名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

2013 BREEDERS’ CUP Day1

2013年10月31日 | 海外競馬
11月1日(金)(日本時間11月2日(土)) Santa Anita競馬場

※出走馬は左から「馬番/馬名/騎手/調教師」

6R Breeders' Cup Marathon (G2) 13:45(日本時間5:45) D2800m 3歳以上
◆出走馬
1 Old Time Hockey(オールドタイムホッケー) / J.Lezcano / T.Proctor
2 Cease(シース) / D.Cohen / D.Jacobson
3 Commander(コマンダー) / A.Gryder / T.Taylor
4 Ever Rider(エヴァーライダー) / G.Stevens / M.Munoz
5 Suns Out Guns Out(サンズアウトガンズアウト) / J.Leparoux / D.Romans
6 Indian Jones(インディアンジョーンズ) / A.Castillo / P.Aristone
7 London Bridge(ロンドンブリッジ) / M.Smith/ J.Hughes
8 Blueskiesnrainbows(ブルースキーズンレインボウズ) / M.Pedroza / J.Hollendorfer
9 Pool Play(プールプレイ) / E.Silva / M.Casse
10 Worldly(ワールドリー) / D.Flores / B.Walsh

◆紹介
1番人気はアルゼンチンからの遠征馬Ever Rider(エヴァーライダー)。6月に行われたD2500mのアルゼンチンのG2・General Belgranoを勝ってここに臨む。ちなみにこのレース、昨年のBCマラソン勝ち馬Calidoscopioも勝っているレースということも人気の要因なのかも。Indian Jones(インディアンジョーンズ)は2走前D2400mのG3・Greenwood Cup Stakesで2着。Commander(コマンダー)はD2200mのG3・BC Premier's Hを昨年に続き連覇してここに。Blueskiesnrainbows(ブルースキーズンレインボウズ)Worldly(ワールドリー) あたりも人気。
2013 General Belgrano(亜G2) 1着Ever Rider
2013 Greenwood Cup Stakes(G3) 2着Indian Jones、3着Pool Play、4着Suns Out Guns Out

◆予想
◎Old Time Hockey(オールドタイムホッケー)
ことしもぱっとしない面々が集まり、来年格下げか廃止の危険もあるんじゃないのと思えてくる。で、去年の決着を見ると前述のとおりアルゼンチンから来たCalidoscopioが1着、2着は芝路線から転戦してきたGrassyだった。というわけで芝からの転戦組のOld Time Hockeyを本命。奇しくも昨年2着のGrassyと同じ芝のレースを4着しての参戦。


7R Breeders' Cup Juvenile Turf (G1) 14:25(日本時間6:45) 芝1600m 2歳牡・セン
◆出走馬
1 All Cash(オールキャッシュ) / L.Saez / W.Lukas
2 Giovanni Boldini(ジョヴァンニボルディニ) / R.Moore / A.O'Brien
3 Got Shades(ゴットシェイズ) / G.Stevens / D.Pish
4 Outstrip(アウトストリップ) / M.Smith / C.Appleby
5 Bobby's Kitten(ボビーズキトゥン) / J.Castellano / C.Brown
6 Home School(ホームスクール) / R.Bejarano / D.O'Neill
7 Aotearoa(アオテアロア) / C.Nakatani / L.Powell
8 Bon Accord(ボンアコード) / J.Rosario / A.Sano
9 Wilshire Boulevard(ウィルシャーボールヴァード) / W.Buick / A.O'Brien
10 Ontology(オントロジー) / M.Gutierrez / S.Callaghan
11 Poker Player(ポーカープレイヤー) / C.Hill / W.Catalano
12 Shamshon(シャムション) / R.Hughes / R.Hannon
13 Bashart(バシャート) / J.Velazquez / T.Pletcher

◆紹介
2歳牡馬、セン馬による芝のG1。1番人気はBobby's Kitten(ボビーズキトゥン)、3戦2勝、前走芝1700mのG3・Pilgrim Sを圧勝してここに臨む。アイルランドからAidan O'Brien調教師が送り込んできたGiovanni Boldini(ジョヴァンニボルディニ)が2番人気。こちらも3戦2勝。3番人気は英国からの遠征馬、GodolphinのOutstrip(アウトストリップ)。ドンカスターのG2・Champagne S勝の実績がありここまで4戦2勝。オールウェザーで行われたBourbon S(G3)からは上位4頭が出走してきている。
2013 Pilgrim Stakes(G3) 1着Bobby's Kitten
2013 Champagne Stakes(G2) 1着Outstrip
2013 Bourbon S(G3) 1着Poker Player 2着Bashart 3着Bon Accord 4着All Cash

◆予想
◎Outstrip
過去6年で欧州遠征馬が4勝と、やはり芝のレースだと欧州勢の方が良さそう。このレース2連覇中のAidan O'Brien厩舎が今年も2頭を送り込んでいるが今回はGodolphinのOutstripをチョイス。実績的にはG2勝って、G1のDewhurst Sでも3着と上位。速い時計の決着や小回りへの対応がカギになりそうだが、今回は鞍上をアメリカのMike Smithにしたことで(主戦のBarzalonaが日本での騎乗を優先したため)コース対応はある程度できると判断。


8R Breeders' Cup Dirt Mile (G1) 15:05(日本時間7:05) D1600m 3歳以上
◆出走馬
1 Taptowne(タップタウン) / B.Hernandez Jr / T.Glyshaw
2 Golden Ticket(ゴールデンチケット) / J.Rosario / K.McPeek
3 Hymn Book(ヒムブック) / J.Castellano / C.McGaughey
4 Brujo de Olleros(ブルジョデオレロス) / A.Garcia / R.Mettee
5 Fed Biz(フェドビズ) / M.Garcia / B.Baffert
6 Broadway Empire(ブロードウェイエンパイア) / R.Walcott / R.Diodoro
7 Alpha(アルファ) / J.Bravo / K.McLaughlin
8 Holy Lute(ホーリールート) / M.Smith / J.Cassidy
9 Centralinteligence(セントラルインテリジェンス) / V.Espinoza / R.Ellis
10 Verrazano(ヴェラザーノ) / J.Velazquez / T.Pletcher
11 Pants On Fire(パンツオンファイア) / P.Lopez / K.Breen
12 Goldencents(ゴールデンセンツ) / R.Bejarano / D.O'Neill
AE Easter Gift(イースターギフト) / J.Rosario / C.Brown

