My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

Glenelgでのカニ採り

2008-02-16 12:40:13 | 日常あれこれ
今日朝の5時半に起き出して、家族4人で観光地でもある古い歴史を持つGlenelgというビーチにカニを採りに行ってきた。初めての釣りでちび達のはしゃぎようは大変なもの。餌は、最近食べた鰹・さば・鴨の頭や骨。でも1時間半粘ってかかったかにはなんと3匹。そのうち2匹は引き上げるときにネットからなんと必死こいて逃げ出した。だから我が家の獲物は、小ぶりなBlue Crabが1匹。でも、私が他の釣り人たちを偵察しているときに知り合ったアジア系の男性が1人で山ほど大振りのかにを釣っていたので、がっかりしているチビ達に同情してか、2匹分けてくれた。よしっ!これで今夜の夕飯は確保!!

一応手土産も出来たし、帰りはマックでブレークファーストを食べ、帰ることにした。今日の夜は夫の得意料理のカニの中華炒め-。



Glenelg到着、午前時6時半。朝焼けがすごくきれい。今日は最高気温36度との予想。すでに空気がむんわりとしている。



桟橋から見たGlenelgの中心の広場。ところでこの町の名前、前から読んでも後ろから読んでもGlenelgなのを知っている?



カニ採り網を仕掛けてじっと眠そうに様子を見ている夫。



カニ取り網を仕掛けてから、もちろんじっと待っていられないチビ達は砂浜で大はしゃぎ。



金属探知機で散歩がてら金目の物を探しているおばさん。コインとか指輪などの貴金属が見つかるらしい。ある日、チビ達を近所の公園に連れて行ったら、これをしている人が話しかけてきた。その人は一日4つの公園を回って20ドル以上見つけたとか。マックでバイトしたほうが遥かに稼ぎがいいじゃないか、と思うが、これが楽しいのだと思う。宝探しみたいな?



日が昇りきった午前八時の桟橋。



カニをとっている人以外は、あまり釣れていないようだった。でも、獲物は山ほどきれいな澄んだ水の中を目の前でスイスイ泳いでいる。レイ・大小の魚・カニ・イカなどなど。水がきれいなのでよく見える。でも釣り人たちはそれを恨めしそうに黙って眺めているしかない…。

水彩画コース・ノート~(1)

2008-02-15 01:03:40 | Art・その他の趣味ついて
今週、水彩画コースの授業が始まって、第一回目をかなりワクワクしながら受けてきた。すごく古い雰囲気たっぷりのぼろい建物にある大きな部屋で授業は行われた。こういう古い建物って大好き。時間とか色んなにおいが刻まれていて…。生徒は皆女性。30~60代と幅広く、6人。ある意味、皆すごーく個性的。先生はプロの画家で奥さんも水彩画家だとか。かれは60代後半のかなりお茶目な面白い爺さん。ものすごくしゃべるのが好きでひっきりなしに説明したり独り言を言ったりジョークをかましたりしている。そして説明がとても上手い。教えるのにもかなり慣れている。最初の10分くらいでこのコースにきてよかったと本当に思った。最初は、基本的な道具や使い方の説明が大半。皆、先生の説明を一生懸命に聞いてメモを必死に取っていたけど、私は一切メモらなかった。こっちの大学で勉強していたときに思い知ったことがある。私は2つのことを同時に出来るほど器用じゃない。だから授業中にメモを取ろうとすると集中力が散漫になって肝心の話をしっかりと聞き取れずどっちつかずになってしまう。だから授業はしっかり聞き、キーワードだけいくつか書いておく。そして終わった後で大事なポイントだけ自分で書くことにした。この方法はかなり性に合っている。紙の節約になるし?だからこのブログで水彩画コース・ノートを書くことにする。

1.絵具

先生が薦める絵具はオランダのロイヤル・ターレンス社のヴァン・ゴッホ。発色・絵具の伸びがよく、値段も同社のレンブラントより安い。初心者もプロも使う絵具。ある生徒が「レンブラントの絵具とどう違うんですかー?」と聞いたら、「レンブラントは高いね。彼はゴッホより大分金持ちだったからね。」とかふざけたことを言う。彼が言うには、同じ名前の色、例えばウルトラマリンブルーでもブランドによって色が微妙に違ったり、名前自体が違ったりするらしい。だから好きな色を見つけたら、同じブランドのものを使うこと。そして、ウィンザー&ニュートンという大変高いブランドがあるが、彼はこのブランドはちょっと「癖が強くて扱いにくい」と感じると言う。高ければそれだけよいというものではなく個人の好みにもよる、これは他の事にも言えるだろう。

