最近、Scoubidousにはまっている。これは柔らかいプラスチックで出来た数十センチくらいの紐を組み合わせて色んなパターンを編んでいって、携帯ストラップ、キーホルダー、ブレスレットなんかにするというもの。以前、夫の同僚のお家に夕食に呼ばれたときにそのお家の小学校の娘さんに教えてもらって一つ作ったことがあり、それ以来、事あるごとにおもちゃやでその紐を捜していたがなかなか見つからなかった。そして、つい先日Toysaurusでなんと40何本か入っている袋をセールで1ドルで売っているのを見つけ、すかさずいくつかゲット。これは(正確なことはわからないけど)オランダあたりで生まれたものらしい。でも世界中、似たようなものが工芸品として作られている。こちらでは高校生の女の子が結構好きならしい。通学かばんにカラフルなScoubiを何本もジャラジャラつけているのを時々見かける。
私は頭の中身も運動機能も性格も不器用…でも手先だけは小さいときから周りの誰よりも器用だった。小学校のとき、社会科の授業で先生が、「君達は一昔前に生まれていたら、士農工商のうち、どれだったと思う?」とあまり意図のわからない質問をしたことがあった。私はすかさず、「工に生まれて機織りなんかをやっているに違いないと思いますー。」と答えた覚えがある。紙に何かを書いているときとか、何かを編んだり縫ったりと細かい手先の作業をしているだけで神経が落ち着き、すごい集中力がでる。
そして、こういうものに何時間もガーッとやると、すごいストレス解消にもなる。今はさしてストレスらしいものは溜まらないように生活をしているけど、子供の小学校の迎えで学校が終わるのを待ているときとか、家事の合間にお茶を飲んでいるときとか、チビ達を公園で遊ばせているときとか空手の練習をあまりおおっぴらに出来ない場合によくこれをしている。編み方次第で色んな柄が出来上がっていくのを見るのはとても楽しい。そして出来上がって、最後の紐をぱっちんとハサミで切って一息つき、「あー、すっきりした!」みたいな。長男もこういうものが好きなので一緒に編み編みしている。作って何をしたいわけでもないので、家には行き場所の無いScoubiたちがあちこちにごろごろしている。かれらの行き先を探してあげなくては…。