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ロンドンから徒然に

飛行機雲

2008-08-02 | スポーツ
 北京オリンピックまであと1週間ほどになってきましたが、こちらではそれほどの盛り上がりは見せていないように感じます。むしろ北京の環境問題の方に重点が置かれていて、オリンピック村だとか競技場の近くでは、いつも大気汚染を測る機器を片手にレポーターが報道をしています。

 北京には一度だけ冬に遊びに行ったことがあるのですが、その時は大陸性の寒さというのを思い知りました。夏はどんな気候なんでしょう?“スポーツの秋”という言葉に慣らされてしまった日本人としては、この夏の真っ盛りに競技を行うのはどうにも違和感があるのですが。

 東京オリンピックの開会式の行われた10月10日は、確か統計で一番雨の確立の低い日を選んでのことだったという話を聞いたことがあります。北京は大丈夫だといいですね。
 でも、今の中国だったら、どんな手を使ってでも無理やり晴れにしてしまうんじゃないかな(笑)

 しかし、自然までも人間の手によって変えてしまうことには何となく抵抗があります。スポーツにしても、雨の日は雨の日で休みにすればいいじゃないかって気がするもので、屋根のあるドームでの野球観戦はあまり好きではありません。
 そう言えば、来年からはウィンブルドンにも屋根ができるということなので、あの神様が仕組んだような気まぐれな天候による中断などは見られなくなるのでしょう。

 ひとつだけ、おおげさなものではないですが、人間が作り出している自然現象(?)で綺麗だなと思うものがあります。飛行機雲です。あれはむしろ自然の方が飛行機を包みこんでアートを楽しんでいるような気がして好きです。
 うちはヒースローに向かうたくさんの飛行機が上空を通ります。刻一刻と変わるアートを見るのは楽しいです。