昔好きだったのが、岩波の布表紙の新書。魯迅選集、大江健三郎同時代論集、中国詩人選集など。
魯迅は文庫で小説なら読めてしまうのだが、新書の選集がほしくて、またちょうどその頃復刊されたので買ったが、
汚すのがもったいなく、ソフトカバーの単行本の魯迅文集買ってそちらを読んだ。
今なら字が小さくなおさら読む気がしないだろう。
「吶喊」はもちろん小説以外でも「藤野先生」や「忘却のための記念」とか忘れられないものがいくつもある。
魯迅のエッセイや評論でももちろん日本人を敵として書いてあるところもあるのだが、
それ以上に人としてのまなざしに暖かさを感じ、人間を感じる。
「ベニスの商人」ではないけれど、誰でも殴られたら痛いし、切られたら血が出る。
それを暴力で訴えるのではなく、文章で訴える。
大江健三郎同時代論集に出てたテーマ、飢えて死んでいく子供に「嘔吐」は有効か。
そう有効だ、サルトル銃を置いてくれと今の自分なら言える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/63/5ac2aad992ae1cb93654c8e240fc6cab.jpg)
魯迅は文庫で小説なら読めてしまうのだが、新書の選集がほしくて、またちょうどその頃復刊されたので買ったが、
汚すのがもったいなく、ソフトカバーの単行本の魯迅文集買ってそちらを読んだ。
今なら字が小さくなおさら読む気がしないだろう。
「吶喊」はもちろん小説以外でも「藤野先生」や「忘却のための記念」とか忘れられないものがいくつもある。
魯迅のエッセイや評論でももちろん日本人を敵として書いてあるところもあるのだが、
それ以上に人としてのまなざしに暖かさを感じ、人間を感じる。
「ベニスの商人」ではないけれど、誰でも殴られたら痛いし、切られたら血が出る。
それを暴力で訴えるのではなく、文章で訴える。
大江健三郎同時代論集に出てたテーマ、飢えて死んでいく子供に「嘔吐」は有効か。
そう有効だ、サルトル銃を置いてくれと今の自分なら言える。
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