勝Wonderfully/ワンダーフリー。父Gallileo、母父Danehillといういま欧州で最もファッショナブルな組み合わせの血統で全兄に先日St James's Palace Stakesで3着となったMarsがいるという血統です。前走Naasのリステッドを勝って2戦2勝で出走してきたSandiva/サンディーヴァはFrankie Dettoriが騎乗します。

◎Sandiva

ここはFrankie応援の意味も込めてSandivaで。
エア馬券も単勝1点。


2R King Edward VII Stakes(G2) 芝12f 3歳 日本時間23:05発走
圧倒的1番人気に推されているのがBattle Of Marengo/バトルオブマレンゴ。昨年末から今年にかけて重賞を3連勝、前走英国Derbyに出走し4着に敗れてしまいました。Sir Michael Stouteが送り込むDanehill Dancer産駒Hillstar/ヒルスター、Dante Stakes7着からの巻き返しを狙うGreatwood/グレートウッド、前々走Dee StakesでMagicianの2着という成績のあるFrankie Dettori騎乗のContributer/コントリビューターといったあたりが人気をしています。

◎Battle Of Marengo
○Contributer

さすがにこのメンツではBattle OfMarengoが一枚上手でしょう。相手もFrankie補正とMagicianの2着という成績でContributerに絞ってみました。
エア馬券は馬単◎→○1点で。


3R Coronation Stakes(G1) 芝8f 3歳牝馬 日本時間23:45発走
3歳牝馬のマイルG1という舞台設定だけあって1000Guineas戦線の主役級が集まりました。5戦4勝Irish 1000Guineasの勝ち馬Just the Judge/ジャストザジャッジ、3戦無敗で臨んだ英国1000Guineasは2着と負けてしまいましたが、そのあと前走Irish 1000Guineasを勝ってここに臨みます。そのJust the Judgeを英国1000Guineasで負かしたのがSky Lantern/スカイランターン。英国1000Guienas以外にも2歳時にMoyglare Stud Stakes・G1の勝ち鞍もあります。2歳時Killavullan Stakes・G3を勝ち今期初戦Irish 1000Guineasが4着だったAbdullah殿下のBig Break/ビッグブレイク、同じくAbdullah殿下のPavlosk/パヴロスクといったあたりが人気をしています。あまり人気はしていませんがGodolphinのLovely Pass/ラヴリーパスはUAE1000Guineasの勝ち馬です。

◎Sky Lantern
○Just the Judge

ここもこの1点で。強い馬が強い競馬を見せる、St James's Palace Stakesのような熱いレースを期待したいです。
エア馬券は馬単◎→○1点。


5R Queen's Vase(G3) 芝16f 3歳 日本時間25:00発走
“In Memory of Sir Henry Cecil”と銘打たれて執り行われる今年のQueen's Vase。O'Brien親子コンビのLeading Light/リーディングライトが人気を集めています。ここまで4戦3勝、前走初重賞挑戦となったGallinule Stakesを快勝してここに臨みます、Montjeu産駒です。2番人気はLady Cecil&Queally&AbdullahトリオのDisclaimer/ディスクレイマー。初勝利には6戦を要しましたがそこから現在4連勝中と勢いに乗っています。3番人気はGosden&BuickコンビのNichols Canyon/ニコルズキャニオン、5戦1勝ですがここまで4着以下がない堅実派のAuthorized産駒です。

◎Nichols Canyon
○Mister Impatience
▲Disclaimer
△Leading Light

16fという未知の距離だけに難解な一戦。Authorized✕Dalakaniなら距離持つだろうという期待込めてNichols Canyon。10f、11fで惜しい競馬が続いているので、距離伸びることがプラスとなることを期待してみます。対抗のMister Impatienceは2走前のChester VaseでRuler of the Worldの2着という実績があります。
エア馬券は◎から3頭へ馬単ウラオモ。
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Royal Ascot Day 3 2013.6.20

2013年06月20日 | 海外競馬

1R Norfolk Stakes(G2) 芝5f 2歳 日本時間22:30発走
人気を集めているのはCoach House/コーチハウス。Aidan O'Brien厩舎のOasis Dream産駒で、お母さんのLesson In Humilityは現役時代重賞勝ち、Maurice De Gheest賞3着などの実績がある馬です。ここまで3戦して2勝。No Nay Never/ノーナイネヴァー、アメリカからの遠征馬です。キャリアは1戦1勝、デビュー戦キーンランドのポリトラックの5f戦を勝ってここに臨みます。ここまで2戦2勝のAcclamation産駒Saayerrや、1戦1勝ながらデビュー戦が5馬身差だった Coulstyなどが人気です。

◎Coulsty

デビュー戦で5fながら5馬身差というはっきりした着差をつけている点、負かした馬の中から勝ち上がっている馬が複数出ており、決して相手が単純に弱かっただけ、という事もないのではないかな、と思うのでこの馬にします。
エア馬券は単勝1点。


