My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

祝・旧正月~綾子舞

2008-02-10 22:42:41 | 日常あれこれ
昨日、Cityの中華街で旧正月を祝う大掛かりな催し物が開かれ、獅子舞はもちろん、インド・フィリピン・中国・インドネシア・タイその他の国の音楽や踊りの公演が12時から5時過ぎまでノンストップでされた。全部で26つものプログラムが用意されていた。ものすごい人で、用意されたテントや椅子がまったく足りずにかなりの立ち見が出た。観客は少なくとも100数十人はいたと思う。中には太極拳やテコンドーの演武なんかもあったらしいが、私は自分の出演する22番目の4時15分開演「綾子舞」の準備のため、ほとんど見れなかった。とても残念…。当日は朝の11時からHIROMIさんにも手伝ってもらって、リハーサル、メイク、着付け、そしてなんと写真の両端の踊り子が着ているMrs.Uがつくった振袖の仕上げなんかもあって、ぎりぎりまでバタバタと準備に忙しかった。

この踊りは、日本は新潟の山奥のとある村の収穫を祝う踊り(だったっけ?)で、私はこの綾子舞の伴奏者として、踊りと太鼓を教えてくださった日本人のMr.Uと踊り子さん5人と参加することになった。このMr.Uは、私が数年前翻訳学校で勉強したときの先生で、かなりお世話になった人。とても芸達者な人で、日本の色々な踊りを知っていて、太鼓・横笛・唄がかなり上手。とても芸達者な人だ。

進行係のアジア系のおにーさんに呼ばれ、皆で舞台に上がりスタンバイ。すると始まる直前に「マミー!」という次男のでかい声が聞こえた。はっ、とみると前のほうで陣取って夫に連れられ長男と一緒に興味深々に見ている。おかしい…。変なところは見せられない。より気合が入ってしまう。踊り子さんは初めての人ばかりなのに皆落ち着いておどれていたし、Mr.Uもはりのあるよく通る声で朗々と歌って、笛の調子もとてもよかった。私の太鼓も当日細かい合わせをしたところもあったけど、すべてぴったりと息が合った演奏が出来、一安心。MKさんが言うにはかなり観客も喜んでいたそうだ。よかった。皆とひとつのことを一生懸命練習して皆にそれを見てもらって喜んでもらう、単純に気持ちがいいと感じた。

日本ではこんなことをする機会はまず無かっただろう。この綾子舞の伴奏をするのは実はもうすでに五回目。次男が生まれる前に、地元の小学校で毎年開かれるJapan Festivalや職業専門学校の卒業祝いパーティー、そしてはてはArt Gallery of SAで開かれた大掛かりな浮世絵展(歌麿、北斎その他)のオープニングセレモニーとかで講演をしたことがあった。今度は、HIROMIさんMKさん、そしてもう一人巻き込んで新しい綾子舞グループの結成をMr.Uと計画中-。




〈綾子舞〉



〈綾子舞の後のMr.Uの扇子踊り(?)…扇子を太鼓に合わせて投げて受け取るという集中力の要る踊り〉



〈伴奏者は地味に紋付で後ろに控えて演奏〉



〈トリはやっぱり獅子舞-Lion Dance〉


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