植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

1年の計は元旦の早朝にあり

2022年01月01日 | 雑感
西暦2022年1月1日となりました。昨夜も9時に寝て朝は5時前に起床しております。勤勉では無く、歳をとると早く目が覚めてしまうのですね。
ともあれ「謹賀新年」であります。書道・篆刻の世界では「(令和)壬寅」と表したりします。60年に一度、干支の組み合わせが一巡しますので、これが令和4年と特定できるのです。落款に、制作年を令和4年などと書くのは野暮なのです。1月1日も、元旦、改旦、正朝、などの異名を用いたりします。

今年最初に仕上げた篆刻の側款には「壬寅元日」と刻みました。この印は、次男が務める会社の重役で、当地に居住されています。次男は毎年元日の夕方に年始挨拶に行ってご馳走になる、を習わしとしております。その手土産(お年賀)に姓名印を加えようというわけです。まぁ、非常に元手のかからない賄賂とでも言いましょうか。それを彫るワタシも相当の親ばかであります。

 昨日は、半年ほど間が空きましたが蕎麦打ちをいたしました。一度覚えればさしたる失敗も無く、分量の確認だけで出来るものです。例によって切り方がいい加減なので、切れたりきしめん状になったりしておりましたが、いかにも素人の手打ち風で、そんなに悪くありません。いつも以上に体重を乗せて念入りにこねたせいかコシのあるそばになって身内には好評でありました。

 今年は何をしようか、一年の抱負を表明するのも元旦であります。
昨年の同じ日、たしか書道は作品作りに専念すると書いたような気がします。念のため調べてみたら、書道の作品作りと「雅号」を持つ、落款用の篆刻印を彫る。シャインマスカットなどのビニール屋根を作る。洋ラン・多肉などの管理をまじめにやる、とありました。 

 雅号は好きに付けていい、と言われ書道では「嘉苑」、篆刻では「篩石」といたしました。作品は残念ながら数枚しか作れず、篆刻と臨書に明け暮れる日々でした。それでもブドウ棚にはビニール屋根を被せたので、甲斐路に限っては収量、味共に上出来でありました。残念ながら多忙のあまり洋ランには可哀そうなことをして、特に胡蝶蘭はほとんど枯らしてしまいました。もう洋ランにはかまってあげる時間がとれないので縮小しかありません。

 それで、立てた抱負、今年の誓いその1は、ぶどう棚の改修、殺菌の徹底、および思い切った剪定と摘果でシャインマスカット・ロザリオビアンコの品質向上に賭けよう、です。欲張って弦を伸ばさせ多くの花蕾を残したこと、雨がかかる部分が多く病気になったことでブドウの房の肥大が途中から止まってしまったのです。

 今年の誓いその2は、仮名書きを今一度やり直して漢字・仮名の混在する「調和体」をものにする、であります。わが師藤原先生から何度も「仮名を学びなさい、章法を勉強しなさい」と叱咤されております。漢字偏重のお稽古を改めなければなりません。さらに、作品作りを主体に活動しようと思います。

 その3、篆刻は、再度摸刻に取り掛かります。「書の日本史」という全9巻」の古書を2千円でヤフオクで入手していてその末巻に多くの花押・印章総覧があるので、日本の歴史の中で篆刻印の造詣的変化・デザイン性を学びたいと思います。また、梅舒適さんの「篆刻秘法」という古本も手に入れました。日本で最も著名な篆刻家さんでした。この方の印を摸刻するのです。篆刻印に関しては、一方で販売形式を整え受注できるような体制にいたします。

 その4は、ヤフオクでの出品に挑戦です。これまでの二百数十回のヤフオク落札によって、仕事場には不要な書道用品が溢れてきました。落札一辺倒ではなく少しずつ出品し処分していくのも分別ある大人の心得であると思います。今までやったことが無いので慣れるまではいくらか障壁があるでしょうが、1mmでも足を出さなければ進歩はありません。

 失敗を糧に反省し次のことに取り掛かる、これが人類の英知でありましょう(笑)。年頭の抱負を考える、「一年の計は元旦にあり」です。コロナに翻弄されて丸2年となります。そろそろ終息の道筋が見えるといいのですが・・・・

 さすがに今日は仕事をしないでおこう、と思います。試しにとってみた高島屋のお節料理、久しぶりに取り寄せた函館のタラバガニと塩辛、お雑煮が楽しみであります。

 皆さん、今年もよろしくお願いします。 <m(__)m>
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