2R Ribblesdale Stakes(G2) 芝12f 3歳牝馬 日本時間23:05発走
1番人気はAlive Alive Oh/アライヴアライヴオウ。3戦2勝のDuke of Marmalade産駒です。唯一の敗戦はデビュー戦の3着ですが、この時の勝ち馬が後のIrish 2000Guineas勝ち馬Magicianですから、評価を落とすものではありません。前走リステッドを6馬身差の圧勝からここに臨みます。2番人気はThe Lark/ザラーク、前走英国のOaksがTalentの3着でした。近親に英愛Oaks勝ち馬のSariskaがいるという血統です。種牡馬スキャンの近親でIrish 1000Guineasで3着だったJust Pretending/ジャストプリテンディング、3戦2勝2着1回のWinsili/ウィンシリといったあたりも人気をしております。

◎The Lark
○Riposte
▲Just Pretending
△Alive Alive Oh

本命は英国Oaks3着のThe Lark。血統的にも筋が通っているし、ここまでの3歳戦を見ていると「やっぱりクラシック戦ってきた馬が強いね」という結果になっている印象が強いので。対抗のRiposteはLady Cecil厩舎の所属馬で姉にKind、Frankelのお母さんがいる血統です。前走12fのメイドンを勝ってここに臨みます。
エア馬券は◎から馬単3点、ウラなしで。


3R Gold Cup(G1) 芝20f 4歳以上 日本時間23:45発走
人気はエリザベス女王所有の4歳馬Estimate/エスティメイト。昨年3歳時ロイヤルアスコット開催のQueen's Vase勝ち馬で今季初戦Sagaro Stakes・G3を勝ってここに臨みます。2010年のこのレースの勝ち馬、9歳馬Rite of Passage/ライトオブパッセイジ、アスコットの長距離戦を得意とするSimenon/シムノン、昨年のこのレースの3着馬Saddler's Rock/サドラーズロックといったあたりが人気をしております。昨年の勝ち馬Colour Vision/コーラルヴィジョンはここ最近の成績がイマイチで少し人気を落としています。

◎Estimate
○Last Train
▲Simenon
△Rite of Passage

ここは女王に気持ちよく勝ってもらいましょう。対抗のLast Trainはフランスからの遠征馬で名伯楽Fabre師の管理馬。Guyonの手綱さばきにも注目です。
エア馬券は◎から相手3頭へ馬単ウラオモ。


5R Tercentenary Stakes(G3) 3歳 芝10f 日本時間25:00発走
Juddmonteが送り込むBuick-GosdenコンビのRemote/リモート。お母さんのZendaがフランス1000Guineas勝ち馬という血統。ここまで3戦2勝です。ドイツ調教馬として初めて英国Derbyに出走したChopin/ショパンが引き続き英国で出走してきます。前走に引き続き鞍上はJamie Spencer。O'Brien親子コンビのCoolmore軍団からはIndian Chief/インディアンチーフ。前走英国Derbyの最重要プレップレースDante Stakesに出走して圧倒的人気ながら3着と敗れてしまい、Derbyをスキップしてここに来ました。Fall Aspen牝系のMontjeu産駒です。その他前走フランスのDerbyで1戦1勝のキャリアながら5着と健闘したShikarpour/シカープールあたりも人気をしております。

◎Indian Chief

Dante Stakesこそ敗れたもののその時の勝ち馬LibertarianはDerbyでも2着に入ったわけでそこからの比較でもここでは上位といっても過言ではないでしょう。
エア馬券は単勝1点勝負。
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Royal Ascot Day 2 2013.6.19

2013年06月19日 | 海外競馬
ロイヤルアスコット開催2日目の重賞4競走をピックアップ。

1R Jersey Stakes(G3) 芝7f 3歳 日本時間22:30発走
特に人気を集めているのは3頭。Garswood/ガルズウッドは今期初戦を勝ったあと、前走英国2000Guineasに出走してDawn Approachの7着でした。三つ巴人気馬の2頭目はMontiridge/モンティリッジ。ここまで5戦3勝、2,3着が1回ずつと安定した成績を残しています。3頭目はGale Force Ten/ゲイルフォーステン。Aidan O'Brien厩舎のOasis Dream産駒で、前走アイルランドの2000GuineasがMagicianの2着でした。

◎The Brothers War
○Garswood
▲Montiridge
△Gale Force Ten

本命はフランスから遠征してきたThe Brother War。重賞は今回が初出走になるがここまで7戦して3勝、2,3着が2回ずつと非常に安定感が有り、最近「ここぞ」という時の勝負強さが増している感のあるOlivier Peslierが鞍上。sらに初日に産駒が重賞2勝を上げたWar Front産駒と不気味な材料が揃っている。
エア馬券は◎の単と○▲△への馬単ウラオモ。


