植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

額縁に入れて飾りたいほどの馬鹿な役人

2022年01月29日 | 時事
「公民館長推薦会」なるものがありました。みなと地区の公民館は平塚市の南半分におよぶ市民の為の施設で、市役所から現役の職員が2,3名派遣されております。その任期が来るので、新たな候補者を選任してくれ、と地元の諸団体の長が呼び出され、自治会長のワタシにも通知が来ました。

三島神社の敷地の一角にある古い公民館で、2階の窓ガラスの数か所はずっとひびが入ったままです。なんで修理しないのかなぁ? その古い5.60人収容のホールで卓球やら各種イベント、会長会議などが行われます。新年早々、賀詞交換会もここでした。

 しかし、オミクロン変異株の蔓延であります。目と鼻の先にある小学校は1週間学校全体が休校となりました。全国で過去最高の新規感染者が出ており、更に感染力の強い亜種数種まで出回っているのです。この2年間でPCR検査によって正式に確認された感染者の累計は二百数十万人、国民の50人に一人の割合です。しかし、無症状や軽症のままPCR検査を受けていない人数はその数倍が居ると推計されております。

 PCR検査能力が脆弱で、検査キットの品薄で検査を受けようもないため、地元の看護士さんに聞いたら、医師も含めて検査をしないまま、あるいは感染が疑われる症状があっても、普通に勤務しているそうであります。
 今回のオミクロンは、無症状者が多く感染から発症、陰性になるまでのサイクルが短いせいもあり検査を受けていない疑わしい人が無数にいると思われます。検査数が増えているにもかかわらず、その陽性者の割合は、民間委託を除いたもので以前はおよそ10%以内に収まっていたのが、直近では30%以上に跳ね上がっています。

 無症状の人はまず自発的に検査など受けません。また特別な職種の人は毎週繰り返し受けているようです。公表される新規感染者が一日平均5万人とすれば、実際の感染者は少なくとも一日20万人くらいいても不思議では無いのです。それが仮に1週間は菌をばら撒くと考えると、常時100万人以上(今はもっと増えている)人がそこらへんに居る計算になります。(アバウトですが(;'∀'))

 100人に一人が保菌者で、オミクロンのウィルスをばらまき、かつその周辺に居たら確実に感染するという状況なのに、わずか2~30坪ばかりの部屋で一時間程度、約40~50人を一堂に集めて会議を行うというのです。この寒さなので当然閉めっ切り。マスクで防げると思っているんですか?。

 公民館長など誰がやったって何の関係もありません。市役所が決めた知らない人の諾否を諮るようで、なにかしらの手順が必要なのかもしれませんが、所詮形式だけの事であります。ワタシは、最初はどんなものか見に行くのも良かろうと思っておりましたが、現下の感染状況を考えた時、そこに何の意義もないものに、感染リスクを冒してまで出席する道理はないのです。

 それで前日電話して「欠席」の旨を伝えたところ電話口に出たオジサンは、どうしてなんですかと尋ねてきました。コロナの感染が急拡大しているからだと伝えると、不思議がられました。市役所は今のところ(多分)集会の制限や公民館の使用制限をしていないのだろうと思います。これこそ危機感の欠如であり、自己判断力喪失の表れであります。形式だけの会合で大勢の人を集めるのが決まりならば、役所から自粛・中止の指示がない限り「何の疑いもなく」催行するという役人の無能さに呆れるほかありません。
仕方ないので、ワタシには基礎疾患があるので感染できないのです、と説明しておきました。

 感染していいわけがないのです。風邪とは違うのですよ。死者だってだんだん増えています。特効薬もなし、呼吸困難にでもならない限り入院も出来ないのです。政府も無能なら市役所は阿呆、手の施しようがない人種であります。権限は振りかざすくせに、規定の無い事には対応できず、自分で判断も出来ません。何かあっても責任を取らないで済む仕組みにしております。高給を取ってたいした仕事はしない、そんな人間の集まりです。

 その馬鹿さ加減はあと2週間後に予定される「公民館祭り」でもわかります。露天で焼きそばを売るために地元少年野球チームを動員し、多くの町民市民を集めて各種イベントを行うというのです。しまった、ならば自分の感染リスクをかけてでも出席し、「公民館祭り」中止の意見を言うべきでしたか。
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