先週弐千円札を入手する機会がありました。(目にしたのは何年ぶりだろう?)持って帰ってLindaに見せ、随分前(注)に発行されたものの今は沖縄を除いてほとんど出回らず、自販機では使えないことなど説明しました。(注:こちらにある通り、西暦2000年でした。すっかり忘れてました。)金融機関から直行してきたかのような新札だったので、取っておくことにしました。
ところで米ドルやユーロに始まり、私が滞在したことのある国(アフリカのナミビアや南ア、南米のボリビアやパラグアイ)のお金にも頭に2の付く硬貨や紙幣がありましたが、どうして日本ではそれが受け入れられなかったんでしょうね? (デザインが守礼門でなかったら沖縄でもほとんど使われず絶滅していたでしょう。)1、2、5の3種類があれば1〜9までを最高3枚で作れるため(蛇足ながら2がないと4と8は4枚、9は5枚が必要)、財布が嵩張らなくて済むんですけどねえ。海外で高額紙幣を崩すため、例えば100ドル札で払った時のお釣りに3枚(50+20+20)がサッと出てくると「やっぱ便利だなあ」と単純に思ってしまいます。ここに理由が書かれていますが、2024年の紙幣刷新(渋沢、津田、北里)から外されたのも残念。
おまけ
そういえば米ドルに$20紙幣(流通量は非常に少ないものの2ドル紙幣も)はありますが、硬貨はクオーター(25セント)でしたね。最初は戸惑いますが、慣れてしまえばどうってことはない。ただし、どの硬貨も額面が数字でハッキリ書いてないのは困りもの(こちら参照)。とくに10セントの方が5セントよりも小さいのは感覚的に受け入れがたく、よく間違えました。
おまけ2
英語で1,000,000はよく知られた "million" ですが、ゼロが三つ増える度に "billion"(10億)、"trillion"(1兆)となります。ところが、スペイン語では "millón" → "mil millones" → "billón" なのでややこしい。10億は「1,000×1,000,000」で表すんですね。こちらに解説されていますが、それぞれ "short scale" および "long scale" というらしいです。その後、ヨーロッパ言語のいくつかも調べてみたところ、100万はいずれも "million" と似た単語なのに、10億は独仏伊でそれぞれ "milliarde"、"milliard"、"miliardo" とまた別の単語、そして葡語は英語式の "bilhão"。こりゃ絶対間違えますね。そんなに大きな数字(とくにお金)を扱うことは滅多にないでしょうけど、世界人口を言う時などは気を付けないと。西語では "siete mil quinientos millones, alrededor"(約75億人、7,500×1,000,000)ですか。(あーでもない、こーでもないとしばらく考えてしまった。)
ところが、Google翻訳は以下のような体たらく。
siete mil quinientos millones, alrededor → 約7億5千万
siete mil quinientos millones → 750億
ダメダメじゃん。そんな人もいないでしょうが、これに頼ると商売で大損しますよ。(ちなみに "7.5 (siete coma cinco) mil millones" はOKでした。)一方、Infoseekマルチ翻訳は "alrededor" の解釈がダメながら、75億とは正確に訳してくれます。
おまけ3
世界人口は76億人に達しようとしていますね。それで再び翻訳サイトをチェック(我ながらヤなユーザ)。
・Infoseek
siete mil seiscientos millones, alrededor → 76億(まわりの)
・Google
siete mil seiscientos millones, alrededor → 約7億6千万
siete mil seiscientos millones → 7000億
後者の二つ目は桁がさらに増えた(笑)だけでなく"seiscientos"(600)を無視するという暴挙に出ました。話になりません。
ところで米ドルやユーロに始まり、私が滞在したことのある国(アフリカのナミビアや南ア、南米のボリビアやパラグアイ)のお金にも頭に2の付く硬貨や紙幣がありましたが、どうして日本ではそれが受け入れられなかったんでしょうね? (デザインが守礼門でなかったら沖縄でもほとんど使われず絶滅していたでしょう。)1、2、5の3種類があれば1〜9までを最高3枚で作れるため(蛇足ながら2がないと4と8は4枚、9は5枚が必要)、財布が嵩張らなくて済むんですけどねえ。海外で高額紙幣を崩すため、例えば100ドル札で払った時のお釣りに3枚(50+20+20)がサッと出てくると「やっぱ便利だなあ」と単純に思ってしまいます。ここに理由が書かれていますが、2024年の紙幣刷新(渋沢、津田、北里)から外されたのも残念。
おまけ
そういえば米ドルに$20紙幣(流通量は非常に少ないものの2ドル紙幣も)はありますが、硬貨はクオーター(25セント)でしたね。最初は戸惑いますが、慣れてしまえばどうってことはない。ただし、どの硬貨も額面が数字でハッキリ書いてないのは困りもの(こちら参照)。とくに10セントの方が5セントよりも小さいのは感覚的に受け入れがたく、よく間違えました。
おまけ2
英語で1,000,000はよく知られた "million" ですが、ゼロが三つ増える度に "billion"(10億)、"trillion"(1兆)となります。ところが、スペイン語では "millón" → "mil millones" → "billón" なのでややこしい。10億は「1,000×1,000,000」で表すんですね。こちらに解説されていますが、それぞれ "short scale" および "long scale" というらしいです。その後、ヨーロッパ言語のいくつかも調べてみたところ、100万はいずれも "million" と似た単語なのに、10億は独仏伊でそれぞれ "milliarde"、"milliard"、"miliardo" とまた別の単語、そして葡語は英語式の "bilhão"。こりゃ絶対間違えますね。そんなに大きな数字(とくにお金)を扱うことは滅多にないでしょうけど、世界人口を言う時などは気を付けないと。西語では "siete mil quinientos millones, alrededor"(約75億人、7,500×1,000,000)ですか。(あーでもない、こーでもないとしばらく考えてしまった。)
ところが、Google翻訳は以下のような体たらく。
siete mil quinientos millones, alrededor → 約7億5千万
siete mil quinientos millones → 750億
ダメダメじゃん。そんな人もいないでしょうが、これに頼ると商売で大損しますよ。(ちなみに "7.5 (siete coma cinco) mil millones" はOKでした。)一方、Infoseekマルチ翻訳は "alrededor" の解釈がダメながら、75億とは正確に訳してくれます。
おまけ3
世界人口は76億人に達しようとしていますね。それで再び翻訳サイトをチェック(我ながらヤなユーザ)。
・Infoseek
siete mil seiscientos millones, alrededor → 76億(まわりの)
siete mil seiscientos millones, alrededor → 約7億6千万
siete mil seiscientos millones → 7000億
後者の二つ目は桁がさらに増えた(笑)だけでなく"seiscientos"(600)を無視するという暴挙に出ました。話になりません。