◆紹介
1番人気は3歳馬のVerrazano(ヴェラザーノ)。ここまで8戦6勝、敗れた2戦がG1のKentucky DerbyとTravers Stakes。このレースを最後にAshford Studでの種牡馬入りが決まっており、G1制覇で有終の美を飾れるか。2番人気も3歳馬のGoldencents(ゴールデンセンツ)。ここまでSanta Anita Derby(G1)を含め重賞を3勝。そのGoldencentsをPat O'Brien Hでレコード勝ちで負かしたFed Biz(フェドビズ)や、重賞2連勝中のPants On Fire(パンツオンファイア)あたりが人気で続く。また昨年のTravers Stakesで1着同着だったGolden Ticket(ゴールデンチケット)Alpha(アルファ)も揃って出走してきた。
2013 Haskell Invitational S(G1) 1着Verrazano
2013 Pat O'Brien H(G2) 1着Fed Biz、2着Goldencents
2013 Monmouth Cup S(G2) 1着Pants On Fire、2着Hymn Book

◆予想
◎Verrazano
ここが引退レースとなるVerrazanoを本命に。Kentucky DerbyとTravers Stakesという基幹G1で大敗しており「勝負弱いんじゃないの疑惑」があるが、この2レースだけが8戦のキャリアのなかで最も長い2000mの距離で行われていることに注目。敗因は距離にあるのでは、と見てマイルに距離を短縮してきた今回は信頼出来ると判断。


9R Breeders' Cup Juvenile Fillies Turf (G1) 15:50(日本時間7:50) 芝1600M 2歳牝
◆出走馬
1 Nesso(ネッソ) / M.Garcia / V.Belvoir
2 Al Thakhira(アルサキーラ) / R.Moore / M.Botti
3 Colonel Joan(コロネルジョアン) / J.Talamo / E.Harty
4 Kitten Kaboodle(キトゥンカブードル) / J.Velazquez / C.Brown
5 Granny Mc's Kitten(グラーニーマクズキトゥン) / J.Castellano / C.Brown
6 Vorda(ヴォルダ) / O.Peslier / P.Sogorb
7 Street Sailing(ストリートセーリング) / A.Garcia / R.Mettee
8 Chriselliam(クリセリアム) / R.Hughes / C.Hills
9 Dancing House(ダンシングハウス) / M.Smith / K.McLaughlin
10 Clenor(クレナー) / R.Bejarano / D.O'Neill
11 Ready to Act(レディートゥアクト) / J.Rosario / C.Brown
12 Testa Rossi(テスタロッシ) / J.Lezcano / C.Brown
13 Sky Painter(スカイペインター) / L.Saez / K.McLaughlin
14 My Conquestadory(マイコンケストダリー) / E. da Silva / M.Casse

◆紹介
2歳牝馬、芝カテゴリのチャンピオン決定戦。創設以来過去4回はアメリカ馬の勝利であったが昨年はフランスから遠征のFlotillaが優勝。G1になったのが昨年からなので欧州から遠征する動機付けがより強まったと考えるならば今後は欧州馬中心のレースになるのかもしれない。というわけで1番人気はフランスからの遠征馬Vorda(ヴォルダ)。5戦4勝、前走はイギリスに遠征してCheveley Park Stakes(G1)を優勝、欧州の2歳牝馬の中でもトップクラスの馬で、当然の人気。ただこのVordaにここまでで唯一土をつけたのがPrix Mornyへアメリカから遠征したNo Nay Neverであるからアメリカの馬でもノーチャンスとは言えず。地元馬で人気なのはMy Conquestadory(マイコンケストダリー)。ここまで2戦2勝ながら異色の経歴でなんとデビュー戦が芝のG2・Summer S(G2)でここを3・1/4馬身差で快勝、さらに2戦目はAWのG1・Alcibiades Sを勝ってここに臨む。3番人気はイギリスからの遠征馬、2戦2勝のAl Thakhira(アルサキーラ)。カタールのJoaan殿下(Treveのオーナー)所有馬で前走Rockfel Stakes(G2)を勝っている。
2013 Cheveley Park Stakes(G1) 1着Vorda
2013 Alcibiades Stakes 1着My Conquestadory
2013 Miss Grillo Stakes(G3) 1着Testa Rossi、2着Sky Painter、3着Dancing House、4着Granny Mc's Kitten

◆予想
◎Vorda
人気の欧州馬2頭のどちらかにしようと思ったので、「遠征経験」「キャリア数」とAl Thakhiraの方が道悪での競馬しかしたことがないのに対してVordaは一応乾いた馬場での出走経験があることから人気だがこちらを上に。Al Thakhiraが来たらオーナーの勢いが凄かったね、ということで。


10R Breeders' Cup Distaff (G1) 16:35(日本時間8:35) D1800m 3歳以上牝
◆出走馬
1 Street Girl(ストリートガール) / A.Castillo / M.Azpurua
2 Authenticity(オーセンティシティ) / J.Velazquez / T.Pletcher
3 Close Hatches(クロスハッチス) / J.Rosario / W.Mott
4 Royal Delta(ロイヤルデルタ) / M.Smith / W.Mott
5 Beholder(ビホルダー) / G.Stevens / R.Mandella
6 Princess of Sylmar(プリンセスオブシルマー) / J.Castellano / T.Pletcher

