マッシーパパの遠吠え

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「NHKの背後に中共がいるのか」と台湾人がいぶかるほどの超偏向番組とは!?

2009-04-30 11:19:24 | Weblog

NHK総合テレビが4月5日に放送した「NHKスペシャル JAPANデビュー第1回『アジアの“一等国”』」に、「内容が偏向している」として、批判が湧き起こっている。

まず、日台交流を進める民間団体「日本李登輝友の会」は、同番組を検証する公開討論会の開催を求める要請書をNHK会長あてに提出。又、問題を重く見た、自民党の議員連盟「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」も、同様に番組内容の「台湾で神社参拝を強制して、道教を禁止した」など13項目にわたり質問状を発送したという。

あいにく、マッシーパパはこの放送をみていないのだが、日曜日の「たかじんのそこまで言って委員会」で三宅久之氏が激怒しているのをみて、ネットで検索して知ったわけ。ま~、知れば知るほど、怒りがこみ上げてきて、三宅氏の気持ちが理解できたという次第です。

一般に、日本人は、日本が戦前、殖民統治した韓国と台湾でその評価が異なると理解している。かたやは、無理やり日本に併合され女も男も旧日本軍に蹂躙されたと忌み嫌っている。又、かたやは「皇民化運動」で日本文化を強制されたが反面、日本人同様に教育してもらい、台湾のインフラを強化してくれたことに、感謝もしていると言う具合に・・。

それが、今回、全くこれまでの通説を全面否定し、台湾人にとって日本統治は、差別と偏見の何者でもなかったといわんばかりに仕立てあげられたのだ。

そのへんの詳細は、時間があれば「チャンネル桜」の動画『どうしたNHK?!「JAPANデビュー」問題と日台関係(http://www.nicovideo.jp/watch/sm6832808) 』をみていただきたいのだが、そうも行かない人のために、かいつまんでまとめてみたい。

即ち、冒頭の「日本李登輝友の会」も「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」も共通して問題にしているのは主に次の4点。

台湾統治の評価としては、後藤新平の台湾総督府民生長官としての業績を無視、台湾人への差別と弾圧のみ強調している。

日清戦争に日本が勝利、中国から台湾を割譲されたが、その際、原住民平定のために日本軍が戦ったのを、さも、日本が台湾に戦争を仕掛けたように、「日台戦争」と定義つけている。

「漢民族としての伝統や誇りをもつ台湾人」「当時、台湾には500万人もの漢民族がいた」など、台湾人を「漢民族」と強調したがる。真実はむしろ、清朝が台湾を「化外(けがい:統治の及ばない所)」と呼んでいたほど、漢民族と程遠い原住民中心の島だった。

皇民化政策を進めるため、日本語や日本名を強制。又、教育にも差別をつけていたとマイナス面のみを強調している等々。

特に、の問題では統治時代の台湾人を大挙、登場させ、差別と強制の数々を語らせているのだが、それがなんと、彼らが語ったうちの、批判部分のみつまみ取り編集だったというのである。

実際、その彼らがチャンネル桜のインタビューに出てくるのだが、全員が、「(日本の統治の)いいことも悪いことも言ったがTVに取り上げられたのは悪い面だけ」、「特に、烏山頭ダムや灌漑(かんがい)用水路の建設を指揮した八田與一氏には今も台湾人が感謝しているといったのに取り上げられなかった」と証言している。

ことに、番組の中心的人物・柯(か)徳三氏にいたっては、この番組の偏向振りに唖然、NHKの担当者から電話があったときに、「NHKの背後には中共がいるのか」と聞いたぐらいだとか。それほど、自ら台湾人と名乗る人々には異常に感じられたのだろう。

一方、NHK側は、いずれの抗議にも、取材に誤りはなく、番組の意図になんら偏向はないと言う。そして、その根拠として、「半世紀におよぶ統治がどのように変遷していったのか。2万6千冊におよぶ『台湾総督府文書』、近年発見されたフィルム、欧米に埋もれていた文書などを手がかりに構成した」と弁明している。

だが、これも、チャンネル桜に出演した黄文男氏が、あんな厄介な文書を2万6千冊読んだというのは真っ赤な嘘と看破。そして、現地調査の結果分かったのだが、NHKから出演者に、「TVを見た人は皆評価しています」と問題がおきていることを隠していたという。いや一部には出演者に隠ぺい工作まで仕掛けたとも・・。

ともあれ、ここまで、露骨に偏向報道するようでは、もはやNHKの体質に問題があるといっても過言でないのでは・・。

というのはご記憶のある方もいられると思うが、05年1月にもNHKの従軍慰安婦の犯罪責任を問う番組で偏向問題が明るみになったことがある。ただ、このときは、むしろ事件としては、安倍晋三、中川昭一氏の番組への政治介入があったかどうかで話題が先行してしまったために、問題の本質が遺憾ながらぼけてしまった。

だが、本質は今回と全く同じで、へたすれば、「昭和天皇が女性国際戦犯法廷で”強姦”の罪で有罪にされた」部分がそのまま放送されていた恐れもあったのだ。つまり、国民の公器であるNHKが、日本のシンボルを貶める放送を平気でするという報道姿勢こそ問題にされるべきであったのを「政治圧力」でウヤムヤにしてしまったのだ。

いわば、NHK内部には左に偏った、ある意図を持って視聴者を教育しようとする輩(やから)が存在するということである。

ともかくも許せないのは、NHKが国民から視聴料を取っておきながら、今回のように、左に偏向した番組を垂れ流すこと。これではいずれ誰も視聴料を払ってでもみたいというものがなくなるだろう。

ぜひ、与野党一致して、国会にこの番組を作った関係者を参考人招致してなぜこのような事態に至ったのか、徹底解明してほしいものである。

もし、うやむやに済まされれば、又、第二第三の偏向番組が出現し、彼らの邪悪な意図の下に、視聴者が偏向教育されるハメにもなりかねないだろう。マッシーパパはそのことを大いに心配するのだ・・。

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