植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

びっくり 初めて見るパイナップルの花

2024年04月11日 | 植物
ワタシのガーデニングには、「これは無理」という制限を出来るだけつけないこととしてきました。正確には数えていないですが、マイガーデンと屋上、廊下などに千種類ほどの植物を育てています。
屋外で一年中育つものは、地植えか鉢植えで夏も冬も同じ場所にあります。ところが、(よせばいいのに)熱帯性・非耐寒性の植物をどうしても育てたくなって、冬越しだけは廊下や室内にするという手段に出たのです。それだけではなく「観葉植物」多肉植物などになると夏冬関係なく室内で、というものもありますね。

今年の春は例年より気温が低く、雨や曇りの日も多いというのが実感です。つい先日も零度に近い最低気温であったのです。従ってワタシはいまだに長袖の下着やシャツ、そしてセーターやダウンジャケットという真冬並みの洋服が手放せません。従ってそろそろ「冬越し」を終えて表に出したい鉢植えが20個ほどあるのですが、いまだに廊下と物置部屋にあります。

その廊下の越冬植物隊や観葉植物群・多肉植物の中に突然赤紫の花が咲いたのです。


それは大きな筒状の葉をもつ着生植物の仲間であります。直接葉っぱにシリンジしたり葉の袋に溜まるように、じょうろで水やりするのですが、花が咲くのは想定外でした。念のためにとってあった商品タグの表には「パイナップルMIRA」とありました。昨日まで自分がパイナップルの仲間を栽培しているなどと夢にも思っておりませんでした。
↑↑調べて見たら隣にある「ネオゲレリア」(パイナップル科 / ネオレゲリア属)は同じく筒状の丸まった葉をもつので、なんとなく気にいってこれに似たものを買ったのがこのMIRAだったのです。


タグの裏には、なんと食べられる、と書いてあります。但し熟すと生で食べると美味しいとか、とても甘いとかの表現はありません。あくまでジュースやジャムとして食用になるという説明であり、販売されている甘いパイナップルの実を想像してはならないと思います。そもそもパイナップルを収穫したくて育てたものではないので、食べる事にはこだわらない方が賢明でしょう。

今日は朝のうち冷え込みましたが、今日を境に一気に花冷え・春先の冷え込みから初夏並みの暑さに変わるようです。現在冬越し用に室内にある植物の鉢植えたち、これと一緒に屋外(屋上と地上)に運び出す日と思って良さそうです。急ぐことはありません。腰を痛めないようにそろそろと時間をかけて運び出そうと思います。
屋上には、香りのいい花を咲かせるものや果樹を優先にしており「パッションフルーツ」などを運び上げます。このパイナップルは当然屋上であります(笑)

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果樹を育てるのがやはり美味しい仕事

2024年04月04日 | 植物
ワタシが10年前からずっとガーデニングを続け、他のものに優先して従事しているのは「花の美しさ」に魅せられたからであります、、、が、それだけではありません。植物には可食部分があり食べるために栽培されるものも多いのです。どこかの県知事さんが畜産やら野菜を売る農家さんを、頭を使わない業種と決めつけて県庁に入った人間は「頭脳・知性が高い人」と言ったそうです。

ワタシは10年の経験(勿論先生がいない独学ですが)の中で生産者ほど日々頭を使う職種は少ないと思います。育てる相手が何十種類とあり、気候天候に合わせて環境を整備し、病気が発生する・害虫が付くというリスクを回避しつつ、適期に施肥して大きく育てる、という作業を毎日続けているのです。

マイガーデンは1/3がバラ園、1/3が菜園、残りが「果樹園」としております。花は美しく、1年に一度わずか1,2日の咲姿を見るだけのために世話を続けます。一方菜園は基本的には花は不要で、葉っぱや茎・根を食べるのが目的であります。また、果樹園ではこの時期になると次々に花蕾がつき花が咲き始める愉しみと、美味しく熟した実を食する楽しみ両方が得られるのです。