◆紹介
今年のBC初日のメインレース、というより個人的には今年のBC全体を通してもメインディッシュといっても差し支えない今年のDistaff。6頭の少頭数ながらメンバーを見れば「そりゃ力の足りない馬が色気持って出走してくる隙がないわ」という強力なメンツ。1番人気に支持されているのは古馬代表5歳のRoyal Delta(ロイヤルデルタ)。昨年、一昨年のこのレースをはじめG1を6勝、重賞10勝の名牝。同一レース3連覇を目指す。そんなRoyal Deltaに前走で土をつけた3歳馬が2番人気のPrincess of Sylmar(プリンセスオブシルマー)。10戦8勝で今年のKentucky OaksをからG1を4連勝中。初の古馬との対戦となった前述の前走Beldame Sも快勝、今回再び勝って、その名の通り女王継承を決定づけるか注目が集まる。同じく3歳からはBeholder(ビホルダー)も人気。昨年のBC Juvenile Fillies勝ち馬でKentucky OaksこそPrincess of sylmarの2着になっているものの、すでにG1を4勝しており、前走Zenyatta Sは古馬相手に逃げ切る完勝。3歳勢からはもう一頭Close Hatches(クロスハッチス)もG1を2勝しており、Kentucky Oaksこそ7着と崩れているがそれ以外は6戦5勝2着1回という成績で、Kentucky OaksのプレップレースであるGazelle HではPrincess of Sylmarを2着に退けており「今年唯一Princess of Sylmarに先着した馬」でもある。Authenticity(オーセンティシティ)は今年6歳になる牝馬だがデビューは4歳と大変遅く、しかも3戦しただけで休養に入っていた馬。そして2年ぶりに出走となった今年初戦を3着し、2戦目で1着となった後は重賞ばかりを6戦使われて2勝2着4回と非常に安定感のある走りを見せている。2走前Personal EnsignではRoyal Deltaに、前走Zenyatta SではBeholderの2着。離された最低人気となってしまっているのがStreet Girl(ストリートガール)で、重賞勝ちはなく前走Cotillion SがClose Hatchesの3着だった。
2013 Kentucky Oaks(G1) 1着Princess of Sylmar、2着Beholder、7着Close Hatches
2013 Beldame Stakes(G1) 1着Princess of Sylmar、2着Royal Delta
2013 Zenyatta Stakes(G1) 1着Beholder、2着Authenticity
Cotillion Stakes(G1) 1着Close Hatches、3着Street Girl
2013 Personal Ensign H(G1) 1着Royal Delta、2着Authenticity
2012 Breeders' Cup Ladies Classic(G1) 1着Royal Delta

◆予想
◎Princess of Sylmar
少頭数ながら予想が非常に難解。おそらく1着は3強の内の誰かだとは思うがその中から1頭をチョイスしてくるのはなかなかに難しい。脚質が似ているBeholderとRoyal Deltaに関してはそれぞれAuthenticityをモノサシにして考えるとより斤量差がある状態でより着差をつけて勝っているRoyal Deltaさんのほうが上なのかな、という感触。というわけでBeldame Stakesの再現なるかどうかを考えた結果「再現なる」の方を採用。Beldame Stakesから頭数が1頭しか増えていないので後ろから行くPrincess of Sylmarにとって馬群に包まれて、的なリスクは小さく、また前走よりも前で競馬をする強い馬が多い分、展開的にも利があるのでは、と考えた。

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QIPCO British Champions Day 2013

2013年10月19日 | 海外競馬
イギリス競馬の2013年シーズンの平地競走総決算Champions Day。
当日行われる5つの重賞の簡単な紹介と展望。

2013年10月19日土曜日 Ascot競馬場

The QIPCO British Champions Long Distance Cup(G3)
芝16f 3歳以上 日本時間21:45発走

◆参考レース
Gold Cup 2013 1着 Estimate/8着 Saddler's Rock/13着 Times Up
Gubai Gold Cup 2013 2着 Ahzeemah/7着 Saddler's Rock
◆主な出走馬
エリザベス女王の所有馬として今年6月のロイヤルアスコット開催20fの長距離G1、Gold Cupを制したEstimate。今回はそれ以来久々の出走となるものの1番人気。2番人気はGodolphin所有、Dubawi産駒の4歳馬Ahzeemah。今年はUAEのメイダンで始動、ドバイWCデイの長距離G1・Dubai Gold Cupでは同じGodolphinのCavalrymanの2着。その後イギリスで走りヨーク16.5fのG2・Lonsdale Cupで重賞初制覇。メイダンとイギリスで走った今年8走は2勝2着6回の連対率100%。3番人気は横並びでWilliam Haggas厩舎の6歳馬Harris TweedとAidan O'Brien厩舎の3歳馬Eye of the Storm

◆予想
◎Ahzeemah
○Estimate
人気2頭の一騎打ちで。その中でもAhzeemahを上に取ったのはEstimateが久々の分。
エア馬券は◎の単と◎>○の馬単。もしEstimateが勝てばまたQueenのはしゃぎっぷりが見られるのでそれで十分。


The QIPCO British Champions Sprint Stakes(G2)
芝6f 3歳以上 日本時間22:20発走

◆参考レース
Prix de l'Abbaye de Longchamp 1着 Maarek/15着 Cape Of Approval

◆主な出走馬
1番人気は前走Arc当日のロンシャンで行われた5fのG1・Prix de l'Abbaye de Longchampに遠征して勝ったMaarek。2番人気はロイヤルアスコット開催に行われた5fのG1・King's Stand Stakesで5着、前前走6fのG3・Chipchase Stakes勝ち馬のJack Dexter。3番人気はこれまたArc当日のロンシャン競馬場で行われたPrix de la ForetでMoonlight Cloudの6着だった3歳牝馬Viztoria

◆予想
◎Balmont Mast
○Jack Dexter
▲Viztoria
△Salade Power
人気のMaarekにちょいとケンカを売ってみる。というのも今年に入ってからの成績を距離別に見ると、5f(3.1.0.0)、6f(0.0.0.3)と見事なまでに5f専用になってしまっているから。去年までは6fでも勝利経験があり問題ないのかもしれないが人気してるのでこれを理由に嫌ってみる。本命は穴目でBalmont Mast。重賞勝ちはないもののこの春はドバイでDubai Golden Shaheen2着、シンガポールのKrisFlyer International Sprint4着など遠征競馬で好走。休み明けひと叩きされた前走のリステッドを勝ってここに臨む。鞍上もMurtaghを確保しており参加賞狙いではないと見る。
エア馬券は◎の単勝と馬単◎○▲△のBOX。


