植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

浅ましき人々 あぁはなりたくない

2021年03月07日 | 時事
 ウチの愛犬「スミレ」は真っ黒な甲斐犬です。野生を内に秘め、野武士がごとき風貌であります。人になつきにくいと言われますが、うちの子は割と人にフレンドリーで非常に慎重・臆病でもあります。
 日に一度はワタシはおやつのビスケットをやるようにしているので、スミレはワタシの姿を見ると、目線は必ず両手に行きます。
 お菓子を持ってるのを確認すると、わざと興味がない振りをして左右に顔を向けます。欲しくないというそぶりですが、身体は正直で、口の両端からよだれがタラーリ(笑)。犬でも、なんとなく恥じらいや慎み深さを持っているように見えます。

 そこへ行くと日本人も変わりましたね。こういうのを乞食根性というのでしょう。火事場泥棒とか、どさくさ紛れともいいますね。
 JRAの競馬関係者が165人が持続化給付金を不正に受給していたそうであります。昨年来コロナで自粛期間中も、ずっと競馬は特別扱いで開催しておりました。おそらく競馬場に足を運ぶ人が減れば売り上げも落ちるでしょう。賭け事をする金が、コロナで減った人もいるでしょう。でも、それはお互い様、世の中の民間の仕事をしている人の大半が減収となっています。それで、ほかの方たちみんなが、持続化給付金を貰ってますか?
 
 昔、家畜を扱う職業は下賎と言われて差別の対象になりました。屠畜、皮革なめしなどの仕事をする人々があらぬ不公平な扱いを受けたのです。以前仕事で厩舎に出向いたことがありますが、管理人の許可を貰って立ちいるなど、住み込みでもあり、ちょっと特殊な環境だとは感じました。以前はちょっと問題をかかえた人とか前科者などの駆け込み寺みたいな職業でもあったのです。それにしても、貰えるものは違法でもなんでも貰ってしまう、という浅ましさが情けないですね。

 ボートレースのCMでも「これで一生食っていける」とおおっぴらに若者の選手募集をしていますが、これぞ恥も外聞も無し、博打・人の生き血で「食っていく」というやくざな稼業をさも当たり前のようにテレビで流すのが浅ましく不愉快になります。

 浅ましいと言えば、にわかに注目されてきた総務省の役人の接待問題。顔見知りが集まって、お互い情報交換し割り勘でなごやかに親交する、ならよかろうと思います。
 許認可権のある役人が、タクシーお土産付きで、監督する業界から「ゴチになります」というのは、明らかな違法行為で禁止、が法律で定められているはずなのです。単に公務員の倫理規定に反するのではなく、贈収賄にあたります。

 それを当人たちは、さんざん忘れた、記憶にないと言い逃れし(嘘をつき)、動かぬ証拠をつきつけたら、言を翻し「気のゆるみ」を反省しますで終わり。身内で大甘の調査と処分で済まそうという魂胆が見え見えであります。
このたかり根性の浅ましさは筋金入りでありますな。

 国会で堂々と嘘をつくことが常態化し、許されるようになったのは安倍政権ではなかろうかと思います。政官癒着が変わらず内閣人事局の新設により、官僚の考え方や質が変化したのであります。漁官行動、被接待、虚偽答弁、文書破棄、記録改ざん、すべては政治家とりわけ内閣がそうするように仕向けてきたからにほかなりません。
 
 恥知らずで、金銭欲にかられて行動する大人が増えてきたように思えて、日本人として恥ずかしくなります。質素勤勉を旨とし、廉恥・知足が美徳とされた日本であったはずなのです。生活保護を受けるのを恥と思う背筋の伸びた国民だったはずなのです。犬以下の人たちが、この国の政界、行政の上に立ちわがものにしていると感じるのはワタシだけなのでしょうか。

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