2R Duke of Cambridge Stakes(G2) 芝8f 4歳以上牝馬 日本時間23:05発走
古馬牝馬によるマイルのG2で去年までWindsor Forest Stakesという名称だった。人気になっているのはChigun/シグン。故Henry Cecil調教師の元管理馬で今回は奥さんの“Lady Cecil”名義での出走となります。前走カラで行われた牝馬1マイルのG3・Abu Dahbi Stakesを勝ってここに臨みます。2番人気はDuntle/ダントゥル。記録上はG3を2勝なんですが、2走前、昨年9月レパーズタウンで行われた牝馬限定のG1・Matron Stakesで1位入選2着降着というレースがあります。3番人気はDank/ダンク。今季初戦、ニューマーケットで行われた牝馬限定のG3・Dahlia StakesでChigunをハナ差抑えて優勝してここに臨みます。管理するのはSir Michael Stoute。

◎Chigun
○Duntle
▲Sarkiyla
△Thistle Bird

本命はChigun。Cecil師に捧げる勝利となってほしい。相手はDuntle、フランスから遠征のSarkiyla、ChigunやDank相手に好走歴のあるThistle Birdまで。
エア馬券は◎の単と○▲△への馬単ウラオモ。


3R Prince of Wales's Stakes(G1) 芝10f 4歳以上 日本時間23:45発走
2日目のメインイベントは古馬10fのG1・Prince of Wales's Stakes。1番人気は前走Tattersalls Gold CupでG1初制覇を果たしたAl Kazeem/アルカジーム。デビュー戦で5着に敗れた以外の9戦全て連対という非常に安定した成績を残しております。2番人気は昨年の英国2冠馬Camelot/キャメロット。昨年凱旋門賞後に疝痛の大変大きな手術を行いまして、復帰初戦のG3は勝ったんですが前走Tattersalls Gold Cupは人気だったものの2着と負けてしまいました。ただ管理するAidan O'Brien師は大変な手術の影響があったので全く悲観はしていないというコメントをレース後に出していました。3番人気はThe Fugue/ザフュージュ。4歳の牝馬です。昨年グッドウッド10fの牝馬G1Nassau Stakesを非常にいい切れ味を見せて勝ったのが印象的。昨年秋にはアメリカに遠征しましてBC Filly and Mare Turfに出走して直線狭くなりながら3着という競馬でした。ここはそれ以来の出走です。前走Ispahan賞勝ち馬でフランスから遠征のMaxios/マクシオスも差のない人気です。

◎Red Cadeaux
○Camelot
▲Maxios
△The Fugue

本命はRed Cadeaux。昨年のロイヤルアスコット開催の後、7月イギリス→11月オーストラリア→11月日本→12月香港→3月UAE→4月日本→5月シンガポールと転戦。この距離はちょっと短いかなーと思えるが鞍上にFrankie Dettoriを配してきたので、個人的趣向から本命。初日の馬場が時計の出る馬場だったようなので、そういう馬場を得意とするCamelotを対抗に。あとはフランスからの遠征Maxios、時計のでる馬場で牝馬の切れ味を活かせそうなBuick-GosdenラインのThe Fugueまで。
エア馬券は◎の単と3連単◎から相手3頭の1頭軸マルチ。


5R Queen Mary Stakes(G2) 芝5f 2歳牝馬 日本時間25:00発走
2歳牝馬の重賞人気はカタールレーシング所有の2戦2勝Beldale Memory/ベルデイルメモリー。お父さんはDanehill系のCamacho。2番人気は3戦2勝、Rizeena/リジーナ。前走リステッドのNational Stakesが3馬身差の勝利でした。未勝利ながらデビュー戦がRizeenaの2着だったOriel/オリエル、1戦1勝のAcclamation産駒Reroute/リルートといったあたりが続いています。

◎Fire Blaze

2歳戦はよくわからないというのが正直なところですので1頭だけ挙げてお茶を濁します。1戦1勝、GodolphinのFire Blaze。キャリアは少ないですがお母さんのNahoodhは現役時代Falmouth Stakesを勝っているG1馬です。鞍上Mickael Barzalona騎手の手綱捌きにも注目したいところです。
エア馬券は単勝と複勝1点で。
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Royal Ascot Day 1

2013年06月18日 | 海外競馬
英国王室主催のRoyal Ascot開催。
エリザベス女王はじめ王室の方々がウィンザー城から馬車で競馬場までお越しになるパレードで始まる、ひじょうに華やかな開催と知られている。この開催の重賞レースの見所を簡単にまとめてみる。5日間行われるので1日ずつ重賞レースを中心にピックアップして行く予定。