扱い方…よくしばらく絵具チューブをほったらかしにしておくと、ふたの周りでガジガジに乾いてしまって蓋が開けられなくなることがある。何回もこれをやって、無理やり力任せに開けようとしてチューブ自体が敗れてしまったことが何度かあった(涙)…。こうなるとかなり悲惨。でもお湯にチューブの先をちょっと浸しておいて開けると割りとすっと開く。あとは火にちょっと蓋を数秒あぶって開けるとか。そうだ、水彩絵具はアラビアゴムが顔料のつなぎとして入っているんだっけ?考えれば簡単なトリックだ。あと、油彩絵具と違って、使い残しはそのまま残しておいてまた使うときには水で湿らせて「しばらく調理しておく」とまた鮮やかさも柔らかさも生き返る。

2.筆

もー、これはピンからキリまである。もちろんコリンスキー、イタチ、リスなどの天然毛は水の含み、コシその他の理由で一番良い。先生は、「ほらー、僕のリスの毛の筆見てごらん。とっても柔らかくてほうら、ああ…気持ちいいー。とても感官能的だね。うふふふ…。」とかいって自分の顔お撫でなでして恍惚な顔をしている…。どうしよう、この爺さん。でも、ぎりぎりの線で冗談を言っていても決して下品ではない。ある意味尊敬に値する。ところでこの筆、とてもとてもお高い。テクロンなどの合成繊維はものすごーく安いが、水含みが少ないため、パレットと紙との間を忙しく往復することになる。でも結構丈夫。そして先生のお勧めは「リスとテクロンが結婚して出来たベビーちゃん(←もちろん先生…。)」の混合毛の筆。値段のわりにはかなり質がよく丈夫だというマミーとダディーの長所を受け付いている優秀な筆。コース終わってから試してみよう。ところで、日本の習字用の筆、先生はどういうわけか何本か持っていて、「安いわりにはとても使いやすい」といって皆に薦めていた。

扱い方…顔料が残ったまま乾かすとかなり痛む。しっかりとしつこく水洗いをする。洗った後は逆さにして立てておかないで穂先を下にしてつるしておくか、ねかせておく。そして筆先を紙にこすり付けるようにして書かないこと。指先で「Writing」するのでなく、手首と腕を使って「Drawing」すること。

3.紙

筆と絵具はそこそこのものを使ったって書くものに大きな影響はそこまで出ないけど、「紙は絶対によいものを使うべし。」とのこと。彼はコットンのArches(フランス産)300g/mを薦めている。こちらではこの紙、なんとA3サイズで一枚3ドル位する代物。何度でもつぶして上塗りできる油絵のカンバスとはえらい違いだ。だから、「ちゃんと計画的に描くこと」。

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〈3色を使ったウォッシュの宿題-絵具は乾くと少しトーンが落ちる。次回はもう少し強めに〉

…ちなみにこの紙を貼り付けているボードは先生がくれたもの。薄いけど耐水性の素材で出来ている。裏を返すとなんと、「Crown Lager88本入り$88.98!」とか書いてある。どっかの酒屋の表に飾ってあるビールの広告を持ってきたらしい…。

あと、基本的なテクニック、「ウォッシュ」を最後のほうで習った。すごく単純だけど、コツをつかむのがとても難しい。先生いわく、水彩画で水を上手くコントロールできたら、水彩画の基本テクニックを半分以上マスターしたことになる。

・たっぷり紙を水で均等に濡らして、絵具を刷毛で不均等に遊ぶような感じで広げる。水分が均等でないと乾いたときに変な点が出来る。(私もこれをよくやったことがある。ちゃんと習ったことが無いのでいつも、「何でだろう?」とイライラしていた。基本って本当に大事。何事においても…。)ここでも先生はまたきわどいジョークを一発かましていたけど、それを書いたらこのブログ、18禁になってしまうのでやめておこう-。

