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世相を反映し、話題になった言葉に贈られる「2009ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表された。
「読売」記事には「年間大賞が『政権交代』、トップテンにも、『事業仕分け』や『脱官僚』が入るなど、政治用語が目立った」とある(http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091201-OYT1T00911.htm)。
なるほど、「政治用語が目立った」と態々、記事にするところを見れば、言外に選定基準の「世相を映し、多くの人の話題に上った」に異論を挟んでいるとも見うけられる。
ま~、確かに、日本の国民がそれほど政治好きとも思われないし、どちらかといえば、生活や経済関連の方に関心が高いのでないだろうか?
それがどうしてそうなるのか? 実は選定方法の怪しさは、このブログでも、「さすが、教養ある福田御仁、流行語大賞に歌を詠んで辞退する奥ゆかしさ!?(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/2bb4610539707b7f27ff64cdb88abe4c)」で昨年、触れている。
そして、審査員の楽屋裏を語った、「大賞は人で選ばれ、ワイドショーやマスコミで話題になる人が優先。そして、選んだ結果、どれだけ露出してくれるかが逆に大賞の権威を高めてくれる」、に真相があると書いた。
まさに、ワイドショー、マスコミで話題となったとくれば今年はなによりも選挙。連日、「政権交代」が取上げられ、現在も、鳩山政権による「戦後行政の大掃除」ショーが進行中である。
となれば、上記政治用語が年間大賞やトップテンに選ばれてもおかしくないのかも・・。
そこで、思いついたのだが、選挙と流行語大賞の相関関係を科学してみました・・。
①先ず、05年の「郵政選挙(44回衆院選)」には確かに年間大賞が、『小泉劇場』、そして、トップテンにも、『刺客』や『クールビズ』が入っている。全く、今回の様相とそっくりの展開。
②次に07年のねじれ国会を生んだ第21回参院選の年には年間大賞が、東国原知事の『どげんかせんといかん』、そして、トップテンが、舛添氏の『消えた年金』。
③以下、03年の第43回衆院選の年の年間大賞が野中広務氏の『毒まんじゅう』と北川正恭氏の「マニフェスト」が揃って受賞(トップテン入賞なし)
④01年の第19回参院選の年の年間大賞が小泉首相の『米百俵』、トップテンも、『塩じい』と『抵抗勢力』。
⑤04年の第20回参院選は年間大賞はなく、トップテンが『サプライズ』と『中二階』。
⑥00年の第42回衆院選も年間大賞はなく、トップテンが『「官」対「民」。
⑦そして、選挙のなかった08年、06年、02年はいずれも年間大賞がなく、トップテンが中川一郎の『埋蔵金』と福田総理の『あなたと違うんです』(以上08年)。『ムネオハウス』(02年)、該当なし(06年)である。
なるほど、これを見る限り、選挙の年ほど、なかんずく、エポックメーキングな選挙ほど政治用語が大賞に選ばれていることが分かる。
つまり、選挙と流行語に相関関係が見られるゆえに、「読売」が政治用語がやけに多いと感心したわけであろう。
ともあれ、政治に国民の関心が集まるのは結構なことであるが、不思議なのはユーキャンが最も来てほしかった『政権交代』の受賞者である鳩山首相と、『授業仕分け』チームがともに欠席したこと。
しかも、鳩山首相など同じころ、この受賞会場から500mも離れていないところで、映画「おとうと」(吉永小百合主、山田洋二監督)の完成披露試写会にハプニング登場していたという。
ま、鳩山氏ならずともドッチを選ぶといわれれば吉永小百合になるのは仕方ないのだが、そこはマスコミ、
「よほど政権交代が流行語になるのを嫌っていたのか」、「鳩山首相”政権交代”大賞も”流行”回避」と揶揄している(スポーツ報知)・・。
ま、「政権交代」も「事業仕分け」も結構だが、「脱官僚」もお忘れなくといっておきたい・・。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪
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