1R Queen Anne Stakes(G1) 芝8f 4歳以上
1番人気はアメリカから遠征してきたAnimal Kingdom/アニマルキングダム。2011年のKentucky Derby勝ち馬にして2013年のDubai World Cup勝ち馬です。これまで芝は4戦1勝2着3回とパーフェクト連対で、G1のBC Mile、Gulfstream Park Turf Hでの2着があります。今回勝てば芝、ダート、AWのG1勝ちの快挙達成となります。2番人気は横並びでCoolmoreのDeclaration Of War/デコレイションオブウォーと吉田照哉さん所有のElusive Kate/イルーシヴケイト。Declaration Of Warは昨年末AWのG3で重賞初制覇、今年に入ってリステッドレースを勝った後、前走Lockinge SがFarhhの5着でした。Elusive Kateは牝馬限定のマイルG1Rothschild賞の勝ち馬です。男馬相手のG1でも2着、3着と惜しい競馬はしてきていますが勝ちきれてはいません。ここが今季初出走です。

◎Animal Kingdom
○Gregorian
▲Trade Storm
△Elusive Kate

アメリカから欧州への遠征というのは例が少ないがAnimal Kingdomの場合既にドバイへの輸送をクリアしているわけだし、早めにイギリスに入って順調に調教をこなしてきたことを考えると問題ないと思われます。相手は少しひねって、対抗はGregorian。前走Diomed Sで重賞初制覇した馬ですが昨年のRoyal Ascot開催で3歳限定のマイルG1・St James's Palace Sで3着の実績があります。単穴のTrade Stormは前々走メイダンのZabeel Mileで重賞初制覇、前走Dubai Duty FreeがSajjhaaの4着でした。Elusive Kateは堅実ながら休み明けということもありこの評価に。
エア馬券は馬単で◎から○▲△へのウラオモで。

2R King's Stand Stakes(G1) 芝5f 3歳以上
1番人気はこちらもDubai WC開催からの転戦組、Al Quoz Sprintの勝ち馬Shea Shea/シェイシェイ。前哨戦、本番とメイダン芝1000mのレコードタイムを更新しての2連勝と高いスピード能力を見せました。管理するのは南アフリカのMike De Kock調教師。2番人気は3歳馬のReckless Abandon/レックレスアバンダン。2歳時フランスのMorny賞、イギリスのMiddle Park SとスプリントG1を2連勝。またRoyal Ascot開催5fの2歳G2・Norfolk Sも勝っています。前走古馬相手に今季初出走のG2Temple SがKingsgate Nativeからクビ差アタマ差の3着でした。3番人気はオーストラリアからの遠征馬Shamexpress/シェイムエクスプレスと昨年のこのレース3着馬Sole Power/ソールパワー

◎Shea Shea
○Shamexpress
▲Reckless Abandon

この路線は南半球や香港からの遠征馬が活躍するので素直にShea Sheaを本命。相手も人気ながら遠征馬のShamexpressと、若く未知の魅力のあるReckoless Abandon
エア馬券は馬単◎から○▲。


3R St James's Palace Stakes(G1) 芝8f 3歳
今年のRoyal Ascot通しても一番の注目カードと言っても過言ではないかもしれません。人気は三つ巴の様相で1番人気はDawn Approach/ドーンアプローチ。前走英国のDerbyは12頭立ての12着と惨敗したものの、敗因は距離とはっきりしていますし、マイルに戻れば再び2000Guineasのような強さを見せてくれることでしょう。2番人気はアイルランドの2000Guineas勝ち馬Magician/マジシャン。2歳時は4戦1勝といまいちぱっとしない成績だったんですが、今季初戦10fのDee Sを快勝すると前走Irish2000Guineasも3と1/2馬身差で快勝してここに臨みます。3番人気は英国2000GuineasでDawn Approachと人気を二分したToronado/トロナド。2000Guineasは4着と敗れたもののこちらもそこまで4戦4勝と負け知らずでしたし、その後ここに照準を合わせてきたローテーションも好感が持てます。

◎Dawn Approach
○Magician
▲Toronado
△Glory Awaits

ここも人気上位で仕方ないかな、という感じ。中でもDawn ApproachはDerbyを挟んだとはいえ最後は一杯に追っていたわけではないし、この距離に戻れば負けられないはずです。一角を崩せそうな穴っぽい所ではGlory Awaits。英国2000Guienasの2着馬で、前々走3着に敗れた時の勝ち馬が後にフランスのDerbyを勝つIntelloだったことを考えると前走人気薄であったもののフロックではなかった可能性は十分あると思います。
エア馬券は3連単で◎1着固定で相手○▲△を2,3着づけの6点で。


4R Coventry Stakes(G2) 芝6f 2歳

1番人気はO'Brien厩舎が送り込んできたうちの1頭3戦2勝のStubbs/スタッブス。お母さんがIrish Oaksの勝ち馬Moonstoneで兄に今年のDerby Trial Sを勝ったNevisがいるという良血馬です。2番人気はRichard Hannon調教師が送り込んできた1戦1勝のExceed And Excel産駒Championship/チャンピオンシップと、これまたO'Brien厩舎が送り込んできた1戦1勝馬Sir John Hawkins/サージョンホーキンズ。Sir John Hawkinsはこれまたお母さんがIrish OaksなどG1を4勝したPeeping Fawnの産駒です。

