エマーソン弦楽四重奏団のグラムフォンコンプリートが出たので、買ってしまった。バルトーク、ベートーヴェン、ショスタコーヴィチといったところはみんな持っているのに。最初から順に聴いて、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲。クラシックをよく知らない人だとチャイコフスキーに弦楽四重奏曲あったのと思う。この有名な2楽章「アンダンテ・カンタービレ」はどこで聴いたのだろうか。元々チャイコフスキー好きでないのに、というかチャイコフスキーという名前を通り越してアンダンテ・カンタービレを聴いた。クラシックを聴きだしてしばらくしてから思い出してスメタナ四重奏団の演奏でを買った。そのときは懐かしいなという思い出くらいで曲として聴くことはなかった。クラシック聴くきっかけになったのはチャイコフスキーのピアノ協奏曲がコマーシャルで使われ、誰の曲と興味を持ってレコード買ってから。それもじきに裏面に入っていたラフマニノフの協奏曲のほうがよくなってチャイコフスキーに対する興味はなくなった。唯一好きなのがヴァイオリン協奏曲、しかもオイストラフの演奏でないとだめ。嫌いなモーツァルトで唯一クラリネット五重奏曲だけが聴けるのと一緒。それもウラッハがいい。ブルックナー、マーラーは好きな曲がないのでモーツァルト、チャイコフスキーのほうが好きということになるのか。それでもブルックナー、マーラーは交響曲を全集で何種類かもっているので、作曲家として名前は知っているけど1枚も持っていないのももちろんたくさんあるから、それらに比べるとブルックナー、マーラーもまだまし。エマーソン弦楽四重奏団のチャイコフスキーとのカップリング、ボロディンなんかそう。一緒になってるから聴いてみるけど代表作は何なのくらい。最近クラシックは大好きなバッハは別として、ピアノと弦楽四重奏くらいしか聴かない。この間142枚ボックスのルービンシュタインを聴き終えた。1日1枚聴くのが楽しい。カラヤン、ハイフェッツ、トスカニーニなどは止まったままなのだがホロヴィッツ、グールドもそうだがピアノだと聴けてしまう。ただクラシックばかり聴くと疲れてくるのでジャズも挟んで。そこでまたジャズもピアノ。クラシックに比べるとまだジャズは幅広く聴くがそれでもピアノは好き。エヴァンスはもちろん、デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」など何度聴いたか。それだけでなくアドリブも覚えてしまっている盤もたくさんある。裏を返すと本当に愛聴しているレコード、CDなど数えるほどしかないということ。嫌いなブルックナー、マーラー何枚も買ってどうするんだ。そんな好きでもなかったカラヤン30年分のCD買ってどうするんだと山のように積んでるCD見て思うのだがエマーソンSQかと買ってしまう。
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