My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

The perceptions of Gestalt

2009-12-06 20:31:23 | Gallery
さてさて、今回でこのデッサンの練習は最終章。でも、せっかく描いても裏側で描いたインクでめちゃくちゃになってしまったもの、クロスハッチングの練習などは記事に載せていない。この章は、ゲシュタルトの知覚が焦点。「ゲシュタルト、かなり聞き覚えがあるけど、何のことか分らない」というのが私の出発点だった。まあ、哲学とか認識の分野になってしまうらしいけど、この人は私達が何かに対して、それがあるアイディアやなにか素晴らしい問題解決策が浮かんだときなどのように、「美しい、素晴らしい!」と感じるときの「美的反応(美に対する反応)」である、と説明している。何か良く分らない説明だけど、判るような気もする。私が想像するに、人の絵を見ているときでも自分の絵を描いているときでも、「おおっ!これはっ!」と、心の奥底で何かがクリックするときの瞬間だろう。で、ここではそれを少しでも体験できるようにと、いろんな種類の面白い課題が出されている。3つだけここでは紹介しよう。


Exercise35
After Picasso. Indian Ink on paper.ピカソの自画像の模写。インクと筆で描かれている。ほぼ3つのトーンで全てが表現されているところがすごい。


Exercise39
インクを紙にぶちまけて、それをインスピレーションに何かを創作していく、というう私が一番苦手なもの。でも、結構楽しかった。なんか、地球での生命の始まりみたいなイメージ?


Exercise40
正方形のフォーマットでなにか身近な興味のあるものを描いてみる、というもの。フォーマットが違うだけでまったく別のものが生まれる…。

絵の勉強は、他の何事でもそうかもしれないけど、技術的なものはほんの一部で、本質は自分の内面と向き合う旅なのかもしれない、と思う…。