・水彩絵具は紙の上での絵具同士の混じりあいが大切。水が乾ききるまで絵具は生きていて動き続ける。だから、パレットの上で混色しきるのではなくて、紙の上で絵具同士を遊ばせる。そうして出来た絵はとても生き生きしていてダイナミック。紙の上の余った水分はティッシュでふき取るのではなく、ある程度水分を残して毛先だけしぼった筆で吸い取ること。余計な絵具まで吸い取ることを防げる。先生はデモンストレーションとして2分くらいで、カドニウム・ペール・イエローを大量の水でまだらになるように刷毛で塗り、ウルトラマリンブルー(青)とマドラー・レーキ(赤)でチョコチョコとぼかしを入れて、ウォッシュ効果を実際にして見せてくれた。そうするとなんと、画用紙一杯になんともいえない朝焼けの空が出来上がっていた。「オオー!」とかなんとか言って、皆ため息。日本では小学校から図画工作で使っている水彩絵具。でも奥はとてつもなく深い…。

オランダ生まれの組紐~Scoubidous

2008-02-13 14:45:49 | Art・その他の趣味ついて


最近、Scoubidousにはまっている。これは柔らかいプラスチックで出来た数十センチくらいの紐を組み合わせて色んなパターンを編んでいって、携帯ストラップ、キーホルダー、ブレスレットなんかにするというもの。以前、夫の同僚のお家に夕食に呼ばれたときにそのお家の小学校の娘さんに教えてもらって一つ作ったことがあり、それ以来、事あるごとにおもちゃやでその紐を捜していたがなかなか見つからなかった。そして、つい先日Toysaurusでなんと40何本か入っている袋をセールで1ドルで売っているのを見つけ、すかさずいくつかゲット。これは(正確なことはわからないけど)オランダあたりで生まれたものらしい。でも世界中、似たようなものが工芸品として作られている。こちらでは高校生の女の子が結構好きならしい。通学かばんにカラフルなScoubiを何本もジャラジャラつけているのを時々見かける。

私は頭の中身も運動機能も性格も不器用…でも手先だけは小さいときから周りの誰よりも器用だった。小学校のとき、社会科の授業で先生が、「君達は一昔前に生まれていたら、士農工商のうち、どれだったと思う?」とあまり意図のわからない質問をしたことがあった。私はすかさず、「工に生まれて機織りなんかをやっているに違いないと思いますー。」と答えた覚えがある。紙に何かを書いているときとか、何かを編んだり縫ったりと細かい手先の作業をしているだけで神経が落ち着き、すごい集中力がでる。

そして、こういうものに何時間もガーッとやると、すごいストレス解消にもなる。今はさしてストレスらしいものは溜まらないように生活をしているけど、子供の小学校の迎えで学校が終わるのを待ているときとか、家事の合間にお茶を飲んでいるときとか、チビ達を公園で遊ばせているときとか空手の練習をあまりおおっぴらに出来ない場合によくこれをしている。編み方次第で色んな柄が出来上がっていくのを見るのはとても楽しい。そして出来上がって、最後の紐をぱっちんとハサミで切って一息つき、「あー、すっきりした!」みたいな。長男もこういうものが好きなので一緒に編み編みしている。作って何をしたいわけでもないので、家には行き場所の無いScoubiたちがあちこちにごろごろしている。かれらの行き先を探してあげなくては…。

祝・旧正月~綾子舞

2008-02-10 22:42:41 | 日常あれこれ
昨日、Cityの中華街で旧正月を祝う大掛かりな催し物が開かれ、獅子舞はもちろん、インド・フィリピン・中国・インドネシア・タイその他の国の音楽や踊りの公演が12時から5時過ぎまでノンストップでされた。全部で26つものプログラムが用意されていた。ものすごい人で、用意されたテントや椅子がまったく足りずにかなりの立ち見が出た。観客は少なくとも100数十人はいたと思う。中には太極拳やテコンドーの演武なんかもあったらしいが、私は自分の出演する22番目の4時15分開演「綾子舞」の準備のため、ほとんど見れなかった。とても残念…。当日は朝の11時からHIROMIさんにも手伝ってもらって、リハーサル、メイク、着付け、そしてなんと写真の両端の踊り子が着ているMrs.Uがつくった振袖の仕上げなんかもあって、ぎりぎりまでバタバタと準備に忙しかった。