そこで本日は「果樹」で咲き始めた花をご紹介いたしましょう。
既に開花して結実したのが「枇杷」であります。これはもう梅雨時期には食することができます。病気も害虫も気になりません。甘く熟して柔らかくなった時の鳥類からの攻撃を守る必要があります。

花が咲いたのはこれ、西尾ゴールド(黄桃)であります。木が小さくまだ収穫したことが無いので、今年は2,3個でいいから食べてみたいものです。
お次も桃。品種不明ですがこれも一度も結実したことがありません。

桃の隣がこれ「プラム ケルシー」です。桃に比べると花がだいぶ小さいのです。問題はどうやら「自家受粉しない」つまり授粉樹が必要なのです。大丈夫ワタシのガーデンにはもう一本のプラム「サンタローザ」がありました。
ところが、こちらは数日前に花が咲き終わっていたのです。ごくわずかばかり枝の咲に残っていた花を折り取ってこすりつけましたが、うーむどうなるやら。

果樹栽培で最も難しく最大のポイントが「受粉・受精」であります。いくら花が咲いても花粉が雌蕊に届かなければ実になりません。本来この役目は「蜜蜂」なのです。ところがこのあたりで蜜蜂を見かけることはほとんどありません。工場と住宅が立ち並ぶ地域で、林や森はおろか畑や田んぼ、原っぱなどは皆無であります。

蜜蜂が居なくなった原因はもう一つあります。ネオニコチノイド系農薬であります。殺虫能力が高いだけでなく、根から花にいたるまでその薬液が回って長く残存するのです。蜜を吸いに来たミツバチは自分だけではなく巣に持ち帰って幼虫にまで農薬入りの蜜を与えた結果、ミツバチの絶滅が世界的な問題になっています。EUの方ではたしか使用禁止だったと思います。日本ではこうした危険な薬物の取り扱いがえてして不十分で甘いので、まだ使われているはずなのです。

結果として花粉を運ぶ役割を人間が担うということになっています。

こちらは山の中で自生する低木のキイチゴ「カジイチゴ」であります。見る限る群生し自家受粉しているとみえて茶色く丸いイチゴの実が小さくついています。

こちらは柑橘(たぶんデコポン)です。2年ほど前から安定的な収穫が確保できている柑橘は10種類ほど植えています。
レモンにも花蕾がつきました。

この後はブドウ・パッションフルーツなどが待っています。菜園ではスイカを作ります。果物好きにはたまらない、そんなガーデニングであります。
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ハオルチアの魅力を紹介します

2024年03月28日 | 植物
ワタシがガーデニングに、はまったのが9年前の事でありました。
それが高じて、外庭だけでなく室内で育てる「非耐寒性植物・観葉植物・多肉植物など」に興味が広がっていったのが数年後でした。一番のお気に入りが「蘭」であります。九州の兄が和蘭を育てているのを聞いて手を出したのが「胡蝶蘭」などでしたが、地植えで外で育てる果樹やバラなどとは格段に育てる難易度が高く、いくつも枯らしてしまいました。その原因はほとんど根腐れです。つい素人は水をやりすぎるのです。

それでも洋ラン和蘭合わせて10鉢ほどはなんとか永らえ、今年はそのうち4鉢に花芽もついております。
そして本日のテーマは蘭ではなく「ハオルチア(ハオルシア)Haworthia」
科名:ツルボラン科、属名:ハオルチア属 であります。和蘭との共通点が①直射日光を嫌う ②明るい日陰がお気に入り ③乾燥気味に育てないと根腐れする ④厳寒期は室内に置くのが安心 といったところで、同じような場所と育て方になるので、いつの間にかハオルチアを集めるようになったのです。(なんでハオルチアに手を出したかきっかけは記憶の沼に沈んでいます)

面白いのが、同じような場所で栽培できる共通項がある一方で、片や乾燥好きで、用土が砂・軽石・鹿沼土 ・ピートモスなどであります。和蘭は若干湿り気があるところを好み、土では無く「水苔」を使います。水やりの代わりに霧吹きを使うのも根に水が溜まらないためですね。蘭の種類によっては木の幹や根に絡みついて根っこが丸出しのものさえあります。環境は違えど根っこに水が溜まるのを嫌うのが共通点なのです。

