My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

A Happy New Year! @ hospital

2008-01-01 17:01:09 | 看護に関するあれこれ
A Happy New Year!!

オーストラリアや日本にいる人たち、おかげ様で去年はとっても充実した変化のある面白い年が過ごせました。ありがとう!今年もよろしくお願いします。お互いに良い年でありますように…。

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クリスマスから元旦の今日にかけて、この10日間で祝日休日のみで6日間、午前中だけガッツリ働き、ガッポリと稼いだ。こちらのナースの給料はとても良い。そして、休日は150%(だっけ?)、祝日は200%(だったような…つまり平日の倍)の給料が出る。うふふっ!生活には困らないほどには我が家には収入があるし、夫は「いくらでもなんでも好きなものを遠慮なく買っていい。」と言ってくれる。しかし、一生の大半の極貧生活のせいで、貧乏性が染み付いてしまったようだ。ファッションにはほとんど興味ないため、服・アクセサリー・化粧品にはほとんどお金がかからない。髪も美容師に「せっかくいい髪をしているのに…」とため息をつかれながら、一年に2回くらいしか行かない。とても経済的な人間だろう。趣味の読書や絵は図書館に行ったりするし、絵の具なんてそんなにしょっちゅう買うものではない。あとは…空手の道場への費用くらいかな?もともとお金がかからない上に、貧乏性が身についているため、何かたまに欲しいものがあっても心置きなく、というか思い切って買うということができない。ちょっと悲しい。でも、自分が稼いだ収入がこうして少しでもあると言うだけで、幾分気持ちよく自分のためだけにお金を使えるような気がする。こんな気持ちを持っている主婦が意外と多いのではないだろうか?あと、もちろん看護実践に常に身をおいていると言う安心感もある。看護職は患者の命にかかわる仕事。そして、常にあたらしい医療技術や看護の方法が開発されているので、ちょこちょことでも現場にでていると、そういうものに触れる機会に恵まれる。しかも、かなりレベルの高い病院の色々な分野での無料の看護師・医療者向けのセミナーもあるので、知識を深めるのと同時にモチベーションのアップにも病院自体が一役買っている。あとは…自分の時間・お金をかけて一生懸命に努力したものが、小さなことでも社会に必要とされて(深刻なナース不足なため病院からしょっちゅう強烈なラブコールがかかってくる)、おまけにそれが良いお金になる。それは単純に自立心や自尊心をくすぐし、とても嬉しい。

年末年始は、主にリハビリ病棟で働いた。医療処置は予薬(麻薬系の鎮痛剤が多い)と術創処置(手術のあとの創部の包帯交換なんかの処置のことね)のみで、リハビリが主。結構楽な病棟かな。ホスピスや内科病棟などよりは遥かに時間にゆとりがある。いつものように患者さんたちに20代前半の新卒ナースに間違われつつ実は30代後半で2児の母だといって驚かれながら患者ケアをさくさくこなしていった。でも、どういうわけか今回やたら時間が余ったので、年末に「髪が伸びすぎたので、美容師を頼みたい。」と言っていた患者に、「あまり細かいことをうるさく言わないと約束するなら私が髪を切ってあげる。」とえらそうに申し出た。この患者さんは80代の男性で、「いや、短くしてさっぱりするなら何も言うことないよ。」と言っていたのでさっそく昼食前のひと時をまたしてもにわか美容師として過ごすことになった。この患者さん、入院+手術でなんと3ヶ月間くらい散髪をしていなかったようだ。バリカンがあればかなり早く切れるのに、と思いながら処置用の恐い位やたら切れる滅菌されたハサミだけで、スカスカに薄くなった白い髪を思いっきり良くバッサリと10cmくらい切る。美容室にあるような髪除けのマントみたいなのはもちろん無いので、ナースがMRSAなんかの感染症を持っている患者の処置のときに使う使い捨てのビニールのエプロンを首に巻きつけて代用。本人はかなり痴呆の進んだ患者さんだったけど、鏡を見せたらかなり喜んでいた。そしたらそれをみた同室の(ここは2人部屋)患者さんが、「美容師さーん、こっちにも客が待っているよー!」とか言ってきた。この人もかなり伸びている。でも、80代だと言うのに、惚れ惚れするくらいきれいな豊かな銀髪だ。そして、散髪にもそれだけたっぷり時間がかかった。ベットに腰掛けたり中腰になったりしてたため、腰が痛くなる。この人も仕上がりに満足してくれ、なんと「お代はこれで良いかい?」とかいって、ゴソゴソと彼の荷物からダークチョコレートを持ち出して、大きなかけらをくれた。昼前で血糖値がガンと下がってきたところだったので、とてもありがたくその場で即効で頂く。すっきりした患者さんをみるとこちらまで気分がすっきりする。年末だし?

こちらはクリスマスだけではなく年末年始も外泊できる人は家に帰るようだ。ただし、続けて一泊以上したらベッドをキープしてもらえないと言う決まりがあるため、一泊のみ。でも、それぞれ事情があってずっと病院で過ごす人も多い。こういう人たちのために、特に休日・祝日なんかにもうちょっと娯楽か何かあったらよいのではないかと思う。今度何か試してみよう。アートセラピーとか折り紙教室とか?だれか何か良いアイディアがあったら是非教えて欲しい。



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2 コメント

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Unknown (スズ)
2008-01-02 23:29:25
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

イベント、折り紙なんかいいよね。
手を動かすのは、いいことだし。
あと、あやとりもおすすめ。
Unknown (May)
2008-01-03 18:57:19
あやとりかー、いいね。紐一本で出来るし。でもあまりやったことが無いから調べなくちゃ…。

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