この踊りは、日本は新潟の山奥のとある村の収穫を祝う踊り(だったっけ?)で、私はこの綾子舞の伴奏者として、踊りと太鼓を教えてくださった日本人のMr.Uと踊り子さん5人と参加することになった。このMr.Uは、私が数年前翻訳学校で勉強したときの先生で、かなりお世話になった人。とても芸達者な人で、日本の色々な踊りを知っていて、太鼓・横笛・唄がかなり上手。とても芸達者な人だ。

進行係のアジア系のおにーさんに呼ばれ、皆で舞台に上がりスタンバイ。すると始まる直前に「マミー!」という次男のでかい声が聞こえた。はっ、とみると前のほうで陣取って夫に連れられ長男と一緒に興味深々に見ている。おかしい…。変なところは見せられない。より気合が入ってしまう。踊り子さんは初めての人ばかりなのに皆落ち着いておどれていたし、Mr.Uもはりのあるよく通る声で朗々と歌って、笛の調子もとてもよかった。私の太鼓も当日細かい合わせをしたところもあったけど、すべてぴったりと息が合った演奏が出来、一安心。MKさんが言うにはかなり観客も喜んでいたそうだ。よかった。皆とひとつのことを一生懸命練習して皆にそれを見てもらって喜んでもらう、単純に気持ちがいいと感じた。

日本ではこんなことをする機会はまず無かっただろう。この綾子舞の伴奏をするのは実はもうすでに五回目。次男が生まれる前に、地元の小学校で毎年開かれるJapan Festivalや職業専門学校の卒業祝いパーティー、そしてはてはArt Gallery of SAで開かれた大掛かりな浮世絵展(歌麿、北斎その他)のオープニングセレモニーとかで講演をしたことがあった。今度は、HIROMIさんMKさん、そしてもう一人巻き込んで新しい綾子舞グループの結成をMr.Uと計画中-。




〈綾子舞〉



〈綾子舞の後のMr.Uの扇子踊り(?)…扇子を太鼓に合わせて投げて受け取るという集中力の要る踊り〉



〈伴奏者は地味に紋付で後ろに控えて演奏〉



〈トリはやっぱり獅子舞-Lion Dance〉


レストランと家庭料理と…

2008-02-05 16:19:31 | 空手道場日誌
昨日の空手の練習で、すごく蒸し暑い日だったせいか、皆用事があってこれなかったのか、いつも10数人以上はいる上級者(茶帯~黒帯)クラスにたったの5人しかいなかった。そして先生はいきなり準備体操の前に、「レストランでの食事と家で食べる食事どう違うと思う?」と皆に聞いてきた。この先生は結構面白いことを時々考え出して、そして私たちを実験台に使う…。きっと心理テストじみたものに違いないと思いながら答えた。

一番最初に聞かれたある黒帯二段:「レストランでは、人に給仕してもらえる」

私:「家ではレストランと違って、自分の食べたいものが好みの味付けで食べれる。(言い忘れだけど、レストランでは自分が作れないものを味わうことが出来る。)」

黒帯初段:「自分で作らなくて済む。」

茶帯一級:「自分で作るのとは違うものがレストランでは食べられる。」

などなど。先生が思ったのは、どんなにいいレストランでよいものを食べていい雰囲気のなかで給仕されても、いつもそうしていたら飽きる、って言うことを言いたかったらしい。空手の練習もまた然り、みたいな。だからいつも先生が色々工夫して用意している「練習メニュー」を、生徒達側がどう思っているのかを間接的にでも聞いてみたかったようだ。えー、空手の練習の事を聞いているんだったら違う答えをするんじゃないか?とちょっと思ったけど、練習の内容だけを考えればそんなに違いは内容に思う。練習したければ自分だけで家でしてもよいかどうか。もちろん補足的にはそれはとても必要だと思う。自主練としては。でも、先生・道場という、また仲間と言う「環境」も「メニュー」と同じようにとてもとても大切だ。

だけど、もちろんこれは、レストランなんかの比較には出来ない。人間として空手家として尊敬できる先生のもとで、同じように空手を学びに来ている人とお互い個人として尊敬しあい、仲間として一緒に練習する。先生・生徒同士、お互いから学ぶことがとてつもなく大きい。自分で気がついたと思っていたことなんか、よく考えてみたらほとんど人と言う鏡に映った自分が受けとったことだった、と言うことが結構多い。

