4月21日(火)
脳トレーニングの日、体操の日、デイサービスの日、
いつも仲間の方達と嬉しそうに、時には自宅で昼食を作って
集まったり、今まで元気だった母が、
このところの新型コロナウィルス騒ぎのせいで、
電車に乗ってお買い物にも行けないし、
誰とも会えず、暇でつまらない、つまらないと言い出した。
今まで、忙しくても「安否確認」の電話で
お互いの報告をしていれば安心だったのに、
これではいけないと、週に2~3日一緒に食事をしたり、
お散歩にも付き合わないとかわいそうで・・・
ということで、我が家から歩いて約30分、
母の家から10分、片倉城跡に3人でお散歩に出かけた。



入り口を入るとすぐ左手に池があり、いろいろな鳥も来るらしい。

公園のあちこちに彫像が飾られていて、一つ一つ眺めるのも面白い。

先日バイモがいっぱい咲いていた所にはホウチャクソウ(ユリ科)

そして美しい経4cmほどのイチリンソウ(キンポウゲ科)もあちこちに


イチリンソウより少し小さいが、茎葉の間から普通2本の柄を出し、
1,5~2,5cmの白花を付けるニリンソウ(キンポウゲ科)も
たくさん見られた。
ただし、二輪草と言われるが
1個、または3個の花を付けることもあるらしい。
二の丸跡を目指して登り始めると

明るく開けた斜面にチゴユリ(ユリ科)がたった2輪だけ咲いていた。
和名は稚児ユリでその姿が小さく可愛らしい所から名付けられたらしい。

斜面の奥の方にエビネ(ラン科)も見える

前回、3月の22日に来た時はまだ桜が3分咲きだったのに、
全て散り、人もほとんどいなかった。



ツツジが5~6分咲き、ここから下り道。
と言っても、幾つもの道があるので、
毎回違った風景が楽しめるが、
今日は左下の谷の方に華やかな黄色の絨毯が広がっていた。

かなり広範囲に可愛い花達の群落が見られ、
母をそこに残し、ワクワクしながら下って行くと・・・・


ヤマブキソウ(ケシ科)
わぁ!ラッキー


夫は違う道を通ったので見られなかったらしい。

夫のお薦め、西洋シャクナゲを愛で・・・

来た道を戻り始めると、子供達が池の周りを網を持ってグルグルと
行ったり来たりしながら、オタマジャクシを採っていた。
ふっと思い出した。
40年以上も前、
この池でたくさんの子供達がこうして遊んでいたことを。
あの頃は歩道もそのままの山道だったのに、
美しい公園に整備され、明るくはなったが
何となく「城跡」という雰囲気はなくなったような気がする。
そして、池の周りの湿り気のある所に小さな花が・・・

ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)

そして、亀さんの池の傍にサギゴケ。
ムラサキサギゴケの一品種で、白い花を付けるそうだ。
この花を見たのは初めてで、とっても嬉しかった。
また、近い内にお散歩に来よう。