植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

サービスは商売の根幹であります

2024年04月15日 | 雑感
昨日は日曜日でした。普段ワタシら夫婦は、お昼を外食にすることが多いのですが、土日になると飲食店は混雑し待たされます。特に急ぐわけではありませんが、できるだけそうした状態を避けるために、開店と同時(大体午前11時)めがけていくのです。

いつも買い物に行くららぽーとに、そのF屋というレストランが数か月前に入店していました。たまたま一度行ってみようかとなったのがその昨日でありました。入店時間が11時5分、中は明るくこざっぱりした雰囲気でした。まだ新装間もないからでしょうか。既に7組くらいが席についていました。

最近の飲食店の特徴の一つが「セルフオーダー」であります。テーブルの上にタブレットみたいな端末機が置いてあって、お客がそれを操作して注文するのですね。店側にしたら「省力化・合理化」なんでしょうが、お客の多くは(年配・ご婦人)にしたら、迷惑でサービス低下なんですよね。しかも広い店内で働いているのが厨房含め3,4人だけでした。

さて、家内がその入力をして20分経過しても注文したものは出てきません。店の女性がコップに水を入れて置いて行ったきり。さすがに心配した家内が店員を呼び、ちゃんとオーダー出来ているか聞きましたが、はい注文されています、だけ言って、それから更に15分待たされたのです。勿論「大変お待たせいたしました」などの詫びも無し。
食べている途中でワタシの水が無くなったので、たまたま厨房から出てきた男性を呼び止めて頼んだら、すべて無言で、家内もコップを黙って差し出すと水を入れるだけでした。頼んだランチはワタシがシーフードドリア、ワイフはオムライスみたいなものでいずれも単品、合計3千円・・・高い!。しかも気分を害しているので味もろくにわかりませんでしたよ。

彼らにしたら繁忙する日曜日のランチタイムを従業員3,4人で、客を待たせておけばなんとかそのうちさばける、とすると計算上の粗利は増えますね。でも、毎週一度くらいはランチに来れそうな見込み客2名は確実に失われていますよ。2度と行くもんか、と思いますよね。

さて、午後になって以前から気になっていたメガネのお直しで眼鏡屋さんに行くことにしました。ワタシはガーデニングのさ中に、うっすら汗をかき、真下をむいて草むしりなどの作業を行うことが多いのです。また、篆刻も小さな印の細かな作業はライトを当てながら真上からのぞき込むのです。すると通常なら鼻骨が鼻パッドと接しているので動かないのに、真下を向く格好になると鼻からメガネが離れぶらぶらになります。しかも今時のメガネは耳にかかる「先セル」という部分の曲がりが少なく直線的なので、耳から滑って落ちるのです。

真っ先に思いついたのがスポーツ選手などがやっている「眼鏡のツル」ともう片方ツルを固定する紐みたいな部品(名前は存じません)で繋げる、でありました。使ったことが無いので実際どんな仕組みになっているかは知りませんが、ともかくメガネがずり落ちないようにしたい、というニーズは多いはずなのです。
そこで、今のメガネを作ったWという眼鏡屋さんに行ってきました。わが平塚の表駅商店街メインストリート「七夕通り」に面した古くからのお店です。先客は一組2名がソファに座っていました。入店したワタシを見ると一番奥にいた責任者と思しき中年男性が出てきました。見渡すと女子店員が最低3名、男性2名であります。

ワタシの用件を伝えると、即座に「つけ外しが面倒なものでやめた方がいいです」とおっしゃる。ツルの部分をもっと曲げて、耳に引っかかるようにしましょうと言うのです。相手はプロですからそれがベストなんでしょう、お任せすることにしました。プラスチック製みたいなツルで芯に金属が入っているメガネのフレームですが、そんなに簡単に曲がるものなの、といささか疑問に思いましたが。

で、待つこと10分。「先に鼻あてのパッドを滑り止めのある部品と交換しました。耳の丸みもつけたのでかけてみてください」と持ってきました。もうそれで真下を向いてもグラグラしないし、上手に耳に先セルがひっかかっている感触がありました。もう少し余裕があるのでもうちょっと曲げましょうと、ことも無く追加で調整してくれました。

これなら激しい動きをしてもメガネが落ちることは無さそうです。
そこで、お支払いをと言うと、なんと「無料で結構です。」と言うのです。少なくとも鼻パッドを取り換えてるし、2度の調製もしているのだからわずかでも手間賃をとるのでは?と思いました。

ワタシの入店後次に誰も来ていません。この5,6人のメガネ店の方は、なんで給料を貰えるのか、この店はやっていけるのか?心配になりました。
しかしながら、地元で数十年お店を続けているのです。次に眼鏡を作る時は必ずこのお店に来るでしょう。メガネスーパーなどの何倍かの価格であっても安心して信頼できるこのお店に頼むことになるでしょうね。

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