国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

雨模様の二日目

2019-12-30 | 日記

8階の朝食会場にて。温泉旅館ではないため大浴場はありませんでしたが、旅行社の基準でAランクのホテルだけのことはあり、設備もサービスも充実していました。とくに素晴らしかったのが、このビュッフェ形式の朝食。この旅を通して3食中最も豪華でした。

ところで翌日朝になってようやく気が付いたことに、私たちが泊まった海側(夜景側)の部屋(6階)は本来申し込み時に追加料金(一人1泊500円)が必要でした。おそらくそのオプションを選んだ人が非常に少なかったため、予約が早かった私たちに割り当ててくれたのではないかと思います。(そういえば3年前に参加したツアーでも同様のことがあり、追加料金なしでホテルのグレードアップの恩恵が受けられました。)

2日目の天気もイマイチ。次第に霧が濃くなってきました。それはそれで印象的でしたが。

このツアーには長崎電鉄(路面電車)の1日乗車券が付いています。フロントで12月26日の日付印を押してもらい、この日は市内観光をすることに。朝食後、ホテルのシャトルバスで長崎駅前へ。(特典をフル活用します。)


平和公園駅で下車し、少し山側に歩くとこの案内が。このように見どころがたくさん。



まずは原爆落下中心地へ。後で入った資料館でもそうでしたが、戦前生まれの父は写真だけでなく、その説明文にもジッと見入っていました。


続いて平和公園へ。上画像の奥に見える平和祈念像の前でLindaは(3年前の夏に訪れた広島と同じく)長いこと祈っていました。

天主堂の見える丘にて。この後、浦上天主堂へも行きました。

中は撮影禁止でしたが、厳かな雰囲気が印象に残りました。

さらに少し歩いて長崎原爆資料館へ。入口から螺旋状のスロープで地下へ降りていきます。現代から1945年まで時代を遡るというのが面白い。自分の生まれた年を前に1枚。



(フラッシュを使わなければ撮影OKです。念のため。)ここでも父は思い出話をしながらゆっくりゆっくり進んでいました。


次に訪れたのは出島。



・・・・・でしたが、父はさして興味がないとのこと。Lindaも復元された建物には用がないという態度がアリアリ。それで30分ほど散策しただけで出ました。

観光地の名の付いた駅で下車し、乗車中に検索して見つけた飲食店で昼食。せっかく来たのでコレを。(食事前のお祈りをしているところです。)

私はもう一つの名物を注文しシェアすることに。ところが、Lindaも父も山盛りの野菜でお腹がふくれてしまったため、私が麺の半分近く×2人分を引き受けることになりました。(食った食った。)


私が練った当初のプランからは外れていましたが、ちょっと前にテレビの旅番組を観た時にLindaがここは絶対行きたいと言ったので。

怖がりのところもある人ですが、こういう時は大胆になります。



大浦天主堂駅で下車。しかし、この建物はスルー。(プロテスタントのLindaはカトリックに対して妙に冷たいところがあります。先月のフランシスコ教皇来日のニュースにも「あっそう」という反応でした。)



やはり世界遺産のグラバー園へ。エスカレーターと動く歩道で一番上まで登れたのは(父が長く歩けないだけに)非常に助かりました。

対岸にも「明治日本の産業革命遺産」ということで世界遺産が複数あります。

正面には私たちが泊まっているホテルも。

朝からずっと小雨模様でしたが、午後からは時折激しく降ることも。そうでなければ園内の散策を楽しんだところです。残念。


そのため由緒ある建物も鑑賞はそこそこに雨宿りで入りました。(なおメインの旧グラバー住宅は保存修理工事中で入れませんでした。これまた残念。)ここでもLindaは(庭園は見たいけれども)古い建物には興味がないと言って先を急ぎたがったので、予定を切り上げて出ることに。

オペラ「蝶々夫人」(マダム・バタフライ)の舞台となった地ゆえ、作曲者プッチーニと往年の名歌手、三浦環の像がありました。さすがにこれは逃せません。

観光通りと浜町のアーケードで雨を凌いで時間潰し。その後新地中華街へ行きました。が、時間が早かったためか半分以上の店が閉まっており、とくに食べたいものも見あたらなかったため長崎駅に戻りました。(Lindaが是非ともと言っていた皮付き豚バラ肉の煮込み (東坡肉) は既に朝食で。)そして見つけたファミリーレストラン(値段から想像するにちょっと高級?)へ。ここでLindaには佐世保バーガーを食べてもらうことに。

少し前に観た「YOUは何しに日本へ?Classic」(再放送)に登場した佐世保バーガーを食べるためにだけ来日したオーストラリア人(しかも本人は佐世保がどこにあるのか、という以前に地名であることも知らなかった)が興奮気味に「SASEBO、SASEBO・・・・」と連呼する姿がとても可笑しく、彼女は「あれは私も絶対食べる」と言っていました。帰路で佐世保を通るのでその時の昼食にと考えていましたが、万一食べ損なって悔いを残してもいけないので保険に。

私も少しお裾分けにあずかりました。味は悪くないと思いましたが、コスパを考えたらどうなんでしょうね?(ちなみに有名チェーン店の一番安い単品の10倍以上、一番高い単品メニューの2倍近くします。)それにしてもあの時を思わせる豪快な食べっぷりでした。これで二日目は終わりです。
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