ままあ話はそれまくってしまったが、結局先生はどんなにきちんと練習していてもいつも同じことをしているとモチベーションを維持するのが時としては難しくなる、ということが言いたかったらしい。ほら、外食をいつもしていると飽きるのと一緒で…。先生は私たちの答えを聞いて、「空テの練習でひとつだけ挙げるとしたら何が一番苦手か。」と聞いてきた。年齢・個人のタイプが全然違うのでかなり色んな答えが返ってきた。

1.蹴込み・蹴上げ
2・覚えなくちゃいけないことはすべて(←私…先生、眼が点になる)
3.騎馬立ち
4.組手のときにリラックスして自然に動けない。
5.子供用の護身用の(先生考案の)形が良く分らない(←これは、上級者には必要ない…)

と言うわけで昨日は「先生の練習メニュー」では無く、一人ひとりの「一番苦手なこと」と重点にして「個人メニュー」で練習していった。

1.白帯に戻って、一から基本を、でも細かいバリエーションも忘れずにおさらいする。
2.各6挙動くらいある、移動稽古のコンビネーションをなんと数種類一気にやらされる。悪い記憶力が問題ではなかったと判明。
3.騎馬立ちと下段払いだけで基本形をする。私はこれを「太極四段」と命名。
4.ペアを組んで、その場で力を抜いてお互いの手を軽くはたきあう。それが出来たら間合いをちょっと開けて、それから移動しながら、手の位置をチョコチョコ変えながら、などなど。
5.15挙動ある子供用の形を一つ一つ意味を理解しながら覚える。私はいつも子供クラスの補助指導員をしているからこれは得意。

とてもとてもいい練習だった。それが皆と先生の顔に出る。静かな道場で、人数は少なくても充実した練習に、先生と皆に感謝-。 

鰹のタタキの作り方

2008-02-04 09:53:18 | Myレシピ!
オーストラリアに来て、もう13年。幸い色んな食材に恵まれて、いろんなものをずいぶん作るようになった。でもたまにすごく食べたくなって、でもめったにお目にかかれないものの1つに鰹のタタキがある。先日、Central Marketでそれはもう眼がキラキラ輝いている鰹をGroute Stの小さい魚屋さん(セクシーな面白いおっちゃんがいるところ)で見つけた。一応、おばちゃんに「これ、刺身にしてもいいくらい新鮮?」と聞くと、「もちろん!今朝あがったばっかりだよ。」と嬉しい答えが返ってくる。中ぶりを1匹かって、14ドルほど。鮭やマグロや鯛より断然安い。半分以下の値段。

前回も1匹まんま買ってタタキを作ろうとしたけど、魚のおろし方や火の通し方がいまいち上手くいかなかったので、今回は日本に長いこと住んでいたことのある日本人の旦那さんがいるオージーの女性にコツを聞き込んで作ってみた。彼女は素晴らしくインテリでとても親切で私より日本人っぽくて日本語が上手い。とても上手に出来たので、家で夕食に、そして近所の友達を呼びつけて食べてもらった。あまりにもおいしかったので、道場で練習の後に作り方を日本食の好きな人たちに「カルパッチョの鰹版みたいなもの」と説明しながら教える。これはわさびではなく生姜醤油で食べるべし!と強調したらかなり珍しがっていた。

オーストラリアにいる人試してみて!鰹はBONITOと呼ばれている。

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鰹のタタキの作り方

1.新鮮な鰹はかなり身が柔らかいので、氷水でガンガンに冷やして身をきひしめてからさばく。

2.3枚におろして、皮はそのままでアルミフォイルに薄く包む。

3.強火で熱したフライパンで、ほんのちょっとだけ(んー、片面20秒くらい?)表面の色が変わるくらいに熱する。

4.表面が焼きつけれたら、中に熱が伝わらないうちにすぐに氷水を入れたプラスチックバックで両面冷やす。

5.しっかり冷えたら、薄く切っておろし生姜・ねぎのみじん切り・しょうゆで頂く。んー、夏って感じ?

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本当は、MKさんによると炭火(七輪で?)なんかで表面を焼き付けるととても香ばしく仕上がるらしいが、忙しい日常そこまでしていられない。これは新鮮なうちに一気に食べる。どうしても余ったらラップにぴっちりくるんで冷凍庫で保存可。