名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

宝塚過激団

2006年06月21日 | 競馬
とりあえず暑い。
冷製パスタがおいしい時期である。
コツは水切りしたパスタをキッチンペーパーなどで
しっかり水分をふき取ること。


宝塚記念
今日競馬ブックとギャロップをコンビニで立ち読みしてきたが
人気的にはディープが抜けて、リンカーンが2番人気で続き
その後さらに離れてダイワメジャー、アイポッパー、コスモバルクが固まっている感じか。
ただ気になるのが今週の天気。木曜から日曜まで揃いも揃って「曇時々雨」。
しかも雨が降るかどうか、馬場が悪化するかどうかでかなり変わって来る馬が多いのが厄介。
というわけで今回は印を良馬場バージョンと道悪バージョンで。

印は◎:中心 ○:連候補 △:3着候補 ×:消し
印の左が良、右が道悪でこんなかんじで→(良・道悪)


アイポッパー(○・△)
京都成績(4.2.1.1)と好相性。距離も問題なしで、良馬場なら好戦は必至で
人気もそこそこするだろうが、雨だと多少割り引きたい。
そしてもう一つこの馬の特長として挙げられるのが「ウッチー大好き」
と言っても某フリーアナウンサーではなく枠順のこと。
内枠成績(3.3.0.1)はかなり目立つ数字である。外枠での成績が(0.2.0.2)
というのを見ても内がいいのは明らか。
なのでもし外枠なら良馬場でも△くらいの評価になる可能性もある。

カンパニー(△・△)
間隔が中途半端に開くより、多少きつめに使った方がいい成績を残しており
今回の中2週というのは良いローテだろう。
コースも京都は合っているし、距離自体も兄レニングラードが2400以上でも走ったことと、
この馬自身の大阪杯での走りからこなせると見る。同じく大阪杯での走りから道悪も大丈夫。
ただG1で連までどうかと言われると多少パンチ不足の感があり、
積極的消し要素もないが、積極的買い要素もないといった位置づけなので3着までと見る。

コスモバルク(×・×)
前走海外G1を勝った偉業は当然賞賛に値する。
そしてこの馬が出走することで完全なディープ壮行レースという趣きが薄れているのも確かである。
ただそれと馬券を買うかどうかは別の話である。
まずシンガポール航空国際Cのレースレベル自体が低かったこと。
なじみのある所では3着だった香港のボウマンズクロッシングは
昨年安田記念に出走して13着。二千でもそれなりの成績を残しているが
03年香港マイル2着があるように本質的にはマイラー。
ちなみに04年にもシンガポール航空国際Cに出走して2着していたが。
馬のピークに近かったのは明らかに2年前で、ピークを過ぎてかなりたった今年でも
3着に来れるようなレースレベル、と考えた方がいいだろう。
さらに帰国時のトラブル、それまでの日本でのレース結果などをあわせて考えると
ますます買いづらい。それでそこそこ人気するなら嫌って妙味ありだろう。
京都2200という終いの持久力勝負の舞台設定も不向き。

シルクフェイマス(○・×)
良馬場なら京都2200の舞台はこの馬にぴったりである。
確かに年齢的な衰えは感じられるが条件的に不向きなレースが続いている事も事実。
相手が相手だけに勝ちきる可能性は限りなく低いが2着ならありえる。
ただし 雨が降るようならスパッと消して問題ないだろう。

ダイワメジャー(×・×)
まず京都2200という舞台設定が向かない。
何度か言ってきたことだがこの馬は直線に急坂のある阪神、中山で先行して
最後の坂部分で他馬の脚が一瞬止まった時に、グイッともう一伸びして
押し切る競馬が得意。さらにノドに爆弾を抱えており
直線が長いコースで持久力の勝負になったら分が悪い。
さらに得意とはいえない距離で、かつ実際の距離よりも長めの適性が求められる
京都の2200だと最後失速の可能性は極めて高いと見る。

チャクラ(×・×)
ここ最近の凡走が「斤量負けによる敗退説」をずっと唱えていて
前走比較的苦にしない道悪馬場で斤量が好走可能な重さに下がったことから
大きく勝負したにもかかわらず見せ場すらなく敗退。
これで完全にこの馬は終わった、と判断。なおかつ斤量が58に戻るのだから
斤量負け説提唱者としての立場からも買えない。

ディープインパクト(◎・◎)
昨年まで唯一の懸念材料だった道悪も今年の阪神大賞典で一蹴。
やや重の馬場状態以上の力を要したパワー馬場でこともなげにひとマクリにした脚は
パワー馬場への確かな対応力を見せた一戦。
当然良馬場でも問題はなく、無理に逆らう事はない。素直に1着軸固定で。

トウカイカムカム (○・○)
3歳夏にはこの時の夏の最大の上がり馬との見方のあった馬。
初重賞挑戦が前走の天春で、そこでいきなり5着なのだから立派である。
さすがは格上げ挑戦や昇級戦でより力を発揮するトウカイテイオー産駒。
鞍上が幸の騎乗停止により池添になったことでより意外性度はアップした。
夏にも強く、コース実績も条件戦ながら十分にあり、穴候補。

ナリタセンチュリー(△・○)
ご存知京都題すきっ子(「子」と言う年齢ではないが)。
条件的にベストなのは確かだが年齢的にさすがに衰えはあるだろうし
58キロの斤量で(0.0.0.4)というのもきになる。
ただ人気もないだろうからヒモ候補で。
雨の場合、苦にする馬が多い分、相対的に有利になると見て評価を上げてある。
それと内枠(0.0.0.3)なのでもし内枠に入ったらそれぞれ1段階ずつ評価を落とすものとする。