The QIPCO British Champions Fillies' and Mares' Stakes(G1)
芝12f 3歳以上牝馬 日本時間22:55発走

◆参考レース
Oaks 2013 1着 Talent/3着 The Lark
Prix de l'Opera 2013 1着 Dalkala
Blandford Stakes 2013 1着 Belle De Crecy/2着 Hot Snap

◆主な出走馬
1番人気は今年の英国Oaksの勝ち馬、3歳のTalent。Irish Oaksは7着と敗れたものの、前走男馬相手の英国St Leger Stakesは2着と好走。ほぼ並んだ2番人気はフランスからの遠征馬Dalkala。前走Prix de l'OperaでG1初制覇の4歳牝馬。3番人気は英国の3歳馬Hot Snap。姉にMiddayがいる良血でLady Cecil調教師の管理馬。今シーズン初戦Sky Lanternをおさえて重賞制覇を果たすも続く1000ギニーは惨敗。夏に復帰してNassau Stakes3着、Blandford Stakes2着ときてここに臨む。他南アフリカ最強馬Iguguも出走。

◆予想
◎Talent
○Hot Snap
▲Nymphea
△Dalakala
ここは地元イギリスのオークス馬を中心に。大敗したアイリッシュオークスは馬場が硬かったのが敗因と見て、週中から雨が降っている今回は安定して力を発揮できるはず。対抗にはHot Snap。姉MiddayもOaks2着があるとはいえ、目立った活躍は古馬になってからであり、この馬もこれから期待できるし、ここがきっかけとなる可能性は十分。不気味なのはドイツからの遠征馬Nymphea。今年に入り地元ドイツで11-12fを4戦して[2-1-1-0]と安定。同じ遠征馬でもDalakalaより人気がないのでこちらのほうが妙味がある。
エア馬券は馬単◎から○▲△へウラオモで。


The Queen Elizabeth II Stakes sponsored by QIPCO(G1)
芝8f 3歳以上 日本時間23:30発走

◆参考レース
2000 Guineas 2013 1着 Dawn Approach/9着 Leitir Mor
Prix Jacques Le Marois 2013 2着 Olympic Glory/5着 Dawn Approach/6着 Leitir Mor/7着 Elusive Kate
Prix du Moulin de Longchamp 2013 1着 Maxios/2着 Olympic Glory
Godolphin Mile 2013 1着 Soft Falling Rain

◆主な出走馬
1000Guineas勝ち馬のSky LanternやSussex Stakes勝ち馬Toronadoといったメンツが抜けてもこれだけの馬が揃うというのは今年の欧州マイル戦線の層の厚さ表れであろうか。1番人気は2000Guineas勝ち馬のDawn Approach。無敗で2000Guineasを制した後Derbyは惨敗。再びマイルに戻ってSt James's Palace Stakesは勝ったものの、その後Sussex StakesでライバルToronadoの2着になると古馬との初対戦となったPrix Jacques le Maroisは5着と敗退。ただ陣営はこの時体調があまりよくなかったと語っており巻き返しが期待されての1番人気。2-4番人気はブックメーカーによって異なる状況。まずはフランスから遠征のMaxios。5歳になった今年Prix d'IspahanでG1初制覇、その後英国に遠征した10fのG1、Prince of Wales's Stakesは6着となったものの、2歳時依頼のマイル戦となった前走Prix du Moulin de Longchampでは2着に5馬身の差をつける圧勝、再び英国の今度はマイルに遠征してきた。そのMaxiosの2着、さらにその前のPrix Jacques Le Maroisで2着とフランスに遠征してきた英国の3歳馬Olympic Gloryも人気の一角。2歳時の実績や評判は同馬主のToronadoより上だったくらいで、ここ2戦の内容から十分古馬相手のG1でも勝負になることを証明。もう一頭南アフリカのMike De Kock調教師が送り込むSoft Falling Rainも人気を集めている。この春無敗のままドバイWCデイのGodolphin Mile優勝。8月の英国初戦は2着と黒星を喫したが前走NewmarketのG2、Joel Stakesを勝って英国の芝でも実力を発揮できることを示した。他にも牝馬のマイル戦線で古馬の代表格、吉田照哉さんの持ち馬でもあるElusive Kateや、2歳時Aidan O'Brien厩舎で最も期待されていたもののクラシックには間に合わなかったKingsbarnsなどが出走してきている。

◆予想
◎Dawn Approach
○Olympic Glory
▲Kingsbarns
有力どころの中からであれば誰が勝っても不思議でないようなメンバー。迷いだしたらキリがないので「3歳馬」で固めてみた。実績的には上位2頭なんだろうが、Aidanが強気にここへ登録してきたKingsbarnsの2戦目での変わり身も期待したい。
エア馬券は馬単◎○▲のBOXで。


The QIPCO Champion Stakes(G1)
芝10f 3歳以上 日本時間24:05発走

◆参考レース
Prix Dollar 2013 1着 Cirrus Des Aigles
Lockinge Stakes 2013 1着 Farhh
Prince of Wales's Stakes 2013 2着 Mukhadram
Derby 2013 1着 Ruler of the World
Prix du Jockey Club 2013 2着 Morandi
King George VI And Queen Elizabeth Stakes 2013 3着 Hillstar/4着 Cirrus Des Aigles