ハオルチアは南アフリカが原産地で、乾燥を好み寒いところは苦手であります。特徴はおおむね放射状に葉っぱが伸びる、多肉植物でほとんど枝はない、成長してもせいぜい十数cmと大きく育たないというところです。大きく分けて2通りで、一方は「軟葉系」で茎葉そのものに透明感があり、土に隠れていても日照を根元の方まで迎えられるようになっているものがあります。「窓」と呼んでいます。この、緑色の筋にかたどられている窓が見た目も美しいのがハオルチアに魅せられる要素の一つでしょう。上手に育てれば3月頃から10~30㎝ほどの花芽が延びて楚々とした白花を数個咲かせます。これがハオルチアの魅力2になりましょうか。

一方、透明度がほとんどなく葉っぱが硬い「硬葉系」というのがあります。こちらは多肉植物特有の尖って丸い葉に縞模様があって、上に向かて延びる姿が美しいのです。

さて能書きはこれくらいにして、ワタシの手持ちのハオちゃんを紹介しましょう。ハオルチアの代表選手はなんといっても軟葉の「オブツーサ」です。ぷっくりして可愛らしいのです。ウチにはオブツーサは4種類あり「黒・紫・イクラ」などの名前が付けられています。
すでに花芽が顔を出しております。ドドソングリーンという品種ですが、💖美しいでしょう?

こちらは変わり種「玉扇」、板状の葉が横に並ぶのが特徴です。ウチに来たときは葉は12枚、現在19枚になりました。

ちょっと珍しい品種がこれ、左は「玉扇錦」右が「万象」という種類です。ちょっと元気が無いのが気がかりです。

硬葉系はこんなところです。
その中で最も有名な普及種と言えばこれ。「12の巻」という妙なネーミングであります。

現在開花中のハオちゃんはこれ「花鏡」という品種でした。

今あるハオルチアは29鉢であります。もう増やすつもりはありませんが、出来る事なら全員元気で、毎年花をつけて欲しいものであります。
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春らしくなりました やっと花が咲き始めた!!

2024年03月18日 | 植物
丁度1年前、昨年同月17日のブログを読みました。

温室に入れて「冬越し」させた植物たちが惨憺たる状態に陥ったのであります。大寒波の時に、普段の冬のシーズン中温室を温めるためのヒーターのコンセントが抜けていて、非耐寒性の植物たちが零下に近い室温の中で数日を過ごしたのです。
プルメリア2鉢・ハナキリン・アデニウム ・サンユウカなどが枯れ死状態と思えました。葉がチリチリになって落葉したり、枝の部分が真っ黒に変色したり、茎が完全に萎びるといった状態になってしまったのです。その後必死に手当てをして、プルメリア1鉢、アデニウム、サンユウカは生き返ってなんとか葉っぱが出てきました。

同じシーズンを迎え、ようやく暖かくなって、日の当たる廊下と室内(倉庫)で冬越しした植物たちをぼつぼつと表に出せる気温になってきました。先日チェックしたら室内にある10鉢のうち3つくらいがどうにも怪しいのです。温室同様無加温の倉庫ですから、熱帯性の植物が瀕死になるのは仕方ないのです。だいぶ前から終活を始めて、手のかかる植物、温室で加温しなければ育たない植物は徐々に減らすしかないと思っております。

それでもやはり熱帯性の植物はちょっとお目にかかれない花を咲かせるので、どうしても手元に置きたくなりますね。もう明日にも開花しそうな大型の花を咲かせる「ウコンラッパバナ」蕾が二つ付きました。春先に2個咲いて今年二度目の開花になります。


室内専用に置いている鉢植えの一つが「レウィシア」とストレプトカーパスです。か弱く、あまり大きくならないので1年中廊下に置いて「観葉植物扱い」にしています。



さて、このところ多忙にかまけてマイガーデンにもなかなか目が届かなかったのですが、昨日ゆっくり観察してきました。
ヒヤシンスが咲いていました
これは矮性ツツジ
白い小花が可憐な「モスキート―フラワー」

