ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

どうでもいい事が気になる男は此処にいる

2011-10-28 23:49:36 | Weblog
 某製紙会社の前会長による関連子会社からの巨額融資問題がニュースとなっておりますが、金額が金額だけに当然、特別背任罪に問われる可能性が高いでしょう。
 しかし、それより驚いたのは子会社から引っ張った金額が「106億円」という金額で、その使い道が「カジノ」だったかもしれない、という事であります。
 当初、借りたのは「84億円」と控えめで、「20億円は返済した」とあり、その後、実家から有価証券「55億円分を返済にまわした」ともありました。
 のちに調べたら全部で「106億円」だったわけですが、もうここまで来てしまうと「84億円」だろうが「106億円」だろうが対して変わりはなくなってしまうのが恐ろしい。下手すると「半端だからあと4億円借りて110億にすれば良かったのに・・・」と感覚が麻痺してしまう(本人ほどではないにせよ)というものでしょう。
 全て使ったのではないでしょうが「カジノ」にハマったからといって100億円以上借りる、というのは常軌を逸しておりますが、そこまで桁外れだと何か清々しささえ感じてしまいます、どうせならあと2億借りて煩悩の数「108」にすれば良かったのに。
 今の自分に置き換えると「106万円」で完全にお手上げになってしまいますから世の中は不公平ですな。「10,6万円」くらいだったら大丈夫かな・・・106円だったら全然OKなのに・・・虚しいから止めときますか。

 さて、話は変わりますが、今日、某山形地方雑誌の今月号がワイン絡みの特集だったので買って読んだのですが、なかなか気になる記事がありました。
 全くワインと関係ないのですが、魚料理を出しているお店の記事に

「この日漁港から届いたのは、オマール海老やサーモン・・・」

 とありましたが、何処の漁港なのか大いなる疑問に駆られたのです。
 この文章ですと、オマール海老やサーモンが直接店に届いたかのようでありますが、オマール海老がカナダ、サーモンはノルウェーだったりすると難しいのではないか、と推測されます。
 是非とも「この日届いたのは・・・」くらいに留めて頂きたいものです。
 これと似た様な事があったのが、前バイト長「ノッチさん」の「江戸前寿司事件」であります。
 東京に就職が決まり(かなり大手会社です)、とある方に就職祝いで銀座の江戸前寿司屋さんへ連れて行ってもらう事になった時の事です。
 羨ましいのもあって私は彼(ノッチさん)に

「何握ってもらうの?」

 と聞いたのです。
 すると、ノッチさんは即答しました。

「サーモンですかね。」

 銀座の、しかも江戸前の寿司屋さんへ行っていきなり「サーモン」を注文しようとする行為に危険を感じ

「たぶん・・・サーモンは無いと思うよ。」

 と忠告したのですが、

「エ~?!トロサーモンとかないんですかね?」

 と「サーモン」に拘ります。更に「何でですか!」とちょいギレ気味に迫ってくるので

「江戸前だから・・・ねぇ。基本的に東京湾にサーモンは・・・いないでしょうねぇ、江戸時代から・・・」

 となだめて納得してもらいました。
 で、改めて聞いてみると

「じゃあ・・・帆立、ですかね。」

 ・・・ノッチさん、何度も言いますが江戸前ですぜ。
  
 そんな事を・・・思い出しましたのです、随分前の話ですけどね。

「細かいんだよ、お前は!」」

 そのようにツッコまれそうですが、気になるんですよ、細かい事が。

 そういう人間、という事でお許しを。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 意味深なタイトル、それは「... | トップ | 10月最後の寂しさを押し殺し... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