◆主な出走馬
今年も欧州の10f路線は多士済々、好メンツが揃っていたもののその中心的存在であった Declaration Of War、Al Kazeem、The Fugue、Camelotといった面々はここには出走してこず、少々物足りない感はある。一番は昨年はFrankelというずば抜けた存在がいたからどうしてもそこと比較してしまうから物足りないのかもしれないが。1番人気は前走Prix Dollar4年連続出走&3勝目を挙げた一昨年のこのレースの勝ち馬Cirrus Des Aigles。昨年もこのレースFrankelの2着をした馬だが今シーズン序盤はピリッとせず、前々走でようやっと今年の初勝利を挙げたところであった。ただ10fに限れば今年に入っても[2-1-0-0]と安定しており(12-13fでは[0-0-0-3])人気も順当と言える。2番人気はFarhh。昨年はG1初挑戦となったPrince of Wales's Stakesで3着になったのを皮切りにマイルから10fのG1に連続して出走、3着2着2着2着2着という見事なまでのシルバー&ブロンズコレクターっぷり。おそらく英国のよしだみほさんはさぞかしネタに困らなかったことであろう(そんな人おるんかいという話は横においておく)。ただこの間の勝ち馬がSo You Think、Nathaniel、Frankel、Frankel、Moonlight Cloudだから「まぁ生まれた時代が悪かったね。」という感もある。そんな同馬は今年5月のLockinge Stakesで悲願のG1初制覇となったわけだが、今年の出走もこれだけ、今回はそれ以来の競馬となるのがどうなのか。3番人気はShamardal産駒の4歳馬Mukhadram。今年は10fのみを4戦、G1こそAl Kazeemの前に2,3着とタイトルに手が届いていないもののG2,G3をそれぞれ1勝ずつしており堅実さはある。今回と同じAscotの10fで行われたPrince of Wales's StakesではAl Kazeemと接線を演じており、悲願の初G1がここでも驚かない。3歳勢では今年の英国Derby馬Ruler of the World、クラシックには間に合わなかったもののKing GeorgeでNovellistの3着となったHillstar、さらにフランスからの遠征馬、今年のPrix du Jockey Club(仏Derby)でIntelloの2着だったMorandiといった馬たちが出走してきている。

◆予想
◎Morandi
○Cirrus Des Aigles
▲Mukhadram
△Farhh
☆Ruler of the World
本命はMorandi。人気の古馬3頭Cirrus Des Aigles、Farhh、Mukhadramの力は認めつつもCirrusはそろそろ年齢による衰えもあるんじゃないのという感があるし、後ろ2頭はローテーション(5月以来&7月以来)が不安。それならば3歳馬中でも凱旋門賞がそうであったように古馬と互角にやれる事を示したフランスの3歳馬を狙ってみる。Jockey Clubのとき2馬身差だったIntelloとの着差は前走Prince d'Orangeでは3/4馬身差まで縮まっている。初遠征など克服する課題は多いが人気もないし気楽に乗ったルメールの一発に期待。対抗以下は人気の古馬勢を実力通りに拾って、最期にRuler of the Worldを付け足しておいた。エンジンのかかりが遅いこの馬にとって前走の凱旋門賞のように多頭数かつ直線平坦で、一瞬の脚で後続を置き去りにするような馬がいるレースは厳しい。MooreがHillstarではなくこちらをチョイスしたというのも気になる。
エア馬券は◎の単勝と3連単で◎から○▲△☆への1頭軸マルチで。


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Team Mayba 月間成績 2013年9月

2013年10月12日 | 一口馬主
月間成績
◆着度数
【0-0-0-0-0-3】 勝率:0.0% 掲示板率:0.0%

◆成績
9/7 阪神5R 2歳新馬戦 メフィストワルツ 13着 幸
9/7 中山11R 紫苑ステークス ミラクルルージュ 11着 田辺
9/28 阪神3R 2歳未勝利 メフィストワルツ 12着 菱田

◆10/12現在の入厩状況
なし


年間成績
◆着度数
【1-0-2-5-2-22】 勝率:3.1% 掲示板率:31.3%


10月半ばに更新してるんだがこのタイミングでトレセン入厩ゼロに。
このままだと2010年11月以来となる月間出資馬出走なしな事態に陥りそう。
ただ2歳勢の内高野厩舎の2頭と、追加出資のエンジェルピースは一度トレセンに入りゲート試験をみな一度でパスしての近郊牧場放牧の状態なので、諸々態勢立てなおして来月にはデビューしてくれるかなーと期待。
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折り返すも

2013年10月12日 | 一口馬主
◆メフィストワルツ 9/28(土) 阪神3R 2歳未勝利 12着 菱田
折り返しの未勝利戦も結果は出ず。一度はダートを使うプランも浮上していたが、結局は叩いた上積みがある状態で芝での走りをもう一度見るという意味で芝に。後方からの追走だったものの、見た感じデビュー戦よりゲートはマシだったように思うし、道中も良い感じで追走できていたと思う。ただ追い出してから集中しきれていないのか、体を持て余しているのか伸びることがなかった。ダートを試したりいろいろとレースを使っていく中で変わっていってほしいなと。
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2013年1歳出資馬

2013年10月12日 | 一口馬主
結果出てしばらく経っちゃっているが、Team Maybaの2012年産新規加入馬の紹介。


◆アトムチェリーの2012 牡 父エンパイアメーカー 美浦・尾関厩舎
最優先落選からの1.5次での申込。兄にガーネットS勝ち馬タイセイアトムなどがおり、父は日本での最初の世代となるエンパイアメーカー。父が芝1200のスプリンターズS勝ち馬サクラバクシンオーから、D2400のベルモントS勝ち馬に変わったことで多少距離の融通性も出てくるかもしれないが、母自身それほど距離がもったタイプでもないのでおそらくダートの短距離が主戦場になるのかなという気がする。
セレクトセールに上場され、ノーザンファーム名義で落札された馬で、かつ牡馬なので繁殖目的での購入でもないとくれば期待も膨らむ。気がかりな点があるとすれば雄大すぎる馬体であるが、昨年同じくらいのサイズのキッズエンジェルの2011(エンジェルピース)が現時点で入厩、ゲート試験合格まで進んでいるので、仕上がるかどうかは馬次第でさほど気にはしていない。尾関厩舎はこれまでキャロットではあまり良績を残せていないが、ちょうどこれ書いてる日に東京の2歳未勝利でこの馬と同じくセレクトセール経由のシャークベイが勝利しており、今後キャロットでの活躍を期待したい厩舎。コメントを見ていると現状把握とその報告、対処が丁寧に書かれており非常に好感が持てる。