さらにこれ。プラム「サンタローザ」の開花です。梅などとの近種で、そのまま食べられる果物ですから、当果樹園期待の果樹であります。

これから、冬越しの鉢植えを外に出し、鉢から全部出して根の状態を調べます。ぽろぽろ切れていたり根腐れしていないかを点検し、問題なければ一回り大きい鉢にかえてやろうと思います。
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目の敵にするのはホトケノザ

2024年03月11日 | 植物
今は、大人も子供も携帯電話を持っているより、圧倒的に「スマホ」を持ち歩く人が多いと思います。価格から言えば段違いですが、片や通話とせいぜいショートメール、一方「スマートフォン」はカメラ・メール機能・インターネットアクセス(検索)から、ロードマップ、ゲームに至るまで実に多彩で楽しい機能を持ち、しかもそのほとんどが画面のアイコンなどをタッチするだけ。彼我の差は明らかであります。

ワタシもお陰様で、スマホのお世話になり、一日通算では5,6時間をその操作に充てるという、年齢にしてはヘビーユーザーであろうと思います。
そのアプリの数をざっと数えてみると60位あるようです。いずれもほとんどが購入時にプリインストールされていたお仕着せのソフトであります。使い始めた後でDLしたのは「ツムツム」花と植物の投稿アプリ「green snap」など数回です。

しかし、実際にそのアイコンが何をするものかなんというアプリかもわからないというのが半数以上あります。ほとんどが英語表記で見慣れない言葉ばかりでピンときません。
大体内容がわかってよく使うアプリが24件でありました。通話・LINE・ネット検索・写真カメラ関連・ツムツムなどが利用頻度が高いようですが、ちゃんと調べると役立つものもいくつかあるんですね。
実は先日、家内を連れて小田原へ車で所用で出かけたのです。その時駐車したパーキングの場所がわからなくて往生したのです。はたと気付いて「Google map」を開き自分たちの現在位置を確認することでようやくマイカーを発見しました。小田原市の中心部で迷子になっていたら世話はありませんね(笑)

日常で重宝するようになったのがこれであります。
Googleのアイコンをタップして開くと下のような画面になります

「Google」検索ソフトですが、文字入力によるネット検索ではなく、カメラ機能を活用して対象物にフォーカスすると、その名前や同じ品物が写真で検索されて出てきます。
これがありがたい。わが国ではこれをググると言うそうですね。

ワタシは、かつてそこらにいないガーデナーになろう、と心に決めて千種類ほどの植物を育てていました。ほとんどの名前は暗記し、名前を忘れても困らないようにタグやラベルに名前や育て方を書いておきました。
ところが、ここ数年①やたらと多忙になった ②1年ほど前から記憶力の減衰で名前が思いだせない ③書いたラベルが無くなる、文字が消える、ために植物の名前がだんだんわからなくなったのです。枯れてしまったものは仕方ないものの、せめて緑の葉っぱが出ているものはなんとか植物名を把握せねばなりません。
Googleのアイコンを触って出てきた画面の小さなカメラの絵を押すだけです。するとたちどころに名前が出てきます。これが本当にありがたいのです

もう一月ほど雑草駆除にずっと立ち向かっています。ある1種の雑草が大繁殖しているのです。それは紫の小花をつけ、群生し大株の周りに小さな芽が無数に生えてきます。これはここ数年倍々に増えて来て、マイガーデンの中だけで種が散らばって増殖しているのです。周囲は駐車場と戸建て2戸で、畑も叢もありません。

早速Google検索で調べました、かの有名な「ホトケノザ」でありました。
こいつは許せせません。
この梅雨時期まで徹底的に駆除するつもりです。ポイントは花を咲かせず種をつけさせない、であります。大きくなって開花するようになったものを片端から抜けば、種が飛散するのを防げます。

同じ野草でも「クサイチゴ」これはとげとげがありますが、何より「いちご」が美味しいのです。ゴルフにいった時、山中から根ごと掘り出して移植したものが増え、こちらも果樹園のあちこちに群生していますが、大事に育てたいと思います。

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