◎Thunder Strike
○Wahaab
▲Stubbs
△Championship
△Sir John Hawkins

2歳戦で検討データが少なく何回なので本命は騎手で選んでThunder Strike。鞍上Frankie Dettoriです。ここまで3戦3勝と負け知らずだし、まあ勝ってもおかしくないんじゃないかなという感じの予想なので自信はないです。対抗にしたWahaabもお母さんが2歳時に6fのG1Cheveley Park S、3歳時にCoronation Sを勝ったIndian Inkという血統馬です。
エア馬券は◎の単勝と◎から○▲△への馬単ウラオモ。
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ようやくようやく初勝利

2013年06月17日 | 一口馬主
◆ミラクルルージュ 6/16(日) 東京3R 3歳未勝利(牝) 1着 内田
◆レックスパレード 6/16(日) 阪神10R 灘S 13着 岡田

ミラクルルージュがデビューから6戦目で初勝利。前走内容から今回十分チャンスが有ると思っていたが、当日の馬場状態がどう出るかは不安だった。レースは前走同様後方からの競馬だったが、ペースがものすごく遅く道中は行きたがるような面も見せていた。しかし直線に向くと大外に持ち出し正味2Fだけのような競馬で豪快に差し切り勝ち。自身初勝利、私も今年&この世代の初勝利、キャロットクラブのメイショウサムソン産駒としても初勝利、となった。
とりあえずホッとしたという気持ちではあるが、これをきっかけに他の馬もどんどん続いてほしい。

レックスパレードはスタートこそ五分に出たものの二の脚が効かず中団から。インコースから進出して直線入り口では一瞬伸びそうな雰囲気があったものの前が少し狭くそこで馬がやめるような格好に。スムースに気分よく走らせることが重要な馬だけに、一度わざとゆっくり出して馬群の外からまくるような競馬というのも考えられるかなーという気もする。とりあえず次走はブリンカーなどの馬具を使用することも視野になんとかレッパレの走る気を出すよう試行錯誤していただけるとのこと。


Rex Parade 03
Rex Parade 03 posted by (C)名馬電機社長
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POG指名馬紹介(MPOG編)

2013年06月15日 | POG
アドマイヤオウジャ(古馬・プロテクト)
クラレント(古馬・プロテクト)
アドマイヤキンカク(古馬・指名)


目論見通り(?)クラレントが早速重賞勝ってくれた。
アドマイヤオウジャも素質高いけどまだまだ荒削り感のあった馬だし、アドマイヤキンカクも去年POGでは人気した馬で1つ勝てたことで今後素質が開花することがあればまだまだ稼げると見て指名。

馬名未定 牡 父ディープインパクト 母アドアード(Galileo)
兄が持ち込みで父Duke of Marmaladeのシェイクザバーレイ。その後アドアードは3年連続ディープインパクトを種付けして3年連続で牡馬を出産しており、その一番最初の仔がこの馬。2011年セレクトセール当歳セッションで石川達絵さんが7245万円で落札。「輸入母の国内種付け初年度」は私の大好物の一つ。

オリハルコン 牡 父ディープインパクト 母シルヴァースカヤ 池江厩舎
兄にアイルランドダービーやパリ大賞で2着のあるSeville(父Galileo)、姉に今年のチューリップ賞、忘れな草賞4着のヴィルジニア(父Galileo)がいる血統。こちらも母アドアードと同じく。「輸入母の国内種付け初年度」であり父ディープの牡馬。Sevilleだけの実績なら「はいはい欧州でGalileoですからね」で済まされるんだが、姉のヴィルジニアはスローの新馬戦とはいえ父Galileoなのに(失礼)日本の芝で上がり3F33.7という上がりが使える馬。これは父がディープインパクトに変わったらとんでもない馬になるんじゃないか、と思っての指名。ちなみにこれ書いている時点で妹のシルヴァースカヤ2012(父マンハッタンカフェ)は40口クラブ、セレクトセールで名前が出ておらず、キャロットに下りてきてくんないかなーと思っている。

キングズオブザサン 牡 父チチカステナンゴ 母スティンガー 荒川厩舎
「新種牡馬は2年目まで狙っていけ」の家訓にしたがってチチカステナンゴ。やっぱりというか予想通りというか初年度見る限り社台ファーム産のチチカステナンゴ産駒の方が安心感あるので血統的バックボーンがしっかりしていて、かつ若手厩舎の中でも社台系で結果を残している荒川厩舎ということでこの馬を。

ワールドマッチ 牡 父コンデュイット 母パーフェクトマッチ 中竹厩舎
初年度産駒狙い枠からはコンデュイットを。コンデュイットを導入したBRFからではなく社台系から取ってくるのはまあお察しくださいということで一つ。時計の速い米芝で結果残してJCでもそこそこ頑張ったとはいえコテコテ欧州血統だけに母父サンデーというのは必須条件にしておきたかったというのと、パープルエビスやトウカイポイント(並びは実績ではなく石橋さん補正)を出している牝系、それに個人的萌ポイントであるSpecialの牝馬クロス持ちというのも決め手。早めに仕上がっているのも好感。

マッセナ 牡 父メイショウサムソン 母プルーフオブラブ 鈴木孝厩舎
「新種牡馬は2年目まで狙っていけ」の家訓パート2、メイショウサムソン編。母父キングマンボ系を取りたかったけど、社台系の生産馬にはいなかったので10頭そこそこの指名の所ではなかなか指名しづらく、ノーザンなこの馬で。Specialの牝馬クロスは発生していないがリファールのお母さんGoofedの牝馬クロスが発生しておりほんのり萌え。

馬名未定 牡 父ネオユニヴァース 母ライジングクロス
昨年各所のPOGで1位指名してダダスベリして個人的「イケてなかった馬オブザイヤー2012」に輝いたクライナーヘルツの全弟。ただクライナーヘルツの場合「400キロギリギリの極端に小柄な馬体」がイケてなかった最大の原因だと思うので、その点クリアしてる全弟のこちらは兄の文まで頑張ってくれると信じている。

馬名未定 牡 父Cowboy Cal 母Deceptive
今年のマル外枠。OBSマーチセールで41万ドルで落札された、昨年のBCターフスプリント勝ち馬Mizdirectionの半弟。父は変わってるがGiant's Causewayの系統ならまあ芝でやれるだろうし最悪ダートで潰しきかせましょう、という。正直ダートオンリーのBernardiniとかに行くよりは可能性の幅をもたせたチョイス。


というわけで今年はオール牡馬なので牝馬路線は全く我関せず。正直10頭持ち程度のPOGで牝馬の走る馬指名するのは私には無理だと最近ようやく気づいたので。
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MPOG2012-2013最終結果

2013年06月14日 | POG
前年度のMPOG最終結果はこちら

各タイトルは

最多賞金獲得馬主:事務オーナー
最多勝馬主:firstroadオーナー
最多出走馬主:経理オーナー

となりました。
各オーナーは今年度それぞれ500pを加算しております。


1位 事務 81392p
古馬所有のジェンティルドンナの活躍がここまでポイントを伸ばした要因であることは間違いありませんが、3歳でもキズナを指名されており、完全優勝といっても過言ではない成績でした。また3歳で指名した7頭は全馬デビュー、ポイントを加算しているという点もお見事でした。

2位 バース 25615p
1位とは差がついてしまいましたがダービー2着のエピファネイアを筆頭にラストインパクトも指名されており、古馬勢がポイントを加算できなかった不運がありましたが3歳馬8頭中6頭が勝ち上がるという好成績でした。

3位 firstroad 20072p
古馬ではディープブリランテの離脱、また3歳も弥生賞を買った直後にカミノタサハラが故障で離脱という中で2位とは5000p差のところまで来られたのはご立派。また指名馬の多くに実際の出資馬も多く含まれており、充実した3歳世代だったことがうかがえます。

4位 ビッグイヤー 14649p
池江角居厩舎がズラリと並ぶラインナップの中で、グルヴェイグの離脱は残念でした。ローザズカレッジ、ラストグルーヴという「大物の素質を秘めていそうな馬」が1戦1勝で終わったものの、流石という選馬でございました。

5位 kynthia 14251p
毎年独特な視点での指名ですが今年もシニスターミニスター、Bernardiniの産駒でそれぞれ2勝馬を指名されるなどお見事でした。

6位 社長 11405p
古馬指名のうち2頭が機能せず、3歳もポイントが伸ばせずクラレント頼みが最初から最後まで続いてはこの順位も仕方なし。

7位 経理 7089p
3歳馬9頭のうちデビューをした8頭はすべてポイント獲得、勝ちあがりの中でも3勝馬1頭、2勝馬2頭と内容も濃かった印象です。

8位 シャドウ 6860p
3歳馬9頭指名のうち6頭が勝ち上がり、2勝馬も2頭となかなかの指名だったのではないでしょうか。期待されたであろう馬の離脱があったのは悔やまれます。

9位 T氏 4517p
全体的に出走数自体が少なく、順調であればもう少しポイントも伸びたのでは、と思われます。中でもリヤンドファミユの離脱は大きな痛手でした。

10位 馬おやじ 3673p
いずれもあとひとつ何かが噛み合えば、一皮むけたのではないか、という印象があります。
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なんとかここまでこれました

2013年06月12日 | 一口馬主
◆アケルナル 6/9(日) 東京3R 3歳未勝利 13着 宮崎

脚元の不安でここまでデビューが遅れたアケルナル。ほとんど調教も積めない状況で、とにかく無事にと思っていたので無事レースを終えられたのでとりあえずほっとした。脚元の様子を見つつ続戦という感じになりそうなので次走少しでもいいところが見られたらな、と思う。
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Belmont Stakes 2013

2013年06月07日 | 海外競馬
Belmont S(G1) Belmont Park競馬場 Dirt12f 日本時間6月9日(日)7:36発走

◆参考レース
Kentucky Derby 優勝:Orb
Preakness S 優勝:Oxbow
Peter Pan S 優勝:Freedom Child


◆出走馬紹介
1.Frac Daddy/フラックダディ(父:Scat Daddy 母:Skipper's Mate)
調教師:K. McPeek 騎手:A. Garcia 戦績:1-3-0-3
主な勝鞍:
前々走Arkansas DerbyがOveranalyzeの2着、前走Kentucky Derbyが16着と惨敗してしまいました。今回は鞍上Garcia騎手に乗り替わりとなっております。

2.Freedom Child/フリーダムチャイルド(父:Malibu Moon 母:Bandstand)
調教師:T. Albertrani  騎手:L. Saez  戦績:2-1-1-2
主な勝鞍:Peter Pan S(G2)
初勝利はデビュー4戦目、今年の3月でした。前々走Wood Memorial Sに挑戦して10着の後、前走Belmont Sの最重要プレップであるPeter Pan Sに出走。そこでスタートからハナを切るとスタコラスタコラ逃げまして最後は2着に13と1/4差をつける圧勝、トリプルクラウン最終戦に挑戦です。お父さんはOrbと同じMalibu Moon。

3.Overanalyze/オーヴァーアナライズ(父:Dixie Union 母:Unacloud)
調教師:T. Pletcher 騎手:J. Velazquez 戦績:4-0-1-3
主な勝鞍:Arkansas Derby(G1)、Remsen S(G2)、Futurity S(G2)
2歳時にG2を2勝、3歳になってからもArkansas DerbyでG1制覇と重賞3勝の実績があります。前走はKentucky Derbyに出走して11着でした。ただこの馬、デビューからの着順が「1>4>1>3>1>5>1>11」と来てまして今回は順番的に1着の番…?Pletcher5_Belmont ver.の1頭です。

4.Giant Finish/ジャイアントフィニッシュ(父:Frost Giant 母:Apocalyptic)
調教師:A. Dutrow 騎手:E. Prado 戦績:2-1-0-3
主な勝鞍:
Spiral S3着から臨んだ前走Kentucky Derbyは10着でした。お父さんはジャパンカップダートにも来日したことのあるFrost Giantです。

5.Orb/オーブ(父:Malibu Moon 母:Lady Liberty)
調教師:C. McGaughey III 騎手:J. Rosario 戦績:5-0-1-3
主な勝鞍:Kentucky Derb(G1)、Florida Derby(G1)、Fountain of Youth S(G2)
今年のKentucky Derby馬です。未勝利を脱出してから重賞2勝を含む4連勝で臨んだKentucky Derbyは泥んこ馬場をまくって快勝。続く前走Preakness Sでも人気に推されたんですがここは末脚不発で4着と敗れてしまいました。

6.Incognito/インコグニート(父:A.P. Indy 母:Octave)
調教師:K. McLaughlin 騎手:I. Ortiz, Jr. 戦績:2-1-1-2
主な勝鞍:
デビューから4戦目で初勝利、続くAllowanceも勝って臨んだ前走Peter Pan Sが5着でした。お母さんのOctaveは現役時代American OaksやMother Goose SといったG1勝ちのある馬でお父さんA.P.Indyという血統馬。Darleyの自家生産馬です。

7.Oxbow/オックスボウ(父:Awesome Again 母:Tizamazing)
調教師:D. Lukas 騎手:G. Stevens 戦績:3-1-1-6
主な勝鞍:Preakness S(G1)、LeComte S(G3)
トリプルクラウン2冠目のPreakness Sの勝ち馬です。Kentucky Derbyは厳しい展開で前付けしながらも6着とよく頑張っていましたし、前走は人気こそなかったものの決してフロックではないと思われます。

8.Midnight Taboo/ミッドナイトタブー(父:Langfuhr 母:Hot Red)
調教師:T. Pletcher 騎手:G. Gomez 戦績:1-2-0-0
主な勝鞍:
重賞勝ちはおろか、重賞への出走もまだ無いという未知の馬です。お父さんのLangfuhrはどちらかと言うと現役時代短距離を得意とした馬ですし、距離適性が血統的にどんと来いな印象もありません。Pletcher5の1頭です。

9.Revolutionary/レヴォリューショナリー(父:War Pass 母:Runup the Colors)
調教師:T. Pletcher 騎手:J. Castellano 戦績:3-1-3-0
主な勝鞍:Louisiana Derby(G2)、Withers S(G3)
今年に入ってWithers S、Louisiana Derbyと重賞連勝して臨んだ前走、Kentucky DerbyがOrbの3着でした。お母さんは現役時代10fのG1の勝鞍もありますし、母方を見る限り距離延長は問題ないように思われます。

10.Will Take Charge/ウィルテイクチャージ(父:Unbridled's Song 母:Take Charge Lady)
調教師:D. Lukas 騎手:J. Court 戦績:3-1-0-5
主な勝鞍:Rebel S(G2)
今年Rebel Sで重賞初制覇を達成した後、Kentucky Derbyが8着、Preakness Sが7着という成績です。お母さんのTake Charge Ladyは現役時代G1Spinster S連覇を含む重賞8勝の名牝です。

11.Vyjack/ヴァイジャック(父:Into Mischief 母:Life Happened)
調教師:R. Rodriguez 騎手:J. Leparoux 戦績:4-0-1-1
主な勝鞍:Gotham S(G3)、Jerome S(G2)
Jerome S、Gotham Sの重賞2つを含むデビューから4連勝を飾った後、Wood Memorial Sが3着、前走Kentucky Derbyが18着と大敗をしてしまいました。Preakness Sをスキップしてここに臨みます。

12.Palace Malice/パレスマレス(父:Curlin 母:Palace Rumor)
調教師:T. Pletcher 騎手:M. Smith 戦績:1-3-1-2
主な勝鞍:
今年に入ってからまだ勝ち星はないんですが、Blue Grass S2着、Risen Star S3着などの入着経験があります。前走Kentucky Derbyは12着でした。Pletcher5の1頭です。

13.Unlimited Budget/アンリミテッドバジェット(父:Street Sense 母:Unlimited Pleasure)
調教師:T. Pletcher 騎手:R. Napravnik 戦績:4-0-1-0
主な勝鞍:Fair Grounds Oaks(G2)、Rachel Alexandra (G3)、Demoiselle (G2)
Pletcher5の中である意味において一番の注目馬といっても過言ではないかもしれません、牝馬によるトリプルクラウンチャレンジです。デビューから重賞3つを含む4戦全勝で迎えた前走Kentucky Oaksは3着でした。その後男馬相手の12fという厳しい条件にあえて挑戦して来ました。しかも鞍上は女性騎手Rosie Napravnik。レディースコンビが並み居る男馬相手にどこまでやれるか注目です。

14.Golden Soul/ゴールデンソウル(父:Perfect Soul 母:Hollywood Gold)
調教師:D. Stewart 騎手:R. Albarado 戦績:1-3-0-2
主な勝鞍:
ここまで目立った勝鞍はなく、1勝しかしていないんですが、前走Kentucky Derbyが人気薄ながらOrbの2着と好走。Preaknessをスキップしてトリプルクラウン最後の1冠にかけます。


◆展望
トリプルクラウン1冠目のKentucky Derbyを制したOrb、2冠目のPreakness Stakesを制したOxbow、最重要プレップレースのPeter Pan Stakesを制したFreedom Child、さらにPreakness Stakesでは出走ゼロだったTodd Pletcher厩舎もKentucky Derby同様5頭出し。中でも注目はKentucky Derby & Oaksの両3着馬、RevolutionaryとUnlimited Budgetでしょう。特に牝馬のUnlimited Budgetは鞍上も女性のRosie Napravnik騎手という点も注目です。ちなみにPletcher厩舎の牝馬でBelmont Stakesと言えば2007年、後の年度代表馬Curlinをマッチレースの末に下したRags to Richesが思い出されるます。


◆予想
◎Overanalyze
○Revolutionary
▲Unlimited Budget
△Incognito

アメリカのダートで12fという非常に特殊な条件だけにこれまでの2冠では力を発揮できなかった馬を狙いたいというのと、今年の2冠がともに勝ち馬が勝てなかった方のレースで3着にも入れていないという事から今年の3歳世代は力差のない混戦なのではないだろうかという見立てからあえてこれまでの2冠を制したOrbとOxbowはあえて印を回しませんでした。
本命はOveranalyze。すでに重賞勝ちの実績があるので一定の実力が担保されている点は安心だし、父Dixie Unionは2012年のBelmont Stakes勝ち馬Union Ragsを出しているというのも魅力的。また上記の通りデビュー以来戦績が○×となっていて今回○の番、ということもありLong Shotを狙いたいです。
対抗はRevolutionary。デビュー以来4着以下がない安定した実績が魅力的で、Preakness Sをスキップしてここという臨戦過程も好感がもてます。
牝馬のUnlimited Budgetは再三書いている通り鞍上も女性騎手のRosie Napravnikということで大変注目、勝って欲しいという思いがあるし、個人的にはRags to Richesの再来という楽しみもあります。実力的にも抜けた馬がいない今年の牡馬路線なら牝馬があっさりのシーンも十分考えられるでしょう。
と、ここまで全部Todd Pletcher厩舎のメンツとなってしまったので、別のとこからIncognitoをプッシュ。遅れてきた良血でピタッとこの特殊条件がハマれば一発があるのではないかと見ています。
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