And Li Po also died drunk

勝手に好きな音楽、映画、本を書き連ねる。

私たちはチークを踊り続けた

2015-11-10 00:18:02 | 日記
ジャズを聴き始めた頃、ボーカルは全く聴かなかった。どちらかというとフリージャズのような激しいのが好きだったから当然かもしれない。30過ぎてからボーカルも聴くようになったが、それでもピアノなどに比べると今でもそう聴くほうでもない。何人かはお気に入りもできた。というかボーカルも偏っていて、アニタ・オデイ、メル・トーメ、トニー・ベネット、エラ・フィッツジェラルド、マット・デニス、フランク・シナトラと好きなのはほとんど揃えた。特にアニタ・オデイ、メル・トーメはいつも心動かされる。ヘレン・メリル、サラ・ヴォーンのクリフォード・ブラウンと一緒のは飽きるともう聴きたくなくなる。サラはともかくクリフォード・ブラウンのトランペットだけで聴かせる盤なのだから。アニタ・オデイも「シングス・ザ・モスト」はすぐ飽きてどこがいいのかわからなかった。「ディス・イズ・アニタ」もビッグバンドで始まる出だしでもうだめでしばらく聴かなかった。クラシックではないのだが、ジャズでは全然いいとは思わなかったのにふと思い出すように聴いてよさがわかることがある。何気なく聴いた「A Nightingale Sang in Berkeley Square」ぐっときた。それまでに何度も聴いていたはずなのに。前も書いたことあったかなと探したら写真載せてあった。小さな公園で全くの期待外れだったのだけれど、'Cause I was there that noon in Berkeley Square.