風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

旧日光街道を歩く⑦、北春日部駅から東武動物公園駅、2022.3.3、そして水平社宣言

2022年03月05日 | ウォーキング

大落古利根川と農村風景

寒い日々が続いていて、2ヶ月振りのウォーキングでした。暖かく、最後はTシャツ1枚でした。
北春日部駅(東武伊勢崎線)              北緯36度線モニュメント(杉戸町)
  
香取神社                      天然寺・浄土宗
 
稲荷神社                      九品寺・曹洞宗
 
  
諏訪神社                      香取神社 
 
馬頭院・真言宗智山派
  
1270年代の石塔婆
  
八幡神社                      通りで
  
万福寺                       神明神社
   
杉戸宿                       香取神社
  
延命院・真言宗豊山派
 
 
来迎院・真言宗豊山派                
 
杉戸宿高札場                    杉戸教会
  
近津神社                      
 
杉戸町観光案内所                  東福寺・真言宗豊山派
 
東福寺・本堂内                   神明神社
  
昭和22年のカスリン台風時の氾濫           東武動物公園駅
 
久し振りのウォーキング、歩いた時間・距離は短かったのですが、少し疲れました。途中何度も少しの休憩をしました。
ジムの運動も良いのですが、やはり実際の歩きの方がはるかに良いです。
春日部を過ぎると、民家は多いのですが、田んぼや畑の田園地帯です。旧日光街道と言いますが、ほとんどが国道4号線
の大幹道のバイパスのような単調で大雑把な風景が続きます。大きな寺社や古街道の雰囲気はありません。
 農村地帯なので、花々もあるのかと思ったのですが、5ミリほどの小さな花がほとんどでした。

                                            【終わり】
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 この日、3月3日は、水平社宣言が発せられた日、今年は100年の節目(1922年)の日だそうです。
以下は、【番外編】です。
部落問題資料室より引用
綱領
一、特殊部落民は部落民自身の行動によって絶対の解放を期す
一、吾々特殊部落民は絶対に経済の自由と職業の自由を社会に要求し以て獲得を期す
一、吾等は人間性の原理に覚醒し人類最高の完成に向って突進す
宣言
 全國に散在する吾が特殊部落民よ團結せよ。
 長い間虐められて來た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々とによってなされた吾等の爲めの
運動が、何等の有難い効果を齎らさなかった事實は、夫等のすべてが吾々によって、又他の人々によって毎に人
間を冒涜されてゐた罰であったのだ。そしてこれ等の人間を勦るかの如き運動は、かえって多くの兄弟を堕落さ
せた事を想へば、此際吾等の中より人間を尊敬する事によって自ら解放せんとする者の集團運動を起せるは、寧
ろ必然である。
 兄弟よ、吾々の祖先は自由、平等の渇仰者であり、實行者であった。陋劣なる階級政策の犠牲者であり男らし
き産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂
く代價として、暖い人間の心臓を引裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪はれの夜の惡夢のう
ちにも、なほ誇り得る人間の血は、涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にかわら
うとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が來たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が
來たのだ。
 吾々がエタである事を誇り得る時が來たのだ。
 吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならなぬ。そうし
て人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間を勦る事が何んであるかをよく知ってゐる吾々は、心から人生の
熱と光を願求禮讃するものである。
 水平社は、かくして生れた。
 人の世に熱あれ、人間に光りあれ。
大正十一年三月三日     全國水平社創立大會
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 この宣言に私が初めて触れた時の経緯はすっかり忘れましたが、約50年前で私がまだ20歳代でした。「吾々がエタ
である事を誇り得る時が來たのだ。」まで読んだ時、胸の高鳴りを覚え目頭が熱くなったことははっきり覚えています。
 1960年代後半、"ブラックパワー運動"が「ブラックイズビューティフル」と言った時もそうでした。自分たちが忌み
嫌う言葉を堂々と”誇り”だと語り、「人の世に熱あれ、人間に光りあれ。」は、今なお私達を励まし、「私達の今の自らの
有り様を問う」ていると私は思うのです。                            【終わり】


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