◆スルーレートの2012 牝 父スペシャルウィーク 栗東・中内田厩舎
兄ハイアーレートが新馬勝ち、札幌2歳S好走している。母は芝ダート兼用で父も芝ダートどちらでも活躍馬を出しているスペシャルウィーク。個人的な歴代日本の競走馬の中で好きな馬ランキングつけたらダンスインザダーク、メイショウサムソンに次ぐ3位であるスペシャルウィークの仔にはまだ出資したことがなかったこともあり出資に踏み切った。ただ一番魅力的だったのは厩舎。来年3月新規開業予定の中内田厩舎に入厩予定である点。開業直後で馬房に余裕があるであろうことももちろんだが、個人的に中内田師は試験合格当初から注目していた存在。栗東近郊の育成牧場である信楽牧場場長を父に持ち、海外での経験もある。栗東の橋田厩舎で調教助手をつとめた後、調教師試験に合格すると藤原厩舎で技術調教師として修行中。先日のセレクトセールでは日本での馬主資格取得を目指すカタールのシェイク・ファハド殿下とともに参加し、殿下の日本でのメインステーブルとなる可能性が高い。それだけ見込まれている人物であり、キャロットでもこの馬を含めて2頭の募集馬がいる。将来日本のトップ調教師となり、世界を股にかける競走馬を輩出し得る人物だと思っているのでその師が最初から手掛ける最初の世代に出資してみたい、という気持ちが強かった。


◆ファーレサルティの2012 牡 父メイショウサムソン 栗東・千田厩舎
母は「元Team Mayba」のファーレサルティで父がメイショウサムソン。母父ダンスインザダークでもあり、ファーレサルティが初年度にメイショウサムソンを種付けした時点から「何があっても出資するからキャロットで募集されますように」と念じ続けてきた馬だけに当然の出資。これで厩舎が石橋守厩舎だったら、「これ以上ない最高のプロフィールの馬」になっていたのでこの馬に出資したら一口やめてもいいくらいの存在だったんだが、千田厩舎だったのでもうすこし続けることになった。思い入れが強いだけに大活躍はしなくていいから無事に長く走って欲しい。
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凱旋門賞が終わって

2013年10月07日 | 海外競馬
残念は残念だけど、去年の「勝ったところを譲っちゃった」に比べると悔しさの度合いは小さいかな。
それだけTreveの勝ち方は圧巻でこちらの想像の遥か上を行っていた。
その中で人気に推されて2着4着だったオルフェーヴルとキズナ両頭ならびに関係者の皆さまには楽しませてくれてありがとうございます、と感謝。

で、オルフェーヴルが2年連続2着して思ったのは「凱旋門賞勝つのは難しいようで難しくないのかもね」ということ。去年圧倒的な勝利をみせかけたオルフェーヴルが今年は圧倒的な差を付けられて2着。凱旋門賞に限った話ではないが、世界的に大きなレースを勝つのに必要なのは個別の馬の能力・適性も大事。ただそれプラス未知の相手がどれくらいの能力と適性を持っているか、という要素もうまく噛み合わないといけないんだろうと思う。
こちらが能力・適性とも100の馬を出走させても、相手の中に能力・適性が120の馬がいて勝てないこともあれば、こちらが能力・適性が80くらいの馬しか出走させていなくても、相手の能力・適性が60くらいまでの馬しかいなくて勝てるかもしれない。競馬は1頭でやるものではないので当然のことなんだけど、改めて再確認したというか。世界トップレベルの実力を持った馬が日本生産、日本調教の馬の中からでも出現しうることは分かったし、凱旋門賞に関しては遠征のノウハウの蓄積もかなりなされてきている(日本のファン・競馬関係者の間に漂っている「凱旋門賞コンプレックス的なもの」「凱旋門賞へのこだわり」は勝てないことで年々蓄積されて拗れていくかもしれないけど、まあそれがあったからここまでくるだけの諸々のノウハウも同時に蓄積されたのかなとも思うし、そう悪いものではないはず)。だから今更「斤量の有利な3歳牝馬を連れて行ったら勝てる」とかそういう次元の問題ではなく、今までしてきたことを続けていればそのうち全てが噛み合って勝てる時が来るんじゃないのと(もちろんそういう試行錯誤をすることを否定するものではないし、3歳牝馬が行っても勝てないと言ってるわけではない)。


そのうち来るであろうその日と、世界の競馬地図に日本の名前が日常的に当たり前のように記される日を待ちつつ、今日からまた世界の競馬を楽しんでいきたい。
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凱旋門賞(Qatar Prix de l'Arc de Triomphe) 2013 予想

2013年10月06日 | 海外競馬
各馬のプレビューや参考レースに関しては前記事を参照していただくとして。

◆予想
◎オルフェーヴル
○Flintshire
▲Penglai Pavilion
△Al Kazeem
☆Treve
注キズナ

前哨戦の競馬ぶりを見てオルフェーヴルのロンシャン2400の適性の高さを再認識。春先はアクシデント等あったがしっかりと充電し、また気性的にも大人になり昨年以上のパフォーマンスを見せつけた。ああいう競馬ができるなら頭数が増える本番も問題ないだろう。
Flintshireは前哨戦こそ4着に負けたものの、ここへ向けてのプレップ的な仕上げだったとしたら「前走1番人気4着で人気落とした本番」というのは大変不気味である。
Penglai Pavilionは裏街道を歩んできたFabre厩舎の1頭。実績的には見劣るものの、鞍上が早すぎるガッツポーズと大記録クラッシャーでお馴染みのバルザローな騎手というのが魅力というか不気味というか。日本での短期免許騎乗がニュースになった直後だけに。
Al Kazeemは最近の成績がイマイチな感じだが、陣営が言うように「湿った馬場がいいのー」ということであれば舞台は絶好。先行するタイプだけに大外枠引いちゃったのは痛いが、前半さえうまく立ちまわることができれば人気急落しているし面白い存在なのでは、と。
Treveは強いのは強いし、Frankieからの乗り替わりと言っても元々騎乗していた騎手に戻るわけで不安点はないんだが、「Frankieが新しいオーナーとのコンビで大舞台を制する!」なシーンを期待していただけに自分の中でガッカリ度が大きくこれくらいの評価になっちゃった。
キズナは前走みたいな大外回しな競馬してたらおそらく多頭数で相手も強くなるここはしんどいんだけど日本馬初の凱旋門賞制覇するなら武豊でサンデーサイレンスからディープインパクトとつながるサイアーラインのキズナこそ相応しいと思うので一応印の端っこに引っ掛けておいた。

