植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

運と確率 コロナと宝くじ

2022年01月22日 | コロナ
 宝くじが知らない間に12億円とか言っています。知り合いにも何人か宝くじを定期的に買っています。口ぐでは「宝くじでもあたらないかなぁ」「お金が欲しいわぁ」です。計算すればすぐわかるのは、人口2,30万人の小都市の住民全員が一枚ずつ買ったとして、たった1人しか1等が当たらないということ。すでに50%ほど懸け金が抜かれているので、全員トータルすると1億円手にするために2億円支払うという、全国的集団馬鹿のマネー(ロス)ゲームなのです。

 宝くじを買うのは、大体があまりお金に恵まれていない人、換言すればついていない人生を送ってる人も多いのです。あなたの人生、宝くじが簡単に当たるほどくじ運が良くて、ラッキーでしたか?。だったら宝くじなどに頼らなくても、いい生活が出来ているでしょう。ワタシは自分のツキを宝くじ程度で使うのが嫌だし、そもそも確率1/2のじゃんけんすら勝つ気がしません。

 相場や株など運によって上下するものもやらないとしています。確率を考えた時、絶対手を出さはいほうがいいものがありますね。例えばギャンブル。学生の頃一度買った馬券の馬が最下位とその上の順位となった時から、一度も買いません。マージャンも時間の無駄・大の大人がタバコを吸いビールを飲みながら深夜まで麻雀卓に座りきりでいることが「バカらしい」、4人の小遣いがぐるぐる回っているに過ぎない、と思ってすっぱりやめました。好きだったパチンコは娯楽だと言い聞かせ、若い頃から悪い習慣となっていましたが、これも、ようやく10年ほど前に手が切れました。
 ギャンブル程儲かる確率が低く、生活や家庭が破綻する確率が高いものを知りません。

 ワタシは、「ライフメーター」というものを体内に埋め込んでおります。ペースメーカーでは無いです。危険度が上がるとメーターの針が右に振れ、危ないレベルになると「警告音」が鳴ります。(あくまでワタシの脳内だけですが)。動物は危険を察知し、回避する能力にたけています。肉食動物でも自分より強い相手には向かっていきませんし、賢い鳥は、羽を傷めるような細い糸やネットには近づきません。

 ライフメーター。例えば冷暖房が聞いた自室で、リクライニングチェアに腰掛け、心穏やかに音楽などを聴いている時、死ぬ確率は限りなく0に近いのですが、トイレや風呂に入ればそれがかなり大きく振れます。入浴中や用足しで亡くなる(倒れる)確率はとても高いのです。それが、表に出て道を歩く、車に乗ってドライブするとまた右に寄っていきます。自転車やバイクはさらに激しく針が揺れますね。リスクは屋内より戸外が高くなるのは明らかです。
 さらに、この寒空にサーフボードを持って海に向かったり、冬山に登ったりすれば、危険度マックスに近づきたぶん警告音が鳴り続けますね。

 そこでコロナであります。ワイフとともに一歩も家を出無い籠城生活ならば、感染確率はほぼ0です。ワタシは基本的に、ワイフ以外とは一切会話も接触も無い生活です。知り合いとあっても数メートル先から挨拶する程度であります。心配性のワイフも、屋外で犬友と立ち話、スーパーなどのレジで二言三言会話する以外は、人流の多いところには出向きません。いくら感染力が強くても、オミクロンにはかからずに済むはずであります。

 ところが世間ではそうはいきません。エッセンシャルワーカーという人たちは、いくらコロナが流行し感染爆発しても働きに行く人たちだそうです。その定義は曖昧で線引きなどできないと思いますが。しかし、コロナの感染リスクが極めて高い医療関係・介護老人施設などはお気の毒であります。そういう人たちのためには政府や自治体はあらゆる防護策と支援体制を図るべきでしょうね。

 では一般人はどうか。これは最終的には自己責任・自己判断に尽きます。ある種の人たちが言うように、経済優先でオミクロンは風邪のような物、おそるるに足らず、という側面はあるでしょう。だからといって無防備に行動し、感染すれば一定の確率で症状が出てその中で少なくても重症化し、死ぬこともあるのも事実。自分は感染しても無症状で終わると楽観的な(重症化する確率は低いのさ)気持ちで、メーターが激しく動くような行動をとっているのです。

 そもそも極めて感染力が強い変異株、あんたは軽い症状かも知れないが、あんたからうつされた人たちが無症状で済むのか?。責任も取れないくせに、自分勝手に動く人がなんと多い事か。
 生死を彷徨うな重症化率が今までのコロナの1/10であっても、その10倍が感染したら、病院で酸素吸入などが必要になる人は減らない、というのが客観的科学的根拠となります。

 確率がどんなに低い時でも運の悪い人は、死ぬときは死ぬ。しかし、運頼みの人生は、決していい結果を生まないだろうというのが、ワタシの乏しい知識と人生から得た教訓であります。ライフメーターが限りなく0に近いところに留まるような行動や生活を心がける人が、分別ある常識的な人であり、間違いなくその平均寿命は長くなる、というのは数学苦手な文系のわたしにもわかりますよ。
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