goo blog サービス終了のお知らせ 

小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

「ご冗談でしょ坂村さん。」東京大学大学院情報学環 坂村健教授ご定年まで1年。

2016-03-28 | コンピュータよもやま話
 日本のコンピュータシーンを十分楽しませていただいたコンピューター界のエンターティナ-の坂村先生。
早いものですね。もう1年でご定年ですね。先生が東大に移られて、丁度講師になられた頃からのお付き合いでした。山食でフランス料理のランチをご馳走になったのがついこの間のことのようです。コンピュータ関係の知識の大半は先生からの受け売り(?)でした。楽しくコンピュータの学習が出来ました。残り一年ですが、呉々もご自愛ください。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AI(Artificial Inteligence) 人工知能に関する誤解が生まれる素地が見え隠れする昨今。

2016-03-28 | コンピュータよもやま話
 先日、マイクロソフト開発の人工知能にツウィッターさせたところ、「暴言を吐いた」とニュースになっていた。これなどは、作成者のそれこそ「個性」が出たもので、こんなことで人工知能に関する誤解が生まれては困ります。人工知能研究にも波があり、現在は第4の波(?)かもしれない。ルールベースを作成して、それをコンピュータに覚え込ませる。そして新たな知識に遭遇する毎に、自信の知識との整合性を判断して知識を拡張してゆくシステムの総称を人工知能という。基本的には「もし~ならばA、そうでなければB」のようなルールを覚えてくれるシステムが人工知能の原型である。悪態をつく人工知能が悪いのではなく、そのように教育した技術者が悪いといえる。
 まもなく4月1日を迎える。今を去る30年以上前、月刊アスキー4月号では「人工無能」が付録で付いてきた。これはソフトであって、FDやCD-ROMで提供されていた。そのソフトを走らせてみると、色々こちらに質問してくる。結構しゃれたことを言うかと思うと、途中から支離滅裂なことを話し出すやっかいなソフトだった。そのシステムのソースリストも添付してあり、直そうと思えば自分でカスタマイズすることが出来、返答を京都弁やら大阪弁にして楽しむことが出来た。これなどは4月1日のエイプリルフールのご愛敬だった。しかし、DTPが個人レベルで可能となった時代から、まことしやかな新生物が捏造され、世間を驚かすという自体も起こり始めた。このあたりから、コンピュータ時代のモラルが問われ始めた。これもやはり30年くらい前からだ。

 さて、「本ブログが実はAI技術によって作成されています。」と知ったら、貴方は信じますか?
少し、ゾッとしましたか。悪い冗談をいってしまい、ご免なさい。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東大入試問題の分析から見えてくる、東大生に要求される資質。それを表現すると「解答力」となる。

2016-03-28 | 大学受験
 ちょっと古めで、現在入手可能でないかも知れませんが、柴田孝之さんの「東大入試の解答力」養成講座
2007年4月出版、学習研究社。柴田さんは当時、司法試験対策講座の講師。東大入試に要求される資質を「解答力」と表現し、具体的な解答力の養成について詳しく解説した書籍が、「東大入試の解答力」である。
この、解答力の視点から、東大入試の科目、英語、数学、国語、理科、社会等の問題を実例として解答を作成している。例えば現代国語などでは、見事な解答方法が示されている。そこに示された解答は、市販の解答集に収められた解答例より優れものだから驚く。文系理系を問わず、エビデンスが重視されるのが東大入試であることの証左を示した本が、この柴田氏の書籍だ。東大入試問題をどう攻略すれば良いか今一歩自信の持てぬ方は、是非一読されたし。

 東大が望む人材は、薄っぺらな知識の人間では無く、既知から未知なるものの理解へと、積極的に努める姿勢を持つ人材である。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京大学入学試験(国語)における解答の唯一のルールとは?

2016-03-28 | 大学受験
 世の中には、色々な解法を解説したものが溢れている。しかし、突き詰めて言うと、たった一つのルールがあることに気づく。それは

     著者に語らせよ。

ということである。
つまり、傍線部と同じ内容を別表現している箇所を探し、それを繋げることで、より具体的な説明を著者に”させる”ことである。
この簡単なルールがすべてです。後は実践で練習を重ねれば良い。
同意表現を可能な限り探し、それを基にして、傍線部をより具体的に表現することが出来れば良く、採点者はそこを見ているのである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成27年度もまもなく終了。次年度に向けて、大学入試の動向などについて。

2016-03-28 | 大学受験
 中央教育審議会の専門部会が、大学入試改革について、最終報告書を提出した。

センター試験にかわる大学入学希望者学力評価テスト(仮称)に関して
1.国語、数学で記述式を導入する。
2.年複数回の試験実施は当面見送る。
3.実施時期は、学校行事との兼ね合いで弾力的に判断する。

また、高校2年生を対象に実施予定の基礎学力テストで、CBT利用も検討することとなった。
CBTはパソコン等で行うテストで、自動採点等が可能となる。(イメージとしてはIPAのITパスポート試験が適当か。)問題を広く収集し、学校毎に問題は異なってもレベルはほぼ同一の試験問題をセンターが作成し、個々の学校が都合の良い日に実施するという形式になるのではなかろうか。

必然的に、現行の推薦、AO入試も2020年までは今まで通り実施されることとなる。その際、国公立の推薦AO入試による入学者は最大定員の30%以内である。

記述式の採点をどうするかが懸案事項で、AI(人工知能)利用も視野に入れることとなった。

また、推薦入試、AO入試で学力を何らかの形で担保する必要のあることが確認された。

                                        以上



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする