マッシーパパの遠吠え

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伝家の宝刀”連立離脱”の切れ味の軍配は?鳩山に致命傷を与えた社民刀と郵政法案にも抜けなかった国民新刀

2010-06-11 21:13:12 | Weblog

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世に「伝家の宝刀」という言葉がある。意味は「その家に代々伝わる宝刀」だが、転じて「ここぞと言う時にのみ用いる、奥の手的なもの」を表す。

この言葉、政治用語にもよく使われるのだが、たとえば、総理の「伝家の宝刀」といえば、その職を辞して解散・総選挙をすること。

それも、総理が自ら辞めるといわない限り、傍から辞めさすのは至難の技。しかも、現職議員の生殺与奪(せいさつよだつ)の権を握っているだけに、その切れ味のすごさは尋常でない。

但し、「宝刀」の切れ味を決めるのはそのタイミング、誤れば名刀もなまくら同然に切れ味が鈍る

その好例が前政権の麻生氏で、抜くと見せてなかなか抜かず、ご案内のとおり、結局、追い込まれて解散。肝心の総選挙も惨敗し、自民党を文字通りぶっ潰してしまったのは記憶に新しいところである。

一方、抜くはずのない宝刀を、突然、それも絶妙のタイミングで抜いて、支持率をV次回復させたのがご案内のとおりの鳩山御仁。

いかにタイミングが大事かよくわかっていただけたと思う。

そして今ひとつ、宝刀はキャスティングボートを握る連立与党にも存在する。いわゆる、「連立離脱」という刀だが、形は小さいのだが、それでいて結構、切れ味は鋭いのである。

ただ、こちらは総理の大剣と違い、一度使ってしまえば刃こぼれがひどくて二度と使えなくなる代物ではあるのだが

そう、皆さんもご存知ですよね。あの社民党の福島党首が鳩山首相の「少なくとも県外」の口車に乗せられて、辺野古案に反対。連立を取るか日米合意をとるかと迫って、ついに「連立離脱」の宝刀を抜きましたよね。

でも、見事に政権に痛手を負わせたはずなのだが、敵もさるもの、切ったはずが相打ち、それも深手を負ったのは逆。相手は皮を切られた程度でピンピン。支持率はⅤ字回復で、ひょっとすれば単独政権も可かという目下の勢い。

一方、こちらはというと、沖縄、徳之島の支持は上がったかもしれないが、民主の参院選協力は得られず下手打つと存続にもかかわる大ピンチ。

せっかく彼女の期待した「主義主張に殉じた潔い党首」のイメージも線香花火。むしろ、厄介者払いができたと相手を喜ばせたのが関の山となってしまった。

ところで連立といえば、もう一方の相手、国民新党の亀さんも連立離脱の宝刀をよくちらつかせますよね。

でもこの御仁のやり方は瑞穂さんとまったく違う。彼は主義主張などはじめから持ち合わせていない。

あえて言えば、「機を見て敏」が彼の信条。つまり、彼に政策など不要で、何が彼にとって、あるいは党にとって都合がいいかがメルクマール(判断指標)。

だからこそ、伝家の宝刀も「ここぞと言う時」に使うというよりのべつ幕なし。マッシーパパの知るだけでも、外国人参政権、夫婦別姓、そして、今回の郵政見直し法案等々。

ただし、「抜くぞ抜くぞ」と思わせぶりな態度を見せても絶対に抜かない。彼はリアリストでもあるから、民主を本気に怒らせては元も子もないことを重々承知している。

しかも、瑞穂さんと違うところは役者が数段も上。その勢いと迫真の演技が違うのである。

それに、郵政法案だって、誰が考えてもなぜ、今国会で急ぐのか意味不明。

民主が選挙後の臨時国会で法案通過させると約束しているのだし、もし、今国会で無理を通せば強行採決しかなく、かえって、有権者の票は逃げていくだけ。

勿論、参院選で与党が惨敗すればその限りでないのだが、だからといって、今、離脱すれば、なおのこと泡沫野党になって、永遠にこの法案の芽はないだろう。

ましてや、支持率V回復で、攻守ところが変わってしまった以上、宝刀を抜きたくても、錆びてしまって、使い物にならないのだ。

だからこそ、宝刀の代わりに拳もをあげたが、今度は上げたこぶしが下ろせない。そこで、「男の美学」とか何とか、体面つけて大臣を辞任せざるを得なかった。ハイ、これが真相。

その証拠に、自分の後任に自党の自見幹事長をもぐりこませ、おまけに参院選後に法案を通す保証を取り付けたでしょ。

ま~、この辺がしたたかといえばしたたか。でも、これって何か変?

いや、これこそが少数政党の本当の宝刀の使い方なのかも・・。まさに、弱い侍ほど、刀を振り下ろさずに、「ヤッ!」「トー」と声だけうるさいじゃん・・。

ともあれ、瑞穂さんも亀さんもキャンキャンうるさく言うから、余計、民主も聞きたくなく、支持率の高いうち、選挙を少しでも早くして、過半数を取りたいとあせっているのと違うだろうか?

その意味ではむしろ、本当に国民新刀を抜いてもらって、選挙もともにドボンという選択肢もあったかと思うとちょっと惜しい気もしますけど・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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