ハットトリック(○・×)
最初に結論を言うと良馬場で、かつさらに条件が揃えばディープを負かしてもおかしくないと見ている。ながーくなるが、その根拠を説明する。
中山記念の前に某t氏と熱く語ったのが、いかにこの馬が走る条件の範囲が狭いかと言うこと。
特に私はコースにこだわりこの馬が走るのは
「コーナーの数が少なく直線が長いコース」で、逆に走らないのは
「コーナーが4つで直線が短いコース」というものだった。
これを見ると京都2200はコーナー4つだぞ!と突っ込まれそうだが
同じコーナー4つでもこの馬がこれまでに敗れてきた中山や福島の1800と違い
京都の場合、コース自体が広く、直線の長さも長い。さらに言うとマイルCSの舞台
京都外回り1600が2コーナーから200メートル後ろの引込み線からのスタートであり2コーナーからゴールまでの距離が1400m。
ということは2200だと2コーナーまでカーブを含めて800mある。
この馬がコーナーの数が少ないほうがいい理由はエンジンのかかりが遅く、
トップスピードに至る助走距離が長く必要であるということであり
小回りのコーナーでは必然的に減速するため必要な助走距離が取れないままレースが終わってしまう。
そこで、今回の場合この800mを助走期間と考えればどうだろう。
むしろマイルCSより条件は良いと考えられないだろうか。
もう少しこの馬の末脚について詳しく考察してみる。
私は競走馬の「末脚」は3つの要素からなると考えている(どこかで既出なら申し訳ない)。すなわち「スピード」「瞬発力」「持続力」である。
スピードはその馬のMAXのスピードであり、いかに速く走れるか、という能力。
瞬発力は上記MAXのスピードに達するまでにどれだけ時間がかからないか。
つまり「瞬発力が高い=トップスピードに達するまでの時間が短い」
持続力はMAXのスピードをどれだけ長く維持して走ることができるかという能力を意味する。
この3要素でハットトリックをABCの3段階で考えた場合
スピード:A、瞬発力:C、持続力:A
と見ている。
ちなみに私はディープをこの末脚3要素はオールAと考えているのが
スピードと持続力に関してはディープとハットトリックはほぼ互角と見ている。
その視点から見ればもしハットトリックが道中ディープより前に位置し
早めに仕掛けるような競馬をして、4コーナーでディープと同じかそれより前にいれば
ディープに先着してもおかしくないと考えられないだろうか。
後はこの馬のスタミナが持つかどうか、そして前走の反省を活かして鞍上岩田が
この馬の特性を活かすレースをし、かつ2.3着の着狙いではなく(こういう競馬をすれば着外と見る)勝ちにいく競馬をすれば
かなり好勝負もあるのではないか。ただ雨が降ったら全てパーになるのでまず良馬場が前提。

バランスオブゲーム(×・×)
まず関西圏のレース(中京含む)で(0.0.0.7)。G1で(0.0.0.12)。
距離も得意とはいえない2200で、買い要素は皆無に等しい。
年齢的に衰えを考えても厳しいだろう。

ファストタテヤマ(△・×)
京都コースはこの馬にとっては最も合うコース。
距離的にも全く問題ない。ただ能力的にG2レベルだし
脚質的にも展開に左右されるため、連候補までは推しにくく
良馬場のときに穴の3着で。

リンカーン(○・○)
今回は圧倒的な2番人気(おかしな日本語だが)に支持されそうなリンカーン。
ただ前走でディープとの力差は歴然としたものがあることがわかったし
勝つところまで望むのは酷だろう。ただ鞍上ノリ様で、京都も天春以外は好相性。
さらに道悪でも問題ないとなれば2番手の評価は妥当だろう。
ただ人気ほど3番人気以下と差があるとは考えていない。

結論
良馬場
◎ディープインパクト
○リンカーン
▲ハットトリック
△トウカイカムカム
×アイポッパー
注シルクフェイマス

道悪
◎ディープインパクト
○リンカーン
△ナリタセンチュリー
×トウカイカムカム
注アイポッパー

まあディープを負かせるとしたら条件が嵌った時のハットトリックだと思うので
ハットトリックの持ち味が活かせない道悪ならディープを負かす馬は(正常なレースなら)
いないと思うので道悪時の▲はなしよ。

これでやや重とかだったら迷うだろうなぁ…。


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3 コメント

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Unknown (T氏)
2006-06-21 21:01:47
まだ予想してませんが、ハットトリックに対する見解が被ってます。

安田記念の時から、今年のスイープトウショウはこいつだと思ってたんですが。

W杯予想的なノリだと、まず抜擢されそうでいやですね。

まあ、雨だからダメだと思いますが、調教には注目ですね。
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Unknown (名馬電機社長)
2006-06-21 23:34:46
なんだ、mixi以外でブログお持ちだったんですね(笑)。

チラッと見たら先週の予想なんかもちょくちょく被ってたり

エプソムカップが被ってたりと、ハットトリック被りも頷けます。

っていうか私の良馬場予想の方は某門番さんと全く同じだし(笑)。
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Unknown (T氏)
2006-06-21 23:38:13
むしろ、あっちが元祖です。

今は、mixi:日常、ブログ:馬+毒と切り分けのつもりで。

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