印を回さなかったところではIntelloはマイル使ったりギリギリまで10fのチャンピオンS行こうか迷っていたりとやはり距離への不安が。2100mに距離短縮となって以降ジョッケクルブ賞勝ち馬が凱旋門賞で1度も好走できていないというのも消しの要因。鞍上と調教師は死ぬほど怖いんだけど。
Ruler of the WorldとLeading Lightに関してはO'Brien厩舎がこのレースでそんなに好成績残しているわけではない(勝ったのはDylan Thomasのみ)というのと、前者はエンジンの掛かりが遅く多頭数さばけるのか問題、後者がそもそも2400の一線級とやってスピード足りるんかい問題というのがあり、オッズほどに美味しい存在ではないかな、と思ったのが消した理由。

エア馬券はオルフェーヴル頭の印への馬単とPenglai Pavilion、キズナの単勝、Penglai Pavilionの複勝。
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凱旋門賞(Qatar Prix de l'Arc de Triomphe) 2013

2013年10月06日 | 海外競馬
Qatar Prix de l'Arc de Triomphe(G1)
芝12f Longchamp 3歳以上牡牝 日本時間10月6日23:15発走



◆参考レース
Prix FoyG2 優勝:オルフェーヴル
Prix NielG2 優勝:キズナ
Prix VermeilleG1 優勝:Treve
英DerbyG1 優勝:Ruler Of The World
英St LegerG1 優勝:Leading Light
Prix du Jockey Club(仏Derby)G1 優勝:Intello
Grand Prix de ParisG1 優勝:Flintshire
Eclipse StakesG1 優勝:Al Kazeem
Premio Internacional Carlos Pellegrini('12)亜G1 優勝:Going Somewhere
Canadian International StakesG1 優勝:Joshua Tree



◆出走馬紹介
Very Nice Name/ヴェリーナイスネーム(父:Whipper 母:Namona) 牡4
調教師:A De Mieulle 騎手:P.Convertino 戦績:6-2-5-3
主な勝鞍:H H The Emir Trophy Thoroughbreds International(華G1)
フランス調教馬だがオーナーはカタールの方。昨年末から今年にかけてカタールで10fから12fのG1二つを含む5連勝。3月にはドバイ・メイダンのドバイシーマクラシックに出走してSt.Nicholas Abbey、ジェンティルドンナに次ぐ3着となった。その後King George7着、ドーヴィル大賞4着の後、前走フォワ賞がオルフェーヴルの2着。

Al Kazeem/アルカジーム(父:Dubawi 母:Kazeem) 牡5
調教師:R.Charlton 騎手:J.Doyle 戦績:7-5-1-1
主な勝鞍:Eclipse Stakes(G1)、 Prince of Wales's Stakes(G1)、Tattersalls Gold Cup(G1)
デビュー戦5着以外すべて3着以内という堅実派。今年に入ってからは4月のGordon Richards Stakesを皮切りに上記G1三つを含む4連勝。今年の前半10f路線の主役だった。ここ二戦も大きくは崩れていないものの、これまで負かしてきた馬に逆転を許しており、その点をどう見るか。

Joshua Tree/ジョシュアツリー(父:Montjeu 母:Madeira Mist) 牡6
調教師:E.Dunlop 騎手:R.Hughes 戦績:6-7-4-12
主な勝鞍:【12年】Canadian International Stakes(G1)
2010年のジャパンカップで来日経験もある同馬。当時はAidan O'Brien厩舎だったが、その後Marco Botti厩舎を経て今年からEd Dunlop厩舎の所属に。ただ今年に入ってからの勝ち星はない。

Meandre/ミアンドル(父:Slickly 母:Penne) 牡5
調教師:A.Savujev 騎手:U.Rispoli 戦績:6-5-4-9
主な勝鞍:Preis von Europa(G1)、【12年】Grosser Preis Von Berlin(G1)、Grand Prix De Saint-Cloud(G1)
昨年の凱旋門賞にも出走して12着。前走ケルンで行われたヨーロッパ賞は1位入線も2着馬とともに4着馬を挟んだとして3,4着に降着になったものの、後に取り消しになった模様(2位入線の4着降着はそのまま)。

Orfevre/オルフェーヴル(父:ステイゴールド 母:オリエンタルアート) 牡5
調教師:池江泰寿 騎手:C.Soumillon 戦績:11-5-1-2
主な勝鞍:Prix Foy(G2)、【12年】宝塚記念(G1)、Prix Foy(G2)
説明不要であろうが2011年の牡馬クラシック三冠馬にして有馬記念勝ち馬。昨年の凱旋門賞は完全に勝った所から馬が遊んでしまい2着。今年は鼻出血などのアクシデントもあり大阪杯1走のみで臨んだフォワ賞であったが昨年に続く連覇を達成。ただレース内容は昨年と比較すると大人びたレース(昨年も4歳だったんだから大人びてないといけないというのはあるが)で格段に良かった。おそらくロンシャンの芝もフィットしているのであろうし、鞍上も並々ならぬ決意があるはず。英国のブックメーカーの前売りでは1番人気に推されており今年の凱旋門賞馬に一番近い存在。

Going Somewhere/ゴーイングサムウェア(父:Sulamani  母:Angel Star) 牡4
調教師:D.Smaga 騎手:G.Benoist 戦績:7-4-2-4
主な勝鞍:【12年】Premio Internacional Carlos Pellegrini(亜G1)
昨年12月に「南米の凱旋門賞」と呼ばれるアルゼンチンのG1を制覇。フランスに移籍して初戦の前走フォワ賞がオルフェーヴルの4着。

Haya Landa/ハヤランダ(父:Lando 母:Haya Samma) 牝5
調教師:M.L.Audon 騎手:F.Blondel 戦績:1-5-2-15
主な勝鞍:なし
3歳時にロンシャンで1勝を挙げたのみ。前走フォワ賞がオルフェーヴルの6着。

Pirika/ピリカ(父:Monsun 母:Paita) 牝5
調教師:A.Fabre 騎手:P.Boudot 戦績:3-3-2-9
主な勝鞍:Prix D'Hedouville(G3)
吉田照哉さんの持ち馬。今年5月に今回と同じロンシャンの芝2400でG3勝ち。前走フォワ賞がオルフェーヴルの3着。勝てば吉田照哉さん凱旋門賞2勝目。

Flintshire/フリントシャー(父:Dansili 母:Dance Routine) 牡3
調教師:A.Fabre 騎手:M.Guyon  戦績:3-1-0-1
主な勝鞍:Grand Prix de Paris(G1)、Prix du Lys(G3)
デビューは3歳5月と遅かったものの3戦目のリス賞で重賞初制覇を成し遂げると続くパリ大賞典でG1初制覇。ただ前走ニエユ賞は1番人気に推されるもキズナの4着に敗れている。

Leading Light/リーディングライト(父:Montjeu 母: Dance Parade) 牡3
調教師:A.O'Brien 騎手:G.Mosse 戦績:5-0-0-1
主な勝鞍:St Leger Stakes(G1)、Queen's Vase(G3)、Gallinule Stakes(G3)
Aidan O'Brien調教師が送り込んできたMontjeu産駒。2歳時2戦1勝の後、今年に入って4戦4勝、重賞3連勝中。前走英国クラシック3冠目のセントレジャーを勝ってここに臨む。

Ocovango/オコヴァンゴ(父:Monsun 母:Crystal Maze) 牡3
調教師:A.Fabre 騎手:S.Pasquier 戦績:3-0-2-1
主な勝鞍:Prix Greffulhe(G2)
デビューから2連勝で臨んだグレフュール賞で重賞制覇。その後イギリスに遠征して英国ダービーに出走、Ruler of the Worldの5着。続くパリ大賞典がFlintshireの3着、前走フォワ賞がキズナの3着と同世代の中でもちょっと下の立ち位置。

Penglai Pavilion/ペンライパヴィリオン(父:Monsun 母:Maiden Tower) 牡3
調教師:A.Fabre 騎手:M.Barzalona 戦績:4-2-0-1
主な勝鞍:なし
Godolphin所有のMonsun産駒。重賞勝ちはないもののドーヴィル大賞典(G2)2着という実績がある。重賞への出走そのものがこのレースだけで、Fabreマジックがあるならこの馬なのかな、という気がしないでもない。特に根拠があるわけではないが。

Kizuna/キズナ(父:ディープインパクト 母:キャットクイル) 牡3
調教師:佐々木晶三 騎手:武豊 戦績:6-0-1-1
主な勝鞍:日本ダービー(G1)、Prix Niel(G2)、京都新聞杯(G2)
説明不要第80代東京優駿勝ち馬。初経験となる重たいロンシャンの芝の前走ニエユ賞ではいつもどおりの競馬で同世代の英国ダービー馬を抑えきった。父ディープインパクトとその鞍上武豊にとって、そしてタップダンスシチーで挑んだ佐々木晶三調教師にとって、倍返しの舞台は整った。

Ruler of the World/ルーラーオブザワールド(父:Galileo 母:Love Me True) 牡3
調教師:A.O'Brien 騎手:R.Moore 戦績:3-1-0-1
主な勝鞍:Derby(G1)、Chester Vase(G3)
Aidan O'Brien調教師が送り込んできた3歳のGalileo産駒。デビューから2連勝で臨んだ英国ダービーを制し3戦3勝。ただその後アイリッシュダービーが5着、前走ニエユ賞がキズナの2着となっている。今回は2度の重賞勝ちと前走で手綱を取りコンビを組んだ時は【2-1-0-0】のRyan Moore騎手騎乗というのが不気味。その年の英国ダービー馬で鞍上Mooreといえば2010年のWorkforceを思い出す。

Sahawar/サハワー(父:Dark Angel 母:Saaryeh) 牡3
調教師:C.Ferland 騎手:T.Thulliez 戦績:2-2-3-3
主な勝鞍:なし
勝ち切れないながらも非常に堅実な成績を残しているこの馬。とはいうものの重賞競走への出走は未経験で、ここがいきなりの大舞台となる。

Intello/アンテュロ(父:Galileo 母:Impressionnante) 牡3
調教師:A.Fabre 騎手:O.Peslier 戦績:6-0-2-0
主な勝鞍: Prix du Jockey Club(G1)、 Prix Messidor(G3)、Prix du Prince d'Orange(G1)
デビューから3戦3勝で臨んだ プール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー)は3着と敗れたものの次走ジョッケクルブ賞(仏ダービー)は見事1着。その後マイル、10fと使って、英国のチャンピオンSと凱旋門賞どちらにするか五分五分のような状態だったが結局凱旋門賞をチョイス。

Treve/トレヴ(父:Motivator 母:Trevise) 牝3
調教師:M.C.Head-Maarek 騎手:T.Jarnet 戦績:4-0-0-0
主な勝鞍: Prix Vermeille(G1)、Prix de Diane Longines(G1)
2戦2勝で望んだディアヌ賞(仏オークス)を快勝。その後カタールのJoaan殿下がお買い上げになり、前走ヴェルメイユ賞も快勝。Joaan殿下の専属騎手となったFrankieが騎乗する予定だったが今週落馬で骨折してしまいディアヌ賞までコンビを組んでいたJarnet騎手に戻る。

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