風そよぐ部屋

ウォーキングと映画の無味感想ノート

百万円と苦虫女

2008年08月02日 | 映画

2008/8/1 ユナイテッド・シネマ浦和[浦和パルコ]

ただ蒼井優のためだけに作られた映画って感じ。
蒼井優は、美人ではない、ナイスバディでもない、どころか貧弱な体だ。
そんな彼女が2時間観客を引きつけるのだから不思議だ。
監督原作は、タナダユキ。
だが、残念ながらB級の映画だ。
後半まで映画はテンポ良く順調に進む、
だが、森山未来の恋人が登場するや、一挙に間延び・駄作となってう。

普通以下の21歳の鈴子はひょんなことから「前科者」となる。
鈴子は「自分探しではない、世間の前科者と見られる煩わしさを逃れるため」転々とする。
100万円貯まれば引っ越しできると言うが、アルバイトで100万円貯めるのは簡単ではない。
まっ、そんな細かいことはどうでも良いことで、気にしてはだめ。
百万円貯まる頃には周囲との人間関係も濃厚になってしまって、
どうしても過去のことが話題になってしまっていられなくなってしまう。
まっ、一種のロードムービーではある。
鈴子は、恋人中島と分かれて再び旅に出るが、
その最後が珠玉であって、
「来るわけないか」と言って一瞬見せるその鈴子の表情を見るだけでも
この映画を一見する価値がある、とは蒼井優のほめすぎだろうか。

このシーンの後なのだが。

鈴子は初めて実家をでるときカーテンを自分で作り、それをずっと持っていく。
作者のタナダはこのカーテンに何か特別な意味を持たせたのだろうか?

チケット売り場で、シニアです、と言ったら、
今日は一日で映画デーなので皆様1000円です。
夏休みでもあり、14時の開始だったが結構混んでいた。
ほとんどが若い女性だった。
シリアスな映画では決してなく、喜劇っぽいところもたくさんあるのだが、
場内は笑い声は全く起こらなかった。
肩を張らずもっとのんびりしてよ、ってかんじ。
セックスシーンが無いのはよい。
時々、ワンシーンがゆっくり流れる。
とりたてて意味あるとは思えないのだが、
のんびりする時間の流れを感じさせる。



時には、こういう、他愛ない映画も良いものである。
浦和駅東口が再開発され浦和パルコができた。
その6、7階に新しいシネコン=浦和ユナイテッドができた。
これで、埼玉県南には新都心・浦和・川口と三つのシネコンができた。


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